足踏み反射は赤ちゃんが歩く動作する反射!ビックリだけど可愛い姿

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2018/03/03

足踏み反射をしている赤ちゃん

赤ちゃんがお腹の外の世界でも適応して生きていくために必要な反射である“原始反射”のひとつに、“足踏み反射”と呼ばれるものがあります。

「足踏み」と聞くと、行進の「いち・に・いち・に」という、足を左右交互に踏む運動がイメージされると思いますが、足踏み反射はまさに、赤ちゃんの“それ”なのです。

「え?まだ歩けない赤ちゃんにそんなことが起こるの?」ととても不思議ですよね。足踏み反射について紹介します。

足踏み反射は無意識に起こる、大切な歩行の反射!

赤ちゃんは、まだ歩くことができません。

しかし、そんな赤ちゃんでも、ワキを抱えて抱き上げ、地面に足を軽くつけてみると…。なんと、大人と同じように左右交互に足を動かしながら、歩くようなしぐさを見せてくれるのです!

この、足を交互に出して歩行をするような動きのことを、足踏み反射と呼びます。

足踏み反射は、「原始歩行」・「起立反射」・「自立歩行反射」等とも呼ばれる場合もあります。

歩行のような動きをしますが、もちろん赤ちゃんは、「前へ進もう」・「歩いてみよう」と意識的に足を踏み出しているのではありません。

無意識のうちに起こる足踏み反射が備わっていることで、成長とともに自然と歩くことができるようになっていくのです。

お腹の中で見られ始めて、ハイハイの頃には消える!

足踏み反射の出現(開始)は、まだ生まれる前の胎児の頃(35週頃)です。運が良ければ、妊婦健診時の経腹エコー映像でも、その動きを確認することが可能です。

生後間もない頃でも赤ちゃんを縦に抱き足をつけると反射は起こりますが、体や首をいためてしまわないようあまり無理には行わない方が良いですね。

そして、足踏み反射は正常であれば生後5ヶ月頃には消失します。

まだ歩くことのできない時期に消失をするのは、この頃には赤ちゃんの体が重くなり、体重と足の筋力に差が出てきて歩行運動に結びつかなくなっていくようです。

しかし生後半年頃でも、お風呂の中等浮力が働き体が軽くなる環境では、お腹の中(羊水の中)にいた際の感覚を思い出し、足踏み反射が起こることもあります。

のちに原始反射としては消失しますが、足踏み反射が備わっていたことによって、早いとこの頃から始まるハイハイ(ズリバイ)でも、しっかりと左右交互に足を動かしながら進んでいく様子が見られるようになるでしょう!

見られない場合には専門家に相談を!

生後しばらくの赤ちゃんは、まだまだ歩けないのは当然ですが、歩く動作が起こらない(足踏み反射が無い)という場合には、脳の中枢神経系や足に異常を疑います。

生後1ヶ月・3ヶ月頃の乳児健診でもチェックをされますが、その他の期間でもママが気になった際には、かかりつけ医等で専門家に相談をされると良いでしょう。

可愛い反射を楽しんで、我が子の成長を感じよう!

足踏み反射は、まだ歩けないほわほわの赤ちゃんの頃に見られ、その反射が消えてくると今度は全身をしたりつかまり立ち・伝い歩きを始めます。

このように、足踏み動作の出現や消失の確認を通して、我が子の成長をぐっと感じられる反射です。

やりすぎると赤ちゃんに負担がかかってしまうので適度にしておくことが必須!

今の時期にしか見られない可愛くヨチヨチと進もうとする足踏み反射を、ぜひ楽しんでみてくださいね。

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