初めての離乳食、なかなかごっくんできない赤ちゃんへの食べさせ方

離乳食

時間をかけて作った離乳食なのにごっくんしてくれない!

そんな赤ちゃんにお困りなママのために、どうして赤ちゃんは離乳食が必要なのかを知りながら、はじめての離乳食がうまくいくためのポイントをまとめました。

どうして赤ちゃんには離乳食が必要なの?

赤ちゃんは、産まれながらに母乳やミルクを飲むことができます。

赤ちゃんには原始反射というものがあり、口の中に入ってきたものに吸いつくという行動もそのひとつであるため、産まれてすぐに母乳やミルクを飲むことができるのです。

赤ちゃんが成長していくと、母乳やミルクでは足りなくなってくる栄養を食事からとるようになります。

家族と同じごはんが食べられるようになるための練習期間が離乳食。

初期(ゴックン期)

まずは、母乳やミルク意外のものを飲み込む練習をします。

母乳やミルクを吸いながら飲むのは誰にも教えられなくてもできる赤ちゃんですが、スプーンから口に入ってくる食べ物ははじめて。なんだかドロドロしてるし、いつもと違う!それをごっくんするのは大変ですよね。

すぐにごっくんできちゃう赤ちゃんもいるかもしれません。でも、多くの赤ちゃんはべーっと吐き出したり、よだれと一緒にぶぶーっと口から垂らしたり、ずっと口の中に入ったままだったり。なかなかごっくんしてくれません。

ゴックン期で大切なのは、母乳やミルク意外のものになれること。スプーンから口に入ってきたものを飲み込めるようになることです。ゆったりのんびり、なれていけるといいですね。

中期(モグモグ期)

ゴックンできるようになったら、次は口の中でつぶしながら食べる練習をします。

ドロドロのものから、舌でつぶせるくらいの硬さのものを食べる練習です。

モグモグ期は、食事の時間や回数などの習慣を練習しはじめる時期でもあります。少しずつ味を増やしていく体験をしながら、「食べる」ことになれていきます。

後期(カミカミ期)

次は、やわらかいものをかみながら食べる練習をします。はぐきでつぶせるくらいのかたさが目安です。

この時期の「かむ」練習は、大きくなってからの食べ方にとても影響します。

大きくなってから、食べるのが早くてたくさん食べるタイプの人は、あまりかまずに食べている場合が多いですよね。よくかんで食べるのが良いことはわかっていても、なかなかなおすことができずに困っているようなのです。

そのような小学生の子どものママたちに話を聞いてみると、「離乳食の時に口いっぱいに入れてどんどん食べさせていた」という人がほとんどでした。

ママが忙しかったり、赤ちゃんの食欲が旺盛だったりすると、つい口いっぱいに食べさせてしまいがちです。食べ物が口にいっぱい入っていると、よくかまずに飲み込んでしまいます。この時期の少しずつよくかむ練習はとても大切なことなんですね。

カミカミ期は食べられるものが増えてくるので、いろいろな味を覚える時期でもあります。また、家族で食卓を囲んで、食べる楽しさの経験を積み重ねていくのも大切なことです。

離乳食を始める時期はいつ頃がベストなの?

離乳食を始める目安は5~6か月くらいと言われています。

赤ちゃんがもうすぐ5か月くらいになると、うちの子もそろそろ離乳食はじめようかな…と気になってきますよね。離乳食が気になってきたら、まずは赤ちゃんの様子をみてみましょう。

体の準備はOKですか?離乳食を食べさせる前にチェック!

離乳食を始める前に、赤ちゃんの体の準備が整っているかチェックしてみましょう。

1.赤ちゃんはお座りできていますか?
ひとりで座ることができなくても、支えてもらったり、赤ちゃん用のいすに座ることができていれば大丈夫です。お座りの体制が苦しそうだったり、だっこしても安定しない時は、もう少し様子を見てもいいかもしれませんね。
2.赤ちゃんのよだれの様子はどうですか?
いつもいっぱいよだれが出ちゃう赤ちゃん、よだれかけが必要ないくの赤ちゃんとそれぞれですが、よだれが増えてきたかなと思ったら、ひとつのサインとなります。食べ物を消化するのによだれは大切な役割をします。
3.食べ物に興味がありそうですか?
ママが食べているところをじーっと見ていたり、手を出して来たりということがあれば、興味を持ち始めているサイン。そろそろ離乳食を始めてみるのもいいかもしれません。

離乳食を始める時期は、あまり早すぎない方がよいという説があります。

腸の機能が発達していないためにアレルギー体質になりやすいという考え方のようです。また、それとは反対に離乳食をはじめる時期とアレルギーは関係ないという説もあるようです。

5~6か月になったから離乳食を始めなくちゃと無理に食べさせたり、食べたさそうなのにアレルギーが心配だからと先送りするのはどうでしょうか?

赤ちゃんの様子をみながら、あせらず赤ちゃんのペースで離乳食を始めてみるのがおすすめです。

はじめての離乳食に食べさせるもの

赤ちゃんにはじめて食べさせるもの、気になりますよね。母乳やミルクだけだった赤ちゃんが、次のステップへ進む訳ですから、ママとしては気になるところです。

一般的には、おかゆを食べさせることが多いです。パンがゆやじゃがいもをトロトロにしたものなどでもよいのですが、やはりはじめは消化のよいお米を使ったおかゆがおすすめです。

はじめての離乳食に食べるおかゆは「10倍粥」

おかゆには10倍粥、7倍粥、全粥などの種類があります。10倍粥は、米1に対して水10の割合で作るおかゆのことです。米大さじ1なら、水は大さじ10ですね。7倍粥とは、米1に対して水が7、全粥とは5倍粥のことなので、米1に対して水5です。

お米からおかゆを作ると時間がかかるし、赤ちゃんが最初に食べる量はほんの少しですから、ごはんから作るのがおすすめですよ。

ごはんからできる10倍粥の作り方

☆材料☆
・ごはん 大さじ1
・水   大さじ5
  1. ごはんと水を厚手の鍋に入れ、軽くかきまぜる
  2. 沸騰したら火を弱め、ふたをして10分煮る
  3. 火を消して10分蒸らす
  4. すり鉢に入れ、なめらかにすりつぶす

ごはんからおかゆを作る場合は、ごはん1に対して水は5です。食器等は、消毒をして清潔なものを使うと安心ですね。おかゆを毎回作るのはとても大変だし、赤ちゃんが食べてくれるとは限りません。残った分は冷凍しておくと、ママの負担も減りますね。

おかゆの便利な冷凍の方法

  1. 小さめの製氷皿に10倍粥を大さじ1ずつ入れる
  2. ラップをして冷凍する
  3. 凍ったら保存袋に入れておく

次に使う時は、レンジでよく温めましょう。赤ちゃんにあげるときは、人肌にさましてくださいね。

冷凍したおかゆを食べさせるのは、1週間くらいまでにしましょう。保存袋に作った日付を書いておくとわかりやすくていいですね。

はじめての離乳食を食べさせる時のポイント

ママの時間に余裕がある時に
1日の中で、ママに余裕がある時間を選びましょう。パパやママの食事とは一緒でなくて大丈夫です。赤ちゃんの離乳食のことだけをできる時間がいいですね。準備は赤ちゃんが寝ている間にしてみると、集中することができるのでおすすめです。ママの状況にあわせて工夫してみましょう。
赤ちゃんが満腹でなく、おなかがすきすぎていない時に
母乳やミルクを満足するまで飲んだ後や、おなかがすいてぐずぐずしている時はさけましょう。はじめてのことにチャレンジする場合、大人だって落ち着いた気持ちになれる時の方が安心ですよね。赤ちゃんだって同じ事。落ち着いて機嫌がいい時の方が、きっと食べやすいことでしょう。
毎日同じ時間でなくてもよい
食事の時間の習慣をつけはじめるのは、もう少し先でも大丈夫です。はじめは落ち着いてごっくんできる環境を作ることが大切です。毎日同じ時間でなくても、ママと赤ちゃんが落ち着ける時間帯を探してみてください。
少しずつ、ゆっくりが大切
はじめての離乳食の量は、1さじ程度です。赤ちゃん用スプーンで1さじ程度の量を数回に分けながらあげてみましょう。一回の量はごく少量の方が、赤ちゃんは食べやすいですよね。赤ちゃんの様子をみながら、2さじ、3さじと徐々に増やしていきましょう。
楽しくお話ししながら
食事は楽しく食べたいものですよね。赤ちゃんも、ママが心配そうな顔をしてのぞきこんでくるより、ニコニコ笑顔で見てくれていた方が安心することでしょう。優しく話しかけながら、楽しい雰囲気で食べられるようにしてみてくださいね。

赤ちゃんが食べてくれない時にはどうしたらいいの

赤ちゃんがうまく食べてくれない・・・。

そんな時は、まずスプーンを見直してみましょう。

使っているスプーンはどのような形ですか?大きさは?触った感じや材質はどうでしょう?離乳食用の食器はいろいろ種類も豊富でかわいいものがたくさん売っています。

デザインがかわいいものは赤ちゃんがもう少し大きくなってからでも使えるので、最初の一本は、使いやすさを重視して選んでみましょう。

口に無理なく入る大きさのもので、深さがないものが食べやすいですよ。材質はプラスチックのものが口あたりが優しくおすすめです。

おかゆをなかなかごっくんできない時は、他の食材にチャレンジしてみるのもいいですね。ただし、ゴックン期の赤ちゃんが食べられるものはまだあまりありませんので注意が必要です。

離乳食の前に練習を!母乳やミルクをスプーンであげてみる

母乳やミルクにはとろみがないので口からこぼれやすいですが、ほんの少しの量をスプーンにすくってあげてみましょう。

いつもの味なので、赤ちゃんはびっくりせずにごっくんしてくれるかもしれませんね。

ミルクがゆをあげてみる
10倍粥に粉ミルクを少し入れてかきまぜたら、ミルクがゆのできあがりです。手軽にできますので、ぜひ試してみてください。
市販のベビーフードを試してみる
5か月頃から使える市販のおかゆを試してみるのもいいかもしれません。どれくらいのドロドロ具合かを参考にするのにも役立ちますよ。はじめての離乳食は市販のものでもOKというママだったら、手軽に使えてとても便利ですよね。
食べる時間を変えてみよう
もしかしたら、今食べさせている時間は、赤ちゃんが食べたくない時間だったのかもしれません。ママと赤ちゃんの都合が合う時間で試しているうちに、タイミングが合うこともあるかもしれませんよ。明日は違う時間帯に食べてみるのもいいかもしれませんね。
一度やめてから再挑戦しよう
何回かあげてみても難しそうなときは、赤ちゃんはまだ離乳食を食べる準備ができていないのかもしれません。あせることはありません。一度離乳食をやめて、母乳やミルクだけに戻しましょう。

赤ちゃんの様子をみながら、少し期間をおいてまたはじめてみてくださいね。

赤ちゃんがなかなか離乳食をごっくんできないのは、食べさせているものや味だけではなく、赤ちゃんの成長の状態や、その時の赤ちゃんの状況、食器への慣れ、食卓の雰囲気等、考えられることはたくさんありました。

なかなか離乳食がすすまなくても、周りの赤ちゃんと比べたりしないでくださいね。

ママはあせらずゆっくり、自分の赤ちゃんのペースですすめていきましょう。

ずっと母乳やミルクだけの赤ちゃんはいません。赤ちゃんの準備ができたら、上手にごっくんしてくれるでしょう。

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