つわりがひどいけど会社を休めない…職場に迷惑をかけずに乗り切る方法

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2016/09/14

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つわりは、初期の妊婦さんのつらい症状です。でも仕事を持っていると、会社を休めないことも多いですよね。

妊婦さんの仕事と言ってもさまざまな業種があります。市役所などの事務員さんをはじめ、接客業やホールスタッフなどのサービス業・お医者さんというママもいますね。

大きなプロジェクトにたずさわっている、営業成績が厳しい、責任者でどうしても休めない…ママが置かれている立場もさまざま。

つわりケアと仕事の両立は大変ですよね。主婦業であってもどうしても耐えられない時・つらいときはあるものです。

そんな時はどうすれば乗り切れるでしょうか。

つらいつわりが起きる時期や症状をはじめ、つわりや周囲のマタハラから身を守る方法&知っておきたい情報、そして会社でなんとか乗り切る方法などをご紹介します。

2016年9月14日加筆修正

つわりとは…妊娠初期にやってくる妊婦さんの最初の試練

つわり(妊娠悪阻)は、妊娠初期に起きる症状のひとつです。程度も起きる症状も個人差が大きく、入院が必要な人からまったく感じない人までさまざまです。

つわりが起きる時期…早い人だと3週くらいに感じ始める事も

つわりは、排卵や月経がとまり赤ちゃんが育ち始める妊娠初期にスタートします。

  • 妊娠4~5週目くらいから出始める
  • ピークは7週から11週前後
  • 12週くらいから軽くなる人が多い
  • 16週くらいには終わる人が多い
  • 長い人は数ヶ月~出産まで続く

つわりは、だいたい妊婦さんの8割ほどに起きると言われています。つまり、2割ほどの妊婦さんはほとんど感じずに終わってしまうということですね。

つわりが起きる原因…hCGホルモンが妊娠によって急上昇する

つわりは、妊娠によるホルモンバランスの変化が原因と言われています。まだ解明されていない理由も多い不思議な現象です。

特にhCGホルモンという妊娠に関わるホルモンが急激に増えることが、関与していると考えられているようです。

私の体験談…一切飲食できないのに吐く重症悪阻で2度も入院

つわりが重症化すると、妊娠悪阻・重症悪阻と呼ばれる状態になります。こうなると、入院・点滴治療が必要になります。

私は2度出産していますが、2度とも重症悪阻で入院しました。

重症悪阻は妊婦さんの1~2%に起きるとされています。

  • 水ものどを通らないのに胃液まで吐きつくし、血も吐く
  • 強い脱水症状が起きる
  • 意識がもうろうとする

ある朝突然、何の前触れもなく重症悪阻は始まり、まったく起き上がれなくなりました。そして主にこういった症状に3~4ヶ月ほど悩まされました。

吐き気の度合いとしては「24時間ずっと荒波の漁船に乗って船酔いしている感じ」がしっくりきます。

重症悪阻になると、点滴で脱水症状を改善します。こうなってしまうと「赤ちゃんが栄養不足になる」と不安になりますよね。

まったく食べられなくても、赤ちゃんはこの時期胎盤からママの栄養を貰っているわけではありません。

必要な栄養はママが食べられなくても補給されるシステムなので、ママがどんなにつわりで食べられなくても赤ちゃんには影響が出ません。

実際に私はほとんど食べられませんでしたが、子供たちは元気に、特に長男は予定日ピッタリに生まれてきましたよ。

つわりは、胎盤ができて赤ちゃんがスクスク育つ準備期間です。つわりがある間は赤ちゃんは元気!と考え、なんとか乗り切りました。

重症悪阻は命にかかわる可能性があります。私も非常に危険な状態でした。おかしいなと感じたら、夜中でも産婦人科に相談しましょう!

つわりの症状は吐き気だけじゃない!強い眠気やヨダレ増加も

つわりといえば吐き気!ですが、実はさまざまな症状があるってご存知ですか。

  • 吐き気・嘔吐
  • 胃のむかつき・不快感
  • 食欲減退
  • 強烈な眠気
  • だるさ・倦怠感
  • 高温期による微熱
  • 頭痛
  • 嗅覚過敏
  • よだれの増加
  • 異常な空腹感

「吐きつわり」のほか、「眠りつわり」「よだれつわり」なんて言葉もあるんですよ。また「食べづわり」といって、空腹で吐き気をもよおすママもいます。

ほかにも、イライラや落ち込みといったマタニティーブルーのような症状をともなう新米ママさんもいます。

臭いがダメになるというママはけっこう多いですね。私は嗅覚が犬並みになったほか、聴覚まで過敏になってしまい、熟睡できずに悩みました。

また、時間帯でつわりの症状が違ってくるママもいます。

  • 朝が一番つらい
  • 夕方~夜が一番つらい
  • 仕事中は感じず、気が抜けると急につらくなる
  • 1日中とにかくつらい
  • アトランダムにつらい時間が襲ってくる

朝つらくなるというママはけっこういるようで、英語では「モーニングシックネス」と呼ばれています。空腹がつわり症状を促進することがあるからのようです。

また、お仕事を休めないママたちには「仕事中は大丈夫だけれど、家に帰ったとたんにつらくなっちゃう」というケースも多いようですよ。

仕事で迷惑をかけずに乗り切るためにやっておきたい5のこと

仕事を持っていると、産休の時期ではない妊娠初期に会社を休むことに気が引けてしまうものですよね。

人員が足りない会社・人間関係が難しい会社・正社員ではない雇用…そんなとき、どうすれば迷惑をかけずに乗り切れるのでしょうか。

1.自分の体調を客観的に判断する…軽く済むと過信しない

つわりは、始まってみなければどのくらい重くなるかわかりません。また終わってみなければ、いつ終わるのかもわかりません。

「私は大丈夫」「どうせすぐに終わるし」「○○さんも平気そうだったから、多分仕事はできるでしょ」といった過信は禁物です。

昨日までムカムカくらいだったのに、翌朝目が覚めてみたらもう立てなくなっていた…なんてこともあり得るのがつわりです。

  • 食事はちゃんととれるか
  • 通勤に耐えられるか
  • 業務をこれまで通りこなせるか

こういった点を、しっかり自分自身で見極めてみましょう。

2.会社にはきちんと報告する…マタハラを回避するために

社会人として、会社にはきちんと「つわりが始まったようなので、これまでのような体調管理は難しいかもしれない」旨を報告しておきたいですね。

会社へ妊娠報告する際は安定期に入ってから…と考える人が多数派のようです。でも、つわりは安定期前、妊娠初期にやってきます。

できれば、病院の検査で妊娠がはっきりした時点で報告しておいた方が、後にご紹介する母性健康管理指導事項連絡カードも活用しやすくなりますよ。

周りの人への伝え方は重要です。実は「奥さんのつわりが重かった」という男性社員の方が、理解があるケースもあるようです。

周囲に不妊症・不妊治療中の方がいたり、つわりが非常に軽かった出産経験者がいる場合は、マタニティーハラスメントの対象になりかねません。

業務で迷惑をかけないためにすべきこと

つわりで健康面の管理が難しいことを報告しておかないと、突然「今日は会社に行けません。」ということになりかねません。

さらにつわりは1日でおさまるとは限りません。ひどいときは1週間以上寝たきりになってしまうこともあります。

1日程度だったり、事前に休むことがある程度わかっていれば対応もできますが、突然長期間仕事に穴をあけてしまうと周囲に迷惑がかかります。

「それは急病だって同じでしょ。」と思うかもしれません。確かに、ノロウイルスやインフルエンザも同様です。

しかし、妊娠の場合は他の人の気持ちをおもんぱかる必要があります。特に不妊治療中の方などがいる場合は、慎重に行動しましょう。

周囲の人を傷つけない・刺激しないことは、マタニティーハラスメントから自分と赤ちゃんを守ることにつながります。

さらには、産休・育休後に戻りやすい環境づくりにも役立つのです。

特に出産経験者で、前の妊娠時のつわりが重かったというママは早めに妊娠報告しておきましょう。

妊娠中は何が起きるかわかりません。つわりは軽くても、切迫流産で安静が指示されたり、入院になって勤務に長期間穴をあけてしまうこともあるのです。

3.母性健康管理指導事項連絡カードを活用しよう

母性健康管理指導事項連絡カード制度を活用して、つわりの時期を乗り切りましょう。

母性健康管理指導事項連絡カードとは

お仕事を持つママが妊娠中に「休憩・通勤の緩和」といった指示をうけたとき、その指導内容を事業主に伝えるためのカードです。

妊婦さんに知識のない事業主に的確に措置が伝わるよう工夫されているカードで、事業主は適切な対応をする必要があります。

厚生労働省のホームページなどから書式をダウンロードできます。
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/josei/hourei/20000401-25-1.htm

受診や妊婦検診時に書式をダウンロード・プリントアウトして持っていき、書類に記入してもらって事業主に提出しましょう。

母子手帳に最初から記載がある自治体もあります。

母性健康管理指導事項連絡カードは、ママと赤ちゃんを守るために役立ちます。つわりだけでなく、出産・産後にいたるまでカバーしてくれる強い味方ですよ!

母性健康管理指導事項連絡カードは、正社員以外のパートさん・派遣さんなども対象に入ります。

料金は、記載してくれる病院によりますが費用がかからないところもあります。病院によっては3000円~5000円程度ということです。

診断書の提出義務や出欠勤のあつかい・有休になる・ならないの判断は企業によって異なりますので、勤務先に質問・問い合わせてくださいね。

母性健康管理指導事項連絡カードによる管理措置を受けたことで、減給や賞与カットなどが行われることは、法律で禁止されています!

女性の職場の難しさ…産後は働きやすい環境も視野に!

看護師さんや保育士さんなど、女性が多くデスクワークではない職場のほうが、同僚や先輩がつわりに理解がなかったりします。

妊娠報告をしても、出産しても「私は点滴しながら働いた」「産後1ヶ月で復帰した」などと言われていしまうと何も言い返せませんよね。

部下に対して思いやりがない言葉しか出てこない・胎児の命に対する想像力が働かない上司の場合は、今後のことをよく考えたいものですね。

産休・育休中に別の職場を探してみたり、新たな資格を取ってみるなど、働きやすい環境を探すという方法もあります。

4.マタハラをする側の気持ちを知って、聞き流すコツをつかもう

マタハラは、なぜ横行するのでしょうか。それは、マタハラをする側の人の立場が強く、罪悪感を覚えにくいからと言われています。

つわりなどで休まなければならないママは、その先に産休・育休が待っています。その後ちゃんと復帰できるかどうか、不安ですよね。

「退職を迫られたらどうしよう…」という悩みがあるため、弱い立場にならざるを得ません。逆に、マタハラをする側の人間は立場が強くなってしまうのです。

それでも、妊娠の大変さや母性健康管理指導事項連絡カードの存在などを知らないがゆえにマタハラを行っている人は、まだある程度改善の余地があります。

産婦人科の医師や行政からのお墨付きがあるということで、病気じゃなくても休ませなければならない、もしくは病気が起きているケースがあると理解してもらいやすくなります。

そうではなくて、不妊治療中の方や不妊症の方、もしくは自分も苦労をして妊娠・出産を乗り越えた女性社員の中には、わかっていてもマタハラしてしまうケースもあるでしょう。

その気持ちは、女性なら感情としてわからないものではありません。でも、許されることではないのです。

こうした方からのマタハラについては、どうしても訴えづらくママたちも泣き寝入りしてしまうことが多いようです。

妊娠中のママは、こういった方に対して罪悪感をおぼえる必要はありません。とはいえ、やっぱりうしろめたい気持ちになってしまいますよね。

ママの体調やお腹の赤ちゃんに変調が起きるようなことでなければ「仕方がないな」と聞き流すことも、ママと赤ちゃんを守る方法のひとつと言えるでしょう。

5.泣き寝入りはする必要なし!つらいときはアドバイスを受けて

マタハラをしてしまう人の気持ちがわかっても、泣き寝入りなんてする必要はありません!

マタハラは人権の侵害です。つらい思いをしたり、母体や赤ちゃんに危険を感じたらすぐに相談窓口に相談してみましょう。

【厚生労働省「働きながらお母さんになるあなたへ」】
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/23.html

このサイトから、全国各都道府県の労働局雇用均等室への電話番号をチェックすることができます。

匿名電話でも相談可能なので、プライバシーも守られます。受付時間は平日の8時30分から17時15分までです。

ストレスをため込むと、つわりも続きやすいですし赤ちゃんのためにもよくありません。早めの相談がおすすめです。

仕事をなるべく休まず乗り切りたいママに知ってほしいコツ

労働基準法で守られているとはいえ、マタハラや今後の仕事のこと、そして職場の大変さを考えるとできれば休まず乗り切りたい…というママは多いでしょう。

でも仕事内容によっては同じような働きは難しくなります。どうしてもつらい日もあるでしょう。無理は禁物です。

体調・赤ちゃんに無理のない程度で乗り切るためのコツをご紹介します。

妊娠がわかったら、予防策としてつわり対策を早めに始めよう

妊婦さんの8割に起きるつわりは、決して他人事ではありません。今平気でも、明日始まるかもしれません。

妊娠が検査薬や基礎体温表などで判明したら、早めのつわり対策法で重症化予防に乗り出すこともポイントです。

  • 葉酸サプリを飲み始めてみる
  • ビタミンB6を積極的に食べてみる
  • 臭い対策をスタートする
  • ガムなどでヨダレ・空腹に対応する

葉酸は胎児に良いといわれる栄養素ですが、吐きつわりを軽減するともいわれています。ビタミンB6も、つわり軽減にかかわるとされています。

ビタミンB6を含むのは赤身の魚や海藻類・ゴマなどです。今後の妊婦生活を健康に送るためにも、そろそろ食生活を和風にシフトしても良いですね。

通勤手段・時間を見直して変更し、楽に出勤できるように工夫

毎朝自転車で通っているというママや長い階段を上り下りする必要があるママ、そして満員電車に揺られているというママもいることでしょう。

つわりがひどい間は、長時間歩いたり満員電車に乗ることは難しいですね。そのため、通勤手段・時間を見直す必要があります。

通勤手段や通勤時間を前後するだけで楽に通えるようになるのであれば、長期間休まなければならないよりもメリットが大きいケースもあります。

フレックス制の会社でなければ少々難しいかもしれませんが、自分がはじめの一歩になることも必要な場合があります。伝えるだけでも伝えてみましょう。

また、出勤途中にあるトイレやベンチなどを確認して置き、つらくなってしまったとき逃げ込めるエスケープゾーンを自分で作っておきましょう。

吐き気対策を徹底して!安心感がつわり軽減につながることも

つわりでもっとも多く、困るのが吐きづわりではないでしょうか。どこでも吐いてしまうわけにはいかないので、吐き気対策は徹底しましょう。

  • エチケット袋を持ち歩く
  • 具合が悪くなったら早めに休憩室などへいく
  • 人混みはさける
  • 混んでいるエレベーターはさける
  • 食事は小分けにして回数を増やすなど工夫してみる

エチケット袋は、ビニール袋を紙袋に入れたものを用意すると、万一のときも外から見えずすぐに処理できて便利です。

食べづわり対策には口にささっと入れられる物て対処!

食べていないと吐いてしまう・空腹になると気分が悪くなるのが食べつわりです。

その場合はちょっとつまめる食品を用意して置き、いつでも口に入れられるようにしましょう。

体重増加や塩分過多が気になる妊娠中、グラノーラのクラッカーやキューブなどはいかがでしょうか。

眠気・ヨダレ対策をしよう…意外と困る仕事中の眠気やヨダレ

眠りつわり・ヨダレつわりのママは、症状に応じた対策をしてみましょう。

  • 眠くなったら休憩室で短時間(5分ほど)寝させてもらう
  • 寝る時は必ず携帯電話のアラームをかけて寝すぎない
  • ヨダレ用のエチケット袋やタオルを常に持ち歩く
  • ガムをかむなどしてヨダレ・眠気に対抗する

眠りつわりは理解しにくい面があるので難しいですが、仕事でミスを連発したり危ない目に遭うような場合は上司にかけあい、短時間でも寝させてもらいましょう。

「対策してあるから、症状が出ても大丈夫!」という安心感を持つだけでも緊張が緩和され、症状が軽くなることもあります。

臭い対策を徹底しよう!気分が楽になる香りを探しておこう

つわり中は臭いに敏感になるママが多いですね。特に食べ物・タバコ・冷蔵庫・炊飯器などの臭いは鬼門ですよね!

煙草に関しては、臭いだけの問題ではないので、もし職場などで喫煙者がいる場合は、しっかりと対策することが肝心です。

  • マスクを常に持ち歩く
  • ミントオイルや柑橘系など、大丈夫な香りを探す
  • さっぱりする匂いをハンカチなどにしみこませ、持ち歩く
  • 防臭剤や脱臭剤・スプレーなどで対処する

こんな方法があります。ひどいとマスクでは対応しきれないので、マスク内に大丈夫な香りをしみこませたガーゼを重ね当てするなどしてみましょう。

私は特に冷蔵庫とスーパー・香水・エレベーターなどの機械臭がダメでした。家のどこにいても、誰かが冷蔵庫を開けるとすぐにわかるくらいでした。

食事の工夫をしてみよう…既定の昼休み時間にとらわれない

食事は、基本的に「食べたいものを食べたいだけ食べたいときに食べる」がおすすめです。

昼休みに限らず、食べられるものを手元に用意しておいて「食べられそう、食べても大丈夫そう」と思った時に少しずつ食べるようにしても良いでしょう。

冷たい物・すっぱい物が食べたくなる人が多い一方、ガッツリ系の味の濃い物なら大丈夫という人もいます。

  • 空腹になりすぎないようにする
  • 水分は少しずつ、忘れずに補給する
  • 外食で食べられるものを探してみる

水分補給の場合、レモンやミントで軽く香りや酸味を付けると飲みやすくなります。試してみてくださいね。

また調理時に気持ちが悪くなることも多いものです。気分が変わると食べられることもあります。外食で、気分転換しつつ食べられるものを探してみてもいいでしょう。

家事は徹底的に手を抜こう!旦那さんをイクメン化計画

つわりでつらい時期も、仕事中は頑張れちゃうというママもいますよね。でも家に帰ったら、頑張らずに手を抜いて休みましょう。

仕事中は気が張っている・つわりのことを忘れているママは、意外と症状が出ずに乗り切ってしまえることもあります。

でも、緊張の糸が切れるととたんにつわりが襲ってくることも多いものです。そんな時は、お腹の赤ちゃんの「ママ休んでね」サインと考えましょう。

その間は、パパにも活躍してもらいましょう。ママの出産入院中や産褥期・ねんね期には、パパにも家事・育児を頑張ってもらわなければ乗り越えられません。

ママが仕事に復帰する日がきたら、やはりパパにも家事・育児を分担してもらうことになります。その日のシミュレーションと考えて、話し合い頼ってみましょう。

パパや家族を完全な味方につけよう…家の中は安全地帯に

職場で気を張り、気を遣っているママにとって、家庭は思い切り休んで甘えられる場であってほしいですよね。

そこで、家族を味方につけましょう。

  • つわりのつらさを説明する
  • 頑張れという言葉が追い詰めることを理解してもらう
  • 職場の無理解のために危険があることを伝える

マタハラをしてくる人同様、意外と難敵なのが「自分も経験しているはずの実のお母さんや夫側の義母さん」だったりします。

  • 自分はもっとつらかったと思っている
  • 自分は楽だったので理解がない

こんな場合は、本当に困ってしまいますよね。

そんな時は、パパを味方につけてパパから説明してもらいましょう。

ママなら角が立つ話でも、パパから「つらそうなので…」と伝えてもらうだけで違ってくることもありますよ。

その他できること…できることからひとつずつ試してみて

その他、つわりを乗り切るためにできることを挙げてみました。

  • 立ち仕事などの場合は、すぐに座れるようにしておく
  • ブラジャーなどの締め付けをゆるめなものにかえる
  • 歯磨きする時間を、食後すぐよりちょっと後にしてみる
  • 食べ物の載った雑誌やテレビを見ないようにする
  • ソフロロジーを試してみる

ソフロロジーは、妊娠や出産への恐怖や不安を生むパワーに変えていくという呼吸法・イメージトレーニングです。

どうしても今後の生活などに不安が強く、つらいというママは試してみてはいかがでしょうか。気分から、つわりの状態が変わってくるかもしれません。

つわり理解を職場で得て、赤ちゃんと自分の身を守りましょう

つわりで苦しい思いをしているのに、マタハラも受けてしまったら精神的にも肉体的にも大ダメージですね。

職場では言いだしにくいかもしれませんが、行政も動き始めています。母健カードは母子手帳に入っていることもあるので、上手に活用しましょう。

我が家の主人も、マタハラ被害者です。私が妊娠中トラブル続きで、パパも休まざるを得ない日があったため、上司からパワハラを受け続けてきました。

一言一言嫌みを言われるなどされたそうです。正確には男性なので「パワハラ」ですが、主人が当事者だったら確実に「マタハラ」になる案件です。

実はこれ、今では「パタニティハラスメント」と呼ばれるいやがらせ行為です。最近、育休を取るパパなどが被害に遭い、こんな言葉も生まれています。

主人はとても嫌な思いをしましたが、努力の結果、周囲の人が「こんなことを続けていたら、社員の婚姻関係が破たんしてしまう」と気付いたようです。

今では、女性社員が妊娠のためにお休みすることはもちろん、男性社員が妻の出産に関してお休みすることも認められています。

先鞭をつけることは大変でしたが、結果的に良かったと今では思っているそうです。

つわりの時期を乗り切って無事安定期に入れば、また気持ちよくお仕事できる時期がやってきます。

そして産休や育児休暇の後は、人生経験を積んでより充実したお仕事ができる時期も訪れます。そんな自分を期待してもらえるよう、誠意ある対応をこちらも心がけたいですね。

実は「逆マタハラ」という言葉も出始めています。「妊婦なんだからフォローされて当たり前」という姿勢が、周囲の人を苦しめてしまうこともあります。

妊娠は大変喜ばしいおめでたいことですが、ママ自身の周囲の人に対する対応も試されるシーンですよね。

自分が二人目、三人目を出産するときによりよい環境になっているよう、今を過ごすという気持ちでいることも、つわりを乗り切るコツかもしれません。

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    この、記事には反対します。
    悲しくなりました

  • 無記名さんさん

    結局迷惑かけたくなかったらがまんしろっことか。参考にぬりません。

  • 無記名さんさん

    つわりを知らせないって何かあってからじゃ遅いし。
    なぜ妊婦だけが我慢して働かないといけないの?
    書いた人妊娠経験ないでしょ笑
    従業員の体調気づかって仕事内容変えたり時間変えたりするのも会社の役目で、それができない会社が多い日本はまだまだですね。
    妊婦でつわりが酷くてもいろんな理由があって仕事辞めれない人はたくさんいるんです。

  • 無記名さんさん

    妊娠後も仕事を続けるのに反対な人達…って、余程旧い考え方?笑そんなの一般的じゃありませんよね。

  • 無記名さんさん

    読んでいて悲しくなりました

  • みっちさん

    みんなの意見が酷すぎる
    つわりについて詳しく書いてあって、
    対策も搭載されてるのに…

    どこらへんが不愉快なのか
    ちゃんと記入してください

    【参考になりません】と書いてありますが
    どこらへんが参考にならないのか
    逆に聞きたいです
    マタニティを批判してる人、マタハラを
    したい人たちが書いているコメントにしか思えません。

    コメントを見たら気分が悪くて
    つわりで更に吐きそうになりました。
    運営会社さん、酷すぎるコメントを消してください。

  • みっちさん

    記事に反対する人は
    見るな。
    産むな。
    結婚するな

  • みっちさん

    この記事を見て
    不愉快に思う人ってどんな人なんだろ?笑

    一生子供産めないし

  • みっちさん

    この記事見て反対する方が
    頭おかしいとおもいます。

  • 無記名さんさん

    報告するって書いてあるし。それでも会社にあまり迷惑をかけないための対策方法と、こうゆうことも考えられるから注意してねって話じゃないんですか?なんで批判されてるのかわからないんですが。。。記事かわったのかな??

  • 無記名さんさん

    参考になります!本当にどれだけつわりが酷くても休めないんです!
    マタハラだらけなんです。
    なぜ記事に反対するのか意味不明です。

  • 無記名さんさん

    大変参考になりました。
    マタハラ、なくならないですよね。
    その中でやっていくしかない、という現実との向き合い方を、考える材料をいただきました。
    マタハラ、なくせたら、一番ですけどね。

  • 無記名さんさん

    加筆修正があったようなので、記事の内容、変わったのかもしれないですね。前半と後半のコメントが大きく違うのは、そのせいかな…

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