気持ちを想像してあげて!二人目妊娠中に赤ちゃん返りする上の子のケア

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2017/05/08

上の子も構ってあげなきゃ、と思いながらも、どうしても赤ちゃんの世話を焼くばかりになってしまうママ。そんな最中に上の子がぐずりだしたら、イライラしてしまったりもしますよね。

でも、上の子の気持ちを想像してみたら、少し上の子にやさしい気持ちになれるかもしれません。早め早めのケアを心がけるべく、上の子の気持ちを想像してみましょう。

下の子の誕生は上の子にとってかなりの非常事態!

赤ちゃん返りをする上の子の気持ちを、赤ちゃんの育児で手一杯のママが想像するのは難しいことですよね。

でも、下の子が誕生して家族に加わったという変化は、上の子にとっては衝撃的な出来事なのです。

ママにとっては、夫が愛人を突然連れて帰ってきたあげく、「今日から一緒に住むからよろしく!」と言われたくらいの打撃でしょうか。

耐えがたいショックを受けますよね?それくらい、上の子にとって、下の子が家族に加わるということは大きな変化なのですね。

妊娠中からもう情緒不安定に!赤ちゃんが生まれてくる前にできるケア

小さな子どもは妊娠を察知すると言われることもあります。感受性が豊かな子であればあるほど、下の子が生まれてくる前から赤ちゃん返りになるケースが多いです。

妊娠中は上の子とべったり過ごせる最後の時間でもあります。できるケアをしてあげたいですね。

あえてママから赤ちゃんの話を切り出さない

上の子から切り出してきたときには、「そうだよ、赤ちゃんがおなかにいるんだよ」と教えたり、会話に出したりしても大丈夫です。

ですが、上の子が複雑な気持ちになってしまっていたり、「赤ちゃんいらない!」「お兄ちゃんになんかなりたくない!」と発言したりする状況の場合、ママから赤ちゃんの話題を振ることは、あえて避けましょう。

無理に「でも赤ちゃんはきっとかわいいよ」、「一緒に遊べるようになるよ」などと話題に出し続けると、上の子はもやもやした気持ちを自分で収める前に、「赤ちゃんはかわいがらなきゃダメなんだ」という思いに追いつめられてしまう可能性があります。

自分の中で折り合いがつけば、赤ちゃんの話をしてくることが出てくるでしょう。そのときに話してあげればいいのです。

体の許す限り、上の子と2人の時間を作る

妊娠中のため、もちろんママの体調が1番ですが、安定期の間や、経過が順調で体が許すのならば、できる限り上の子との時間を作ってあげましょう。

絵本を読むことでもいいし、公園に連れて出てあげてもいいでしょう。ただし公園など外に出る場合は、急に脱走されても妊婦のママは追いかけられないため、柵がある公園を選ぶなど、安全な場所を選ぶ方が安心です。

2人きりで過ごせる時間は当面お預けになります。余力があるならお茶やランチに2人で出かけることも、上の子にとっては嬉しい体験として心に刻まれると思いますよ。

上の子が赤ちゃんのときの写真を一緒に見る

アルバムやフォトブックなどにまとめている場合は一緒に見てもいいですし、データのままであれば、パソコンの画面上でも構いません。上の子が赤ちゃんのころの写真を一緒に見ることも、ケアの1つになります。

「これ誰?」と尋ねてきたことをきっかけに、話がふくらむ、素敵な時間になりますよ。赤ちゃんのころの自分を可愛いと感じると、おなかにいる赤ちゃんのことも自然と気になってもくるものです。

また、余談ですが、もしまだ上の子の赤ちゃん時代からこれまでの写真を整理していない場合、妊娠中に整理されておくことをオススメします。

下の子が生まれると、さらに時間的余裕・体力的余裕がないばかりか、上の子と下の子の記憶が混同してしまい、後々整理する際に大変な思いをすることになります…。

2人目出産についての絵本を読み聞かせる

お兄ちゃんお姉ちゃんになる本や、仲良しきょうだいの本など、絵本を読む中でさりげなく触れる方法もあります。

出産前だけでなく、出産後も、絵本は上の子に寄り添ってくれますよ。我が家で実際に読み聞かせた絵本を3冊、ご紹介します。

ピーターのいす
妹のいるおにいちゃんを描いた絵本です。
妹のスージーが生まれて、おにいちゃんになったピーター。自分の者だったゆりかごやおもちゃが、どんどんと妹のものになってしまいます。

あるとき、食事用のいすに、スージーのためにピンク色のペンキをぬろう!とパパに言われてしまいます。さて、ピーターはどうするでしょう?

「お下がり」はきょうだいの宿命です。お気に入りのものも、大きくなった上の子には、いつか使えなくなる日がきます。下の子に譲ってあげなくてはいけない…そんなときに上の子が感じる感情の揺れが描かれている絵本です。

あさえとちいさいいもうと
おかあさんがお買い物に行く間、あさえは妹の面倒を見ています。一緒に道路に絵を描いて遊んでいたのに、ほんの少しあさえが夢中になったすきに、妹がいなくなってしまいました!

どうしよう、どうしよう!小さいおねえちゃんの焦りが手に取るようにわかります。

かぼちゃスープ
これは我が家では下の子が成長してきて、兄弟げんかが多発するようになった頃から読んでいます。

ネコとりすと小さいあひるがかぼちゃスープを作る物語で、もちろん彼らは兄弟ではありません。でも、あひるのワガママっぷりが末っ子のワガママ具合そっくりなのです。

我が家では「○○そっくりじゃん!」と言って、上の子も下の子も一緒になって笑っていますよ。

妊娠中から上の子ケアをしっかりと!

上の子のケアは、早いうちからしてあげることが大切です。早い子は妊娠中から不安な気持ちを抱いている子もいます。

赤ちゃんが実際に生まれた後も、パパやママを取られてしまった…自分は上の子だから我慢させられているなど不満を募らせていく場合も十分に考えられます。

▼二人目出産後の育児のコツについてはコチラも参考にしてみて!

不安を取り除くケアは早めか肝心!そして産後も意識していきましょう。妊娠中から意識して気をつけてあげれば、後々ぐんと育児が楽になるときがきっとやってきますよ!

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