赤ちゃんに美味しく食べてもらいたい!離乳食の食べさせ方のコツ

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離乳食作りは大変ですよね。月齢によって種類、固さ、味付けなどが変わってきます。

アレルギーの心配もありますし、がんばって時間をかけて作ったのに赤ちゃんが全然食べてくれなかった、なんて事もあります。

どうしたら赤ちゃんに美味しくモリモリ食べてもらえるか、一緒に見ていきましょう。

赤ちゃんに食べてもらいたくて、試行錯誤して離乳食を作っているママも多いと思います。

けれど、昨日まで食べていたのに今日は全然食べてくれない、とか、どうがんばってもこの食材は食べてくれない、など毎日悩みはつきませんよね。

それが続くと、せっかく作ったのに食べてくれない、とママのストレスの原因になってしまったりもします。

楽しい食事の時間のはずが、憂鬱な時間になってしまいかねません。

そんな時は作り方を変えてみたり、食べさせ方を変えてみたりしてはどうでしょう。赤ちゃんに食事をする楽しさを知ってもらい、ママと笑顔の食事の時間にしたいですね。

それでは早速、離乳食の食べさせ方を見ていきましょう。

赤ちゃんの月齢別離乳食の進め方

まず初めに、離乳食の進め方の目安を見てみましょう。あくまでも目安となりますので、無理に合わせようとせず、赤ちゃんとゆっくりペースを作っていきましょう。

2016-12-08

赤ちゃんに気を付けたいアレルギーについて

次に、離乳食を食べさせる際に気を付けたいのが、アレルギーです。まずは、アレルギー対策でできることをチェックしてみましょう。

アレルギー対策はこうしよう!

・小さいスプーンで一口だけ試してみる
初めて食べる食材は、一口あげて様子を見てみましょう。初めて食べるは食材は、アレルギー反応がないかどうか注意が必要です。まずは一口サイズをあげて、様子を見ましょう。問題がなければ、徐々に量を増やしていきましょう。
・初めて試す食材は1種類まで
初めて食べる食材は、一回の食事に一種類だけにしましょう。もしアレルギー反応が出た場合、何の食材に反応したのか特定ができます。
特に、初めて食べる食材をあげる時は、重度のアレルギー反応が出てしまったことを想定して、病院の診察を受けやすい午前中のうちにあげましょう。

また、特にアレルギーの出やすい食材は7種類あります。

アレルゲンとは、アレルギー反応の原因となる抗原性物質です。下記の食材には特に気を付けましょう。

【 7大アレルゲン 】

  • 小麦
  • 乳製品
  • エビ
  • カニ
  • 落花生
  • そば

※特にそばは、アナフィラキシーショックなど重症化してしまう恐れがありますので、食べさせるのは一歳を過ぎてから、少しずつにしましょう。

また、レトルトや市販の離乳食は購入の際に何が入っているのかチェックしましょう。

市販のもので、入っている食材を見落としてうっかりあげてしまい、アレルギー反応が出てしまった、という事がないように注意してあげてくださいね。

離乳食初期の作り方、食べさせ方

離乳食初期、生後5~6か月頃にいよいよ離乳食デビューのゴックン期です。

  • 授乳の間隔、生活のリズムが安定してきた
  • 首がしっかりして、腰もすわってきている
  • 大人が食事をしているのをじーっと見る
  • 口をもぐもぐさせる、よだれを出す、欲しそうにする
  • スプーンを口に入れても嫌がったり、押し出したりしない

上記のような様子が見られたら、赤ちゃんのご機嫌がいいときに離乳食をはじめてみましょう。

では、まずはどんなものから初めたらいいのでしょうか?

一週目 十倍がゆ 小さじ1から始め、徐々に増やしていく
二週目 十倍がゆ+野菜 十倍がゆ小さじ3~5、野菜小さじ1
三週目 十倍がゆ+野菜+タンパク質 十倍がゆ小さじ5~9+野菜小さじ2~3+タンパク質小さじ1

上記のように、ゆっくりと量を増やしていきましょう。大切なのは、赤ちゃんが嫌がったり、口から出してしまっても無理に上げずにのんびり進めていくことです。

離乳食初期は、スプーンに慣れることと、ゴックンすることの練習期です。もし上手くいかなかったら、下記のことを試してみましょう。

  • 食べさせる椅子や場所を変えてみる。
  • ママや家族と一緒に食卓を囲み、一緒に食べる。
  • おいしいね~、ごっくん上手~!など優しく話かけながらあげましょう。

野菜単体だと繊維があって嫌がる子もいます。おかゆと混ぜたり、ミルクを足したりしてみましょう。

まずは焦らず、楽しいご飯の時間の雰囲気作りをしましょう。

赤ちゃんそれぞれ個性がありますので、ママとその子にあったペースで進めていってくださいね。

離乳食中期の作り方、食べさせ方

生後7~8ヶ月頃の離乳食中期。ゴックンの練習ゴックン期から、モグモグの練習のモグモグ期に入ります。

赤ちゃんの様子を見ながら、一日二回に増やしてみましょう。

モグモグ期の作り方・食べさせ方のコツ

裏ごしやすりつぶしの作業が大変だった初期が終わりました。中期になると少し作るのが楽になるでしょう。

ゆでたり、電子レンジでチンをしたりして、やわらかくなったものをほぐしたり、つぶしたりして食べやすくしましょう。舌でつぶせるくらいの固さにしてください。

まだ、味付けは必要ありません。

ですが、どうしても食べてくれなかったら、ごく少量のしょうゆ・味噌・塩を使って味の変化をつけてもいいでしょう。

かつお節を少量まぜるのもおススメです。

できるだけ素材の味を舌で覚えてもらうことが、味覚の発達に繋がりますよ。

離乳食後期の作り方、食べさせ方

生後9~11ヶ月頃のカミカミ期に入りましたね。食べられる食材も増えてきました。いよいよ一日三回食になります。

カミカミ期の離乳食の作り方・食べさせ方

形のある状態でも食べれるようになります。手づかみをして食べたがる子もいるでしょう。

一口で口に入れられるサイズに切った柔らかい野菜を手づかみさせたり、じゃがいもやかぼちゃをマッシュにして少し焼いたりすると持ちやすくなります。

その中にしらすやひき肉なども一緒にいれておくと栄養バランスよく食べられますよ。

三回食になると一日の生活リズムを整えることが大切です。

朝しっかりと起こして、朝ごはんを食べ、日中はよく遊ばせましょう。三回目のご飯は、遅くなりすぎないように注意しましょう。

また、この頃に遊び食べに困ってしまうママも多くいるでしょう。ですが、多くの事に興味関心が出てきているこの時期の成長の過程でもあります。

つかみ食べも成長にいい影響を与えますので、どんどんやらせてあげましょう。

汚れてもいいようにエプロン・テーブルマット・椅子の下に新聞紙、など工夫をして対策してみてくださいね。

ですが、朝・昼・夕と三食とも準備・食べさせ・後片付け・汚れたものの掃除、とがんばりすぎるとママも大変です。

ベビーフードを使ったり、手づかみ用と食べさせ用と分けて食べさせたり、楽な方法も取り入れてみましょう。

離乳食完了期の作り方、食べさせ方

生後12~18ヶ月頃のパクパク期です。離乳食卒業ももう間近ですね。

食べられるものも増え、大人の料理の取り分けや、作り方もとても楽になります。

離乳食完了期の作り方、食べさせ方

食べられるものはぐっと増えますが、まだ大人と全く同じものを食べるには少し早いです。

塩分の摂りすぎだったり、消化器官に負担がかかったり、味覚の発達の面でもなるべく避けた方がいいでしょう。

煮物やお味噌汁、カレーやうどん等、大人の味付けをする直前で別のお鍋にうつし、薄味に仕上げましょう。

そうすることによって、固さも赤ちゃん用に調整することもできます。

市販のもので、一歳から使えるカレー粉や、ケチャップ、ソースなどもありますので活用してみるといいですね。味のバリエーションを増やしたり、彩りをよくしたりするとより赤ちゃんの食べる意欲が湧いてくるはずです。

この時期になると、今まで食べていたものを突然食べなくなってしまった!ということもあります。

そんな時は、どうして食べてくれないの?!と焦らなくても大丈夫です。赤ちゃんも気まぐれだったり、個性があったりと様々です。

食べなくなってしまったら、他の作り方に変えたり、みじん切りにしてハンバーグに混ぜたり、お好み焼きに混ぜたりして気づかれないようにしてみるのもいいですよ。

後期から引き続き、手づかみ食べをさせてあげましょう。スプーンやフォークを持ちたがり始めるので、上手くいかなくても持たせてあげることも大切です。

コップ飲みも練習させてあげましょう。

最初は上手くいかずこぼしてしまうことが多いので、濡らしても大丈夫なようにエプロンやタオルなどを用意しておきましょう。

フォークもコップ飲みも、時間がかかっても焦らずゆっくりペースで大丈夫ですよ。いつかはきっと必ず出来るようになります。

赤ちゃんとの食事を楽しみながら子育てしてみましょう

離乳食の時期は大変ですが、あっという間に過ぎてしまいます。

バランスよく食べてもらえるよう手間暇かけて作っても、食べてもらえないとがっかりしてしまいますよね。

ですが、食べさせなきゃと、あまり神経質になりすぎなくても大丈夫です。たまには手抜きもしちゃいましょう。

ママの愛情はしっかり伝わっているはずです。今日も、笑顔の食卓になるといいですね。

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