産後うつになってしまったら?症状を知り適切な対処を取ろう

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2018/11/05

気持ちの落ち込み、やる気の減退、睡眠障害などはうつ病の代表的な症状ですが、産後のママがこのような状態に陥ることを産後うつと言います。

産後うつは医学的にうつ病の1カテゴリーと考えられています。どうして出産の後女性はうつ状態になってしまうのでしょうか。

赤ちゃんや家族のためにも原因を理解して、症状に対する適切な対処法を取りましょう。長引かせてはいけません。

産後のストレスがうつの原因になります

赤ちゃんが生まれると2~3時間起きの授乳が深夜まで続き、夜泣きで起こされたり充分な休息をとることが難しくなります。

このような身体的精神的ストレスから脳が疲労して前向き思考ができなくなると、産後うつになったと言えます。

うつ病の原因は日常生活上に起こるストレスと考えられています。ですので、産後うつの原因は産後育児ストレスなのです。

産後うつの主な症状

うつ状態になってしまったら、悪化しないためにも早めの対応が重要になります。産後うつの症状をピックアップしてみます。

  • 訳もなくイライラする
  • 理由も分からず涙が出る
  • 眠ろうとしても寝られない
  • 不安や絶望を感じて明るいことが考えられない
  • 食欲が全くない、あるいは過食してしまう
  • 用事に手間取るようになる
  • 頭痛、息切れ、倦怠感がひどい
  • 赤ちゃんがかわいいと思えない
  • 旦那にきつい事を言ってしまう

これはそのまま産後うつのセルフチェック表でもあります。これらの項目の中で当てはまるものが多いほど、産後うつに陥っている可能性が高くなります。

今の自分を振り返って、イライラが溜まっていないか、夜眠れているかなど確認して下さい。もし思い当たるところがあれば、医師に相談する必要があります。

旦那との人間関係がうつを引き起こすことも

産後クライシスという言葉があります。出産をきっかけに家庭崩壊に向かいそれが離婚の原因になったりするものです。

これは、出産を通して夫婦の人間関係がうまくいかなくなることで起こります。特に旦那がストレスになってしまうと事態は深刻です。

赤ちゃんを抱えるママが旦那に対して持つストレスの例です

  • 育児が他人事
  • 身体が辛いのに労わってくれない
  • 家事が出来ていないのを責められる
  • 身の回りのことが1人で出来ない
  • 子どもをかわいがってくれない

男性は子育てに疎い物で、ママの大変さや辛さ、まして出産を経てストレスを溜めていることになかなか気づきません。

このようなパパの無神経とも取れる態度が、ママを追い詰めて精神的に圧迫し産後うつの原因となってしまうのです。

産後うつは出産直後から始まることも

赤ちゃんを産んで直後からママの体はホルモンのバランスが大きく変化します。それまで妊娠継続のために分泌されていた黄体ホルモンが必要なくなるからです。

この影響を受けて一時的に精神が不安定になる方もありますね。大体産後5日目から、1カ月ごろまで続きます。これをマタニティブルーと言います。

体の変化による精神の影響に始まり、子育てに対する不安やプレッシャーなどが重なって気持ちが混乱してしまう状態です。

マタニティブルーはホルモンの安定や育児への慣れを通して徐々に改善されていきますが、中には乗り越えられずうつを併発してしまう場合もあるのです。

産後1カ月以上たっても気持ちの落ち込みや不安感が無くならない、むしろどんどんひどくなっていくと、それはもう産後うつと言えるかもしれません。

産後うつに対処するには信頼できる相談相手を探す事

うつ病の対処法として、抗うつ剤の処方があります。しかし授乳中のママは薬を服用することができません。

そのため、服薬以外の方法で産後うつに対処しなくてはならないですね。一番いいのはどんなことでもいいので話を聞いてくれる人を探す事です。

出産をした病院の先生などがいいです。1カ月健診の時、身体面だけでなく精神面の問診をされることがあります。

子育てに不安を抱えていないか、育児を楽しんでいられるかなど質問されます。心に抱えていることをこの時聞いてもらいましょう。

また同じく産後1カ月ごろ、地域担当の保健師さんの家庭訪問があります。赤ちゃんの発育具合を見るためのものですが、ママのケアも目的としています。

実際にこの保健師訪問でうつを抜け出せたという新米ママも多いのです。保健師さんは育児の専門家でもありますから、不安なことはどんどん話すといいですよ。

あまりにも重症な場合は抗うつ剤を使用

うつ状態が産後1年近く続くと、かなり重篤だと言えますね。このままうつ病に移行してしまうと、治療に更に時間がかかることも。

ひどいイライラやマイナス思考から抜け出せない期間が続いたら、精神科の力を借りることも必要になります。

産婦人科の先生に紹介状を書いてもらい、精神科や心療内科の先生を受診しましょう。軽めの安定剤には授乳に影響しない物もありますから安心です。

充分な休養を取る事が先決!

相談できる人を見つけたり、薬を利用することで産後うつの症状は寛解して行きます。でももっとも手軽な方法はやはり休息することですね。

「赤ちゃんが居るのに休む暇なんてない!」これがママの本音でしょう。でも、一時的に赤ちゃんを見てくれるところは案外たくさんあります。

実家が近い方はここぞとばかりにおばあちゃんに預けましょう。育児は1人でする物ではありません。孫が生まれた以上おばあちゃんは子育ての大切なクルーです。

また、保育園の一時預かりや児童養護施設のトワイライトステイなどを利用する方法もあります。

児童養護施設と言うと、虐待された子どもが預けられるところというイメージが強いですが、実態は仕事や用事で子どもが見られないママの受け皿なのです。

こうした社会的資源をうまく使いながら、ママの体を心をリフレッシュさせてください。全部1人でしょいこんではいけませんよ。

完璧なお母さんなどどこにも居ません。そして、赤ちゃんを預けて遊んでいるからと言って育児を怠けていることにはなりません。

ママは休むのも仕事のうちです。うつ気分がすっきりできるまで遠慮なく休む態勢を取れるよう、自治体などの施策を調べてみてください。

完璧主義にならないで!育児を楽しんでうつを予防しましょう

うつ病とは真面目で完璧主義な人ほどなりやすいと言われています。産後うつにも同じことが言えますね。

子育てについて真面目過ぎるくらい一生懸命考えていて、赤ちゃんのお世話を完璧に1人でこなさないといけないと思う人ほどストレスを溜めてしまうのです。

育児は楽しいと感じられることが理想です。イライラを感じたり心が苦しくなったら、遠慮なく人に預かってもらってください。

ママが元気になれば、また笑顔で赤ちゃんに会えます。暗い気持ちになる自分を責めないでくださいね。上手にストレス解消して行きましょう。

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