【年齢別】年子育児のコツ。夫婦で力を合わせて乗り切ろう

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2017/09/28

年子の育児をしている家族

年子の子育てはとても大変だと言われますよね。

筆者も年子を育てていますが、特に妊娠~3歳頃まではとても密が濃くてヘトヘトになりました。

でも、年子のデメリットを正しく理解し事前対策をすれば、きちんと乗り切れます。

乳幼児期の年子の子育ては、余裕がなく本当にヘトヘトになります。

効率良く育児をしていくために精神的にも肉体的にも参ってしまわないよう、乗り切るためのポイントを年齢別にご紹介します。

年子で妊娠されて不安な方、年子を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

年子で授かったら…まずは夫婦で産み育てる覚悟を!

年子で授かったら、周囲への報告の前に夫婦の意思を明確にしてください。

なぜなら、年子の二人目の妊娠報告は、一人目の時とは違う反応をされがちだからです。

「また妊娠したの?」「年子でのお産はリスクがあるんじゃないかな?」「上の子が可哀想だよ。」とネガティブな事を言われることも。

つわりの時期にキツイことを言われて傷ついたり、気持ちがブレたりするのは良くありません。

まずパパママが産み育てる意思を明確にしてから、周囲に報告するようにしてください。

夫の協力なしでは、妊娠生活・乳幼児期は乗り越えられません。

今まで非協力だったパパには、上の子の育児や家事でパパが担当するものを話し合い、箇条書きにするなど具体化し覚悟を決めてもらいましょう。

実家や義実家からの反対…何とか穏便に解決を

中には実家や義実家からの反対される方もいるかもしれませんが、何とか穏便に解決したいもの。

新しい命もかけがえのないものであり、産み育てたい事を理論的に説明できるようにしてください。

  • 産科でよく診てもらい、前回帝王切開でも私の現状なら出産は問題ないと言われました。
  • 役場に問い合わせたら、出産前後は8週づつ○○保育園の一時保育が利用できるそうです。保育園に見学に行ったら先生の対応も良かったです。
  • パパの会社の上司に相談をして、出産前後は長めに有休を取得できるよう交渉しています。
  • 休日の午前中はパパと上の子で近所の公園で遊び、ママの休息時間を作るようにします。
  • 下の子の幼稚園入園と同時にパートに出て、二人とも手が離れる小学校高学年には、フルタイムで働けるようにします。

相手が心配しているのは、連続で出産する母体への影響、上の子の育児、教育の出費が同時期に重なる金銭面、どれでしょうか。

3歳頃までの出産・育児の負荷が大きいこともあり、できれば祖父母にサポートをお願いしたいもの。

感情的にならず、年子のメリットデメリットも踏まえて、冷静に話し合うようにしましょう。

年子育児のメリットデメリットについては、こちらの記事で詳しく伝えています。

関連記事:『年子で二人目を妊娠!年子のメリットデメリットを先に知っておこう』

妊娠・出産中はゆっくり過ごす!

年子で授かったら、上の子の世話と妊娠生活の両立が始まります。

切迫早産などでの自宅安静や管理入院は、できる限り回避を。ママやお腹の赤ちゃんはもちろん、上の子の世話をするパパや祖父母たちも大変な状況になります。

とにかく安静を心掛けてください。

上の子が昼寝しているうちに家事をしなきゃ!上の子を散歩させなきゃ!と自分を追い込む必要はありません。

下の子の新生児期を過ぎてからの公園デビューで大丈夫です!

筆者も布団の中で上の子に絵本を読み聞かせながら、休息を取りました。横になりながらでも、上の子とスキンシップは取れます。

離乳食は手作りにこだわらず、ベビーフードも活用しましょう。ストックしておけば、ママが突然体調不良になってもパパや祖父母も世話がしやすいですよ。

自宅では抱っこは座りながらするようにし、肩車など体力を使うものはパパに一任しました。

「ご飯を作るのはママ」「肩車してくれるのはパパ」と1歳の息子も理解し、仕事が忙しく不在がちだったパパにもよく懐き助かりました。

緊急時の備えは入念に!

陣痛や体調が急変した際、パパやおじいちゃん・おばあちゃんが必ずいるとは限りません。

自分が痛みで苦しい中、1歳の子供を連れて病院へ向かう可能性もあります。

緊急時にお勧めなのが、全国子育てタクシー協会の「子育てタクシー・こうのとりコース」です。

事前登録しておくと、陣痛の際に電話すれば産院へ直行してもらえる嬉しいサービスです。全国のタクシー会社が加盟していますよ。

ドライバーさんも専門の講習を受講した方で、妊婦や子供への配慮もしてもらえます。上の子のチャイルドシートも用意してもらえますよ。

近所に子育てタクシーがない方も、タクシー会社の電話番号は携帯に登録しておきましょう。

また、いつ緊急入院になっても慌てないよう、妊娠初期から入院セットをカバンに詰め用意してください。

衣類・基礎化粧品などママの物は勿論、上の子の物を入れておくのもポイント。ベビーフードやおやつ・ベビーマグ・おむつ・おもちゃなどを持参しましょう。

パパたちと合流できるまでの時間、上の子のご飯やおむつで困らないよう準備してください。

入院中の上の子の預け先、早めに検討を!

下の子の妊娠中、順調に過ごせても出産時は入院しますよね。妊娠がわかったら、出産予定日頃に上の子の預け先を探さねばなりません。

1歳前後の子どもはママにべったりの子も多いですよね。ママがいない環境でも過ごせる体制づくりをしてください。

預かってもらう人には定期的に会い、上の子とコミュニケーションをとったり普段の生活を見てもらうよう心掛けてください。

パパが一人で見る場合は、パパの仕事中の預け先の確保が必要です。報道されている通り保育所は激戦状態ですから、託児所がある病院への転院もお勧めです。

またママが突然入院になっても困らないよう、上の子の日常生活についてメモをしてください。

  • 持病やアレルギーの状況
  • 食べさせてはいけないものの一覧
  • 好きな食べ物・苦手な食べ物
  • 服がしまってある場所
  • かかりつけ医の住所と保険証の在処
  • 普段の生活リズム(起床時間・食事の時間・就寝時間など)
  • 好きなおもちゃやテレビ番組

誰に見てもらうことになっても困らないよう、ファイルにまとめてくださいね。

【0&1歳】空腹で待たせない!

ママの産褥期と下の子の授乳に追われ、1歳の子の育児になかなか手が回らないかもしれません。

下の子の世話のせいで上の子の世話が後回しにならないよう、うまくタイミングを合わせながら乗り切ってください。

特に、上の子にとって一番我慢できないのは、空腹で待たされること。

筆者は上の子のご飯・おやつを終えたら「□□ちゃんもオッパイあげていいかな?」と伝え、授乳するようにしていました。

一般的に、1歳の子のご飯・おやつと新生児期の授乳は、ともに3時間おきです。忙しくても、食事のリズムだけは逃さないよう気を付けていました。

上の子はまだ会話ができませんでしたが、自分の方が大きい事を分かっていました。長男は年子の妹を珍しそうに眺め、頭も撫でていました。

また、「○○君はお兄さんオムツ(パンツ型)、□□ちゃんは赤ちゃんオムツ(テープ型)だね。」と話すと、嬉しそうな表情をしていました。

上の子の機嫌をとりながら、下の子の世話をするよう心がげるのがポイントです!

体の負担を減らす工夫として移動は双子ベビーカーで!

なお、0&1歳の二人を交互に抱っこせねばならず、腰痛や腱鞘炎が心配です。身体の負担を減らす工夫をしてください。

二人乗りのベビーカーはぜひ用意してください。一人乗りのベビーカーに上の子を座らせ、下の子を抱っこ紐でおんぶして出歩く方もいますが、身体を痛める元になります。

二人乗りベビーカーは、高価でベビー用品店に見本が置かれていない場合も多いです。(需要が少ないからでしょうか?)

一方、リサイクルショップでは販売されている可能性が高いです。(不要になった二人乗りベビーカーを貰ってくれる家庭が見つからず、リサイクルショップに引き取ってもらう方が多いです。)

不要になったら返却ができる、レンタルもお勧めですよ。

なお、二人乗りベビーカーは椅子が横に並んでいるタイプと、縦に並んでいるタイプがあります。それぞれの特徴をご紹介します。

横型ベビーカーの特徴
  • マンションや駅にある狭いエレベーターは、入らない可能性があります。
  • 縦型よりポピュラーで、種類があります。
  • 歩道が狭い地域では通行が難しいです。
  • 子供たちに体重差がある場合、左右の重さが変わってきて動かしにくいです。
縦型ベビーカーの特徴
  • 縦に長いため、曲がりにくく奥行きのないエレベーターでは入らない可能性があります。
  • あまり出回っていないため、入手しにくいです。
  • 前の座席はリクライニング不可など、座席によって対象月齢が違う場合があります。
  • 一般的に横型より重いです。
  • どちらが前に乗るかで、ケンカになりやすいです。
二人乗りベビーカー選びの最大のポイントは、エレベーターに入るかどうかです。

郊外のショッピングセンターは問題ないかと思いますが、マンションや駅のエレベーターは狭いケースがあります。

よく利用するエレベーターの幅・奥行きをよく確かめてから購入(レンタル)してくださいね。

【1&2歳】二人揃って寝てくれる生活リズムの構築を!

下の子も主張をするようになり、二人の要求をそれぞれ考慮するのはとても大変!兄弟ゲンカも増え、育児と家事の両立に体力的にも精神的にヘトヘトになりがちです。

この時期は、ママが休息する時間の確保が大切です。規則正しい生活をして、子供が二人そろって同じ時間に寝てくれる生活リズムを目指してください。

筆者が行っていた、長男2歳&長女1歳の時の生活スタイルをご紹介します。

ママ 子供
5:00 起床・身支度・夫の弁当&朝食&昼食作り
7:00 朝食 起床・朝食
8:00 朝食の片付け・洗濯・掃除 着替え・テレビ
9:30 おやつ おやつ
10:00 外出(買い出し・公園など) 外出(買い出し・公園など)
11:30 帰宅・昼食 帰宅・昼食
12:30 寝かしつけ・家事の続き 昼寝
14:30 おやつ 起床・おやつ
15:00 子供と遊ぶ ママと遊ぶ
16:00 夕食づくり テレビ
17:30 夕食 夕食
19:00 夕食片付け テレビ・遊び
19:30 入浴 入浴
20:30 就寝 就寝

家事が残っていても、時間になれば外出して気分転換。帰宅後は適度に疲れて二人そろって寝てくれる、このスケジュールを守っていました。

育児疲れでイライラしても、二人とも同じ時間に寝てくれれば、「〇時になったら二人とも寝てしてくれる。それまで頑張ろう!」と思えます。

もちろん、疲れているときは子供が昼寝している時間も一緒に寝ていました。

また、私は夜の子供の寝かしつけで一緒に寝てしまう事が多かったため、夜は子供と一緒に寝て、朝型の生活に切り替えたのも効果的でした。

帰宅が遅い夫とはすれ違いになりがちでしたが、朝や夫の昼休みに連絡をとるようにしてコミュニケーションを取りましたよ。

すれ違い生活も、生涯続くわけではありません。子供と自分の心身を保てる生活リズムで過ごしてください。

【2&3歳】それぞれの成長を尊重し、託児も検討を

親子・きょうだい同士で会話ができるようになります。一緒に遊ぶ楽しさも理解できるようになる一方で、ケンカも増えます。

下の子の方が早くできることもあります。筆者宅ではおむつは下の子の方が先に外れました。

「お兄ちゃん・お姉ちゃんだから」「弟・妹だから」という概念を持たず、一人づつに合わせて見守るよう心掛けてください。

買い物はネットスーパーや託児がある店舗を使いこなして!

また、食材などの買い物も、年子の子連れにはかなり大変な時期です。我が家もスーパーのカートの椅子にどちらが座るか大喧嘩したり、お店の中でかけっこをしたり苦労の連発でした。

買い物は基本的にネットスーパーで済ませ、どうしても店舗で購入したいものを子連れで買い出しに出かけてください。

私は調味料や乾物など日持ちする食材・日用品は月に1回ネットスーパーでまとめ買い。生鮮食品のみスーパーに買い出しに行っていました。

買い物中は気苦労が絶えないので、午前中に買い出し昼食はスーパーのお惣菜と割り切っていました。買い物が苦痛にならないよう、自分へのご褒美も必要です。

また、託児所が併設されているお店もお勧めですよ!筆者は「PLANT」のキッズルームで、よく無料託児を利用しました。

筆者が利用していた店舗は、スーパーの他ホームセンターや100円ショップ、ドトールコーヒーも併設されており便利です。

キッズルームは学校の教室程の広さで、保育士さんや玩具なども申し分なし。最大2時間も無料託児してもらえて、何度も助けてもらいました。

預けた後カフェで充電し、買い物を済ませキッズルームへ迎えに行くスタイルでした。自宅から店舗までは車で30分以上かかりますが、何度もお世話になりました。

子供を預けることに罪悪感もあるかもしれません。でも、自分の時間の確保と買い物を集中的に済ませた方が、結果的に子供にも優しく接せられました。

近所に預けられるこども施設があれば、遠慮せず最大限利用してください!

育児も家事も、一つ一つ集中してこなせば大丈夫!

年子は妊娠中も出産後も育児の密が濃く、心身ともに大変です。育児と家事の両立に悩む方も多いと思います。

「育児の時間は、育児に集中」「家事の時間は、DVDや託児なども活用して家事に集中」「疲れているときは子供と一緒に寝る」のがベストです。

「他の家庭と同じようにはできない」と割り切り、周りに惑わされず自分達のペースで過ごしてください。

年子の先輩ママがいれば、アドバイスをもらいましょう。ネットの育児体験談も参考になります。

年少以降になればきょうだいだけで遊べます。親が常に遊び相手にならないといけない一人っ子のママより、家事や仕事にも集中できるはずです!

年子の妊娠・育児、頑張りましょう!

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