里帰り出産に掛かる費用は?出産・実家・旦那にかかる費用をチェック

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2018/01/29

里帰り出産でどんな費用が必要なのかを考えている妊婦さん

里帰り出産をする場合には、意外と出費がかさむことがあります。交通費や生活費もそうなのですが、健診の費用も必要です。

お腹の赤ちゃんが大きくなって、移動の準備が大変な時期になりますが、急な出費が必要になったときにあわてたくないですよね。

実家で出産をする場合に、どのような費用がかかるのか見て行きましょう。必要な手続きも同時に解説します。

両方の実家へお金を用意しておく

ママの実家とはいえ、赤ちゃんと一緒に長期間滞在することになるのですから、少しお世話代を用意しておくといいでしょう。

パパにお願いして準備して置いてもらうといいですね。

  • 実家にいる間の生活費2~5万円程度
  • お世話になることに対する挨拶金1~3万円程度

結構な出費になってしまいます。里帰り出産が決まったら、夫婦で早めに話し合って、ママの実家にあいさつしておくことが重要です。

中には「遠慮しなくていい」と言って生活費を受け取ってもらえない場合もあります。その時は、自宅に戻ってから贈り物でお礼をするのがいいでしょう。

喜ばれるものです。

  • デパートなどの商品券、ビール券などの金券
  • 旅行
  • カタログギフト

品物だと好みが分かれますが、こうした金券だったら現金よりも抵抗なく受け取ってもらえる傾向が強いようです。

またあまり関係が無いように思われますが、パパの実家にも里帰りすることのあいさつをしておかなくてはなりません。

ママが里帰りすると、ママの家族は毎日赤ちゃんに会えますが、パパの家族はなかなか生まれた子に会えません。

「うちの子なのに…」とおばあちゃんが嫉妬して、嫁姑関係がこじれてしまうこともあるのです。

それを防ぐためにも、里帰りの前に一度パパの両親にも挨拶をして、場合によっては「今後お世話になるので」とあいさつのお金を渡しておくのもいいでしょう。

自宅がパパの実家の近くの場合は、帰宅後にお姑さんに子育てを任せないといけない事も。そういう時に良好な関係を持っておくための手段です。

妊婦健診の費用と出産育児一時金の支払い

妊婦健診や出産に掛かる費用の助成は、自治体によっていろいろと開きがあります。それを調べておかないと、思わぬ出費に困ることも。

よく分からない場合は病院にソーシャルワーカーさんがいる筈なので、相談してみてください。制度についてはエキスパートです。

里帰り先では妊婦健診は実費になります

妊婦健診は、母子手帳の交付を受ける時に、同時に助成のための受診券を交付してもらえることが多いです。

しかしその受診券は、発行した自治体でしか使用できません。なので、早めに里帰りして健診を受ける場合は、実費負担になります。

健診を受ける病院や地域によって異なって来ますが、大体5000円~10000円ほど負担しなくてはならないことが多いようです。

ですがこの検診費用は、一旦支払った後でもう一度お住まいの自治体に余った受診券を持って申請に行けば、その場で現金を払い戻してくれます。

病院によって異なる出産費用の払い方

出産は病気ではないので、保険が効かず入院費用など大きな出費になりますね。それを助けてくれるのが出産育児一時金です。

出産育児一時金
高額になる出産費用を、国が負担する制度。申請要件は健康保険に加入していること。妊婦のケースにもよるが42万円程度の助成を受けることが出来る。

この出産育児一時金は、出産した病院に対して国が直接支払う方式がほとんどです。しかし里帰り先の病院では、この直接支払制度を利用していないこともあります。

その場合筈は40万円前後かかる出産費用を直接病院の窓口で支払いしてから、加入している健康保険に払い戻しを申請します。

これが一番費用の掛かるところなので、里帰り先で入院している病院が直接支払制度を利用していないかどうかを調べておきましょう。

1人暮らしになるパパの生活費を工夫

ママが実家に帰っている間は、パパは1人で過ごさなくてはなりません。そのために、洗濯ものがクリーニング任せになったり外食が多くなったりするでしょう。

対策としてはパパに身の回りのことをある程度出来るようになってもらいたいところ。でも急では難しいですよね。

パパも1人暮らしに備えて、ある程度臨時出費の用意をしておく必要があります。今までママに任せていた町内会費の支払いなどの負担もありますから。

パパが1人になった場合に必要になるお金です。

  • 食費
  • 光熱費の支払い
  • 交際費
  • 消耗品のストック代
  • 臨時費

食費の場合、1日に朝、昼、夜と考えて1000円~2000円を1日分に想定しておくといいでしょう。コンビニでお弁当を買ったり、外食をする場合の費用です。

仕事の付き合いのあるパパには交際費として5000円~20000円をひと月分として渡しておきます。

消耗品はストックしておければ理想ですが、急に必要になってコンビニの割高品を買うことになった場合に、購入費や臨時費として準備しておきましょう。

里帰りの前に、生活費のやりくりのコツなどをノートにメモしてパパに読んでもらっておくと助かります。

この他にも移動の際の交通費や、出産してから同じ病室の人に配るお菓子や挨拶のお金など、里帰り出産には何かと費用が掛かるのです。

パパにも上手にお金のやりくりを覚えてもらって、産後にお金がなくて困る、といった事態を防げるようにしておくといいですね。

お金の渡し方、カードで渡すか現金を預けるか

月々の生活費をママが管理していた場合は、家を空ける約3ヶ月の間のお金をパパに渡してあげないといけないですね。

その際、現金を渡すかカードを預けて必要な分を引き出しもらうかの2種類の方法があります。

現金を渡す場合
具体的な金額が一目で分かるので、やりくりのイメージが湧きやすいメリットがある。半面大金の管理が不安になる点も。
カードを渡す場合
現金よりも安全。しかし、浪費癖のあるパパの場合、際限なく引きだしてしまう心配がある。キャッシュカードを渡す場合は実家から残高照会できるようにしましょう。

どちらがパパに向いているのかによって、お金の渡し方を考えておいてください。現金を渡す方が、「これだけでやりくりしないといけないんだ」と自覚が持てておすすめです。

意外な出費が必要なことも…ある程度の現金は用意して

実家でお産を迎える場合、両親へのあいさつのお金や滞在費などの準備をしておくのがマナーとして優れています。

また出産する地域によって健診や分娩のための実費が必要な場合も出て来るでしょう。里帰り出産が決まったら、まとまった額のお金を準備しておくのが重要です。

実費で支払った分は、自宅に戻ってから払い戻ししてもらえるのでそれほど心配はいりません。でも申請を忘れないように気をつけましょう。

急な出費に対処しきれないという場合は、自宅のある地域で出産すると言うのも1つの方法です。大切なことなので、夫婦でよく話し合って決めてください。

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