気になるプレ幼稚園のメリット3つとデメリット2つ!

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2017/06/30

プレ幼稚園に通っている子供

慣らし保育としての役割を持つプレ保育ですが、実際に通わせることによるメリットやデメリットについて知っておく必要があります。

どちらに重きをおくかをしっかりと見極めて、通うかどうかを決めてあげましょう。

プレ保育に通うメリット3つ

  • 子どもも親も幼稚園に慣れることができる
  • 幼稚園に優先的に入園できる場合が多い
  • 実際に入園する幼稚園を決める際の参考になる

ひとつずつ見ていきましょう。

1.子供も親も幼稚園に慣れることができる

今までの説明の中でも触れてきましたが、何と言ってもまだ体験したことのない幼稚園での生活・保育に接し、早めに慣れることが出来るのがプレ保育の最大のメリットと言っても良いでしょう。集団生活を初めて経験する子も多いはずです。

それまで生活の大半を占めていた親子の関係から、家族以外の大人や同年代の仲間と過ごす時間を持つように少しずつ変化していくのです。親子とは違う関係を子どもなりに早いうちから築き、友だちとの協調性などを感じることもあるでしょう。

そしてさらに重要なのは「ママも幼稚園生活に慣れることが出来る」ということです。

子どもが週に5日幼稚園に通うようになると、毎朝決まった時間に登園の支度をさせて子どもを送り出す生活が始まります。持ち物や制服、体操着などの準備を整えたり、早起きをしてお弁当を詰めたり、園の行事予定に合わせて自分も幼稚園に行くこともあります。

子どもが幼稚園に慣れることが大変なように、ママたちも大きく変化する生活習慣に慣れる必要があるのです。特に1人目の育児をしているママは、実際に子どもを幼稚園に通わせるまでその生活のイメージをするのが難しいかもしれません。

そんなママたちも、プレ保育に子どもを通わせることによって園での生活や行事を知ることができます。先生とも顔見知りになることができますし、困ったことや相談したいことを入園前の早い時期から尋ねることもできます。

入園準備に向けての情報収集をする意味でも、プレ保育は大きな役割を果たすでしょう。

2.幼稚園に優先的に入園できる場合が多い

プレ保育に通っていると、いざ願書を提出し入園をする時に優先的に入れてもらえる可能性が高まります。

幼稚園にもよりますが、兄弟姉妹が同じ幼稚園に通っている場合や幼稚園の指定する地域に居住している場合、そしてプレ保育に通っている場合など条件付きで優先枠を設けていることが多いからです。

特に募集人数に対してより多くの入園希望者が来てしまうことの多い園では、プレに入ることを入園の条件にしているところもあります。

ただし注意しなければならないのは、必ずしもプレ保育に通っているからといって絶対に優先される訳ではないということです。プレに通い続けていても、通っていない人たちと平等に願書を配る方針の園も中にはあります。

また願書提出時の面接などで選考基準を満たさなければ入れない園もあります。プレ保育の運営が幼稚園によってさまざまなように、入園時のプレの位置付けも幼稚園によって変わります。

またそれほど希望者の多くない幼稚園だったのに、近くに大きなマンションが出来て突然人数が増えるというようなこともあります。

私の幼稚園でも、ある年度で突然爆発的に人数が増えたことがあります。その年はただ園生活に慣れる目的でゆっくりプレに通っていた子が、途中から人数がどんどん増えて、最終的に激戦になり入園ギリギリセーフだったというママの話を聞いたことがあります。

どちらにしても、プレ保育に通うことによって本入園が不利になることは基本的にありません。入りたい幼稚園があるママは、プレ保育に通うことが入園への第一歩になるということは覚えておいた方が良いでしょう。

3.実際に入園する幼稚園を決める際の参考になる

プレ保育に通うと、その幼稚園の様子や方針がとてもよく見えてきます。先生たちの様子も分かりますし、自分と同じようにその幼稚園に興味のある他の親子との出会いもたくさんあります。

「勉強熱心な幼稚園」、「のびのびしている幼稚園」、良く聞く言葉ですが、具体的にどのように勉強熱心なのか、のびのびしているのかは幼稚園によって全く異なります。それは実際に目で見たり、幼稚園に行って雰囲気を感じてみないと分からない部分です。

また細かいことですが、保護者が幼稚園に行く頻度や、役員や係の仕事は大変なのか、お弁当は週何回かなど、ママによって気になることはさまざまですし、入園の決め手になることがらもいろいろあるでしょう。

それらを知った上で本当にその幼稚園が良いのか、自分の子どもの個性に合っているかなどをゆっくり判断することが可能です。他のママ友たちと幼稚園の情報交換をしたり、子ども同士が仲良くなったりして心強く感じることもあるでしょう。

園によっては禁止しているところもありますが、プレ保育を掛け持ちしているママもいます。2つから3つほどの幼稚園のプレ保育を経験し、その上で最終的に合う幼稚園を判断するのです。

プレに通わなければ先輩ママの経験談や口コミ、ホームページの情報などだけで幼稚園を決めなければなりません。個別見学に行ったとしても、未就学児クラスに1年間通った場合に比べたら情報量は格段に少ないでしょう。

自分たちに合った幼稚園を見つけるため、他の園と比較をして選定するために必要な情報を集める方法として、プレに通うことが出来るという訳です。

プレ保育のデメリット2つ

  • お金がかかる
  • プレに通うことが精神的に負担になる場合がある

デメリットが許容範囲かどうか見極めてくださいね。

1.お金がかかる

プレ保育は、たいていの場合月謝を払って通うことになるのでその分の出費を家計の中で考えていく必要があります。

良心的な値段の園ならあまり負担にならないかもしれませんが、毎月数万円単位のお金がかかるようなら家計への影響は大きくなるでしょう。

また、そのような高いお金を払うならもっと他にやらせたい習い事があるなど、家庭によって考え方はさまざまです。

プレ保育は義務ではないので、家庭でよく話し合い自分たちに合った教育方針を決めていくことが大切です。

また、特に保育料が高額の場合、お住いの市町村で補助金制度が適応される場合もあるようです。気になる方は幼稚園や役所に問い合わせをしてみましょう。

2.プレに通うことが精神的に負担になる場合がある

プレ保育に通うと、良くも悪くも様々な出会いを経験します。子どもたちを見てくれる先生や、同じクラスのママとその子どもたち。その中には必ずしも自分と価値観や気が合う人ばかりがいる訳ではありません。

ママ同士の人間関係を負担に感じることもあるかも知れませんし、先生の対応の仕方に不満を持つような出来事があるかもしれません。

また、同年代の子どもたちをたくさん目にした時、その成長を自分の子どもといろいろ比べてしまって焦りを感じる方もいます。子ども自身もクラスにうまく馴染めなかったり、他の子と同じように出来なかったりしてプレを嫌がったりすることもあります。

そのような煩わしさが苦手でプレ保育には行かないという選択をするママもいるくらいです。せっかくお金を出して通うのですから、そこで得るものよりも辛さの方が大きくなってしまっては続ける意味がありません。

メリットに重きをおくか、デメリットに重きを置くか…

プレ保育に通う場合は、メリットデメリットがそれぞれあるということを理解したうえで、子供が自分の気持ちと上手に付き合うように親として心がけることが大切でしょう。

もちろんそのような精神的負担はプレ保育で終わる訳ではなく、実際に幼稚園に入園してからも多かれ少なかれ経験することになります。

気になる園のプレ幼稚園であれば絶対に行かなければならないなんてことはありません。

人づきあいが苦手なお子さんはちょっと様子を見たり、逆に敢えてプレ保育に通ってゆっくり自分のペースで人間関係を築いていくのもひとつのやり方です。

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