帝王切開後2人目はいつから妊娠OK?何人産める?家族計画の立て方

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2017/04/07

「最低1年は空けるべき」「2年は避妊した方がいい」「あまり気にしなくても大丈夫」など、帝王切開後の妊娠については、人によって言うことが違ったりしてハッキリしませんよね。

情報がバラバラだと「とりあえず長く期間を空けるのが無難」だと考えてしまいそうですね…。

ママの年齢や欲しい子供の数によっては「なるべく早く妊娠したい!」という場合もあると思います。

実際のところ、帝王切開の手術後はどれくらいの避妊期間が必要なんでしょうか?

この記事では、「避妊期間が必要な理由」から「何人産めるのか」まで、家族計画を立てるときの疑問を解消します。また、次回の出産で「経腟分娩ができる条件」についてもお伝えします。

なぜ避妊期間が必要?次回のお産時に子宮破裂のリスクが高まるから

そもそも避妊期間が必要なのは、次回の出産時に『子宮破裂』の心配があるからです。

子宮破裂(しきゅうはれつ)
お産中または妊娠中に子宮が裂けてしまう症状。「陣痛で子宮が強く引き伸ばされる」「出産歴があり子宮膜が薄い」「胎児が成長しすぎる」といったことが原因で起こると考えられている。激しい出血を伴い、母体死亡の確率は約1~2%。赤ちゃんの死亡率は80%に上る。

帝王切開をしたことがある人は、子宮に赤ちゃんを取り出したときの傷跡があるため子宮破裂の確率が高くなります。

帝王切開後に避妊指導をされることが多いのは「次回の出産をなるべく安全に行えるように」との配慮からです。

次の妊娠まで最低1年は空けよう!

子宮破裂の危険性を考えると、帝王切開の手術で子宮についたキズが治るまで待つのがよいでしょう。

自然治癒にかかる時間は「ほぼ1年」と言われています。そのため、帝王切開後の避妊指導では「手術日から1年は妊娠しないように」と言われることが多いようです。

とはいえ、お医者さんが告げる避妊期間はこれまでの経験と子宮の状況を考慮しているので、言われたとおりの期間を空けることをおすすめします。

残念ながら「これだけ空ければ100%安全に産めます!」という期間はないようです。

「年子で産んでも大丈夫だった!」という人もいますし、逆に「4年空けても子宮破裂寸前だった」という人もいます。

ママの年齢などの理由で早めに妊娠したい場合もあるとは思いますが、万が一のときに「早く妊娠しすぎたせい」と悔やまないために、医師に言われた通りの期間を空けるようにしましょう。

次回の出産方法は選べる!条件によって自然分娩にトライ可能

「帝王切開で出産すると次回も帝王切開になる」という話はよく聞きますよね。

けれども実は、条件をクリアしていれば次回の出産で自然分娩にチャレンジできるんです。

自然分娩できる条件を知っておいて!

「帝王切開後の自然分娩」を『VBAC(ブイバック)』と呼び、VBACに挑戦することを『TOLAC(トーラック)』といいます。

次回の出産でVBACを希望するなら、以下の条件を満たしている必要があります。

TOLACできる条件
  • お腹の子が児童骨盤不均衡(CPD)ではない
  • 前回の帝王切開になった理由が、CPD・胎児機能不全・前置胎盤・逆子ではない
  • 帝王切開をした回数が1回
  • 前回の帝王切開が子宮下部横切開(横切り)であり、術後の経過が良好
  • 他に経腟分娩のリスクがないこと
  • 本人とその家族がTOLACを強く希望していること

『TOLACできる条件』を満たしていると医師が判断し、万が一のことがあったときにすぐに対応できる設備が整ったところなら、自然分娩にチャレンジすることができます。

ただし、予定日を超えても陣痛が来なかった場合や、お産中に赤ちゃんや母体に異常が起きた場合は緊急帝王切開になるので、必ずしも自然分娩が成功するわけではないことは理解しておかなければなりません。

帝王切開後の自然分娩に対して慎重な意見を持つお医者さんが多いため、そもそもVBACできる産院が少ないのが現状です。次回の出産で自然分娩を希望するつもりなら、VBACできる産院を探すことも考慮しておきましょう。

帝王切開で何人産めるか?は個人差ありだが、リスクが高くなっていく

次回の出産も帝王切開の場合には、産める人数に限りがでてきます。ただし、個人差があります。

ではなぜ、自然分娩では産める人数の制限がないのに、帝王切開だと制限があるのでしょうか?

それは回数が増えるほど、胎盤の異常やお腹の中が傷つくといったリスクが高くなるからです。

帝王切開の回数が増えるほど高まるリスク

こういったリスクが高まります。

胎盤異常
次回の妊娠時に、前置胎盤・癒着胎盤といった胎盤異常が起こる確率が高くなる。出産時に大出血する恐れがある。
手術による癒着
手術によって、子宮と周りの臓器が癒着。次の手術のときに、膀胱や尿管、腸管などの臓器が傷つく恐れがある。
つまり「何人産めるか?」は、子宮膜の厚さや臓器の癒着具合、産後の回復状態によって変わってきます。事実、帝王切開で5人産んだ人もいますし、2人目でも「次の出産は危険になりそうですからもう妊娠しない方がいいでしょう」と言われることがあるようです。

次の子を考えてるなら、まずは医師に相談してみよう

兄弟づくりを考えているなら、手術を担当した医師にお腹の状況を聞いてみたり、妊娠の相談をしてみましょう。

また、次の妊娠で帝王切開をするときには、手術中にお腹の状態を確認してもらえるよう医師に話をしておくのもよいでしょう。

家族計画の立て方!考慮すべき3つ

帝王切開後の妊娠は、ママの体への負担や仕事復帰などを考慮して妊活スタート時期を慎重に決めなくてはいけません。

理想のライフスタイルのためにも、夫婦で話し合いをして家族計画を立てておきましょう!

1.ママの体と子宮をしっかり休ませよう

出産でのダメージは、自分でも思っている以上に大きいもの。自分では直接見ることはできないけれど、子宮にもかなりの負担がかかっています。

次の妊娠に備えて、ママの体と子宮を十分休ませる必要があります。そのために医師に言われた期間をしっかり空けるようにしましょう。

2.子どもの年齢、自分の年齢、仕事なども考慮する

理想のライフスタイルのためには、自分の年齢や仕事、経済面も考慮する必要があります。

  • 子どもは何人ほしいか?
  • 兄弟の年齢差は?
  • ママの年齢的にいつまでに産みたいか?
  • 経済的に問題はないか?
  • 仕事復帰するのか?復帰するならいつか?

などなど、夫婦で話し合っておきましょう。

夫婦で共通認識を持つことで避妊や育児の協力をしてもらいやすくなりますし、妊娠から出産までがスムーズになります。

3.避妊をして次の妊娠をコントロール

家族計画を予定通りに実現するには妊娠時期のコントロールが大切です。以下に避妊方法をご紹介します。

卵管結紮(らんかんけっさつ) 手術で卵管を縛るか切ってしまうため避妊率がもっとも高い。一度手術してしまうと元にもどすことが極めて難しい。帝王切開の手術一緒にすることが可能で、入院期間は変わらず費用は5~10万円ほど。
※男性用の避妊手術もあり。泌尿器科で日帰りでできます。
低用量経口避妊薬(ピル) 排卵を起こさないようにしたり、受精卵が着床しにくくする薬。毎日飲み忘れなければ避妊効果が高いが、成分が母乳に出てしまうため授乳中は服用できない。
子宮内避妊用具(IUD) 子宮内に装着するT字型の器具で膣から挿入する。避妊効果が高く、一度挿入すると効果が数年つづく。
殺精子剤 膣まで精子が届かないように、精子の動きをにぶくしたり殺したりする薬剤。錠剤・ゼリー・フィルム・スポンジなど、形状はさまざま。「すぐに使える」「副作用がない」というメリットあり。デメリットは、膣内に入れてから効果が出るまでに5~10分ほどかかることや、有効時間外で射精すると避妊効果が得られないこと。避妊確率は約75%。
基礎体温法 体温で排卵日を予測し、排卵日の前後は性生活を避ける。ただし、確実ではないので他の避妊方法も併用することが望ましい。
コンドーム 男性器に装着し精子が膣内に入るのを防ぐ。避妊確率も高く副作用もないため安心。
妊活アプリ 基礎体温を記録しておけば「妊娠リスクが高い排卵日」をお知らせしてくれます。危険日は避けたり、いつも以上に気を付けるようにすれば、より安心です。

ここで注意したい避妊方法について紹介します。

膣外射精は避妊になりません!
「精子が子宮に届かなければいい」といっても、残念ながら膣外射精は避妊にはなりません。事実、避妊の失敗原因で一番多いのは膣外射精と言われていますので、避妊用具を使うようにしましょう。
生理が来てなくても、授乳中でも、妊娠します!
産後すぐは生理が来ませんが、排卵している場合がありますので、妊娠の可能性が十分にあります。

また、「授乳中なら妊娠しない」ということもありません。ですから、『産後すぐ』から避妊するように心がけましょう。

もし予定外で妊娠してしまうと「早く妊娠しすぎてしまった」「まだ上の子のお世話で手いっぱい」などの理由で出産に踏み切れない、という事態になるかもしれません。

しかし、帝王切開後の中絶はリスクがあります。子宮が回復していないのに中絶手術をすると、子宮が裂ける恐れがあります。

一般的な産院では難色を示され、施設が整った病院でなければ中絶手術を受けさせてもらえないこともあるようです。

家族計画で決めた妊活スタート時期までは、しっかり避妊をするようにしましょう。

2回目の帝王切開は保険金が出るの?

「2回目の帝王切開でも保険金がもらえるのか?」は気になるところですよね。結論から言うと、それは保険会社によります。

もし「出産後●年間は妊娠・出産に関する保険金を支払わない」といった条件がついている場合は、保険金がもらえない可能性があります。

保険会社を乗り換えるにしても「過去に帝王切開手術をしたことがある人は妊娠に関する保証はしない」という条件を付けられることもありますので、注意が必要です。

保険金がもらえるか不安な方は、一度保険会社に給付条件について問い合わせをしてみましょう。

帝王切開後の2人目の妊娠については、夫婦でよく話し合おう!

帝王切開後の妊娠は、経腟分娩で出産した人に比べて慎重になる必要があります。

とはいえ「歳の近い兄弟にしたい!」「ママの年齢的に早めに次の子を!」といった事情もあると思いますので、早めに妊娠したときのリスクも考慮しながら家族計画を立ててくださいね。

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