位置情報の削除方法。SNSに子供の画像を投稿する場合はチェック!

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2017/09/05

SNSの画像位置情報を確認している女性

スマートフォンから簡単に投稿できるSNSですが、SNSには位置情報を反映する仕組みがあるのをご存知ですか?ひょっとすると、知らず知らずのうちに自分の居場所をみんなに教えているかもしれません。

スマートフォンなどで撮影した写真にも撮影場所を示すデータがついています。自宅で撮影した写真なら、その画像から自宅の場所が分かってしまうのです。

自分や子供の写真・投稿が原因で事件に巻き込まれることもあるので、自宅の場所や自分の居場所をSNS上で公開するのはおすすめできません。

SNSの位置情報を削除したり、SNSに位置情報を反映させないように設定する方法をご紹介します。子供の写真をよく投稿しているというパパ・ママはぜひ知っておいてくださいね。

子供の写真を投稿する前に!情報設定の見直し

SNSに投稿する際に気をつけなくてはいけないのは、写真や文章の内容といった、画面ですぐに確認できる部分だけではありません。

スマートフォンで写真を撮影すると、写真には「Exif(イグジフ)」という情報が付加されます。そして、その情報の中には「ジオタグ」と言われる位置情報が含まれます。

Exif(イグジフ)
画像の解像度や撮影時のシャッタースピードなど、写真をプリントするときなどに有効な情報。そのほか撮影日時や、撮影した機器にGPS機能がついていれば位置情報(ジオタグ)も含まれる。
ジオタグ
GPSを内蔵したデジタルカメラやスマートフォンで撮影した写真に付くデータ。撮影場所の緯度・経度が含まれており、その写真がどこで撮影されたかという位置情報を知ることができる。

Exifやジオタグという言葉を聞いたことがなかったという人も多いと思いますが、これらの情報は撮影した写真に記録されています。主要なSNSではこのような写真の情報は自動で削除されますが、設定や投稿の方法によっては位置情報が分かってしまう場合も。

「いい写真が撮れた!」とすぐにSNSに投稿してしまう前に、自分が利用しているSNSでは写真の情報が削除されるのかどうかを知っておく必要があります。

また、投稿する際に位置情報も一緒に公開していないか、それも合わせて確認・見直しをしておきましょう。

SNSやスマートフォン端末での写真情報の設定がどのようになっているのか、改めて確認してみましょう。位置情報の削除方法もご紹介します。

twitter(ツイッター)の確認・削除方法

twitterでは、写真を投稿する際に自動的にExifが削除されるようになっています。そのため、twitter上の写真をダウンロードしても、その写真がどこで撮影されたものかは分からないようになっています。

しかし、twitterには位置情報をツイート(投稿)する機能があります。この機能をONにしていると、せっかく写真の情報が削除されていてもツイートした場所が分かってしまいます。

スマートフォンのアプリ版では細かい設定ができません。パソコンでログインもしくは、スマートフォンでFirefoxやChrome、Safariなどのインターネットブラウザを立ち上げ、そこからtwitterにアクセスし、ログインしてください。

    <位置情報の確認・削除方法>

  1. twitterのホーム画面の上部に、小さい円形に表示されているプロフィール画像をタップまたはクリック
  2. 表示されるメニューから、「設定とプライバシー」を選択
  3. 設定のメニューから、「プライバシーとセキュリティ」を選択
  4. 「プライバシー」の項目にある「ツイートに位置情報を追加する」の右に表示されている四角いボックスのチェックを外す※ここにチェックがあるとツイートに位置情報が追加されます
  5. 過去のツイートの位置情報も削除したい場合は、「ツイートに位置情報を追加する」の下部に表示されている「位置情報をすべて削除」を選択
  6. 削除の最終確認が表示されるので、「はい」を選択

Facebook(フェイスブック)の確認・削除方法

Facebookも写真に付加されているExifを削除してくれるようになっています。また、現在は投稿した場所の位置情報も、投稿の際に「チェックイン」という項目で位置情報を自分で追加するようになっています。

ただ、過去のFacebookのバージョンによっては自動で位置情報が追加されるようになっていたこともあるため、これからの投稿は自分で気をつければいいとしても、過去の投稿には投稿した場所が表示されている場合があります。

過去の投稿で位置情報が追加されていては都合が悪いものや、誤って位置情報をつけてしまったものがあれば、位置情報を削除しておきましょう。

<投稿の位置情報の削除方法>

  1. 位置情報を削除したい投稿を表示する
  2. 投稿の右上に表示されている下向きの矢印を選択
  3. 表示されたメニューから、「投稿を編集」を選択
  4. ピンのマークの「チェックイン」の項目を選択
  5. 上部に表示されている地名の横にある×印をクリックまたはタップ
  6. 画面右上に表示されている「完了」をクリックまたはタップ
  7. 投稿の編集画面に戻るので、右上の「保存」をクリックまたはタップして終了

普通はこれで消えますが、具体的な地名ではなく「○○県○○市」というような一般的な地名が表示されているときなど、上記の方法では消せないときがあります。

そのようなときは、

  1. 「投稿を編集」から「チェックイン」を選択
  2. 「チェックイン」の画面に表示されているリストから適当に一ヵ所選び、投稿を保存
  3. 再度「投稿を編集」から「チェックイン」を選択
  4. 上部に表示されている地名の横にある×印をクリックまたはタップ
  5. 投稿を保存して終了

少し面倒ですが、このように一度どこでもいいので具体的な地名を選択して保存し、再度削除するという方法で消すことができます。

instagram(インスタグラム)の確認・削除方法

こちらも自動でExifを消去してくれます。しかし、やはり投稿の際に位置情報を追加できる機能があるので、注意が必要です。

位置情報は、投稿するたびに自分で付加するようになっています。先にご紹介したFacebookと同じようなやり方ですね。こちらも、誤って追加してしまった位置情報の削除方法を知っておきましょう。

<投稿の位置情報の削除方法>

  1. instagramを立ち上げ、右下の人物アイコンをタップ、プロフィールページへ
  2. 表示されている写真の一覧から、位置情報を削除したいものをタップ
  3. 投稿の右上に表示されている「…」マークをタップ
  4. 表示されたメニューから「編集する」を選択
  5. 写真の上に小さく表示されている地名をタップ
  6. 表示されたメニューから「位置情報を削除」を選択
  7. 投稿の右上の「完了」をタップして終了

instagramの位置情報についてインターネットで検索すると、「フォトマップ」という機能が紹介されていることがあります。これは投稿の場所を地図上に表示するという機能です。

利用には注意が必要な機能でしたが、現在のバージョンではこの機能はなくなっているので、自分のinstagramのページに見当たらなくても心配いりません。

LINE(ライン)の確認・削除方法

メッセージアプリとして広く使われているLINEですが、タイムラインに投稿できるSNSとしての機能も備えています。

LINEも投稿の際にExif情報を自動で削除し、位置情報はFacebookやinstagramと同様に自分で付加するようになっています。

<投稿の位置情報の削除方法>

  1. LINEを立ち上げ、画面左下の人物のアイコンをタップ
  2. 一番上に表示されている自分のアカウントをタップ
  3. 表示されたメニューから「ホーム」を選択
  4. 画面をスクロールして位置情報を削除したい投稿を表示
  5. 投稿の右上にある下向きの矢印をタップ
  6. 「投稿を修正」を選択
  7. ピンのアイコンをタップ
  8. 表示されたメニューから「登録した位置を削除」を選択
  9. 画面右上の「投稿」をタップして終了

なお、メッセージで写真を送信する際、通常よりきれいな画質で写真を送ることができる「オリジナル画質」を選択することができますが、その場合は送信した写真に撮影日時のデータが残ってしまいます。

位置情報は相手に分からないように削除されますが、撮影日時を含む一部のExif情報が送られてしまうので注意してください。「オリジナル画質」を選択せずに送った写真には解像度やフォーマット、ファイルサイズ以外のExif情報は含まれません。

iPhone(アイフォーン)機器での設定方法

ここまでSNSのアプリで位置情報を削除・設定する方法をご紹介してきましたが、お使いのスマートフォンからアプリに位置情報を提供しないように設定することも可能です。

誤ってSNSで位置情報を付けて投稿してしまうことが心配な場合は、スマートフォンの位置情報設定を行っておくのが安心です。

まずはiPhoneで、SNSアプリに位置情報を反映しないようにする設定方法を見てみましょう。

<アプリの位置情報をオフにする方法>

  1. 設定アイコンをタップし、設定メニューを開く
  2. 画面をスクロールし、「プライバシー」の項目を選択
  3. 「位置情報サービス」を選択
  4. 位置情報を使用するアプリの一覧が出るので、オフにしたいアプリ(twitterなど)を選択
  5. 「許可しない」を選択しチェックを入れる

Android(アンドロイド)機器での設定方法

以前はアプリごとのプライバシー設定ができなかったAndroidのスマートフォン。そのため、「twitterの位置情報をオフにしてLINEは位置情報を利用したい」といったアプリごとの設定ができず、全てオフか全てオンにしかできませんでした。

アップデートによって現在のバージョン(Android6.0以降)ではアプリごとに位置情報のオン・オフの切り替えができるようになりました。

<アプリの位置情報をオフにする方法>

  1. 歯車マークの「設定」をひらく
  2. 「アプリ」を選択
  3. 「アプリ」画面上部の歯車マークをタップ
  4. 「アプリの権限」の画面になるので、「位置情報」を選択
  5. アプリの一覧が出るので、位置情報を切りたいアプリ(twitterなど)を不許可にする

面倒でもきちんと確認・設定して事件やトラブルを予防

SNSは毎日利用していても、細かい設定画面はあまり開くことはないと思います。今回の記事を読んで、設定が面倒…と感じた人もいるかもしれません。

筆者もSNSを毎日利用しますが、設定画面を開くことは年に数回程度です。しかし、一度きちんと位置情報の設定をしておけば、毎日設定画面を見る必要はありません。

ただし、アプリや端末のアップデートがあった際には設定方法などが変わる可能性があるので、その時はチェックしておくのが安心です。

もしも位置情報を公開してしまったことで、何らかの事件やトラブルに巻き込まれてしまったら、そのほうが面倒なことになりますよね。

位置情報を載せなければ絶対に安全!というわけではありませんが、SNSから発生する犯罪やトラブルの予防策のひとつとしては外せないポイントです。

今後も楽しくSNSを利用するために、ぜひ一度、お使いの端末やSNSの位置情報がどのような設定になっているのかを確認してみてくださいね。

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