妊婦の便秘解消にハーブティー!水分摂取とハーブ力でお通じ改善に期待
妊娠中のマイナートラブルの一つ・・・便秘。薬に頼れない中、ママや赤ちゃんに負担をかけない便秘解消法を見つけて、おなかをスッキリさせたいですね。
便秘解消のためには水分補給がとっても大切です。妊娠中は体内の血液量を増やすために沢山の水分を必要とします。
ハーブティーなら水分補給と同時にハーブの持つ力で体の不調を取り除くことができます。ノンカフェインのものが多いので気になっている妊婦さんも多いのでは?
妊産婦ケアとして注目も集めているハーブもあります。妊婦の便秘に効果があり、安心して飲めるハーブティーにはどのようなものがあるのか調べてみました。
この記事の目次
心を落ち着かせて体を健康に導く・・・ハーブティーの効果と飲み方
ラベンダー、ローズヒップ、ペパーミント・・・皆さんも一度は聞いたことがある言葉だと思います。どれもハーブの名前です。
ベランダや家庭菜園でも育てることができるものもあり、果物や野菜と同じように、毎日の生活にハーブを取り入れている方もいると思います。
でも、ハーブは難しそうと感じている方も多いのでは?実は、ハーブティーはお茶や紅茶のように気軽に楽しめることできる飲み物なのです。
ハーブティーの効果と飲み方についてお話しましょう。
古代から薬草として使われてきた長い歴史
ハーブには長い歴史があります。古くは、古代ギリシャにおいてハーブでの治療法が使われていたと言われています。
バジルやミント、パセリなど、今では私達の食卓にも気軽に並ぶようになったハーブ。香りや彩りを添えるだけでなく、食することで薬効を得ることができる薬草なのです。
ハーブと類似したものに「スパイス」があります。ハーブとスパイスの明確な定義はないのですが、スパイスは「食材に香りや辛みなどを加えることができる香辛料」と考えていただくとわかりやすいと思います。
なかには、シナモンのように「ハーブ」でもあり「スパイス」でもあると考えられるものもあります。ここでは、健康のために体に効果を期待できるものをハーブとして考えていきましょう。
また、お茶とハーブティーの違いとしては、お茶は、緑茶、紅茶、ウーロン茶など「お茶の木」(学名「カメリアシネンシンス」)から摘み取った葉で作られるものです。
お茶は、最近では健康効果も高く取り上げられていますが、もともとは嗜好品としての飲み物という位置づけが強かったことから、ハーブティーとは区別して考えられています。
ハーブを飲むことで期待できる2つの効果…薬理効果とアロマテラピー効果
皆さんは、ハーブティーを飲んで、体がほぐれる気持ちになった経験はありませんか?ハーブティーの持つ力は、薬草の力で得られる健康効果だけではありません。
ここでは、ハーブティーが持つ「薬理効果」と「アロマテラピー」効果について説明しましょう。
- 薬理効果
- ハーブを煮出すと、タンニン・フラボノイド・ミネラル・ビタミンなどの水溶性成分が水に溶け出します。これらの成分を体内に吸収すると、体の調子を整えることができます。
薬ではないので速効性はありませんが、長期間飲むことで体質改善が期待でき、健康への効果を感じることが出来ます。
また同じ効果効能を持ついくつかのハーブをブレンドすると、相乗効果を得ることもできます。目的に合わせて、組み合わせを楽しむのも一つの方法です。
また、カフェインを含まないハーブティーの中には、眠る前に飲むことで安眠効果を得られるものもあります。
- アロマテラピー効果
- アロマテラピーとは、「アロマ=芳香」と「テラピー=療法」を組み合わせて出来た言葉です。精油をアロマポットに落としたり、精油を薄めてローションにしたりして使います。
植物が持つ香りが心身を落ち着かせて、様々な不調を取り除くことができます。効能は精油の種類によって異なります。
鎮静効果のあるラベンダーには緊張した体をリラックスさせる作用があり、スッキリした香りが特徴のペパーミントには、リフレッシュ効果などがあります。
アロマテラピーで使われる精油と同じ香りを楽しめるハーブティーも沢山あります。たとえば、ラベンダー、カモミール、ローズマリーなどです。
これらのハーブティーの香りに鼻を近づけると、嗅覚から脳に働きかけて感情や気持ちを落ち着かせることができます。また、「飲む」という行為にも気分転換をする効果があります。
注ぎたての高い香りを楽しんで・・・ハーブティ-の淹れ方
さて、ハーブティーには心と体を元気にする効果があることがわかっていただけたと思います。でも、ハーブティーは敷居の高い飲み物と感じている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ハーブティーの淹れ方についてご説明しましょう。
- 1.ポットとカップをあたためる
- ハーブの成分をしっかり抽出するには、高い温度のお湯に浸すことが大切です。お湯の温度を下げないために、あらかじめポットを温めておきましょう。
ポットに沸騰したお湯を注ぎ、しばらく置いておきます。ポットがない場合は、急須でも代用できます。ポットが温まったら、中のお湯は捨てておきます。
同様にカップも温めておくとよいでしょう。
- 2.温めたポットにハーブをいれる
- 温めたポットにハーブを入れます。ハーブティーの出来あがり量に合わせて、入れるハーブの量を調整してください。
ティーカップ1杯(約120㎖)なら、使用するハーブの量はティースプーン1~1.5杯が目安です。購入したハーブに使用量が書かれている場合は、そちらを参考にしましょう。
- 3.お湯を注ぐ、蒸らす
- ハーブを入れたポットに沸騰したお湯を注ぎます。その後、香りを逃がさないためにすぐにフタをして蒸らします。
蒸らすことで、ハーブの持つ有効成分や香り、風味を引き出します。蒸らし時間はハーブによって異なりますが、3~5分が目安です。
- 4.茶こしを使って、カップに注ぐ
- 蒸らしが終わったら、温めておいたカップにハーブティーを注ぎます。ハーブが落ちないように、茶こしを使いましょう。
注ぎ立てのハーブティーからは、ハーブに含まれる揮発成分が香りとなって気持ちをリラックスさせてくれます。ぜひ、最初に香りを楽しんでください。
細心の注意を払って!妊娠中にハーブティーを飲んでよい時期と種類
ノンカフェインのものが多いハーブティーですが、妊娠中の飲用に問題はないのでしょうか。
実は、ハーブティーの中には子宮を刺激する作用があるものもあるため、妊娠中に飲む場合にはハーブの種類に気をつける必要があります。
ここでは、妊娠中に注意してほしい、ハーブティーを飲む時期と種類についてお話していきます。
できるだけ安定期に入ってからの飲用を!
ほとんどのハーブティーはカフェインレスなので、妊娠中の飲み物にハーブティーを選ぶ方もいらっしゃるでしょう。
しかし、妊娠中の体は不安定なもの。飲む時期や種類・量によっては、母体や胎児に害を及ぼす恐れがあります。
現に、ハーブを薬の一つとして考えているイギリスやアメリカでは、ハーブを「必要がない限り使用しないこと」「ハーブを使用したい場合には、お医者様への相談が必要」と言われています。
ハーブ製品に関する定義や規制は国によってさまざまですが、米国や英国では、妊娠中のハーブ製品の利用について、医薬品と同じように「必要でない限り利用しない」ことを推奨しています。
日本でも、妊娠中に安易に薬を使用しないことは妊婦さんの常識になっていますが、ハーブについてはまだまだ認識不足な部分があると感じます。
特に、妊娠が判明してから安定期までは体が不安定な状態が続きます。この時期に薬効の高いハーブを体内に沢山取り入れるのは避けましょう。
ハーブティーを飲むのは、安定期に入りお医者様と相談してからがよいでしょう。また、品質の安全性が高いハーブを選び、妊娠中の体への危険がないかを確認しましょう。
最近では、妊婦さん用に特別なブレンドがされていて、妊娠中でも安心して飲めるものもあります。妊娠中に避けた方がよいハーブを知り、上手に取り入れていきましょう。
妊婦の飲用は禁忌!妊娠中は気をつけたいハーブ
では、妊娠中に避けたいハーブをご紹介します。これらのハーブは流産を誘発したり、子宮を刺激する作用のあるものです。
ただし、文献によって一覧としてあげられている種類に多少の違いがあったり、読み方の違いがある場合があります。
ここに載っていないハーブを飲む場合でも必ずお医者様に確認をしてから飲むようにしてくださいね。
特に、「ラズベリーリーフ」は子宮を収縮させて分娩を早める作用があります。妊娠初期~中期は避けたいですが、出産間際にはおすすめで、安産につながるといわれるハーブです。
便秘改善に効果のあるハーブティー・・・妊娠中OKとNGを知ろう
妊娠すると下剤などの薬を飲めなくなり、おなかにたまった便を出し切れずに、腹痛をおこしたり、下痢と便秘を繰り返してしまうことも。
なかなか感じられない便意に不安になってしまい、ちょっとでも効果が得られるなら試してみたいと思いますよね。
でも、さきほどもお話したとおり、妊娠中は安易にハーブを飲むべきではありません。便秘に効果のあるハーブの中には、子宮を刺激する作用があるものがあるからです。
まずは妊婦が便秘になる理由を知りましょう。そして、便秘に効果があるハーブの中でも、妊娠中でも安心して飲めるハーブと避けるべきハーブを説明します。
妊婦が便秘になる理由とハーブティーの効能
妊娠したことがきっかけで便秘になってしまう女性はとても沢山います。これは、流産や早産を防ぐために分泌されるホルモン(プロゲステロン)が腸の蠕動運動を抑制するからです。
その他にも、様々な原因が重なりあって便秘の症状をひどくしてしまう場合があります。ハーブティーにはこれらの原因を取り除く効果があるので、みてみましょう。
- 1.水分不足を補う
- 妊娠中はお腹の赤ちゃんを育てるために、ママの血液量は普段の約1.5倍に増加します。血液を増やすために必要なのが水分です。
ママの体内の水分は、血液を増やすために優先して使われます。その結果、腸内の水分が不足して固い便になり、出にくい便になってしまうのです。
また、つわりがひどくて嘔吐を繰り返す人は水分不足になりやすいです。特に、水分を飲むだけでも吐いてしまう場合には、病院での措置が必要な場合があります。
妊娠時には、1日に2リットルの水分補給が必要だといわれています。赤ちゃんの発育のためにもカフェインレスの飲み物を選ぶとよいでしょう。
手軽に飲めるノンカフェインの飲み物は、なんといっても麦茶!その他にも、ハーブティーを数杯取り入れると、味の変化を楽しむことができてミネラル類の補給もできます。
- 2.ストレスを緩和
- 妊娠中の便秘の原因の一つに「ストレス」が挙げられます。出産前の女性にとって、何よりも心配なのは、赤ちゃんのこと。
おなかの赤ちゃんはちゃんと成長しているかな・・・、ちゃんとお産が迎えられるかな・・・、産後の生活はどうなるだろう・・・など、悩みは尽きません。
実は、腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、不安や緊張に左右されやすい臓器なのです。腸の筋肉には神経細胞が沢山集まっており、ストレスを感じると動きが鈍くなってしまいます。
そんな不安を和らげてくれるのがハーブティーです。ハーブのアロマテラピー効果で緊張を和らげることで、神経をほぐし、腸の動きを正常に戻すことが期待できます。
- 3.食物繊維、ビタミンC、マグネシウムの補給
- 妊娠中は食の好みが変わる場合があります。本来であれば、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富な和食中心のメニューが推奨されますが、なかなか難しい場合もあります。
とくに、つわりが激しくて何も食べられなかったり、ファストフードのポテトだけ、コーラなら飲める…など、推奨メニューとはほど遠い食生活になってしまうことも。
食生活が乱れてしまうと、腸内環境が悪化してしまいます。乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が減ってしまい、悪玉菌が増えることで腸の動きが悪くなってしまうのです。
善玉菌を増やすのに有効なのが、食物繊維やビタミンC!ハーブティーの中には、食物繊維やビタミンCなどが豊富に含まれたものがあります。また、マグネシウムを含むハーブティーを飲むと、便をやわらかくする作用があります。ハーブティーに含まれる成分がおなかの調子を整える働きをしてくれるのです。
子宮収縮を促す恐れが!便秘解消のためでも妊娠中はNGなハーブ
便秘に効果があるハーブの中でも、特に危険なのが次の6種類。どんなに便秘で辛くても、妊娠中はこれらのハーブを摂取することは控えましょう。
- ルバーブ(大黄)
- センナ
- キャンドルブッシュ(ゴールデンキャンドル)
- アロエ
- フェンネル
- カモミール
- ルバーブ(大黄)
- ヨーロッパでは古くから、茎の部分をサラダやジャムなどにして食べられているルバーブ。和名は食用大黄といい、中国では漢方として用いられていました。
食物繊維やビタミンCが豊富で、大腸の蠕動運動を促進する作用があるので便秘解消の効果が期待できるハーブです。
しかし、子宮収縮作用や骨盤内の充血作用があることから、妊娠中の服用は避けるべきとされています。また、母乳が黄変する可能性があるため、授乳中の控える方がよいといわれています。
- センナ・キャンドルブッシュ
- センナは、古代エジプト時代から便秘解消の即効薬として利用されてきたハーブで、アフリカ原産のマメ科の植物です。
キャンドルブッシュは、別名ゴールデンキャンドルとも呼ばれるハーブで、センナと同属の植物です。カッシアアラタ、ハネセンナ、ゴールドブッシュと表記されることもあります。
どちらも、「センノシド」という主成分が腸を刺激して蠕動運動を引き起こします。体質を改善して排便を起こすのではなく、刺激を与えてむりやり出すというイメージです。これは、妊娠中に使用を控えるべきとされている刺激性下剤と同じ作用で、腸にたまった便を強引に外に出す働きをします。
また、妊娠中に飲み過ぎると、流産や早産を引き起こす可能性があります。授乳中には、母乳にセンノシドが移って赤ちゃんが下痢を引き起こす場合があります。
とくにキャンドルブッシュについては、近年、ダイエットや便秘に効果があると言われる健康茶に含まれていることも多く、国民生活センターも消費者への注意を促しています。キャンドルブッシュを含む健康茶には、下剤成分であるセンノシドが含まれており、人 によっては激しい下痢を起こす可能性があります。(中略)また、医薬品の下剤と同様に、妊婦や授乳中の方、子どもは、使用を控えるようにしましょう。
「健康茶」という表記があるからと安心せず、原材料をきちんと確認し、センナ・キャンドルブッシュを含むハーブティーは、妊娠中・授乳中の摂取を避けるようにしましょう。
- アロエ
- 美肌効果のあるアロエは、化粧品やハンドクリーム、やけどの薬としても知られています。アロエにもセンノシドが含まれており、腸を刺激して便意を引き起こします。
また、アロエの皮に多く含まれる「アロイン」という成分に子宮収縮作用があるため、妊娠中の服用には注意が促されています。
さらに、ここまでご紹介してきた、大黄・センナ・キャンドルブッシュ・アロエは、アントラキノン系と呼ばれ、長期服用すると「大腸黒皮症」を引き起こす可能性があります。大腸黒皮症(大腸メラノーシス)は、何度も刺激を受けることで大腸が色素沈着して黒ずんでしまい、腸の動きが悪くなってしまう病気です。また、アントラキノン系には常習性があり、刺激に慣れてしまってハーブの量が増えてしまったり、刺激をうけないと排便できない体質になってしまう恐れがあります。
- フェンネル
- ヨーロッパ原産のセリ科の植物、フェンネル。ハーブティーでは、その種を乾燥させて煎じて飲みます。
消化を促進したり、食欲を抑制する働きがあり、消化器系全般の働きをよくすることで便秘を改善することができます。
また、おなかにたまったガスを外へ出す作用があるので、ガスがたまっておなかが張ったときに良く効くハーブです。
しかし、女性ホルモンと同様の働きをする成分を持つため、ホルモンバランスが不安定な時期(妊娠中、思春期前後など)には、体調や発育に影響が出る恐れがあります。特に、動物実験において胎児に悪影響が出たという実験報告があるため、妊娠中のフェンネルの飲用は避けるようにしましょう。
- カモミール…過剰摂取は危険!子宮刺激作用あり
- 中心が黄色で白色の花びらをつける小さく可愛い花、カモミール。リラックス効果が高く、ストレスや疲れが溜まりやすい人に人気です。
肌荒れや冷え性にも効果があり、女性に嬉しい作用が沢山ありますが、妊娠中はできるだけ避けた方がよいと思われます。
それは、カモミールには子宮を刺激する作用があり、子宮を収縮させる作用のほか、流産を引き起こす可能性があるからです。知らずにカップ一杯飲んだからといって、すぐに影響がでるとは考えにくいですが、身近なハーブだからこそ、妊娠中はできるだけ避けた方がよいことを知っておいてくださいね。
妊娠中の便秘対策に!優しく働きかけてくれるハーブもある
では、具体的にはどのようなハーブを飲んだら、便秘の解消方法につながるのでしょうか。先述したものも含め、便秘に効果があると言われるハーブには次のようなものがあります。
このように、便秘に効果のあるハーブはいくつかあるのですが、中でも妊娠中でも安心して飲めるものを4点ご紹介しましょう。
- ダンデライオン(たんぽぽコーヒー、たんぽぽ茶)
- ルイボス
- ローズヒップ
- ハイビスカス(妊娠初期は避けること)
これらのハーブについて、次の章でひとつずつくわしく紹介していきます。
妊娠中OK…便秘の改善に効果が期待できる4つのハーブティー
妊娠中に胎児への影響がなく、さらにお通じの改善が期待できる4つのハーブティーをご紹介しましょう。
- ダンデライオン(たんぽぽコーヒー、たんぽぽ茶)
- ルイボス
- ローズヒップ
- ハイビスカス(妊娠初期は避けること)
ダンデライオン…食物繊維「イヌリン」が豊富なたんぽぽ
たんぽぽの葉や茎、根を乾燥させて飲むたんぽぽ茶。また、たんぽぽの根を焙煎して飲むものは、コーヒーに似た風味をもつため、たんぽぽコーヒーとも呼ばれます。
たんぽぽの根に含まれる食物繊維は「イヌリン」と呼ばれ、水に溶けやすい性質をもちます。また、腸でフラクトオリゴ糖に分解されて善玉菌を増やす働きをします。
鉄分を含むので貧血の対策になりますし、豊富に含まれるカリウムには利尿作用があり、むくみの解消に効果があります。
また、タンポポ茶には母乳の質を良くする作用もあります。たんぽぽ茶に含まれるタラキサシンが、肝臓に働きかけて血液をキレイにする作用があるからです。
ルイボス…抗酸化作用で肌荒れやアレルギー症状にも効果あり
妊娠初期からでも安心して飲めるハーブティーの一つに、ルイボスティーがあります。「ルイボス」という、南アフリカ原産のマメ科の植物の葉を発酵させて茶葉にします。
カルシウム、カリウム、亜鉛、マグネシウムなど、沢山のミネラルを含み、鉄分補給もできるルイボスティー。もちろんノンカフェインで子宮収縮作用もないので妊婦でも安心して飲めます。
便秘の改善もその一つ。悪玉菌を増やす原因の一つである活性酸素を除去することで、腸内環境を整え、便通を良くすることができます。
また、ルイボスティーに含まれるマグネシウムは、便の水分量を保ち、やわらかく排便しやすい形状に整えてくれます。
成長に必要なミネラルがたっぷりなので、家族みんなで飲むことができます。赤ちゃんから飲むこともでき、薄めてパッティングすれば、おむつかぶれやあせもの対策にも使えます。
ローズヒップ…豊富なビタミンCと食物繊維で便通改善
「ビタミンの爆弾」と呼ばれるほど、ビタミンCが豊富なローズヒップ。ドックローズという野バラの実を乾燥させたものです。牛乳を加えてミルクティーにしても美味しくいただけるハーブです。
ローズヒップに含まれるビタミンCの量は、レモンの20倍ともいわれています。ビタミンCは体内に吸収されますが、吸収されずに残ると大腸で善玉菌のエサとなります。
茶殻をヨーグルトに入れたり、ハチミツとまぜてジャムのようにして食べることで、便のカサを増やす不溶性食物繊維を摂ることができます。
ローズヒップに含まれるビタミンCと食物繊維の力で、腸内環境を良好な状態に整え、お通じを改善することができるのです。
もちろん、強い下剤のような子宮収縮の作用はないので、妊娠中でも安心して飲むことができます。
さらに、鉄分やカルシウム、ミネラル、βカロテン、ビタミンA、ビタミンE、リコピンなどが含まれており、妊娠中の栄養補給に適しています。
ハイビスカス・・・妊娠初期は注意!流産を引き起こす危険性も
「ペクチン」という水溶性食物繊維を含み、ビタミンCも豊富なハイビスカスティー。酸味が強いのが特徴的で、ローズヒップとの相性が良くブレンドティーにすると飲みやすくなります。
クエン酸には疲労回復効果もあるので、夏バテや疲れたときに飲むと効果的です。
ただし、ハイビスカスには女性ホルモンと似たような作用をする働きがあるため、過剰摂取すると体内のホルモンバランスが崩れてしまう恐れがあります。
赤ちゃんの成長と妊婦の体調を管理するのは、ホルモンバランスです。このバランスが崩れてしまうと、妊娠や出産に影響を及ぼしてしまう危険があるのです。
特に、妊娠初期は体のバランスが崩れがちです。薬効の高いハイビスカスを飲むと、良くも悪くもママの体や赤ちゃんの成長へ影響が出てしまう可能性があります。
安定期に入るまでは摂取を控え、安定期に入ってからも体調と相談しながら飲むことが大切です。
信頼できるお店で購入を!注意点と妊婦に人気のハーブティー
ハーブティーの薬効の高さと、妊娠中の注意点についてわかっていただけたと思います。最後に、ハーブティーを購入する際の注意点と妊婦におすすめのハーブティーをご紹介します。
事前確認が大切!ハーブを買う際の4つの注意点
ハーブの力を最大限に取り入れるためにも、ハーブティーを購入するときは商品の情報をきちんとチェックしましょう。
「安いから」「広告のメッセージに心を打たれたから」などの理由で商品を購入すると、健康効果を得られないだけでなく、不調を引き起こしてしまうことも。
ハーブティを購入する際に、確認しておきたいポイントは次の4点です。
- 原材料をしっかり確認!
…特にブレンド茶の場合は、禁忌ハーブがないかチェック! - オーガニックハーブであること
…無農薬栽培・有機栽培のハーブは植物本来の力を強く発揮する - 安全性や効果を具体的に確認
…医療機関などから薦められているものは信頼性が高い - 最初に大量購入しない
…「口に合わない」「体調不良」などで、長く続けられないかも
リラックス目的でも、健康目的でも、ハーブの力をしっかりとカラダに取り入れるために、安心できるハーブティーを選びましょう。
妊娠中におすすめの2つのハーブティー
では、妊娠中におすすめしたい、二つのブレンドハーブティーをご紹介します。
- AMOMA マタニティブレンド
- https://www.amoma.jp/product/maternity.html
AMOMAのマタニティブレンドは、全国の産婦人科でも採用されているハーブティーです。英国ハーバリストとお産の専門家である日本の助産師さんが何度も試行錯誤を重ねて開発した商品です。
すべてのハーブが有機栽培認証を受けたオーガニックハーブなので、ハーブの力がとっても高いのが特徴です。ネトル、ローズヒップ、クリーバーズ、エルダーフラワー、たんぽぽ、ジンジャー、ハイビスカス、ステビアの8種類のハーブをブレンドした、優しい味のハーブティーです。
先ほど注意を促したハイビスカスがブレンドされていますが、メーカーに問い合わせたところ、日本人の体質に合わせてブレンドをしているので、妊娠初期から飲んでも大丈夫との回答がありました。
妊娠初期から妊娠後期まで続けて飲むことができ、冷え、むくみ、便秘に効果があります。また、血の流れがよくなることで、しっかりとした胎盤を作ることができるハーブティーです。
- マリエン薬局 マタニティブレンド
-
http://www.marienremedy.com/archives/i1060/
妊娠初期から出産まで続けて飲める、マリエン薬局の「マタニティブレンド」。つわり、便秘、貧血、むくみ、おなかの張り、マタニティブルーなど幅広いトラブルを緩和してくれます。
マリエン薬局では、ハーブの本場ドイツのメディカルハーブを使用。オーガニックハーブ以上に厳しい品質チェックで、その品質は医薬品レベルといえます。配合されているハーブは、ネトル、レディースマントル、ラズベリーリーフ、セントジョーンズワート、コーンフラワー、メリッサ、ペパーミント、ローゼフラワー、ヤロー、ホーステールの10種類。
妊娠初期の飲用が気になるラズベリーリーフは、ごく微量の使用であり、他のハーブとの相乗効果を促すために配合されているとのこと。安全性が確認されているので安心です。
大量生産はせずに、少しずつ手作りで仕上げる丁寧さ。できるだけ空気や光に触れないように管理され、購入者の自宅にドイツから直接配送されます。
ハーブティーから立ち上る高い香りで心を落ち着かせる作用も。メディカルハーブで作られ、新鮮なままパックされたハーブティーは、袋を開封したときの香りが違います。
ハーブでカラダを整える!正しく選んで妊娠中の健康管理を
妊娠中に、おなかの赤ちゃんのことを気遣ってノンカフェインの飲み物を飲むようにしている女性は多いと思います。
ハーブティーはカフェインを含んでいないので、妊娠中の飲み物に選ばれることが多いですが、忘れてはならないのが「薬草」であることです。
便秘などのマイナートラブルを解消してくれる働きがありますが、一方で選び方によっては、赤ちゃんやママの体に悪影響を与えてしまう恐れがあるのです。
便秘を放置すると免疫力が下がり、体のあちこちに不調を引き起こします。特に、薬が飲めない妊娠中は、風邪をひきやすくなります。
これらのハーブティーは便秘の解消法になるだけでなく、豊富なミネラル成分によって様々な健康効果をもたらしてくれます。
産後は赤ちゃんのケアで体力が必要になります!ぜひ、ハーブティーの効果を上手に使って、出産までに健康な体を作っておきましょう。
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