生後1ヶ月赤ちゃんに付けたい生活リズムと、体重増減をチェック!

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2016/06/17

生徒1ヶ月の赤ちゃん

昼夜関係なく授乳に追いまくられていた新生児期とくらべ、1ヶ月の赤ちゃんは少しずつしっかりとしてきます。

とはいえ、ママもお母さんになってたった1ヶ月。ネットの情報や両家の母の意見などに振り回されてしまうことも多いですよね。

そこで多くの赤ちゃんの成長の「ふり幅」をチェックしてみましょう。マニュアル通り育たないのは当たり前です。

だいたいの目安に向かってゆるやかにでも成長していれば大丈夫!という、安心できるラインをご紹介します。

さらに、実際に双子をラクラク育てた経験者が実践していた「1日の過ごし方スケジュール」も掲載しました。参考にしてみてくださいね。

1ヶ月の赤ちゃんの平均的な体重と体重増加を知っておこう

生後1ヶ月の赤ちゃんは、平均どれくらいの大きさでどれくらい成長するのでしょうか。気になる赤ちゃんの成長について調べてみましょう。

1ヶ月の赤ちゃんの平均的な体重…出生から1キロ増える

出産から1ヶ月が過ぎ、生後1ヶ月検診が終わると赤ちゃんはいよいよ新生児から乳児へ成長します。見た目も愛らしい「赤ちゃん」に近づいていきます。

生後1ヶ月の赤ちゃんの平均体重を見てみましょう。

  • 男の子…3.5~5.9キロくらい
  • 女の子…3.3~5.5キロくらい

出生からだいたい1キロ位増えている子が多いですね。出生体重も同様ですが、赤ちゃんの体重・体重増加は個人差が大きいものです。

小さく生まれた赤ちゃんと大きく生まれた赤ちゃんでは、出生時からすでに2キロくらい差がついています。多少の差は気にする必要はありません。

生後1ヶ月の赤ちゃんの体重も、新生児と同じように1日30グラム程度ずつ増えていきます。

  • 1週間の体重増加…およそ200グラム
  • 1ヶ月間の体重増加…およそ1キログラム(生後2ヶ月まで)

体重増加の目安は、およそこの程度です。

体重が増えないことに関する不安…ご機嫌やうんちをチェック

赤ちゃんは日に日に大きくなりますが、毎日見ているママにはあまり変化が感じられないこともあります。

特に完母育児のママや母乳のウエイトが重いママは、授乳量が足りているのか不安を感じますよね。

新生児期、出産後退院前は毎回授乳量を体重計でチェックしていたかもしれませんが、生後1ヶ月になればそんなに厳密に調べる必要はありません。

どうしても心配なら1週間ごとに体重をチェックしてみましょう。ベビースケールはレンタルもできますし、保健センターなどで体重が測れる場所もあります。

また、体重の増えがわからなくてもおっぱいが足りているかどうか見極めるチェックポイントをご紹介しましょう。

おっぱいが足りているかのポイント

  • ご機嫌に過ごす時間が少しずつ長くなっている
  • 少しずつ長く寝られるようになってきている
  • 顔色がよく肌ツヤも良い
  • 便秘にならず、うんち・おしっこが適度に出ている

赤ちゃんがすくすく発達・成長し毎日ご機嫌に過ごせているなら、おっぱいはちゃんと足りています。大丈夫ですよ。

ちょっと便秘気味な時はベビーマッサージでお腹に優しく「の」の字を書くようにさすってあげましょう。それでも出にくい場合は母乳不足・ミルク不足の可能性もあります。

体重が増えすぎている不安…ミルクの量や授乳量を加減しよう

「体重がちょっと増えすぎかも…」と不安になっている場合もありますよね。混合栄養の場合は、母乳だけで充分足りてきているかもしれません。

ミルクの量を少しずつ減らして排泄の状態や睡眠が変化しないかチェックしつつ、ミルクの量を加減して様子をみましょう。

多少重め・軽めでも、母子手帳や育児書にある成長曲線とおなじようなカーブを描いて大きくなっているようなら心配はありません。

成長曲線から大きく外れて成長している・体重増加が停滞しているようなら、予防接種の折などに保健師さんや小児科医など専門家に相談してアドバイスをもらいましょう。

生後1ヶ月の赤ちゃんの身長や、体と心のさまざまな発達

生後1ヶ月の赤ちゃんは、身長をはじめ体も心も成長期です。どんな変化があるのか詳しく見ていきましょう。

1ヶ月の赤ちゃんの身長…2ヶ月までに3センチほど増える

1ヶ月の赤ちゃんの平均身長は、男女ともに50~59cmくらいと言われています。新生児期から5センチ~7センチほど成長しています。

また、生後2ヶ月に向けて3センチ~5センチほど成長します。身長の伸びは、体重に比べると少しずつ緩やかになっていきます。

1ヶ月の赤ちゃんの体と心の成長!表情も豊かになってくる

そのほかにも、いろいろな体の変化・成長が見られます。

  • 視力…かなり見えるようになり、動くものも追い始める
  • 表情…微笑みのような表情が出始める
  • 皮膚…乳児湿疹が出始める子もいる
  • 発語…泣く以外にも声を出すようになる
  • 運動…手足を積極的にバタバタさせるようになる

耳は胎児のころから発達をはじめるので、お腹の中ですでに音が聴こえていると言われています。新生児期からちゃんと聞こえるので、絵本などを読んであげると良いですね。

乳児湿疹は、新生児ニキビや脂漏性湿疹などのブツブツです。多くの赤ちゃんが悩まされる皮膚の症状です。

しっかりお風呂で石けんを使って顔・頭を洗い、授乳後もお茶を含ませたガーゼでよく拭くなどのケアで改善していけますよ。ひどい時は小児科を受診しましょう。

そしてもうひとつの大きな変化が、「ひとりでもご機嫌よく過ごせる時間が長くなる」という点です。

ただ泣いて寝ているだけだった新生児期と比べて、ひとりで過ごせる時間が増えてきます。この時間を利用することで、生活リズム付けにもつながりますよ。

後ほど、生後1ヶ月の赤ちゃんができるようになる生活面での成長と、それらを利用した生活リズム付けの具体例についてご紹介していきます。

生後1ヶ月の赤ちゃんの生活の中の行事!1ヶ月健診やお宮参り

生後1ヶ月を過ぎると、赤ちゃんにもいろいろな行事や予定が出てきます。ママが気になるポイントをチェックしてみましょう。

1ヶ月健診と予防接種…早めにかかりつけ小児科を探そう

1ヶ月になると、出産した病院などで1ヶ月健診を受けます。そこで体重・身長の成長具合やおへその状態・発達などをチェックします。

同時にママの健診も行われます。ここでOKが出れば、いよいよママも赤ちゃんもお家のお風呂に入れるようになりますよ。

1ヶ月健診までは産院で診てもらっても、それ以降は小児科で診てもらうようになります。できるだけ早めに信頼できるよいかかりつけ小児科を探しましょう。

予防接種は、2ヶ月から同時接種でスタートすることが多いでしょう。特別な指示がない限り、定期接種・任意接種ともに次の月まで待っても大丈夫です。

ママの持病や赤ちゃんの体調によって、医師から特に早く接種するよう指示される可能性もあります。主治医の先生が立ててくれるスケジュールに従って受けてください。

生後2ヶ月からは予防接種ラッシュが始まります。このころからよく説明を読んで理解しておくほか、スムーズに受けられるよう体調管理をしておきましょう。

お宮参り…最近は生後3ヶ月にする家も!急がなくて大丈夫

ご家庭によっては、お宮参りを1ヶ月で行うこともあるでしょう。ただし、最近は生後3ヶ月くらいに行う家庭も増えています。

生後3ヶ月くらいまで待った方が乳児湿疹が落ち着いて赤ちゃんの顔がきれいになる、ママも体調が戻るなどメリットもあります。

地元の風習にもよります。

いつ行うかはまず赤ちゃんとママの体調を第一に考えて決め、家族で相談して無理のないスケジュールで行いましょう。

1ヶ月赤ちゃんの授乳間隔や睡眠時間は?生活リズムのポイント

生後1ヶ月の赤ちゃんの生活リズム付けは、幼児期・子ども時代における生活習慣の基本となります。育児がラクになるコツもご紹介しますよ。

  • 昼夜逆転を改善
  • 外出デビューをしよう
  • お家のお風呂デビュー

詳しく見ていきましょう。

昼夜逆転を改善しよう!昼と夜の区別をつけるための工夫

生後1ヶ月の赤ちゃんには、昼夜逆転が続いている子も少なくないでしょう。ママは引き続き、寝不足でつらい時期ですよね。

昼夜逆転現象は、赤ちゃんの生活サイクルが24時間ではないため起こると言われています。そこで、赤ちゃんを少しずつ朝起きて夜寝る生活サイクルに変えていきましょう。

昼夜逆転の改善ポイントをご紹介します。

  • 昼と夜の区別をつける
  • 起きている時はメリハリよく生活する

昼と夜の区別をつけることはとても大切です。朝は起きたらカーテンを開けて光をしっかり部屋に入れましょう。日中は明るい部屋で過ごします。

普段から部屋が暗めのお家や雨の日で外が暗い日は、電気をつけて明るくしてみましょう。音楽をかけてにぎやかに過ごすことも良いですね。

オムツ替えの時にメリーなどのおもちゃを鳴らしたり、落としても痛くない柔らかなラトルを握らせるなど、ちょっとした工夫で楽しく過ごせますよ。

夜は時間を決めてテレビなどを止め、暗く静かな寝室に連れていきます。昼夜の区別をつけ、メリハリよく生活することで昼夜逆転を改善していきましょう。

外出デビューをしよう!お庭の散歩からスタートするお外遊び

生後1ヶ月の赤ちゃんの大きな変化のひとつが、外出ができるようになることです。できるだけ毎日お外に出かけましょう。

外出といっても、大がかりなお出かけをする必要はありません。授乳間隔もまだあきませんし、ママの体調も戻り切っていませんよね。寝不足もつらいでしょう。

そんなママの気分転換をかねて、”お庭を散歩”するだけでいいのです。まずは抱っこしてお庭を5分程度ぐるりと回ってみましょう。

それだけでも赤ちゃんにとっては充分大冒険ですし、運動になります。少しずつ毎日時間を延ばしていき、ベビーカーで公園やお買い物に連れていけるようになりますよ。

外出後はとても疲れてのどが渇くので、帰ってきてからの水分補給が大切です。またその後はたくさん寝てくれる子も多いですね。

そこで、外出を上手に活用して生活リズム付けに役立てましょう。授乳や睡眠をしっかりと取って欲しいので、その前が狙い目ですよ!

  • たくさん飲んでほしい授乳の前
  • よく寝てほしいタイミングの日・時間

こんなタイミングで外出を取り入れてきましょう。

お家のお風呂デビューを活用しよう!お風呂のあとはよく飲む

1ヶ月の赤ちゃん、そしてママの大きな変化が「お家のお風呂で入浴できるようになる」という点です。冬場はママにとっても嬉しいですよね!

それまでベビーバスで沐浴していた赤ちゃんも、お家の広いお風呂でママと一緒に入浴できるようになります。大変そうに見えて、慣れればずっと楽ですよ。

赤ちゃんの入浴のさせ方や水分補給については、MARCH内に関連記事があります。ぜひ参考にしてくださいね。

【赤ちゃんのお風呂デビュー!新生児の入れ方などのテクニック】
http://kosodate-march.jp/wp/ofurodebyu0627/

【赤ちゃんの水分補給!お風呂上がりに飲ませたいお薦め飲み物】
http://kosodate-march.jp/wp/suibunhokyu0620/

またお風呂タイムも外出同様、赤ちゃんにとって大冒険です。とても疲れる運動にもなります。

たくさん飲んでその後は長く寝てくれるタイミング付けにお風呂は最適です。

お風呂タイムは、毎日同じ時間帯に決めて入れるようにしましょう。湯冷めしにくい夕方ころが最適です。

「旦那に入れてもらった方が楽だから、旦那が仕事から帰宅してからお風呂に入れてもらう。入浴が夜遅くなっちゃう」というママもいますよね。

でも赤ちゃんの入浴は遅い時間になるほど湯冷めの危険がありますし、体温が下がりにくくなり寝付きが悪くなります。

寝付きが悪くなると昼夜逆転の改善にも支障をきたしますし、幼児期に向けての早寝早起き習慣づけがつまずく恐れもあります。

大変なのは最初だけ!慣れてしまえば楽々入れられますし、ママひとりで幼児&双子の赤ちゃんだってササっと入れられるテクニックもあります。

夜はできるだけパパとリラックスしてゆったり過ごした方が、ママのメンタルにもおっぱいの張りにも効果的ですよね。

パパにはお休みの日にお風呂に入れてもらうようにお願いしてみましょう。

また生後1ヶ月はママも赤ちゃんも、清潔な一番風呂に入った方が良いのです。お風呂は早めにささっと入れてしまいましょう。

1ヶ月の赤ちゃんの生活リズムとスケジュールを紹介します!

それでは、実際に赤ちゃんと暮らす生活リズム付けについてご紹介していきます。我が家で実践していたスケジュールを掲載してみました。

授乳スケジュールの立て方…時間で授乳を区切る方法のススメ

我が家では、双子の育児とひとりの赤ちゃんの育児をしてきた経験があります。上の子供がひとり、下の子たちが双子です。

上の子の場合は初めての出産ということもあり、新米ママでマタニティブルーも重く何事にもまったく慣れていませんでした。

下の子たちの場合は私も子育てに慣れていました。またただでさえ忙しい双子育児に上の子の世話や家事などが重なったので、とにかく手も時間も足りませんでした。

そのため、上の子と下の子たちの時では授乳スケジュールの立て方を替えました。その経験談をご紹介します。

上の子…赤ちゃんが泣いたタイミングで授乳

授乳間隔のばらつきや夜中の授乳・昼夜逆転がおさまるまでかなり時間がかかりました。

下の双子…毎日同じタイミングで時間を決めて授乳

ほとんど昼夜逆転を起こしませんでした。夜中の授乳も「起きるのがつらい」という時間を避け、夜中の授乳自体すぐになくなりました。

数年経った今では兄弟変わりなく成長しています。

産後育児の楽さや赤ちゃんがしっかり睡眠をとることを基準にするなら、時間で決める授乳を経験上おすすめします。

昼夜逆転にならなかった双子の寝付かせ裏ワザ…寝かしつけで抱っこをしない

もうひとつ、昼夜逆転も夜泣きも一切しなかった双子育児で行った裏ワザがあります。それは、「抱っこで寝付かせない」という方法です。

双子を抱っこで寝付かせるのはとても大変です。そこで、私は最初からそれぞれの子をバスタオルで軽くくるみ、布団に寝かせていました。

寝付いたらバスタオルをゆるめて完了です。夜中に起きそうになったら、そっと手を握って温めてあげ、決して抱っこであやしません。

赤ちゃんは驚くほど脳の発達が早く、一度「夜泣けば抱いてもらえる」と覚えるとあっという間にクセになります。

「可哀想…」と感じるかもしれませんが、結果的にはしっかりと寝られるため、成長ホルモンの分泌などのためにもオススメです。

夜ぐっすり寝てくれた方がママにとっても楽で、おっぱいも張りますよ。

1ヶ月の赤ちゃんの生活リズムとスケジュールの実例を紹介!

実際に、私が双子を育てていたときの実例をご紹介します。生後1ヶ月ころのある日のスケジュールです。

【生後1ヶ月の生活リズムの例】

時間 お世話のスケジュール
5:00 1回目の授乳・オムツ替え
6:00 赤ちゃんねんね
7:00 ママ起床・家事
9:00 リビングへ移動・2回目の授乳・オムツ替え・着替え
10:00 お部屋で遊び・お庭でお散歩
11:00 赤ちゃんお昼寝(ママも昼寝)
13:00 3回目の授乳・オムツ替え
14:00 赤ちゃんお昼寝(ママも昼寝・家事)
15:30 お部屋で遊び・お庭でお散歩
17:00 入浴
17:30 4回目の授乳・オムツ替え
19:00 お部屋遊び
21:00 授乳5回目・おむつ替え
22:00 寝室に移動・ねんね・
1:00 授乳6回目・おむつ替え(ママも就寝)
2:00 赤ちゃんねんね

生後1ヶ月の赤ちゃんは、授乳回数を1日6回くらいに減らすことができます。母乳育児のママは、母乳の授乳量によって変化させてくださいね。

完母育児にこだわりがある場合は別ですが、ミルクを適度に織り交ぜていくと育児はぐんと楽になります。ミルクは腹持ちがよく、何CC飲んだのか確実にわかるからです。

ミルクには、母乳では充分摂取できないビタミンDなども配合されています。母乳を吸わせることは重要ですが、ミルクも織り交ぜていくと生活リズム付けにも役立ちます。

また授乳後はすぐに寝ず、手足をバタバタするなどして遊んでいられる時間も増えてきます。遊ぶ時間も少しずつ増やしていきましょう。

1ヶ月の赤ちゃんと楽しく遊ぶ関わり方については、こちらのMARCHの記事を参考にしてくださいね。

【散歩OKは健診後!生後1ヶ月赤ちゃんの笑顔を引き出す遊び方接し方】
http://kosodate-march.jp/wp/1kagetsu-asobi86956/

育児に慣れれば上手に手が抜ける!その分愛情を与えよう

赤ちゃんの成長は個人差が非常に大きいので、同日に生まれた子とすでに2キロ&5センチも差がついたということもあります。それでも毎日ご機嫌なら問題はありません。

また生後1ヶ月が過ぎれば、ママも育児に少しずつ慣れてきたころでしょう。そろそろ家事も始められるようになったかもしれません。

でもまだまだ無理は禁物です。赤ちゃんと一緒に昼寝をしながら、育児と家事の両立に少しずつ慣れていきましょう。

育児に慣れてくれば、上手に手が抜けるようになります。手抜きはダメなことではありません。効率よく時間を作り、赤ちゃんと遊べるならとても良いことですよね。

赤ちゃんはスクスク成長していきます。本当に大変な時期はあっという間に過ぎますよ。体をいたわりながら、赤ちゃんの成長を見守っていきましょう。

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