【4~5歳】読書好きな子供に育てるには?おすすめ絵本10選
4~5歳くらいになると、子供たちの興味や関心にも個性が出てきますよね。
この時期の読書量は習慣によって大きく変わってきます。読書好きな子に育てたいなら、この時期にしっかりと読書の楽しさを教えてあげることが大事です。
そこで、ここでは4~5歳の子供たちに人気の絵本を10冊ご紹介します。
4~5歳の子供に読ませておきたい絵本10選
少しづつ絵本を読まなくなってくる年頃でもありますが、読ませて反応の良かった絵本から鉄板絵本まで一気にご紹介します!
『ぐるんぱのようちえん』 西内ミナミ作 堀内 誠一絵
初版が1966年というベストセラー。ママやパパからの支持が非常に高い1冊です。
何をやっても上手くいかない、ひとりぼっちのぞうの「ぐるんぱ」が自分の居場所を探し、見つけるまでのお話です。
かわいい絵と、ぐるんぱのちょっと笑える失敗が子供たちの心を捕えています。特にぐるんぱの作った特大ビスケットは大人気。
でも、これ大人になって読むとかなり深いお話だと気付くんです。年齢を問わずに感動できるお話なので、ぜひ子供にも読み聞かせておきたいですね。
『100万回生きたねこ』 佐野洋子著
これも1977年に刊行されて以来、絶大な人気を誇るベストセラー絵本。
100万回死んで100万回生きたねこが主人公です。様々な飼い主に飼われ、いろんな経験をしてきたねこが100万回目の人生で得たのは、それまでに感じたことのない特別な感情でした。
家族とか、愛とか、いろいろ考えさせられるお話です。この絵本は読む年代によって捉え方が大きく異なるもの。子供の時は楽しく、大人になると究極の感動作になります。
一生を通して読める絵本というのは少ないですが、この絵本は子供からも大人からも支持される名作です。
『おしいれのぼうけん』 ふるたたるひ たばたせいいち著
このお話の舞台は「さくら保育園」のおしいれ。その中でのちょっとしたぼうけんがこの絵本のお話。
ちょっとこわくてドキドキする展開が子供たちは大好き。特に4~5歳は、主人公が同じ年齢で、しかも保育園という身近な場所が舞台となるため、感情移入しやすく、ハラハラしながら絵本の世界に没頭していきます。
鉛筆一本で描かれる絵は、ちょっと不気味ですが、この独特の絵も物語を盛り上げる要素の一つ。絵本の世界がよりリアルに感じられる保育園・幼稚園の内に読んでおきたい1冊です。
『お月さまってどんなあじ?』 マイケル・グレイニエツ
「お月さまってどんなあじ?」そう疑問に思った動物たちが、何とかしてお月さまの味を確かめようとするのがこの絵本のお話。
カメ、ゾウ、キリンなど様々な動物たちが協力しあう光景が、個性的な絵で描かれます。
登場する動物たちの表情が豊かなのもこの絵本の魅力。動物たちの好奇心と冒険いっぱいの夜の物語は子供だけでなく、パパやママも大満足できる良作です。
『りんごかもしれない』 ヨシタケシンスケ著
長く愛されるベストセラーが多い絵本ですが、これからベストセラーになりそうなのがこの『りんごかもしれない』という絵本。
テーブルの上に置かれた一つのりんごを見た少年が、延々と「もしかしたらこれはりんごじゃないかもしれない」と考え始めるという絵本です。
次々にわいてくる発想は、斬新で個性的。子供たちに考えることのきっかけを与えてくれる絵本です。訴えかけるようなストーリーはありませんが、想像力がぐーんと広がります。
『どうぞのいす』 香山美子作 柿本幸造絵
うさぎさんが作った小さな「どうぞのいす」をきっかけに、いろいろな動物たちがそれぞれの思いやりを見せてくれるほのぼのとしたお話。
思いやりや友達の大切さを、子供たちにもわかりやすく、ストレートに教えてくれるお話です。
温かみのある絵で、かわいらしい動物たちがたくさん登場するので、見ているだけでもうれしくなるような絵本です。リズムのある文章は読み聞かせもしやすく、ママ・パパの支持の高い絵本ですね。
『ふたりはともだち』 アーノルド・ローベル著
パパやママには、「がまくんとかえるくん」と言った方が馴染みがあるかもしれません。
がまくんとかえるくんは仲のいい友達。この二匹の友情のお話がこの『ふたりはともだち』です。
この絵本は5本のお話が入っていますが、この中の1作「おてがみ」は、教科書に載っていたこともある名作で、読んだことがある人もいるのでは?
かえるくんたちののんびりしたやり取りをユーモラスに描きながら、さりげない優しさを忍ばせているのがこのお話の魅力です。
『にじいろのさかな』 マーカス・フィスター著
主人公のにじいろの魚の悩みはきれいなのに誰にも好きになってもらえないこと。世界一美しいはずなのに、どうして好かれないのか、そんな悩みをさかなはヒトデに打ち明けますが……。
この物語はちょっと難しく、いろんな意味を感じ取ることができます。大人と子供で感じ方が全く違う絵本なので、親子で一緒に読んで感想を言い合ってみるのも面白い絵本です。
アーティスティックな絵が印象的な絵本なので、絵を見るだけでも楽しい絵本。
また、日本語訳を谷川俊太郎氏が手掛けているので、言葉の選び方やリズムも秀逸です。
『おまえうまそうだな』 宮西達也著
この絵本は人気のシリーズで、アニメ映画にもなっています。
肉食恐竜だけど、草食恐竜に育てられた主人公と、赤ちゃん恐竜との絆や愛情に大人もうるうるしてしまう感動作です。
恐竜が主人公ということもあり、男の子からの人気が非常に高い絵本。ポップで個性的な絵も人気の理由です。
家族の絆や愛情をストレートにわかりやすく伝えてくれますし、文章が読みやすいので子供が進んで読みたくなる絵本になっています。
『ミッケ!』 ジーン・マルゾーロ作 ウォルター・ウィック絵
この絵本は、お題のアイテムを探すなぞなぞ絵本。絵本の中に散りばめられたアイテムを探し出して遊びます。
こういったパズル絵本はたくさんありますが、ミッケはそのお題になる文章のリズムがよく、読むのも楽しい絵本です。テンポの良い日本語訳は糸井重里氏が担当しています。
このミッケ、難易度がかなり高い問題もあり、大人でも苦戦するものですが、だからこそ子供たちの集中力を育むには絶好の絵本。子供たちは楽しみながら、物の名前を覚え、細かいところにも注意するようになります。
遊びながら集中力や発見力を育むことができる絵本はパパやママと一緒に楽しめる1冊です。
4~5歳の子供の絵本選びのコツ
4~5歳になると、物語の内容もしっかり理解できますので、少し長めだったり、複雑なお話も取り入れていくのがコツ。長いお話を読むということに徐々に慣れさせていきましょう。
「読み物」にシフトする時期
無理強いしてしまったり、急に難易度を上げると読書が嫌いになってしまうこともあるので、あくまでも子供の様子を見ながら与える本を選びます。
長いお話は、まずパパやママが読み聞かせし、次からは自分で読ませるようにするとスムーズに入れます。
この時期はすらすら本を読める子と読めない子がいますが、読めないからといって焦ることはありません。小学校に入学するまでにひらがなが読めれば問題はないので、読めない子はパパやママが一緒に本を読み、読むことに慣らしていきましょう。
この時期の絵本は一生もの
4~5歳の時期に読む絵本は、その子の感性などに大きく影響しますので、良質な絵本を選んであげたいですよね。
5歳くらいの子が読む絵本は、大人になって読み返すと感じ方が変わっていたり、その絵本に込められた深い意味が分かってくるものが多いのも特徴です。
パパやママが昔読んでいた絵本を読み返してみると、「子供に読んであげたい」と思える絵本が見つかるかもしれません。
また、読み聞かせをする時はパパやママが楽しんで読めるものを選ぶことも大事。名作だから読まないといけないなんてことはありません。
パパやママがつまらなさそうに読んでいると、子供も読み聞かせがつまらなくなってしまいます。
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