子供が勉強好きになる方法3つ!幼児期の遊びでやる気アップ

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2016/11/04

勉強が好きな子供は好奇心いっぱい

ハイハイをしていた我が子が歩き始め、カタコトの可愛いおしゃべりもだんだん板についてくる頃から少しずつ気になってくる関心事の一つに、子供の「習い事」や「お勉強」の問題がありますよね。

「健康が一番!でも出来たらお勉強にも興味を持って、前向きに取り組んでくれる子になって欲しい。」そんな願いは多かれ少なかれ、ママ達共通の願いではないでしょうか。

今回はそんな願いを叶えるために心掛けたい3つの家庭習慣についてご紹介していきます。

勉強好きな子には、共通する3つの特徴が!

私は以前、学習塾で講師の仕事をしていたのですが、その時に不思議に思うことがありました。

難しい公式や複雑な文法を説明するために黒板の前に立つと、ほとんどの生徒の表情は曇りますが、何人かの生徒の表情は生き生きとしたものに変わるのです。

新しいことに興味を持ち理解することを楽しむ子は、必ず成績が伸びていきます。生徒達と過ごした時間、保護者面談で伺った話から、自然と勉強が好きになる子にはいくつか共通する特徴があることに気づきました。

  1. 学びを遊びの一環と捉えていること
  2. 好奇心が旺盛なこと
  3. 失敗を無駄にしないこと

これらは幼児期の家庭習慣でこそ培うことが出来るものなのです。

幼児教育は、スタートが早いだけでは「賢い子に育つ」とは限りません。

早く始める方がいい!遅いと出遅れるので大変!という考えではなく、実際にはどんな家庭習慣が勉強好きの子を育てるのか、順を追って見ていきましょう。

1.「学びも遊び」の感覚を養う家庭習慣について

皆さんは「勉強」という言葉を聞くとどんなイメージが浮かびますか?多くの方が描くイメージは机に向かい、集中して教科書に向き合う子供の後ろ姿かもしれません。

確かにそれも正しい「勉強」の姿です。

しかし、新しいことを発見し、理解することで勉強に結びついていく「学びの種」は幼児期の自由遊びのなかにも、沢山潜んでいるのをご存じでしょうか。

例えば、冬の朝に子供がザクザク踏みしめて喜ぶ霜柱は、夜の間に土のなかの水分が凍って出来るもので、関東地方では土の温度が0度以下になる特に冷え込んだ夜の次の日でなければ見られません。

子供の「霜柱で遊べる朝と遊べない朝があるのはどうして?」という素朴な疑問は実はとても鋭いものです。

3歳くらいの子供が霜柱が出来る仕組みを理解することが大切なのではなく、この「なぜ?」という感覚、いわゆる知的好奇心をどれだけ伸ばしてあげることが出来るか、この点が小学校入学後の勉強に対する姿勢にも大きく影響してきます。

与えられた問題を受動的に解く、答えさせられる、とう義務感を感じるより先に自分で不思議を探し出し、答えを見つけようとするのが「自分主体の学びスタイル」

このスタイルを、幼児期の遊びを通じて身につけることが出来た子は、義務教育の過程でも自発的に課題に取り組むことが出来るようになるのです。

この時期の貴重な「なぜなぜ体験」は親の与えるドリルや幼児教室のなかよりも、どちらかといえば子供が伸び伸び遊んでいる日常生活のなかでこそ、多く出会うことが出来ます。

子供に将来、勉強好きになって欲しいと願うママに意識していて欲しいこと、それは子供の「なぜなぜ体験」を大切にし、学ぶのは遊ぶことと同じで”楽しいものなんだ!”という感覚を育ててあげることです。

具体的には、「子供のなぜ?」が出てきたことを喜び、答えを探す姿勢を応援してあげる習慣をママ自身が身につけることです。

とはいえ、子供の全ての質問にきちんと答えてあげなくてはいけない、ということではありません。

逆にすぐに正しい答えを説明してしまうことは子供が自分で考える貴重な機会を奪い、「なぜなぜ体験」の効果を半減させてしまうことになってしまいます。

ただ一緒に不思議だね?何でか考えてみようか…というように子供自身に答えを考えさせるような言葉掛けをしてあげることが大切です。

子供はその時点での自分なりの考えや思い浮かんだ答えを話します。時にはぷっと吹き出してしますような可愛らしく、面白い答えが飛び出してくることもあるでしょう。

そんな時にも必ず「よく、思いついたね。」「面白いね、その考え!」と一言、前向きな言葉掛けをしてあげてください。

これを習慣化することで、子供は自分で疑問を持つことと、疑問の答えを探すことを楽しむ「自分主体の学びスタイル」を身に付ける下地作りが出来るのです。

そして時間がある時には、親子で一緒に図鑑やインターネットで正解探しをしたり、正しい答えを丁寧に説明してあげるのがいいですね。

時間がない時には、子供の見つけた答えを毎回正しく訂正する必要はありません。

【まとめ】

  1. 子供が遊びのなかで出会う「なぜなぜ体験」を大切にする。
  2. なぜ?に親はすぐには答えない。
  3. 子供が自分で答えを探すように促すことで「自分主体の学びスタイル」を身に付けさせる。

幼児期に重視したいのは勉強の「先取り」より「あと伸び」

小学校入学前にひらがな・カタカナの読み書きはもちろん、漢字や九九まで覚えてしまう利発なお子さんもいらっしゃいます。

子供が自ら進んで、楽しみながら身に付けた先取り学習なら何も問題はありません。素晴らしいことですね。

ただ、このようなケースで少なからず見受けられるのは親主体の先取り教育です。「良く遊び、よく学べ。」とは昔から言われることですが、遊びこそ大切なのが幼児期です。

この時期に遊びを極端に制限し、無理やり知育教材に取り組ませたり、読書を強制することは後々子供の勉強嫌いを招いてしまうことがあります。

子供が「やらされている」という意識を持ちながらの受動的な勉強スタイルでは、小学校高学年以降、とりわけ受験生になりプレッシャーがかかる時期になると爆発しやすい大きなストレスにつながる危険性があります。

親心としては子供の将来を考え、あえてしっかりと取り組ませた先取り学習が、却って仇になることもある…切ないことですが、現実に起こりうるリスクです。

逆に、先にお話しした遊びを通しての「自分主体の学びスタイル」を身につけた子は小学校低学年頃までは目立った成績の良さはないかもしれません。

むしろ低学年より高学年、小学校より中学校と学年が上がる程成績が伸びてゆく「あと伸び」タイプの子が多くなります。

「自分主体の学びスタイル」を身に付けた子は自分で目標を設定することが得意で、自分でその目標を達成することを楽しめるからです。

伸びる時期に個人差はありますが、受験期などのプレッシャーに対しても強くなり、やる気や集中力にも差がついてきます。

家庭教育ではもちろん、小学校受験対策などで学習塾や幼児教室を探す場合にも、詰込み型の学習塾ではなく、遊びや五感を通じての学びを重視するスタイルの学習塾も検討してみて下さいね。

遊び感覚で就学準備をしてみよう!2つの方法をご紹介

文字や数字に対する子供の反応も様々ですね。すんなりと興味を持ち、テレビのアニメ主題歌や絵本で何となく読めるようになってしまう子もいます。

一方で、我が家の長男のように、文字には一向に自分から興味を示さないというタイプのお子さんもいらっしゃると思います。

後者のタイプの子にはやはり親が何らかの働きかけをしてあげて、子供の重荷にならないような形で勉強のサポートをしてあげられるのが理想です。

ここでは、遊びながら楽しく、ひらがなの読み方と一桁の足し算・引き算を身につける方法をご紹介します。

1日3分、歌で遊ぶ「あいうえお」

1日3分、歌で遊ぶ「あいうえお」-1104-1

ポスター大のあいうえお表を準備し、壁に貼る。
(買うも良し、作るも良し、見やすければどんなものでもオーケーです。)

1.歌いながら、あいうえお表を指さし、五十音を読み上げる。

歌はあいうえおの五十音をリズムに乗せやすく、子供の好きなものであれば何でも大丈夫。歌のサビの部分だけを繰り返した方が、リズムに乗せやすい場合が多いですよ。

ちなみに我が家の場合は、テレビアニメ「妖怪ウォッチ」の主題歌「ゲラゲラポー」のサビの部分だけにひたすら「あーいうえお、かーきくけこっ」と五十音を乗せて歌っていました。ゆっくり歌っても全部で3分もかかりません。

2.一日一回だけ、歌う

ポイントは子供が喜んだ時にも2回くらいまでで止めておくことです。何回も一気にやると飽きてしまって、ひらがなを覚えきるまで長続きしません。

この2つのステップで、どの子も二週間から一か月位ででスラスラとひらがなを読むことが出来るようになります。

このやり方はカタカナの読み方、ABCのアルファベットを覚えることに応用出来ますので、是非1日3分の歌遊びを試してみて下さいね。

1日5分、リズムで遊ぶ足し算、引き算

【準備するもの】

2種類の色、もしくは形の違うおもちゃのパーツを10個ずつ用意する。
(例えば赤のブロック10個と青のブロック10個、四角の積み木10個と三角の積み木10個など。)

※我が家ではレゴのデュプロブロックの中から、子供の好きな色のブロックを10個ずつ選ばせて利用していました。

1日5分、リズムで遊ぶ足し算、引き算-1104-2

1.算数ゲームのスタート合図

2つのブロックを「コン、コン、コンコンコン」と口ずさみながら歯切れ良いリズムでぶつけて合図とします。

2.クイズを出す

「コン、コン、コンコンコン」のリズムに乗せてクイズを出す。

例えば赤のブロックと青のブロックを利用する場合には適当に「青さんがふーたーつ!赤さんがひーとーつ!コン、コン、コンコンコン。

ブロック全部でいーくーつ?」とリズムにのせながらクイズを出します。

3.算数ゲームの進め方

問題を出しながら子供の目の前に青のブロックを2つ、赤のブロック1つを並べてあげましょう。

最初はブロックの数を目で見て、数えることで答えを出していきます。段々慣れてくると頭の中だけでパッと答えが出てくるようになります。

この段階になったら小さなホワイトボードやお絵かき帳に「2+1=3」「5-2=3」などの数式をお母さんが書いてあげて下さい。

4.知識(足し算・引き算の概念)を加えて理解させる

お母さんが書いた数式を子供に見せながら「今のはこれだよ。数字で書くとこうなるの。この計算が出来たなんて、すごいね!」と一知識を加えてあげると、小学校入学後に先生が黒板で説明する「算数」という授業に抵抗なく入っていけるようになります。

また、4~5歳くらいの子供は足し算、引き算の言葉の意味など知らないものです。ゲームのときには毎回「数が増えるのが足し算、数が減るのがが引き算だよ。」と説明してあげましょう。

クイズは1日3問から10問で時間は5分程度。出来なくても気にしない、手遊び感覚で続けて行くことが大切です。

ひらがなと同じで、算数クイズも集中してやりすぎると飽きてしまいます。この方法で一桁の足し算、引き算がパッと答えられるようになる期間的な目安は2~3ヶ月です。焦らず、細く長く続けてみましょう。

2.知的好奇心を引き出す家庭習慣について

「なぜなぜ体験」を大切にし知的好奇心を伸ばしてあげることが、子供が勉強好きに育つコツですよ、というお話をさせて頂きました。

では、実際にどんなことが子供の知的好奇心を大きく育むのでしょうか。幼児期の家庭習慣に取り入れて欲しい3つのことをご紹介します。

質問が出来たら褒める

子供が3、4歳頃から急に増えてくる子供の「なんで?」「どうして?」という言葉。

所構わず飛び出してくる子供の「なんで?」攻撃に、忙しい時は「ちょっと黙ってて!」と言ってしまいたくなるし、質問が次から次に重なると「うるさいなぁ…。」と内心ゲンナリしてしまいますよね。

毎回正しい答えを説明してあげる必要はありません。この時期に大切なことは、正しい知識を身に着けることではなく「疑問を持つのは良いことだ」ということを子供が体感することなのです。

体感させてあげるには、自分の発見した疑問をママが笑顔で褒めてくれることが一番です。

「へぇ、そんなことに気づけるなんて○○は良く見てるね!」
「ママ、そんなこと考え付かなかった!思いついて△△ちゃんはすごい!」

こんなふうに子供が発見したことを、一緒に喜んであげて、褒めてあげてください。

そうすると子供は自分に自信を持つことが出来て、疑問にも未経験のことにも前向きに取り組んで行こうとする姿勢が自然と身に付くのです。

逆にこの時期、子供に対してあまりにも「質問が多くてうるさい。」という態度で接してしまうことは危険です。

なぜなら、自分で何かを考えることは良くないことだ、という印象だけが子供に残ってしまい、大切な知的好奇心の芽を摘んでしまう原因になるかもしれないからです。

絵本を通じて体験のポケットを増やす

子供の知的好奇心を伸ばすには、色々な経験をさせてあげることが有効です。

子供は一つの心地よかった経験を核に、もっと知りたい、もっと触れたい、これはどうなる?あっちではどうだろう?と次々に好奇心の枝を伸ばし、成長させて行くからです。

習い事一つをとってみても、英語などの語学系、ピアノなどの音楽系、水泳やバレエなどの運動系、絵画や造形教室などの美術係とたくさんありますよね。

子供に色々と触れさせてみたい、魅力的なメニューが沢山そろっていて、逆に悩んでしまうママも多いのではないでしょうか。

時間や資金が限られているなかで、子供の体験のポケットを増やすおススメの方法は「絵本を読んであげること」です。

絵本の読み聞かせを通じて子供が体験する出来事は、紙の上に書かれたおとぎ話では終わりません。

想像力が強く、感受性が強い子ほど日常の絵本の読み聞かせのなかで疑似体験する出来事からさまざまなことを学び取ります。

子供の知的好奇心を伸ばすために、ぜひ絵本の読み聞かせの家庭習慣をつけましょう!

我が家の長男が4歳だった頃お気に入りだった絵本の一冊に「はじめてのうちゅうえほん てづか あけみ, 的川 泰宣 著)があります。

はじめての宇宙絵本
http://goo.gl/hE9i3K

picturebook2はじめてのうちゅう絵本

この絵本を読んであげて、ワクワクした長男は誕生日プレゼントには偶然書店で目に入った宇宙図鑑を、クリスマスプレゼントにはプラネタリウムに連れて行って欲しいとねだりました。

長男の体験ポケットには確実に「宇宙」ポッケが加わったようです。将来どのように活用されるのか、あるいはそのまま忘れてしまうのかは謎ですが、親子で楽しみなポケットが一つ、絵本を通じて加わりました。

好奇心旺盛になれる!調べてみよう・実験をしてみよう

将来子供が自然と勉強好きになるために必要な「なぜなぜ」体験は、①自分で主体的に疑問を発見し、②解決しようとする2つのステップで成り立つものです。

「なぜなぜ」体験を応援するには、質問が出来たら褒めてあげる、親は答えを知っていてもすぐには回答せず「どうしてだと思う?」と自分で考えさせる促しをする家庭習慣を取り入れることが大切だとお伝えしました。

ここでは、親子で楽しめる簡単な実験遊びをご紹介します。

自分の頭で考えたこと、予想したことを遊びながら実際に試してみる、ということは子供にとってはとてもワクワクする大冒険を意味します。

時間のある時に是非、親子で楽しんでみて下さい。

お風呂で絵具の色実験

空のペットボトル数本と色水をかき混ぜるための筆か割りばし、水性絵具を用意します。(水性絵具は100円ショップで売っているもので十分です。)

お風呂に入った時に手桶に好きな絵具を好きなだけ足して、色んな色を作って楽しみましょう。

【絵具の混ぜ方イメージ図】

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引用…ぷりんときっず

上記サイトなどで、混ぜあわせた後どんな色になるのかの表もダウンロードできます。

我が家では長男が紫、長女はピンク色を作るのがお気に入りでした。同じ色を混ぜても、混ぜ合わせる絵具の分量によって色合いが毎回変わることが面白かったようです。

夢中で遊んでいるうちに、最後はたいてい色を混ぜすぎてドロドロの黒か茶色で終了!となってしまいます。

基本的な色 白と黒を使った人気の色
赤+青=紫 
赤+黄色=オレンジ
青+黄色=緑
赤+緑=茶色
青+白=水色
赤+白=ピンク
白+黄色+赤=肌色
白+黒=グレー

お気に入りの色が出来上がった時にはその時点で、綺麗にした空のペットボトルに詰めてしまい、フタをして取っておくことをおすすめします。

そうすれば、おままごとやごっこ遊びにと、しばらくの間子供は自分のお手製ジュースで楽しく遊べますよ!

お風呂ではもちろん、夏の戸外での水遊びとしても一押しの遊び方です。

※室内で使う場合にはフタをした後、セロテープやマスキングテープで絶対にフタが空かないように補強して下さい。

また、夏の炎天下に外に放置しておくと一週間くらいで中身が腐ってしまうので、真夏は早めに処分するか、日陰で保管して下さい。

お風呂でブクブク泡実験

お風呂でブクブク泡実験-1104-4

ストローを用意して下さい。
(※この遊びはストローが使いこなせていないお子様には危険なので、絶対にやらせないで下さい。シャボン液を誤飲する恐れがあります。)
  1. 手桶にお湯をはり、適当にシャンプーを溶かしてシャボン液を作ります。だいたい1リットルのお湯に1、2滴垂らせば十分です。
  2. ストローでかき混ぜます。お湯をグルグルまわしてシャンプーが溶けてきたところでストローに口をつけ、息を吹き込むとブクブクブク…大きなシャボンのお城が出来上がります。

どれだけ大きなシャボンのお城を作れるか、子供はワクワクしながら挑戦します。

この時にゆっくり息を吹き込めば大きな泡が作れること、早く強く吹き込めば飛んでしまったり、はじけてしまったり…空気と泡について色々な発見をすることが出来ます。

おふろでの色々なストロー遊びが楽しく描かれている絵本『おふろでストロー おーなり由子作』もおすすめです。

picturebookおふろでストロー

気になった方はこちらのホームページを覗いてみて下さいね。

副音感書店
http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=23228

きれいな泥団子の作り方

空のペットボトルに水を入れて公園の砂場へ行きます。
  1. 砂場の砂に水を垂らし、湿らせた土で泥団子の芯になる部分を作ります。ギュッギュッと根気強く固めて下さいね。
  2. 芯が固まってきたら、今度は砂場の上の部分にある乾いた白砂を手に取り、泥団子全体にまぶします。
  3. まぶしたら手や瓶の口で優しく撫でまわして磨く。これを2・3回繰り返します。するとだんだん綺麗な球形の泥団子が出来上がります。

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泥団子作りの過程で、子供は「土は水があるとくっつく。でもありすぎると壊れちゃう」という表面張力の謎に出会うでしょう。

その謎の正体は中学以降の科学の時間に解き明かされますが、幼児期の「なぜなぜ体験」がベースにあると、子供は習った勉強を単なる知識ではなく、自分のなかで生きた知恵として活用することが出来るようになるのです。

泥団子作りは土遊びの基本で、男の子にも女の子にも大人気の遊びです。でもなかなか、手を汚してまでパパやママが真剣に取り組む余裕はありませんよね。

休日に近くの公園で家族で本気の泥団子作り!こんな休日もきっと子供の記憶に残る楽しい一日となるでしょう。

3.失敗を無駄にしない家庭習慣について

勉強好きな子に育てるためには幼児期の成功体験が重要です。

幼児期の小さな成功体験をコツコツ積み重ねていくことで、誰でも一度は向き合うことになる「勉強の壁」に臆せず立ち向かっていけるか、そこで挫けてしまうか、明暗が分かれてしまうこともあります。

さらに勉強好きの子が初めて大きな「勉強の壁」にぶつかった時に最も大きくモノをいうのが「失敗から学んだ経験」です。

失敗という悔しい体験をする。「なんでだろう?なんでダメだったたんだろう??」子供は自分なりの反省をします。

幼いながらもしっかりと自分なりの敗因分析が出来るのです。失敗した体験を反省すると、それは単なる体験から「経験」に昇華され、子供が次の壁に直面した時にどうすればいいのかを指し示してくれる生きた知恵となります。

この知恵の力を借りて、子供は何度でもぶつかる壁を乗り越えていくことが出来るのです。

幼児期に得た挫折体験とそれを乗り越えた回復経験、これこそが勉強好きの子が折れずにどこまでも伸びていくのに必要なアイテムなのです。

子供が挫折を乗り越えるために、親が心掛けたい3つのこと

我が子がこの大切なアイテムをきちんと手に出来るように親が気を付けたいポイントを3つ、これからご紹介させて頂きます。

1.失敗体験自体を子供から奪わない

まず親は子供が自分でやりたい!と言ったことであれば、失敗するのが目に見えていることでもあえて挑戦させてあげましょう。

親心から失敗からは全て遠ざけておきたい気持ちは分かりますが、あえて幼い我が子の失敗を見守ってあげることも大切です。

2.失敗したことを叱らない

子供が自分で手をあげてチャレンジしたことに失敗しても親は絶対に叱ってはいけません。

失敗の全くない人生などありえない以上、失敗するリスクのあることに挑戦した我が子の勇気をむしろ褒めてあげるくらいの余裕を持ちたいものです。

3.失敗体験を回復経験に導いてあげる

失敗した時の敗北感は、年齢が低くてもその子にとって重く辛いものです。「一番になれなかったね‥なりたくて頑張ったのに。悔しかったね。」

まずは悔しい、悲しいという気持ちにそっと寄り添ってあげて下さい。

その上で「どうして一番になれなかったのかな?」ではなく、「次はどうしたら一番になれると思う?」という前向きな反省を促す声掛けをしてあげて下さい。

まだ幼い子供です。出てくる答えも、「今日は最初から疲れてたんだもん。」「○○ちゃんは実はズルをしていたの!」などの幼い言い訳がほとんどでしょう。

こういった言葉が負け惜しみだということは実は言っている子供本人もよく分かっている場合がほとんどです。叱らずに「そうなんだね。」「うん、うん。」と聞いていてあげましょう。

そのうち言い訳に「でも…もしかしたら練習が足りなかったのかもしれない。」とか「もっとあの時に頑張っていれば一番になれたかもしれない。」という失敗体験が回復経験に切り替わる子供自身の気づきの瞬間が訪れます。

親はこの瞬間を辛抱強く待ち、見逃さずに「そうだね!ママもそう思うよ!!またチャレンジするなら練習をもっともっと頑張ろう。」という前向きの声掛けをしましょう。

子供が自分で得ることが出来た貴重な回復経験を、より強いものに補強してあげることが大切です。

どんどん育てよう!親子のワクワクの芽

親子で楽しくどろだんご作り

この記事は「ママやパパとお子様が一緒にワクワクの芽を見つけられますように。」という願いから書き始めました。

「勉強好きに育てる」と聞くと、ちょっと難しい内容かな?と思われるかもしれませんが、今回ご紹介させて頂いた幼児期の習慣はママやパパのちょっとした言葉掛けや意識の持ち方についてのシンプルなものばかりです。

幼児教育には、”遊び”の時間が大切。遊びから学ぶことが多いと理解しておいてくださいね。英活力や精神力は、遊びの中で得ていくものです。

一つでも「やってみようかな。」という気持ちになれるものがあったら、ぜひ肩の力を抜いて、わが子と試してみて下さいね。

みんなのコメント
  • すいかね~さん

    ずっと、幼児教育がいいと思っていました~。
    私の夫もそう言ってました。
    でも、そうとは限らないんですね~。
    近所の人で、「お受験」のために色々な幼児教育をしている人がいます。
    その人は、その子供に、毎日毎日お勉強させているので、
    「それが絶対いい」とは限らない、
    と教えたい気分です。
    長々と、失礼しました。(;一_一)

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