ベビー肌着は素材選びが大切!オーガニックコットンがおすすめ

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2015/10/21

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赤ちゃんのお肌はとっても敏感。だから毎日着せるもの、特に直接肌に触れる肌着はこだわって選びたいですね。出来るだけ自然な素材で…と思うけれど、それって一体何?

そこでオススメしたいのがオーガニックコットン。今回はその特徴と綿との違い、お手入れの仕方をご紹介します。

「オーガニックコットン」と認証されるには基準がある

「オーガニック」というだけで何だか体に優しそうなイメージなんですが、そもそもオーガニックコットンってどんなものをいうのでしょうか?

3年間「農薬」「化学肥料」を使っていない農地で栽培されたもの

まずは生産方法について。赤ちゃんに大きな影響があると心配なのが農薬ですが、一般的にこの農薬が土の中から消えるのに3年間かかると言われています。

そして3年間全く農薬や化学肥料を使わないで栽培された農地で、農薬や化学肥料を一切使わずに育てられた綿花だけがオーガニックコットンと呼ばれます。

実際には農薬を使っても綿花への残留農薬はほとんどないんですが、それを徹底的に排除してゼロにするために手間をかけて育てられたものなんですね。

加工の段階でも化学合成物質を排除するこだわりをされているもの

こうして大事に育てられたオーガニックコットン。
製品に加工する過程でも化学合成物質を徹底的に排除し、漂白・つや出し・防縮・柔軟などの加工をしていないものがほとんど。

オーガニックコットンの認証をする機関によって基準が様々なのですが、ホルムアルデヒドなどの上限を定める、染色は草木染など安全が確認されているものならOK、縫い糸もできるだけオーガニックコットンを使うように、など厳しいものです。

これは全て体に優しいものを作るためです。

もしオーガニックコットンの製品を買う場合にはどの機関の認証を受けていて、それがどのような基準なのかを一度調べてみるといいですね。

原料は同じなのに…綿とは製造法も価格も違う

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気になるのがオーガニックコットンと綿との違い。原料は同じ綿花ですよね。どんな違いがあるのかを見ていきましょう。

普通の綿は大量生産するため化学処理をせざるをえない

普通の綿は大量生産するために枯葉剤をまいて、まだ未熟な段階で摘み取られるんです。まだ綿花がふわっとした状態になっていない上に、機械で摘み取るため繊維が傷んでしまうんですね。

その未熟な綿花をふんわりさせるためにほとんどの場合に人工的に空洞をつくり、さらに漂白・防縮・色止め・定着など様々な加工をしていきます。

もっと柔らかくするために柔軟剤を使っていることもあり、その場合は柔軟剤の作用で吸収性が悪くなるためさらに吸水剤を使っているんですって。

こうして色々と加工をしていく段階で繊維はどんどん傷み、化学物質も増えていくというわけです。

一方、オーガニックコットンは綿花がしっかり成熟してから手で大切に摘み取っているため、繊維が壊れていません。もちろん化学処理もしないため自然な風合いが保たれたままなんですね。

オーガニックコットンは正しくお手入れすれば、もともとあった油分が少しずつ取れてきてさらにふんわりと馴染んできます。

もちろん、綿でも製法にこだわってできるだけ化学物質をへらしているものもあります。赤ちゃんのものに綿の製品を選ぶ場合にはこういった製法にも気を付けたいものですね。

価格はかなり開きが…その製品の製造過程を知って選ぼう

こうやって違いを見てみると「絶対オーガニックコットンの方がいいじゃない!」という気になってきますね。

ただネックなのはその価格。これだけこだわりを持って作られているものですから大量生産できず、当然価格は高くなってしまいます。

オーガニックコットンのものを使いたいと思いながら断念するママが多いのはこのためですよね。私もその一人ですが、今となってはもっとよく調べてから選ぶべきだったかなと少し後悔しています。

さて、何となく「高いんでしょ?」とは分かっていても、どのくらい価格に差があるものなのでしょうか?赤ちゃんの短肌着一枚の価格を比べてみましょう。

  • オーガニックコットン 1,000~6,000円くらい
  • 綿 100% 250~1,500円くらい

製品によって価格に開きがあるため、綿100%でもかなり高価なものがありますね。こういったものは「○○剤を使っていません」「100%国産」といったこだわりを持ったもの。

やはり単純に価格だけでなく、どのような素材を何を使ってどのように加工したものであるかをしっかり調べることが必要ですね。質の良いものほど、製造過程を詳しく表示してあります。参考にしてみてくださいね。

ベビー用品はもちろん産後のデリケートなママのお肌にも最適

本当は何でもオーガニックコットンを選んであげたい!でもそういうわけにもいきませんよね。ベビー用品の中でも特に!というものをピックアップしてみました。

  • 肌着…直接肌に触れるものなので、当然ですね
  • 布おむつ…洗濯しても痛みにくいので長く使えます
  • スタイ…よだれの多い赤ちゃんにはぜひ
  • ガラガラ…とにかく口に入れます。安全なものを選びましょう
  • タオル…長く使えるので高い買い物ではないのかも

もちろん、これら全てというわけではありません。肌着なんて、赤ちゃんがすぐ大きくなってしまうので(特に50cmのもの)あまり長く使えないんですよね。

ただ長時間肌に触れるものなので、もし2人目、3人目と子供を持つ予定がある、誰かにあげる当てがあるならぜひオーガニックコットンのものを選びたいですね。

他にも直接肌に触れる、口に入れる可能性が多いものを選んでみました。まずは短肌着一枚から試しに使ってみるのもいいかもしれませんね。

また、産後のデリケートなママのお肌にも優しいオーガニックコットンはオススメ。赤ちゃんだけでなく、ご自身にもぜひ良いものを選んでくださいね。

こだわりが伝わってくる!ベビー用品店3店をご紹介します

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何かオーガニックコットンのものを買ってみようかな…と思っても探すのは大変。そこでこだわりを持っていて評判の良いベビー用品店をいくつかご紹介します。

オーガニックコットンのベビーグッズは、贈り物にもとっても人気がありますので、各お店のHPをのぞいて参考にしてみてくださいね。

1.あかちゃん肌着専門店 マルマイユ「日本アトピー協会推奨品」を扱っている

ママのお腹の中にいるようなやすらぎを赤ちゃんに味わってもらうため、赤ちゃんが口にいれるものと同じようにとことんこだわった素材で肌着を作っています。

マルマイユだけの「至福のオーガニックコットン」で作られた肌着は日本アトピー協会の推奨品。

赤ちゃん用の短肌着は「2014年度キッズデザイン賞」「2015ニッポンセレクト×Facebook いいね!コンテスト 非食品部門日本一」を獲得しています。

洗濯表示のタグまでオーガニックコットンを使用するほど徹底して作られているので、肌トラブルの起こりやすい赤ちゃんにも安心して着させることが出来ますね。

こちらでは販売している肌着などに使用している生地(色も選べる)のサンプルを無料で取り寄せることが出来ますので、ぜひ活用してみてくださいね。

▼あかちゃん肌着専門店 マルマイユ 公式サイトはコチラ
http://www.marmaille.jp/

2.オーガニックコットン専門店 カソレア 多くのアイテムを扱うセレクトショップ

こちらは赤ちゃんの肌着はもちろん、おもちゃやスタイ、布おむつなど様々なベビー用品、タオルやシーツ、女性用の肌着、バッグやぬいぐるみの手作りキットまで本当に多種のオーガニックコットンの商品を取り揃えているセレクトショップです。

国内生産にこだわり、日本オーガニック流通機構の基準を満たしたもののみ販売しています。茨城県つくば市に実店舗がありますが、サイトからも購入することができますよ。

「肌着だけでなく様々なベビー用品をオーガニックコットンで」と考えていらっしゃる方にはちょうどいいお店ですね。

▼オーガニックコットン専門店 カソレア 公式サイトはコチラ
http://casolea.ocnk.net/

3.オーガニックコットン専門店 Organically(オーガニカリー)注目のお店です

こちらも国内生産にこだわり、ベビー用品だけでなくレディース・メンズウエアやタオルなどの雑貨を作っています。

数多くの雑誌に取り上げられる注目のお店です。東京都目黒・伊勢丹新宿店・岡山県倉敷市に直営店がありますよ。

染色も出来る限り天然素材を使い、草木染めを行なっています。

オーガニックコットンというと生成りや薄い茶色といったイメージですが、ピンクや青など優しい色合いのものも選べるのは嬉しいですね。

▼オーガニックコットン専門店 Organically(オーガニカリー)公式サイトはコチラ
http://organically.jp/

他にもお店はたくさんあります。ご自身で一度触ってみるとその風合いが分かりやすいかと思いますので、オーガニックコットンを取り扱っているお店に足を運んでみては?

しっかり守って風合いを保とう!オーガニックコットンのお手入れ時の注意点

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せっかく手に入れたオーガニックコットン。間違ったお手入れ法でその風合いを損なってしまってはもったいないですよね。お手入れの仕方を覚えておきましょう。

漂白・柔軟剤はNG!お洗濯はできれば無添加の洗濯石けんで

まずはお洗濯の方法。化学処理をせずに作られたものですから、当然洗う洗剤にも気を遣っていきたいですね。

  • できれば30~40℃のお湯で洗濯する。それ以上熱いのはNG
  • 漂白剤・蛍光増白剤の入っていないもの、できれば無添加の石けんで洗う
  • 洗濯機で洗う場合にはネットに入れ、つけ置き洗いはしない
  • 柔軟剤は使わない
  • 染料を使っているものは色移りすることがあるので、他のものと分けて洗う

赤ちゃん用品の洗濯にはオーガニックコットンのものでなくても、漂白・蛍光増白剤が入っていないものを選ぶようにしましょう。

オーガニックコットンは柔軟剤を使わなくてもふんわり。柔軟剤には吸水性を悪くしてしまったり、主成分である界面活性剤が肌から吸収されてしまったりと良くない点もあるため、赤ちゃん用品には特に使わない方がいいと皮膚科で言われることも多いようです。

乾燥機はもちろん、直射日光も避けて乾かそう

お洗濯が終わったら乾かしましょう。ここでも注意が必要なんです。

  • 痛み・縮みの原因となるため、乾燥機は使わない
  • 直射日光は生地を劣化させるため、風通しの良いところで陰干しする
  • 特にタオルは干す前にバタバタと振るとパイルが立ってふんわりする
洗濯物を干す時ってバッチリお日様に当てて乾かしたくなるんですが、紫外線が生地に良くないんですって。紫外線をカットできるカバーもありますので、陰干し出来る良い場所が無い場合にはこういったものを使ってみるのもいいですね。

例えばこのような紫外線カットが出来るカバーです。花粉やPM2.5対策にもオススメの製品ですので参考にしてみてくださいね。

▼洗濯干しハンガー用カバー「ナイスカバー」
http://www.navida.ne.jp/snavi/5106_1.html

他にも主に花粉対策グッズとして色々なものがありますが、もし購入するなら紫外線をカットできるかどうかを確認してくださいね。

ただオーガニックコットンは気をつけて洗濯をしても防縮加工をしていないため、縮みや歪みがでてきてしまう可能性があります。これは仕方がないですよね。ある程度は覚悟しておいた方がいいかもしれません。

赤ちゃんは嫌とは言えない!ママが良質なものを選んで

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オーガニックコットンって「いいな!使ってみたい」と思う反面「やっぱり高いよね」というのが正直な感想かもしれませんね。

ただ、私もタオルを1枚使っていますが他のものとは全く違って本当にビックリする程気持ちがいいんです。これは使ってみないと分からない気持ち良さ。

赤ちゃんはただ着せられるだけなので、これがいいとかイヤだとか言えないですよね。だったら、ママが出来る範囲で「気持ちが良さそう」だと思うものを選んであげるというのはいかがでしょうか?

こういったことも、愛情表現の1つですよね。

そして、オーガニックコットンのものは、なかなか手に入らない…という場合でも、せめて体に良くないものが極力使われていない良質なものを選び、お手入れにも気を付けるようにしていきたいですね。

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