生後7ヶ月の赤ちゃんの体重や身長をチェック!離乳食も進めよう

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2016/11/05

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生後7ヶ月の赤ちゃんは、体重や身長の伸びがゆるやかになります。半年をかけて生まれたときの体重の倍まで育った赤ちゃんは、その後ゆっくり大きくなっていきます。

成長曲線の曲がり方もゆるやかですよね。これからは、できることや理解することなどが増え、内面的にも成長していきます。

それと同時にさまざまな嬉しい成長も見られます。逆にママやパパを困らせる事・悩ませる事態も起こってきます。

そんな悩みを解決するには小児科医などの専門家に相談したり、先輩ママ達やママ友と交流を持つ子とも大切です。

さらに早寝早起きなどの生活リズム付けをスタートすることも、赤ちゃんの健康を守り悩みを解消することに役立ちます。

生後7ヶ月の赤ちゃんの体重や身長をはじめとする体と心・知能の成長・発達と、知っておきたいポイントについてご紹介していきます。

生後7ヶ月の赤ちゃんの体重増加や身長、体と心や知能の発達

生後7か月の赤ちゃんの標準的体重増加や身長の伸びなど、一般的な成長を知っておきましょう。標準体重を知ることで、赤ちゃんの発育具合もわかりますよ。

生後7ヶ月の赤ちゃんの平均体重…ゆるやかに成長するように

生後7ヶ月の赤ちゃんの平均体重

  • 男の子…6.7~9.9キロくらい
  • 女の子…6.3~9.4キロくらい

生後7ヶ月くらいになると、体重の個人差もかなり出てきます。大き目の子ではそろそろ10キロに近づいてきます。

一方で6キロくらいの子もいますが、成長曲線の曲がり方もゆるやかになる時期です。生後7ヶ月をはさんだ、3ヶ月間の体重推移を見てみましょう。

生後6ヶ月~8ヶ月の体重増加推移

  • 男の子…6.4~9.6キロ前後~7.0~10.1キロ前後
  • 女の子…6.1~9.1キロ前後~6.5~9.6キロ前後

生後6ヶ月から8ヶ月までの約3ヶ月間でも、だいたい500グラム程度しか増えません。1ヶ月に換算すると、300グラムくらいの成長になります。

「なんだかあまり増えなくなっちゃったけどどうしてかしら」と不安になるかもしれませんが、横ばい状態でも少々増えていれば大丈夫ですよ。

離乳食がスタートしていると「量が足りていないのかな」と気になるお母さんも多いでしょう。

  • 便秘をしていない
  • 体重の増加はゆるやかだが減ってはいない
  • 発達曲線から大幅に外れていない

体重の増加が目に見えるものではなくても、こうしたポイントで「健康状態」がチェックできます。体重だけにとらわれず、毎日の様子を見てみましょう。

体重で表記されることが多いおむつのサイズですが、だいたいMサイズが6キロ~10キロ前後に適応しています。

体重が重めで足回りが太い赤ちゃんは、そろそろ9キロ以上のLサイズに移行しても良いかもしれませんね。脚の付け根に赤いゴム跡がつくかどうかで判断しましょう。

また、そろそろパンツタイプにしてもいいころですね。おむつ替えしにくくなる時期でもあるので、ササっと替えられるパンツタイプにトライしてみましょう。

身長…この時期に多少小さめでも検診で注意されなければ大丈夫

生後7ヶ月の赤ちゃんの平均身長

  • 男の子…65~73cm程度
  • 女の子…63~72cm程度

この時期になると、1ヶ月にだいたい1cm前後の伸びに落ち着きます。久しぶりに会う人は成長を感じても、毎日見ているママやパパは感じにくいかもしれませんね。

大きな子と小さな子はかなりの差が出ますが、大丈夫です。この時期ある程度小さめでも、思春期を境目にぐんぐん身長が伸びる子もいます。

6~7ヶ月健診などで指摘されなければ、このまま様子を見ていても大丈夫。自分で歩くようになると成長の様子も変化してきますよ。

この時期、洋服のサイズはだいたい70前後になります。次のシーズンも着ることを考えて購入しましょう。

▼MARCH内の記事も参考にしてみてくださいね。

ベビーウエア

これまでずっとカバーオールばかりだった赤ちゃんも、セパレートタイプの洋服を着せてみてはいかがでしょうか。

体の発達…お座りが上手になり、両面寝返りできる子も

お座りできる子が増え、できていた子はますます安定感が出てくる時期です。

  • おすわりできる子がさらに増える
  • お座りが安定してくる
  • お座りをしながら玩具をもって遊べるようになる
  • 寝返りからの寝返り(両面寝返り)ができるようになる
  • 指をそろえて手のひらで上手に歯固めなどをつかむ

お座りが上達し、自分で自分の体を支えておもちゃで遊ぶなど、赤ちゃんのできることはますます増えてきます。

個人差が大きいのですが、うつ伏せからぐっと頭をあげ、寝返りからの寝返り、両面寝返りができるようになる子も出てきます。

寝返りは実に多彩で、片側ばかり寝返りをする子もいれば、9ヶ月ころにやっとできるようになる子、早々と6ヶ月ころに両面ころっと転がれる子もいます。

厚着をしていたり、体格が良すぎると遅かったり、理由もさまざまです。でも首が据わり、元気に感情豊かに育っているようならあまり心配はないでしょう。

たいていは問題ありませんが、不安を感じる場合は6~7ヶ月健診などで主治医に相談してみましょう。

ハイハイはもう少し先になってからできるようになる子が多数派ですが、そろそろずりばいができるようになる子も出てきます。

ずりばいをせずにはいはいできるようになる子もいますが、いずれにせよこれまでよりはるかに移動が速く広範囲になるので注意して見守りましょう。

心・知能の発達…ママを覚え人見知りが激しくなる子も

7ヶ月の赤ちゃんの心の発達を見てみましょう。

  • 知能が目覚ましく発達してくる
  • いつもそばにいる両親や家族の顔を覚える
  • 家族と他人の区別を認識する
  • 特にママに強い愛着を覚えるようになる
  • 人見知りをする

人見知りが本格化する赤ちゃんも増えてきます。人見知りは、人の顔の判別ができたことや、ママへの愛着の芽生えといった情緒面の発達の証です。

人見知りも個人差が大きく、まったくしない子、あまりしない子、非常に激しい子などさまざまです。その差が、かならずしも発達障害の特徴というわけではありません。

あまり気にしすぎず、ママと他人の区別ができているかどうかを見守りながら様子を見ていきましょう。

また赤ちゃんに話しかけるときは、赤ちゃんの目をまっすぐに見つめるようにします。目の合いやすさも、普段からチェックしておきたいポイントです。

生後7ヶ月の授乳間隔と離乳食をチェック!2回食に進めよう

生後7ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔と離乳食、さらに授乳と離乳食の兼ね合いはママの大きな悩みポイントですよね。

  1. 授乳間隔と1日の授乳量
  2. 離乳食の進め方
  3. 授乳と離乳食の兼ね合い

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

生後7ヶ月の授乳間隔は4、5回!哺乳量は700~900ml程度です

生後7ヶ月の赤ちゃんの授乳の目安

  • 1日の授乳回数…4回か5回くらい(混合栄養・完ミの場合)
  • 1回の授乳量…ミルクで200ml前後
  • 1日のミルク総量…700~900ml程度

生後5ヶ月の終わりや生後6ヶ月で離乳食を始めた赤ちゃんは、生後7ヶ月に入るとすでに1~2ヶ月経過していることになります。

離乳食初期の後半、もしくは離乳食中期の前半に入り、食べる量も増えてきますよね。少しずつ、食後のミルク量も減らしていきましょう。

この時期、だいたいミルクだけなら総量は1日1リットル、1回220ml程度の量になります。食べた量を考え、減らしていきます。

母乳の場合はメーターがついていないのでわかりにくいですよね。赤ちゃんの安心アイテムという側面もあるので、満足するまで吸わせてあげましょう。

ただし、離乳食をいやがっておっぱいばかり吸いたがる、離乳食を食べたくないのでおっぱいを求めるという場合は、離乳食が進みません。

「離乳食をある程度食べたらおっぱい」というクセ付けをするためにも、離乳食中におっぱいを与えるのではなく、食後に与えた方が良いですね。

離乳食の進め方…初期から中期への移行の仕方を知ろう

生後7ヶ月は離乳食中期と書いてある育児書が多いのですが、赤ちゃんの体調不良やママの不安からちょっと遅れがちになることは少なくありません。

多少の時期のズレなら心配はいりません。生後7ヶ月といっても1ヶ月間あります。8ヶ月に入る前に離乳食中期に移行していければ大丈夫でしょう。

離乳食初期
栄養の8~9割ミルクや母乳、1~2割離乳食
1回食・炭水化物がメインでビタミン食材のバリエーションを増やす
豆腐やヨーグルトなどからタンパク質食材デビューも
離乳食中期
栄養の6~7割ミルクや母乳、3~4割離乳食
2回食・タンパク質食材のバリエーションを増やして
鶏のささ身や赤身魚・油分・塩分不使用ツナ缶・納豆など

だいたい離乳食をスタートしてから1ヶ月~1ヶ月半ほど経過し、順調に食べられる食材・量が増えてきたら2回食・離乳食中期に移行してみましょう。

2回食に移行する場合、できれば1回目で新しい食材にトライ、2回目は慣れた食材を与えた方が安心です。

さらに最初のうちは、2回目は様子を見ながら1回目の半量ほどからスタートしてみましょう。欲しがれば量を増やし、同じくらいの量まで調整していきます。

もし途中で突発性発疹や風邪など病気になった場合は、いったん離乳食を中断し、母乳やミルク・10倍がゆのみなどに戻しましょう。

元気になったら様子を見つつ2~3日程度かけてもとの段階まで戻します。何日でどこまで進まなければいけない、ということはありません。

だいたい7~8ヶ月くらいに離乳食中期になれば大丈夫。よその子と比べず、我が子ペースで離乳食を進めていきましょう。

授乳と離乳食の兼ね合い…朝食と昼食プラス授乳で調節を

1日の授乳量の項でもご紹介しましたが、1日の授乳量はそろそろ離乳食を食べる量によって違ってきます。

また、「どの授乳回に離乳食を合わせればいいの?」など疑問も多いですよね。

2回食に進んだら、朝食に一番近い回の授乳と、昼食に一番近い回の授乳を離乳食タイムにしましょう。

まだまだ初めての食材に触れる機会も多く、体調によってはブツブツが出たりすることもあります。

変調があったときにすぐかかりつけの病院に駆け込めるよう、できるだけ日中早い時間帯に設定しましょう。

また、初めて食べさせるものにトライする場合は特に、平日の午前中に食べさせるようにすると安心です。

予防接種は忘れていませんか?BCGなどもう一度チェックして

生後7ヶ月になったら、1歳のお誕生日もそう遠くではありません。次の予防接種ラッシュに向けて予防接種の受け忘れをチェックしましょう。

特に生後6ヶ月から受ける子が多いBCGなどは、病気や体調不良で先延ばしになっていることがあります。

標準的にはこの時期、定期接種はここまで終了している予定です。

  • B型肝炎2回目
  • ヒブ3回目
  • 小児用肺炎球菌3回目
  • 4種混合3回目
  • BCG

B型肝炎予防接種は、平成16年10月から定期接種になりました。生後2ヶ月から受けられるようになり、翌月に2回目を打ちます。

その後4~5ヶ月あけてもう1回打つことになるため、早めに2回目までを済ませておきましょう。1歳までが定期接種の期限です。

さらに生後6ヶ月からはインフルエンザの予防接種も任意で受けられるようになります。秋~冬にかけての時期はインフルエンザ予防に気を配りたいですね。

予防接種の際は、定期接種はもちろんインフルエンザなどの任意接種の際も、母子手帳を忘れないようにしましょう。

生後6~7ヶ月検診を受けましょう!不安を解消する良い機会

生後6~7ヶ月健診は、自治体によって無料で受けられる場合と任意の場合があります。無料で受けられる場合はぜひ受けましょう。

無料検診を行っていない自治体にお住いの場合は、かかりつけの小児科にお願いすれば自費(3000~5000円前後程度)で受けることができます。

  • 離乳食の進み具合が気になる
  • 寝返り・お座りなどが他の子より遅い気がする
  • アレルギーなど育児に不安がある

普段からこうした心配事を抱えているママは、受診してみてはいかがでしょうか。

生後7ヶ月の赤ちゃんの生活リズムを具体的にチェックしよう

生後7ヶ月の赤ちゃんの生活リズムを具体的にチェックしてみましょう。あくまで一例です。目安にして、ご家庭の都合に合わせて時間を前後してみてくださいね。

生後7ヶ月の生活リズム付け例

時間 行動タイムスケジュール
7:00 起床・着替え・おむつ替え
8:00 離乳食1回目・授乳1回目
9:30 午前の昼寝
10:30 おむつ替え・白湯・麦茶で水分補給ののち、お外遊び・外出
12:30 離乳食2回目・授乳2回目・オムツ替え
13:30 午後の昼寝
14:30 白湯や薄めた麦茶などで水分補給
15:00 お散歩・1人遊び・お部屋遊びなど遊びタイム
17:30 入浴
18:00 授乳3回目
18:30 1人遊び
19:30 パパとの触れ合いタイム(穏やかに)・静かなお部屋遊び
20:30 授乳4回目・オムツ替え
21:00 就寝

離乳食が2回食に進んでいる赤ちゃんは、午前中と午後早い時間に入れ込みましょう。

生後7ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの整え方のポイント3つ

生後7ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの整え方のポイントはおもに3つあります。幼児期に苦労しないよう、今から整える準備をしておきたいですね。

  1. 睡眠リズム
  2. 食事のリズム
  3. 日中の遊び

1.睡眠リズム…早寝早起きが基本!早く起こして早く寝かせよう

生後7ヶ月には、睡眠にお悩みを抱える赤ちゃんも増えてきます。

  • 夜泣きが始まる
  • 昼寝が長くなりすぎ、夜小刻みに起きる
  • 寝かしつけに時間がかかる

睡眠に関するお悩みは、パパママも寝不足になってしまうので大きなストレスですよね。そこで睡眠リズムを整えることで、生活リズムを整えましょう。

睡眠の基本は「早寝早起き」です。パパの出勤時間やママの起きる時間から、もう一度赤ちゃんが朝起きる時間を見直してみましょう。
朝早めに、毎日同じ時間に起こす
赤ちゃんは寝るのがお仕事といっても、それは「ねんね期」のお話です。7ヶ月になったら、そろそろ幼児期の生活リズムを目指したいですね。

そこで、朝はできるだけ7時前後までの時間を決めて毎日起こし、きちんと着替えさせて起床のメリハリをつけましょう。

昼寝は1日2回、時間をできるだけ決めて
お昼寝は午前1回・午後1回、できるだけ早い時間にさせましょう。後倒しになるほど、夜の睡眠に支障をきたします。

赤ちゃんは飽きるといつの間にか遊び疲れて寝てしまうことがあります。そんな時も、できるだけ時間を決め、時間になったら起こしましょう。

お出かけした時や体調がすぐれないときなどは疲れてうつらうつらずっと寝てしまうこともあります。赤ちゃんの疲れ具合や体調は普段から気を付けておきたいですね。

毎日同じ時間に寝かしつける
毎朝同じ時間に起こすことが大切なように、毎日同じ時間に寝かしつけることも大切です。

パパの帰宅時間などとの兼ね合いもあると思いますが、保育園・幼稚園が始まれば9時前の就寝は当然の生活リズムになります。今から慣れておくと楽ですよ。

2.食事のリズム…離乳食は時間を決めて2回食へ進めましょう

離乳食が2回食へ進んだら、午前とお昼に持ってきて「朝食」と「昼食」という感覚をつけていきましょう。

混合栄養でミルクのウエイトが重いママや、完ミ栄養のママは授乳回数も少なくしていきやすいのですが、完母のママは授乳回数が多くなりがちです。

求められるだけ与える方法のママが多く、授乳で生活リズムを付けることが難しいママも少なくありませんよね。

そんなママも、離乳食は食事リズム付けにピッタリです。

  • 1回目…朝食の時間(6~9時くらい)
  • 2回目…昼食の時間(11~13時くらい)
  • 授乳…離乳食の後・合間のおやつタイム

3.遊びで昼夜のメリハリをつける!外遊びでしっかりと疲れさせて

夜しっかり寝てもらうためには、昼間しっかり遊んで疲れさせることがとても大切です。

お家でママが日中育てている赤ちゃんは、できるだけ午前と午後のそれぞれに外遊びや外出を入れましょう。

まだ歩けない赤ちゃんも、ベビーカーでお出かけするだけで運動になります。公園などはもちろん、お買い物に連れて行くだけでもいいんですよ。

また児童館や子育て支援センターなど、赤ちゃんを安心して遊ばせられるスペースを探しましょう。

子育て支援センターでは、赤ちゃんでも楽しく遊べるスポットやママサークルを紹介してくれることもあります。相談してみましょう。

生後7ヶ月前後の赤ちゃんを持つママのお悩みを解決しよう

生後7ヶ月頃の赤ちゃんを持つママには、さまざまなお悩みがつきものです。それぞれの問題について詳しく見ていきましょう。

  1. 成長のばらつき
  2. 夜泣き
  3. 病気
  4. 便秘

1.成長のばらつき…個人差は大きくて大丈夫!個性ととらえて

この時期の赤ちゃんは、成長の個人差が大きくなってきます。体の大きさをはじめ、できること・できないことの差も大きくなります。

成長が早い子ではすでに両面寝返りをし、歯が次々に生え始めてずりばいがスタートします。長い時間自力で座り、両手遊びもできたりします。

でもゆっくりめの成長の子は、寝返りもまだということもあります。歯もまだまだ全然生えてこない…ということも少なくありません。

体重に3キロほど差がついたり、明らかに数ヶ月くらい成長度合いが違うように見えても、気にする必要はありません。

どうしても気になる場合は、6~7ヶ月健診を受けたときに医師や保健師さんなど専門家に相談するか、自費で検診を受けましょう。

我が子ばかりを見ていると、よその子よりできないことに目が行ってしまうもの。いろいろな赤ちゃんと遊ばせることで、それぞれの個性に気付くこともありますよ。

2.夜泣き…生活習慣の改善のほか、医療機関にも相談を

生後半年前後から、夜泣きが始まる子も少なくありません。数日で終わる子も、数年続く子もいます。

最近、ある種の乳酸菌に夜泣き改善効果があるのではないかと考えられています。どうしても夜泣きがおさまらない場合は、医療機関に相談してみましょう。

生活習慣から夜泣きを改善していく方法もあります。できることからスタートしてみましょう。

  • 早寝早起きさせる
  • 昼寝をさせ過ぎない・遅い時間に昼寝させない
  • 添い乳をやめる
  • 夜中の授乳習慣をやめる
  • 手をつなぐ・指しゃぶりなど入眠儀式を探してみる

添い乳など「おっぱい」や「抱っこ」を入眠儀式にしていると、夜中に目覚めたときに同じことを求めて泣くことがあります。

完全母乳のママは、つい添い乳で寝かせてしまいがちですよね。でも歯も生えはじめる時期は、虫歯の心配も始まります。

手をつないだり、背中やお腹を優しくトントンしながら一緒に寝てしまうなどの入眠儀式に切り替えていくと、パパママの大変さも軽減していきますよ。

また「指しゃぶり」習慣が気になるママもいると思いますが、それで上手に入眠できるなら、現状はあまり気にする必要はありません。

寝る時だけの指しゃぶりなら、成長とともにしなくなっていきます。いずれ卒業できるときがきますよ。

3.病気…そろそろ様々な病気・感染症のリスクが高くなる

生後半年くらいから、ママ自身そして母乳からもらっていた免疫「母子免疫」が切れ始めます。それと同時にさまざまな病気にかかるリスクが高くなります。

ちょっとした外出はもちろん、兄弟やパパが外からウイルス・雑菌を持ち込むこともあります。

これらの感染症を完全に防ぐことは難しいですし、感染を繰り返すことで免疫や抵抗力もついてくるものです。

  • インフルエンザ
  • 突発性発疹
  • RSウイルス感染症
  • ヒトメタニューモウイルス感染症
  • パラインフルエンザウイルス感染症
  • アデノウイルス感染症
  • 手足口病
  • ノロウイルス感染症(嘔吐下痢症状)
  • 溶連菌感染症

RSウイルス感染症などは、これまでひとくくりに「風邪」と呼ばれてきた病気です。ほとんどの人が子供のうちに感染を経験し、大人になっても何度も感染を繰り返します。

だんだん症状は軽く済むようになってくるのですが、RSウイルス感染症などは赤ちゃんが感染した場合、気管支炎や肺炎を起こして危険な状態になることもあります。

我が家の双子の息子たちも、5ヶ月で流行していたRSウイルス感染症にかかり、気管支炎が重くなって入院しました。

1週間ほどで退院できましたが、赤ちゃんの不調は危険です。毎日の検温や食欲・ご機嫌はしっかり確認しましょう。

赤ちゃんと大人は体の構造が違います。赤ちゃんには絶対に飲ませてはいけない市販薬も存在します。

「具合が悪い場合はできるだけ診察」を基本に、市販薬を飲ませる場合は対象年齢と用法用量を絶対に守って飲ませてくださいね。

4.便秘…離乳食や環境変化によるストレスなど原因は多い

この時期、悩まされる赤ちゃんがけっこう多いのが便秘です。うんちの間隔が数日になり、困るママも出てくるでしょう。

赤ちゃんの便秘には様々な理由があります。

  • ストレス
  • 離乳食による腸内環境の変化
  • 離乳食が進んだことによる水分不足
  • 運動不足

どれかひとつの原因ということもありますし、複数の原因が重なり合ってうんちが出ない場合もあります。

のの字マッサージ
お腹に「の」の字を書くように、優しくマッサージをしてあげます。ママの便秘にも役立ちますよ!
離乳食量を増やす
特に繊維質はウンチの原料になります。また昆布をおかゆに炊き込むなど「ぬめり食材」を利用したり、納豆・ヨーグルトなどの発酵食品もおすすめです。

アレルギーが怖くてなかなか離乳食量が増えないと、うんちの原料が足りずに便秘になってしまうこともあります。

水分補給
離乳食が進むと、これまで母乳やミルクでたっぷり補っていた水分がどうしても不足しがちです。

スープなど水分の多いメニューを増やしたり、ミルクや母乳のほかに湯冷ましや麦茶でしっかり水分を補給しましょう。

あんよの運動
仰向けになった赤ちゃんの足を持ち、歩かせるように運動させます。股関節を無理に開かないよう気を付けてやってみましょう。

ハイハイや伝い歩きが始まると自然に運動量も増えます。それまでの辛抱ですよ。

受診
お腹が張ってきた・ご機嫌が悪くなってきた・食欲が落ちてきたなどの兆候が見られたら、無理をせずすぐに小児科を受診しましょう。

その際は、その場で浣腸をされることもあります。着替えや替えのオムツを持参することを忘れずに。

生後7ヶ月の赤ちゃんはママが大好き!一緒に成長しよう

生後半年の区切りから1ヶ月。ママも育児に慣れつつ、疲れが溜まってきているのではないでしょうか。

赤ちゃんと一緒に通えるヨガやマッサージ教室・ママカフェなどに参加して体を動かしたり、同じ思いを抱えるママ達と語らうなどストレス解消の対処法を探してくださいね。

育児は一人で抱え込む必要はありません。行政やサービスを上手に使い、家族と気持ちや苦労を分かち合って、育てていきましょう。

赤ちゃんはもうママのことをしっかり認識しています。毎日一生懸命お世話をしてくれるママを、ちゃんとわかっていますよ。

赤ちゃんはママの笑顔が大好き。笑ってくれるのは、ママに笑ってほしいからとも言われています。

忙しい毎日だとなかなか笑えないかもしれませんが、赤ちゃんの笑顔に励まされて、一歩一歩進んでいきましょう。

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