理由を知って対処すれば保育園・幼稚園に行きたくないと泣かなくなるかも!
ママが一度は経験するお子さんが幼稚園や保育園に「行きたくない」という訴え。スムーズに登園出来ていても、突然やってくることがあります。
そんな時は、ママも「どうしたの?」と心配になったり、行きたくない理由は何だろうと考えこみますよね。
幼稚園や保育園に行きたくない時の理由は一体何なのでしょうか?お子さんのどんな気持ちがあって登園拒否があるのか詳しくみていきましょう。
前日の準備中や朝の忙しい時間帯に、お子さんに行きたくないと言われるとママもとても困ります…理由がわかればスムーズに対応できますよ。
毎日楽しく登園していたお子さんが、突然「幼稚園に行きたくない」や「お休みしたい」と言い出すことがあります。どんな時にお子さんが行きたくないと訴えるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
子供はパパとママが大好きなので離れたくない
子供は毎日一緒に過ごすパパやママがとっても大好きなのです。親としてもとても嬉しいことですが、登園前に「行きたくない」と泣かれてしまってはパパもママも困ってしまします。お子さんがママと離れたくない理由とはどんな時でしょうか。
新年度の始まりや進級でのクラス替えなど
新年度が始まると、新しい教室やクラス替えで新しい先生やお友達との新しい関係が始まりますね。ワクワクドキドキして楽しみにしているお子さんも多いでしょう。
すぐに馴染めるお子さんもいれば、新しい環境にゆっくり慣れるお子さんもいます。楽しく登園出来ていたお子さんでも、緊張の糸が切れ突然「行きたくない」と訴えることもあるのです。
お子さんに早く新しいクラスや先生、お友達に慣れなさいとは言わず、お子さんのペースに合わせてあげましょう。
ゴールデンウィーク後や長期の休み明けなど
4月は元気に登園していても…ゴールデンウィークをママやパパと楽しく過ごし、いざ連休が明けると「明日から行きたくない!」など訴えることが多くあります。夏休みや冬休みの長期休みの後も同じことが言えます。
登園日の前日から「明日からまた幼稚園だよ」と気持ちを切り替えるように促してあげましょう。
「長期休みの間のお出かけや出来事など、先生やお友達にお話したいね!みんなは何をして過ごしたのかな?」と休み明けの登園を楽しみなものにしたいですね。
ママと離れて寂しくて泣いてしまう子には共感してフォローしましょう
朝の登園時に泣いてしまっても、園では楽しく過ごしている子が多いようです。「ママと離れても必ずお迎えに行くから、園では楽しく過ごしてきてね」と優しく声掛けをし、帰ってきたらたくさん褒めてあげましょう。
環境の変化についていけず慣れないため
小さなお子さんは環境の変化にとても敏感です。初めて通う幼稚園や保育園生活をストレスに感じる場合もあります。
その他、お子さんをはじめ家庭内や身の回りの環境の変化にも慣れず、不安感から行きたくないと訴える場合も考えられます。
初めてママと長時間離れることが不安感で泣いてしまうことも
幼稚園の年少さんから入園ですと、産まれてから3歳まではママと一緒に過ごすことがほとんどだと思います。ママと長く一緒にいられたお子さんは、幼稚園の入園で長い時間離れるのは寂しく不安で泣いてしまう子もいます。
ママと一緒の安心感はお子さんにとってははかり知れないものです。時間になったらお迎えに行くことや元気に帰ってきてくれるとママも嬉しいなど、離れることへの不安感を取り除くような声掛けを心がけるといいですね。
集団での園生活に慣れていなかったり、給食が苦手なことも
行きたくない原因として、園での1日の生活に慣れていなくて登園を渋ることも考えれます。お友達と一緒に集団でお遊戯の練習や作品作り、給食の時間などあります。
入園すると一日のスケジュールが決まっていて、集団生活が初めてで慣れないお子さんだとストレスに感じてしまうことも…。お子さんの話に耳を傾けたり、園での生活の様子を先生に聞いてみたりして、園生活に慣れるまで見守ってあげましょう。
「給食を食べてきたよ」とママにお話ししてきたら、たくさん褒めてあげたいですね。
新たに兄弟を迎えたり、慣れない土地に引越しなど家庭環境の変化など
幼稚園で特に変わったことがなくても、弟や妹が生まれて家庭内の変化はありませんか?お子さんは下の子の誕生を心待ちにしていても、産まれたばかりの赤ちゃんのお世話で忙しいママを見て赤ちゃん返りを起こしていませんか?
赤ちゃん返りが見られる時は、上のお子さんを優先したり、簡単なお手伝いをお願いするなどして、「○○ちゃんも赤ちゃんの時はみんなに大切にされて大きくなったんだよ」と赤ちゃんを一緒に見守りたいですね。
また、転勤など家庭の事情による引越しで転園した場合も、新しい園に慣れなくて登園拒否の原因にもなります。行きたくない原因が家庭環境の変化が考えられる場合は、なるべくお子さんの気持ちに寄り添ってあげましょう。
環境の変化に慣れず行きたくない子には共感の気持ちで寄り添って
新しい環境や家庭内の変化があるな中登園する我が子に寄り添ったフォローをしてあげましょう。「ママも赤ちゃんも○○ちゃんのことを応援しているよ」「初めての園は緊張するね」など背中をおしてあげられるような対応をしましょう。
園生活が楽しくなかったり、嫌なことがあるから
登園しぶりでも深刻なのが、園でのトラブルやお子さんが嫌な思いをしたと訴えることです。これらはしっかりと保護者が対応したい事案です。
お友達とのトラブル1
もしかしてうちの子は仲間はずれ?それで行きたくないのかな?と心配するママも多いでしょう。
でも、特に年少さんの頃の子供たちは親が心配するほどには、まだ人間関係で悩んでいません。
たまたま子供が一人でいるところを見かけたりすると、「うちの子お友達がいないのかしら…?」とか、「仲間はずれにされていたらどうしよう?」などと考えてしまいがちですが、この頃の子供たちは基本みんなが個人主義!
お砂場遊びも、戦いごっこも、「今自分がやりたいこと」をそれぞれにやっているに過ぎないのです。
そして偶然、同じことがやりたかった者同士が一緒に遊んでいるように見えますが、実はこれだって本人たちにとってはたまたま近くにいただけで、ほとんど意識なんてしていないことも多いとか。
だから大人たちが考えるほど、本人たちは「一人でいること」をお互いにあまり気にしていません。
子供同士のトラブルは親が解決してあげなきゃ!と大人が踏み込んでしまうとどうでしょうか?
「いじめ」や「仲間はずれ」などに大人たちがきちんと対処していくことももちろん大切なことですが、あまり過敏になりすぎないようにすることも必要です。大人たちから見えている世界と、子供たちの住んでいる世界は違います。
子供たちも自分の気持ちやら、置かれている状況やらを、自分の言葉で伝えることがまだできないので、時には大人たちが代弁し、守ってやることも大切とは言え、一方的な見方になってしまわないようにしたいですね。
お友達とのトラブル2
うちの子はおとなしくはっきり言えない子…気が強いお友達がいるのかな?そんな心配をされるママもいます。
我が子が自己主張をあまりしない、気の優しい(気の弱い)タイプの場合、周りの気の強いお友達の言いなりになってしまうことはよくあります。
人に合わせようとする傾向があり、人に合わせることができる子であれば尚更このような状況に陥りやすいものです。
本当にマイペースな子であれば、気の強いタイプの子のそばに寄って行くこともないのでトラブルとも無縁なのですが…。
我が子がトラブル起こす側でない場合、「トラブルを起こす側よりはマシ」とママたちは心の中でホッとしている部分があるので、我が子にも「ちょっとぐらい我慢しなさい。」と言っていませんか?
特に親同士が仲良くしていると、子供同士一緒にいる時間も長く、自然と仲良しグループのようになりやすいので、なかなか離れられないことも多いですよね。
でも、毎日毎日、自分の気持ちを押し殺して、お友達に合わせてばかりでいることは(子供自身はたとえ意識してなかったとしても)大変な苦痛を伴います。
「我慢すれば丸くおさまる」という理由や、「クラスで中心的な存在であるその子のグループに(親子共に)このままいられるようにする」ために、そのままにしてしまっていないでしょうか?
お子さんのタイプも大人同様にさまざまです。親同士の関係を抜きにして、純粋に子供同士の関係に目を向けてあげると、我が子にとってもっと居心地のいい、気の合う友達が見つかるかもしれませんよ。
先生との相性が合わない
小さな子供にとって、先生の存在はとても大きいものです。幼稚園や保育園で生活する間はもう一人のお母さんのような甘えたい存在でもあります。
しかし、先生と我が子との相性が合わないと子供も苦痛に感じて行きたくないと感じる原因にもなります。
このような話もあります…お茶をこぼすという子供では良く起こしがちな失敗をした子が、園の先生に怒られてから行くのが嫌になったそうです。小さな失敗であり、お子さんも反省したことでしょう。でも、怒られてしまったショックで毎朝泣いてしまうそうです。
怒らず、こぼしてしまったお茶で服が汚れなかったか?など優しい声掛けが欲しかったことでしょう。
厳しい先生がいる
園の方針もさまざまですが、中には厳しい幼稚園もあるようです。通園バスの中では30分間おしゃべり禁止や、ボタンの洋服も手伝いなく自分で着替えなくてはならないなど…。
初めて園に通うお子さんはワクワクと緊張が入り混じった状態ですし、年齢的にもまだまだ元気が1番な時ですね。このように、楽しく幼稚園に通いたくても、「お家の方が楽しいよ」と帰ってきてから泣く子もいるのです。
ママの方も園での生活は先生に託していますので、きちんと我が子のも目を向けてほしいと願っているのです。先生の厳しい対応について、園の方に申し出たり相談するかなどママたちはモヤモヤしているのです。
園やお友達が原因の場合はきちんと状況を把握し解決しましょう
お友達とのトラブルなどはまずお子さんから話を聞きしっかり現状を把握することが大切です。親同士が立ち入らず、子供同士の世界を見守りましょう。
先生との相性についても、合わない先生がいてお子さんの登園拒否が長引く場合は一度先生に申し出るなど保護者の声を届けてみるのも方法です。
イヤイヤ期のせいで何でも嫌といいたいだけ
お子さんの年齢がちょうどイヤイヤ期な時期なのかもしれません。お子さんにも洋服や行動を選択式にしてあげるなど対応しましょう。
イヤイヤ期や反抗したい時期ということも
1歳後半頃から始まり、2歳頃が本格的なイヤイヤ期とされています。年齢が当てはまるお子さんの登園したくないは、イヤイヤ期のせいかもしれませんね。
イヤイヤ期だと、朝ご飯や朝の準備など対してイヤイヤと拒否します。保育園でお友達とおもちゃで遊びたくても、「いやだ!」と言い、なかなか靴も履いてくれなかったり、外に出たがらなかったり…朝からママはヘトヘトに。
成長の証ですが、ママはとても疲れます。少しでも、イヤイヤ期が原因だなと感じたら、時間に余裕をもって早めに朝の支度をするように心がけてみましょう。
イヤイヤ期はどのお子さんでも通る道です、成長の過程でも大切だといわれています。このようにお子さんのイヤイヤ期で悩んでいるパパやママは大勢いるのです。
うちだけかも?と不安になったり、過度に叱ったりせず、時間が過ぎれば落ち着くことを頭に入れておきましょう。
何でもイヤだ!イヤだ!というお子さんには、どちらがいいかな?と選択肢を与えてみてはいかがでしょうか?
「急いで!早く!」ときつく言うのではなく、着替えを嫌がるお子さんには「どっちの洋服がいいかな?」や「ご飯のあとに、着替えがいいかな?先に歯磨きがいいかな?」など、選択式にしてあげましょう。
イヤイヤ期のお子さんでも「この洋服ならかわいいから着ようかな…」など気持ちも動きます。イヤイヤ期の終わりもお子さんによって違いますが、いつか終わりが来ると頭に入れて乗り切りたいですね。
子供でも朝が弱く準備が苦手な子もいる
子供でも朝が弱い、苦手な子もいるの?と思いますが、朝布団から出てこない我が子を起こすところから始めるママも実は多いのです。
たっぷりの睡眠を心がけましょう
子供は良く寝るものと思っていても、個人差がありますね。寝つきが良い子もいれば、なかなか寝ない子も。夜更かしさせず、早寝の習慣をつけてあげましょう。早寝早起きは理想的なことですが、大人も子供も上手くいかないのが現状ではあります。
- 寝室に行き部屋を暗くする時間を決める
- 眠る直前にテレビやスマホの画面を見せない
- 騒いだりせず読み聞かせなどして気持ちを落ち着かせる
知っての通りのことですが徹底してみましょう。
朝ご飯には好きなものを出してあげよう
寝起きが悪いと朝ご飯もなかなか食べてくれません。それでも、時間はどんどん過ぎていきあっという間に家を出る時間になります。
朝ご飯に、ヨーグルトやウィンナー、卵焼きでもお子さんの好きなものを出してあげるといいかもしれません。お米派のお子さんもいるかもしれませんが、パンが好きなお子さんもいます。簡単に食べられるスティックパンもおすすめです。
「○○ちゃんが好きなヨーグルトだよ」と声掛けして誘い出す方法を試してみる価値もあります。
朝の情報番組のリモコンボタンや子供番組で誘い出そう
もう何をやっても不機嫌で布団から出てこない時もあります。これは筆者宅でやっていることです…。
我が家の子は、テレビのリモコンで遊ぶのが大好きです。朝の情報番組のリモコンボタンの色の選択もルーティンになっています(笑)「リモコンの時間だよ~」というとダッシュで起きてきます。
その他、子供番組の歌やキャラクターの名前を言い誘い出すのも効果があります。本当は自然に起きてくれるといいのですが…。大人と同じように子供でも朝が苦手、寝起きが悪い子もいるのです。
体調不良が原因で行きたくないということも
ママとして見逃したくないのが体調の変化です。急にお休みになってしまうこともありますね。働いてるママはもしもの為に病児保育に登録しておいてもいいですね。
風邪や発熱など体調不良が原因なことも
園や家庭での生活が登園拒否の原因でない場合、風邪や突然の発熱などの体調不良が原因の場合もあります。日ごろからお子さんの体調管理に気をつけていても、小さなお子さんは良く熱を出しますね。
でも、その熱の辛さや不快症状を言葉に表して伝えることはまだ難しいかもしれません。泣いて「行きたくない」と訴えることもあります。
また、風邪症状の他にも、腹痛や園で流行っている流行性の病気も考えられます。幼稚園、保育園で流行っている病気などの情報は確認しておきましょう。
体調不良を見逃して登園させ、病気を流行らせてしまっては大変ですから、日ごろからお子さんの体調の変化に気づけるようにしておきたいですね。
こんなことがあったら無理に行かない方を選んでも…
お子さんが行きたくない気持ちを親に共感して欲しいや、イヤイヤ期という成長過程のものは徐々に慣れて楽しく園生活を送れるでしょう。
でも、園やお友達とのトラブルの場合は解決を先に心がけましょう。園で嫌なことがあり、お腹が痛くなり、食欲もなくす子もいたりします。
そういう時は無理やり行かなくてもお休みするのも方法です。我が子が笑顔で登園できるために、保護者としての行動も必要な時もあります。
また、こんな声も聞かれました。1歳半の健診時に異常がない子でも、厳しい園?早期からの自立を目指す園でしょうか?「自閉症の疑いもある」と告げられたママもいます。
1歳半でも成長には個人差がある時期ですよね。みんながみんな同じことを出来る年齢ではありません。そのママは、我が子がどのように園生活を送り、先生からどんな対応をされているのか心配されています。
どんなお子さんでも一度はあること
幼稚園や保育園の小さい時期には、どんなお子さんでも一度は経験する「行きたくない」という訴え。私1人が子供の登園拒否に悩んでいるのでは?と落ち込んでしまいがちですが、実は他のママも同じことを悩んでいることでもあるのです。
小さなお子さんがいる家庭では良くあることです。よくるあることとわかっていても、いざ経験すると心配になったり、スムーズにいかない登園にイライラしてしてしまいます。
お子さんも行きたくないと言いながらも、教室に入ったら気持ちを切り替え、園での生活を楽しんだり、苦手な給食に挑戦したり子供ながらに頑張っています。
ママが自分自身を責めたりしないで、幼稚園、保育園に送り出したら少しの時間でもママのリラックスタイムを持つなどして、気持ちを落ち着かせましょう。ママもとても頑張っているのです。
気持ちをどーんと構え、これも子供の成長のステップアップだととらえ、乗り越えた先には成長した喜びがあると信じましょう。今だけのことと割り切り気持ちを切り替えるのも大切です。
あれほど行きたくないと泣いていたわが子を懐かしむほどに、気が付いたら素直に登園していることも多いですよ。
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