赤ちゃんから幼児期にかけての歯磨きトレーニング!時期別の楽しい進め方
何気なく私たちは生活のなかで習慣として歯磨きをしていますが、パパママの皆さん、ご自分が親御さんにどうやって歯磨きを教えてもらったか覚えていますか?
おそらく覚えていない方がほとんどではないでしょうか。だから歯磨きトレーニングの始める時期や方法に悩んでいるパパママが沢山いるんですよね。
これは多くの人が悩んでいること、決して恥ずかしいことではありません。
わからないからこそ、正しい知識を身につけて歯磨きトレーニングに取り組もうと思っているはず。
赤ちゃんの口にかわいい小さな歯が生え始めたら、この歯を虫歯にしないように守らなくては!という使命が親には芽生えてくるのではないでしょうか?
子供の歯磨きトレーニングの始めかたや注意点など簡単にまとめました!
この記事の目次
歯磨きトレーニングを効率良く進める手順
歯磨きトレーニングはただ子供が歯ブラシを口の中で動かせれば良いというわけではありません。
何のために歯を磨くのか?どう磨けば歯の汚れをとることができるのか?と子供が目的をもって歯磨きをできるようにならなければなりません。
大人は「食後に歯磨き」が基本ですが、歯が生え始めたころの(奥歯の生えていない)赤ちゃんの歯磨きは1日1~2回でOKです。
でも気負わなくても大丈夫!初めは1日1回、遊びながらする、そして、生活のリズムがついてきたらその中に取り入れていくといいですね。
ここで歯磨きトレーニングを上手く進めるための手順をまとめてみました!
- 生後6ヶ月頃からフォーミングアップ
- 1歳から歯磨きトレーニングスタート
- 3歳頃からは本格的に歯磨きを!
上記手順にプラスして、是非取り入れてほしい習慣があります。
歯ブラシだけで全てを落とすことができない「歯垢」を取り除いてくれる歯磨き粉『ブリアン(Brian)』で仕上げ磨きをしてあげるという習慣です。
歯ブラシだけだと…実はなかなか虫歯はなくならないのが現状なのです。
- 歯垢が100%は落とせない
- 奥歯まで磨きずらい
- 子供が嫌がってちゃんと磨けない
これらが主な3大原因です。
でも、おすすめしたブリアン(Brian)には、虫歯菌の餌となる歯垢を取り除いてくれる善玉菌『BILS M18]』が採用されているのでとても心強いのです。
BILS M18は粒子が非常に細かく(500㎛以下)、奥歯や歯の間、歯と歯茎の間など汚れが残りやすい場所にも入り込み歯垢を除去して虫歯を防いでくれます。
この菌は熱や殺菌剤などに非常に弱い菌です。その菌を生きたままお口へ!ということで、殺菌剤・発泡剤・界面活性剤などは一切入っておらず安全安心な商品です。
このように、歯磨き時間の子供の態度が劇的に変わった!という声も多いので、期待できますよ。
それでは、詳しく見ていきましょう。
【生後6ヶ月頃から】歯磨きトレーニングの前にウォーミングアップ
早速歯磨きトレーニングを始める前にやって欲しいことがあります。
それは、子どもに子ども用の歯ブラシを持たせるただそれだけです。とても簡単なことですよね。
歯が生えてくると、あれこれ噛みだします。歯固めのおもちゃも良いですが、シリコン製の歯ブラシをおもちゃがわりに与えてみましょう。
お子さんによって個人差はありますが、乳歯が生え始める生後6ヶ月が始める目安となります。
下の前歯から生え出すことが多いので気にして見ておきましょう。歯が1本でも生え始めたら歯磨きトレーニングのウォーミングアップのスタートをきりましょう。
どうして生後6ヶ月からウォーミングアップなのか
離乳食スタート時期である6か月から、大体1歳位までの間は、唾液の自浄作用で口の中は清潔な状態なので、「歯を磨く」必要はあまりありません。
この時期の「歯磨き」は、「歯や口の中を清潔にするため」のものというよりは、「歯磨きに慣れさせるため」のウォーミングアップです。
口の中に手や歯ブラシが入ってくるのは、赤ちゃんにとって怖いし違和感があるはずです。
なので、本格的に歯磨きが必要になる前にしっかり慣れさせてあげることが大切なんです。もちろん、こうして早めに慣れさせることでママも楽に歯磨きを進めることができます。
口に手や歯ブラシが入る違和感を少しでも取り除いてあげるためには、どんなウォーミングアップがいいでしょうか?
それは、6ヶ月位の赤ちゃんの特徴を上手く利用しましょう。
6ヶ月の子どもは、手にもつ物を何でも口に入れてしまいがちです。これは子どもが持っている物がどんな物であるのか?を理解するための「手段」の1つです。
子どもは歯ブラシを手にすると口に含んだり、なめまわしたりして歯ブラシという物体を理解し、それに慣れようとするのです。
歯磨きトレーニングを始める前に”歯ブラシ”に慣れることで、歯磨きトレーニングを始めることがスムーズになるんです。
パパママの皆さん、是非この子どもの「物を理解するための手段」を活かしてウォーミングアップを初めていきましょう!
ウォーミングアップを上手くいかせる方法
じゃあ、どういった時にこのウォーミングアップをするのがいいのか?答えは食後です。
食後は歯を磨く時間であり、子供がお腹を満たしとても機嫌の良いときです。
子ども用の歯ブラシを差し出すと、ほとんどの子供は興味を示し自ら歯ブラシを手に取って口に含みます。
しかし中には歯ブラシに興味をもたない子供もいることでしょう。そのときはご自分の歯ブラシを口に含み、その姿を子供に見せてあげて下さい。
そうすると、それをマネしようとするお子さんもいるはずです。
歯ブラシをくわえているときは怪我をする可能性があるため、子供から目を離さないように注意しましょう。
まだ歯の生えていない小さな赤ちゃんには授乳後、ガーゼで歯茎を優しく拭いて下さい。強くゴシゴシはNG。痛くて嫌がってしまいます。まずは口の中に手を入れることへの抵抗感をなくしてあげましょう。
乳歯が生えてきたら歯ブラシの購入を検討しましょう。
子どもの歯ブラシの選び方
子ども用の歯ブラシは年齢によって作りが異なります。購入する際はパッケージに対象年齢が書いてあるのでそれを参考にして購入して下さい。
子どもの年齢によって歯の生え具合、歯茎の強さが違います。自分のお子さんの年齢にあった歯ブラシを購入しましょう。
【1歳から】歯磨きトレーニングスタート!
1歳くらいになると子どもは大人のマネをしたり、簡単な声かけに反応できるようになります。
また前歯や奥歯もはえ揃うため自分の歯の存在に意識を向け、大人がどうやって歯を磨いているのかということに興味をもちます。
こういった時期が、歯磨きトレーニングを始めるには最適な時期と言えます。
トレーニングはどうやるの?手順を紹介
大まかにトレーニングの手順をまとめてみました。
- 子どもの目の前で歯を磨く
- 興味を示したら子どもに歯ブラシを渡す
- 自分の口を「イー」とあけ、歯を見せる
- 口を開いたまま大げさ気味に歯を磨く
- 子どもがマネをするのを待ちながら磨き続ける
ここでは、子どもにマネをしてもらうということが大切なのです。
子どもの目の前で自分の歯を磨いてお手本を見せてみたり、「歯磨きしようよ」などとパパママから誘ってみるととても効果的。
子どもがパパママの歯磨きの仕方を見ながら歯ブラシを動かします。決してちゃんと磨けているとは言えないんですけどね…。
こういった「親子で一緒に歯磨き」するのがとても効果的です。
パパママは子どものお手本です。しかしパパ・ママがしている自分の歯磨きは本当に正しいものか疑問ではないですか?ご自分の歯磨きを見直してみましょう。
思っている以上に子どもは親の行動をちゃんと見ていますからね。今一度ご自身の歯磨きの仕方があっているのかも確かめておきましょう。
仕上げ磨きをするタイミング
仕上げ磨きを始める年齢は、サイトや子育て本によって様々です。ここでは仕上げ磨きを行う時期を、1歳頃とします。(子どもが自分で歯磨きをし始めたくらいですね)
子どもが磨いた後のチェックを兼ねて仕上げ磨きを行って下さい。
仕上げ磨きをやるタイミングとしては食後、または就寝前で子どもの機嫌が良い時がベストです。ついでに、仕上げ磨きを行う時間を毎度決めておくのも、歯磨きの習慣化につながるのでとてもおすすめします。
この時期は離乳食の回数も、授乳時間も赤ちゃんによって違うので、朝と夜など、時間を決めてするのが基本となります。
また、仕上げ磨きは少しでも早いタイミングから取りかかることをおすすめします。歯ブラシに慣れたら開始しましょう。
▼子供が嫌がらない仕上げ磨きのコツについてはコチラも参考にしてみて!
注意!絶対に大人用の歯磨き粉はつかわないで
コップを持って水を飲めるようになるのがだいたい1歳から1歳半。2歳くらいになると口を「ぶくぶく」と短くゆすぐことができるようになります。
口をゆすげるようになるまでの間、水を口に含むと飲み込んでしまったり、だらだらと口から水が流れ出てしまうことがあります。
ここで注意していただきたいことは歯磨き粉は子ども用のもののみを使うように!ということです。
大人の歯磨き粉は子どもの歯磨き粉よりも多くの研磨剤、発泡剤が含まれています。口が小さく、嚥下機能が未発達な子どもは歯磨き粉を飲み込んでしまうのです。
大人用の歯磨き粉に入っている、研磨剤や発泡剤を飲み込むと腹痛になります。大人用と子ども用の歯磨き粉をつけ間違いないよう注意してください。
また、子どもの手に届かないところに大人用歯磨き粉を置くことも大事なことです。
先程紹介した『Brian(ブリアン)』のような、子供にとって安全安心な歯磨き粉を選んであげる事がとても大切です。
※ブリアンのHPより引用しました
各メディアなどでもとても話題の商品で喜びの声も多く、大人も使える歯磨き粉なので、親子で使っていくという選択肢もありだと思います。
また、市販の歯磨き粉がいいなという方には、ジェルタイプでフッ素が入っている子ども用歯磨き粉をお勧めします。フッ素は虫歯予防に効果的なんです!甘いものを沢山食べるお子さんにはとても良いですね。
絶対に子供用の歯磨き粉を使わければならないのか?の疑問について。歯磨き粉を使用しなくても口腔ケアはある程度はできます。無理矢理嫌がる子供に歯磨き粉を使うのではなく、Brianのように「子供が嫌がらず歯磨きをしてくれる歯磨き粉」を見つけてあげましょう。
【3歳から】本格的な歯磨きトレーニングを!
3歳頃になると乳歯が全て生え揃う子が多いので、歯磨きの必要性がさらに増します。
だから歯磨きトレーニングでこの時期は最も大事な時期!今まで以上に細かくより丁寧にトレーニングを進めていきましょう!
やり方だけでは足りない、歯磨きの目的も教えて!
歯ブラシの正しい持ち方、磨き方を詳しく丁寧に、できれば手を添えながらレクチャーしてあげましょう。
力が弱いため、子どもにはパームグリップという握り方をお勧めします。
どこの部分から磨き始め、どこの部分で終わるかをパパママが手を添えて誘導すると、磨き残しを防げます。
歯磨きを誘導する順番はこちらです。
- 左下の奥歯の噛み合わせ
- 右下の奥歯の噛み合わせ
- 右上の奥歯の噛み合わせ
- 左上の奥歯の噛み合わせ
- 左側の奥歯の頬側
- 前歯
- 右側の奥歯の頬側(上下の歯を噛み合わせてイーの口をして)
これらを10カウントずつやりましょう。
この時期は子どもが「自分のことは自分でやる!」と積極的にあらゆる行動を自発的に行います。
歯磨きの仕方だけではなく「歯を磨いてばい菌をやっつけよう!」などと”歯磨きをする目的”をわかりやすく説明すると、子どもがより積極的に自分から歯磨きを行います。
更には、なぜ虫歯になるのか?虫歯になるとなぜいけな?こういったことをきちんと教えて子供自身に虫歯について理解させることも、歯磨きを習慣づけるポイントです。
もちろん、教える際には「優しく」「わかりやすく」「具体的に」が基本。早いうちから歯磨きとは何かを教えることが意外に重要なことなんです。
褒めてもらえることは子供にとって一生の宝物
上手く磨けた時はおおいに褒めましょう。
歯磨きをしている最中は「そうそう!」「上手上手!」と、子どもが上手く磨けていることを伝えましょう。
終わった後は「ばい菌やっつけたね。すごいね!」という達成感を得られる言葉をかけると子どもは喜びます。
子どもにとって上手くできたという体験は大きな収穫。「あたりまえ」の行動は子どものころ「親に褒められるからやる!」からはじまっているものです。
歯磨きもその一つです。褒めて伸ばしてあげましょう!
また、アンパンマンやしまじろうの歯磨き粉の味を一緒に選んだり、歯磨きタブレットをあげたりしてやる気を引き出してあげましょう。
また、歯磨きが上手くできたら、シールブックに好きなシールを増やしていくなどの楽しみを増やしてあげると、もっともっと歯磨きを前向きに取り組んでくれるかもしれませんね。
リアルに虫歯菌をやっつけた感を出してみて!
虫歯菌は目に見えないため、やっつけたかどうかなんて分かりませんよね。ばい菌をやっつけたという実感があると、子供の意欲が出ると思いませんか?
歯磨き前にお口をあーんと開けてもらって一芝居打ってみましょう!
「赤い虫歯菌がいた!あって黄色い虫歯菌も!こっちには青色のもいるよ!!」と大げさに驚いて見せて虫ばい菌の存在を子供に植え付けてみましょう。
そして、「こんなの放っといたら、口の中が虫バイキンのお家になっちゃうよー!早く退治しなきゃ!」と仕上げ磨きをすることに誘導します。
「赤色のはもう全部倒したよ!」「次はここの黄色のばい菌退治!」などと実況中継しながら虫歯菌を退治するふりをして磨いてあげましょう。
「動かないで!逃げちゃう!」などという言葉がけを交えると、カキンと体を固めてじっとしてくれますよ。
ママの手に、色ペンで小さな点々を描いておくと、子供に虫歯菌が実際に居た!というリアルな感情を持たせてあげられます。
仕上げ後に「こんなにやっつけたんだよ!」と見せてあげてみて。きっと次の歯磨きも成功するはずですよ。
競争心を上手く利用してみるのも手!
パパと協力して、子供の歯磨き嫌いをなくしてみましょう。
パパ対ママ+子供チームで歯磨き競争をします。パパが磨き終える前に、子供は仕上げ磨きまで終わらせると”勝ち”にします。
パパもかなり急いだふりで歯磨きをしましょう。ママはお子さんと一緒に力を合わせて歯磨きに取り組み、更に、仕上げ磨きをサポートしましょう。
パパに勝ちたいという競争心が上手く働き、いつもは嫌がっている仕上げ磨きもスムーズにやらせてくれますよ。
パパには最後まで勝負が付かないとという感じにしてもらい、僅差での負けを演じてもらいましょう。パパの悔しがった姿で子供はますますやる気を出しますよ!
ママはお子さんと大盛り上がリで勝ちを喜びましょう。勝負に勝ったという喜びと、ママといっしょに頑張ったという達成感を感じ、次のやる気に繋がります。
おもちゃのメダルや折り紙のメダルなどの小道具で、更に勝負感を演出してみると、「また競争しよう!」と子供から誘ってくるかもしれませんね。
フッ素や歯医者さんの定期検診も重要!
フッ素は、歯の表面を強化する働きがあり虫歯予防に有効です。
前述したようにフッ素配合の歯磨き粉を選ぶ以外にも、歯医者さんに定期健診に行き、歯の掃除やフッ素を塗ってもらうことをおすすめします。
薬局にもフッ素はあります。ゾンネボード製薬(株)の薬用「レノビーゴ」というスプレータイプで、口に4,5回噴射するものなどです。味も爽やかな甘さがあり、大人も一緒に使うことができます。
歯医者さんの定期検診は、虫歯以外にも将来の矯正についての説明があったり、永久歯欠損などを見つけてもらうこともできます。
歯が生えてきた頃の小さいうちから歯医者さんの定期検診に通っておくと、早くに歯医者さんに慣れてくれるかもしれませんよ!
歯磨きトレーニングは上手くできたら終了ではなく、継続が大事!
だいたい4歳くらいには口をゆすぐことを含め、歯磨きを一通り自分で出来るようになります。習慣化してくるのは5歳頃。ただし、個人差があります。
「4歳になっても磨けてない…」「他の子はもう歯磨き出来るようになっているのにうちの子はまだできていない…」などと不安になるパパママもいるかもしれませんね。
しかしあくまでも目安の年齢です。思うように進まず、焦ることもあるかもしれませんね。
ですが、歯磨きを早く出来れば良いという訳ではありません。まずは出来ることからやっていきましょう。
歯磨きトレーニングにはパパママの辛抱強さが要求されますが、子どもも親の期待に応えようと頑張っていることを忘れないで下さい。
そして、仰向けになって嫌がらなくなった、自分で磨いてくれたなど子供の頑張りが見れた時には、大いに褒めて伸ばして、「歯磨き」を嫌いにならないように見守ってあげましょう。
仕上げ磨き嫌いについても悩ましいところではありますが、1人で磨けるようになるのは10歳位です。それまでは子供の歯をしっかりと確認してあげるという意味でも、親としてしっかりと取り組んでいきましょう。
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