6ヶ月から8ヶ月の赤ちゃんの生活リズムと体の成長について

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2016/05/06

6ヶ月から8ヶ月の赤ちゃん

生後6ヶ月のハーフバースデーを迎えると、パパもママも「やっと半年、ずいぶん大きくなった」と感慨深いのではないでしょうか。

生まれたときに比べ、生後6ヶ月頃には体重は倍に増えます。9ヶ月くらいになるとハイハイやつかまり立ちができるようになり、活発でやんちゃな一面が出てきます。

感情も豊かになる一方で、ママを悩ませる夜泣きや後追い・発達の個人差なども出てきます。また授乳・離乳のバランスが劇的に変化することもポイントですよね。

離乳食や遊びの時間、そして起床・就寝・昼寝の時間から生活リズムを上手に整えていくコツを、月齢ごとに見ていきましょう。


生後6ヶ月から8ヶ月くらいの赤ちゃんの成長と発達

生後6ヶ月から8ヶ月くらいの赤ちゃんは、おすわりからハイハイへと劇的に行動範囲が増えます。離乳食もスタートから2回食へと進みますよ。

赤ちゃんの体重・発達の変化…器用に体が動くようになる

生後6ヶ月から8ヶ月の赤ちゃんは、行動範囲が驚くほど広がります。

  • 寝返り
  • ひとり座り
  • ずりばい
  • ハイハイ

毎月のようにできることが増え、あっという間にいろいろな場所に行ったり手を伸ばせるようになります。

赤ちゃんによってはまだ寝返りができない子もいますが、実はそのままお座りやハイハイに進んでしまうこともあります。

できないことがあっても気長に見守りましょう。

また誤飲事故なども増えますし、生後半年を過ぎるとママの免疫も切れはじめます。

事故・病気共に注意が必要な時期です。

人見知りや後追いなど、脳の発達が目覚ましい時期でもあります。いっぱい遊んで感情豊かに育ててあげましょう!

赤ちゃんの生活リズムの変化…2回食&早寝早起きを目指そう

夜中の授乳が無くなってくる赤ちゃんが増えます。逆に夜泣きが始まってしまう赤ちゃんもいます。夜泣きはつらいものですが、改善方法はいろいろあります。

夜泣きの改善方法

  • 夜中の授乳をやめる
  • 添い乳・抱っこ寝付かせをやめる
  • 夜中に泣かれても抱っこせずに添い寝で寝付かせる
  • 昼寝の時間を短くする
  • 昼間、散歩やハイハイなどたくさん遊んであげる
  • 寝る直前は興奮させない・寝る直前に入浴させない

早寝・早起きできるように睡眠時間を整えていきましょう。9ヶ月くらいには授乳はあっても幼児と同じような生活リズムで過ごせるようになるので、そこを目指しましょう。

【6ヶ月】…離乳食スタート!初めての病気にかかることも

生後6ヶ月にはいると、ママも赤ちゃんとの生活がすっかり日常になっているでしょう。最近人気の「ハーフバースデー」をお祝いするママもいるのではないでしょうか。

赤ちゃんの体重・発達…歯が生える・人見知りなどの成長

生後6ヶ月に入ると、これまでぐんぐん成長を続けていた赤ちゃんの体重増加もゆるやかになります。

パパ・ママの食事を見て口をもぐもぐさせたり、欲しがる・よだれが良く出るようになってきたらいよいよ離乳食開始ですね。

歯が生え始める子も出てきます。動きが活発になる一方で、人見知りや夜泣きが起きることもあります。これもまた脳の発達のサインといえるでしょう。

もう一つ注意しなければならないのが、このころからママにもらった免疫が切れてくるという点です。

これまでは乳児湿疹くらいしかトラブルがなかった赤ちゃんも、突発性発疹や感染性胃腸炎・風邪・ウイルス・細菌性の感染症にかかるリスクが高まります。

突然発熱するとママは慌ててしまいますよね。でも子育てに病気はつきものです。病気はもちろん、現代は多くの子がなんらかのアレルギーを抱えています。

子どもは病気を乗り越えることで免疫機能を成長させていきます。心配しすぎず、普段から様子をよく観察して上手に病気をクリアしていきましょう。

6ヶ月の赤ちゃんの体重・発達

  • 体重…男の子6.4~9.5キロくらい 女の子6.0~9.0キロくらい
  • 身長…男女ともに62~70cmくらい
  • 表情…感情表現が上手になり、表情豊かに。人見知りが始まる子もいる
  • 運動…活発に動けるようになってくる

6ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの一例と、整え方のポイント

6ヶ月の赤ちゃんの生活リズムのポイントは「離乳食スタート」と「夜泣き」ではないでしょうか。

離乳食に関しては、いつまでに絶対始めなければならないという決まりはありません。6ヶ月をめどに、その前後で体調がよくママの気持ちにゆとりがある日にスタートしましょう。

離乳食は平日の午前中がおすすめです。食べた後にじんましんや嘔吐など気になる症状が出たとき、すぐに小児科・皮膚科で受診できるからです。

夜泣きは人それぞれです。3歳過ぎるまで続く子もいれば、1ヶ月で終わる子、まったく無い子もいます。

夜泣きを回避するためのポイントは、「昼間の運動・活動」と「昼寝をさせすぎない」という点です。

ママは「用事を済ませるために寝ていてほしい」と感じてしまうと思いますが、6ヶ月になれば一人遊びの時間も長くなります。

目の届くところで一人遊びをさせ、家事や炊事をしましょう。メイクや洗濯物たたみも、ちょっと高めのテーブルなどで行えば赤ちゃんが起きていても充分できますよ。

お昼寝は午後3~4時以降まで寝かせてしまうと、どうしても夜の寝つきが悪くなります。その前になるように調整し、長くなりすぎるようなら起こしましょう。

そして、できる限り散歩や買い物などに連れ出し、赤ちゃんとママのサークルなどにも参加しましょう。お友達との触れ合いも大切です。

生後6ヶ月の生活リズムの例

時間 スケジュール
7:00 起床・お着替え・リビングへ移動・授乳1回目・おむつ替え
8:00 お部屋で一人遊び
9:00 お昼寝1回目
10:30 白湯などで水分補給のあと、お外でお散歩
11:00 離乳食1回目・授乳2回目・おむつ替え
12:00 お部屋で一人遊び
13:00 お昼寝2回目
15:00 白湯などで水分補給のあと、お外でお散歩
16:00 お部屋遊び・一人遊び
16:30 お風呂タイム
17:00 授乳3回目・おむつ替え
18:00 お部屋遊び・一人遊び
21:00 授乳4回目・おむつ替え
21:30 寝室に移動・ねんね

もし夜泣きが始まっても、ママは極力起き上がらず寝たまま手を握るなどして落ち着かせ、一緒に寝てしまいましょう。

一度起きて抱っこしたりあやしてあげると、それが癖になってしまいます。また夜中の授乳が無くなっていたママは、母乳やミルクを与えないようにしましょう。

一度でも夜中におっぱいを飲めば、赤ちゃんはすぐに覚えてあっという間に夜中の授乳が復活してしまいます。

暑い日やおしっこがたくさん出た日など、のどが渇いているようなら湯冷ましや麦茶などで対応すると良いですね。

6ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの付け方

  • 授乳…4~5回に。食事の時間に近づけるよう調整しましょう
  • 離乳食…午前中の授乳タイムに無理をせず少しずつ
  • 睡眠…夜はまだパパ・ママと一緒の部屋で
  • お風呂…できるだけ毎日同じ時間に、寝る直前を避けて
  • その他ポイント…昼間はできるだけしっかり遊びましょう

【7ヶ月】…パパやママの行動をよく観察するようになる!

7ヶ月に入ると、ますますしっかりして好奇心旺盛になります。おすわりが上手になり、手も上手に動かせるようになって一人遊びもぐんと発達しますよ。

赤ちゃんの体重・発達…おすわり上手&いたずら上手に

体重や身長の増えはゆるやかです。

離乳食が始まると「足りているのかしら」と不安になりますが、うんちがしっかり出ているようなら大丈夫ですよ。

支えられなくてもおすわりできるようになってきます。おすわりからひっくり返ってみたり、両手を自由に動かして遊ぶなど一人遊びにバリエーションが出ます。

またママやパパがゆっくり話しかけてあげると、じっと見つめて耳を傾けます。発語をうながすためにも、たくさん関わって遊んであげましょう。

与えられたおもちゃ以外のもの、大人が触るものに興味を持ち始めます。携帯電話やリモコンなどにいたずらされることも。

ずりばいが始まる子もいて、行動範囲は徐々に広がっています。ソファやベッドからの転落や、タバコや薬などの誤飲にも注意してあげましょう。

7ヶ月の赤ちゃんの体重・発達

  • 体重…男の子6.7~9.8キロくらい 女の子6.3~9.3キロくらい
  • 身長…男女ともに64~72cmくらい
  • 表情…パパママの言葉に興味を持ちはじめる
  • 運動…おすわりが上手になり、両手が自由に動かせるようになってくる

7ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの一例と、整え方のポイント

7ヶ月の赤ちゃんは、離乳食にもかなり慣れてきたころでしょう。

早めに離乳食をスタートした赤ちゃんは、2回食に進む頃でしょう。

離乳食は急いで進める必要はありません。少しずつ食べられるものや1回量を増やしていきましょう。

赤ちゃんがスプーンの感触に慣れて、舌に乗せたものをじょうずにゴックンできるようになることが次へのステップの目安です。そうなったら2回食にしてみましょう。

新しい食材は早めの時間に食べさせます。そろそろママの食事の時間前後に合わせて、生活リズムを整えていきましょう。

やはり夜泣きが起きやすい月齢です。外遊びや体を動かす遊びなどをたくさんさせて、お昼寝の時間は長引かせないように気を付けたいですね。

生後7ヶ月の生活リズムの例

時間 スケジュール
7:00 起床・お着替え・リビングへ移動・おむつ替え
8:00 離乳食1回目・授乳1回目
9:00 一人遊び(ママ家事タイム)
10:00 白湯などで水分補給のあと、お外でお散歩
11:00 おむつ替え・お昼寝1回目
12:30 離乳食2回目・授乳2回目
13:30 お散歩
14:30 お昼寝2回目
15:30 白湯などで水分補給のあと、お部屋遊び・一人遊び
17:00 お風呂タイム
17:30 授乳3回目・おむつ替え
18:00 お部屋遊び・一人遊び
21:00 授乳4回目・おむつ替え
21:30 寝室に移動・ねんね

7ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの付け方

  • 授乳…4、5回に。離乳食の量と調整して与えましょう
  • 離乳食…1、2回に。
  • 睡眠…夜泣き対策は昼遊びと昼寝の時間の調整で
  • お風呂…お風呂タイムも汗を流せるお楽しみタイムにしましょう
  • その他ポイント…使用していない携帯電話やリモコンなどで遊ばせてあげてもよいでしょう

【8ヶ月】…ハイハイができるように!離乳食も2回食へ

8ヶ月に入ると、体も心もぐんと発達してきます。ハイハイができるようになって、行動範囲が広がり自己主張も強くなってきます。

赤ちゃんの体重・発達…人見知りや自己主張・好奇心旺盛に

離乳食が本格的に中期に入ります。2回食になって食べ物のウエイトがより重くなってくると、便秘に悩む子も出てきます。

また赤ちゃんによって体の大きさや発達に差が出ることもあります。成長曲線のカーブにそっているなら、多少はみ出していても大丈夫です。

ずりばいができるようになり、ハイハイに発展する子もいます。指も上手に動かせるようになり、ますます目が離せなくなります。

歯が生えてくる子が増え、人見知りやママの後追いをする子もいます。自己主張がはっきりしてきて、赤ちゃんの意思や感情の起伏が感じられるようになります。

夜泣きが続く子がいる一方で、長時間しっかり眠れるようになり夜中の授乳を卒業できる子も増えていきます。

8ヶ月の赤ちゃんの体重・発達

  • 体重…男の子6.9~10キロくらい 女の子6.5~9.6キロくらい
  • 身長…男女ともに65~74cmくらい
  • 表情…いないいないばあ!などの遊びに反応するようになります
  • 運動…ハイハイができるようになり、誤飲の危険も高まります

8ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの一例と、整え方のポイント

離乳食は完全に2回食に進み、赤ちゃんによって進度がかなり変わってくるころです。食べむらや好き嫌いなどが出る可能性もあります。

食べられる食材もぐんと増えるので、好みのものに苦手食材を混ぜてみたり、とろみなどで食感を変えてみるなど工夫してみましょう。

食べ物が水分中心から固形物にシフトしていくことに加え、まだ運動量が少ないため便秘がちになる赤ちゃんもいます。

たくさんハイハイをさせたり、水分補給を心がける・食物繊維を食べさせるなど工夫して便秘を解消させましょう。

真夏や真冬など、あまり外遊びができない時期もあります。部屋に段ボールで簡単サーキットを作るなど、たくさんハイハイ遊びができるようにしてあげましょう。

また人見知りや後追いなどが象徴するように、記憶力もぐんと発達します。

脳を育てるためにも、夜はしっかり眠ってほしいですね。

生後8ヶ月の生活リズムの例

時間 スケジュール
7:00 起床・お着替え・リビングへ移動・おむつ替え
8:00 離乳食1回目・授乳1回目
9:00 ハイハイ遊び(ママ家事タイム)
10:00 白湯などで水分補給のあと、お外でお散歩
11:00 おむつ替え・お昼寝1回目
12:30 離乳食2回目・授乳2回目
13:30 お散歩・屋内でハイハイ遊び
14:30 お昼寝2回目(ママ家事タイム)
15:30 白湯などで水分補給のあと、お部屋遊び・一人遊び
17:00 お風呂タイム
17:30 授乳3回目・おむつ替え
18:00 お部屋遊び・一人遊び・ハイハイ遊び
21:00 授乳4回目・おむつ替え
21:30 寝室に移動・ねんね

8ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの付け方

  • 授乳…夜中の授乳が完全に卒業できるようになります
  • 離乳食…2回食に。食べむら対策をしましょう
  • 睡眠…お昼寝を調整して、夜9時過ぎには眠れるように
  • その他ポイント…ママの家事や食事の時間を上手に工夫しましょう

6ヶ月~8ヶ月は幼児期の生活リズムを目指すスタートライン

離乳食が始まり、2回食になっていく6ヶ月から8ヶ月の赤ちゃんは、行動も活発になり大きく成長します。

体重増加はゆるやかですが、脳や体の発達は目覚ましいものがあります。その分、事故や夜泣きなど困ったことも増えます。

でも、自由に動けるようになることで赤ちゃんの生活リズムも整えやすくなります。ハイハイ遊びなどを上手に取り入れて、しっかり運動させてあげましょう。

寝返りができるようになるころから、同時期に生まれた赤ちゃんの中にも発達の違いが出てきます。でも心配はいりません。

赤ちゃんは育児書にある順序通りに発達するわけではありません。個性ですので、今できることと表情の豊かさなどに着目して見守りましょう。

成長ホルモンの分泌を促すためにも早寝・早起きに加え、昼間の運動とお昼寝の調整で夜しっかり眠れる生活リズムに移行していきましょう。

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