【体験談】赤ちゃんと猫2匹を共存させた我が家の話
我が家には猫が2匹います。子供を妊娠した際に、友人数名から言われた言葉があります。
ペットと赤ちゃんを同居させると、アレルギーを引き起こすからよくないよ!とずっと言われたのです。
確かに、ペットの抜け毛の季節などは毛が散乱しますし、目に見えないペットのアレルゲンの対処法に困ります。
しかし、赤ちゃんが生まれるからといって、今迄一緒に暮らしていたペットを手放すことができますか?家族として育てていたのに、簡単に離れることは出来ませんよね。
赤ちゃんも家族、ペットも家族なのに…という思いでいっぱいでした。
この記事の目次
赤ちゃんと猫の同居ではこんな経験をしました
長男が生まれた時には、すでに猫が2匹いました。猫は長男に近づこうとせず、ぐるりと避けて通ったり、長男が鳴き始めると宇宙人でも見るように、遠巻きから観察をしていました。
決して自分から攻撃をすることをせずにいましたが、さすがに動きまわるようになった長男に身体をぐいっと押された時には、「シャー!」と威嚇しながら猫パンチを繰り出していました。
長男はアトピーも喘息もありますが、一概にペットのせいであるとは言えません。私も夫も幼い頃からアレルギーがあり、未だに通院をしているので、遺伝であると考えたほうが自然だと思っています。
子供が3歳ぐらいになると、猫の世話をするようになりました。「餌がない」事を教えてくれ、そのうち餌やりも覚え、今ではわたし達よりも餌の世話を積極的にやってくれています。
▼子供のペット飼育・情操教育についてはコチラも参考にしてみて!
赤ちゃんだけでなく、ペットにも影響がある
赤ちゃんへの影響としては、やはりアレルギーの懸念はあるようです。
免疫系統がまだ十分に発達していない赤ちゃんの体内に、ペットアレルゲンが侵入すると、過剰に攻撃しアレルギー体質になる事は十分に考えられます。
可能な限り掃除を施したり、アレルゲンに強い空気清浄機を使うと良いですね。また、長毛種でしたらブラシをこまめにかけて抜け毛を防いだり、お風呂を嫌がらないペットは身体を洗ってあげても良いかもしれません。
ケージに入れたり、赤ちゃんの行動範囲に置かないなどの工夫は必須です。
また、赤ちゃんに対する影響を考えると同様に、ペットに対する影響も考えてあげて下さい。
これまで子供のように可愛がってもらっていたのに、ある日を境にやってきた赤ちゃんにより、主役を取って代わられてしまうのです。
猫は自分のスペースがあれば比較的ストレスは感じませんし、犬は存在を認めれば、自分の序列に赤ちゃんを組み込み、うまく共存できます。
ペットと同居することで嬉しいことが!
新生児期からペットと同居している子供と、途中からペットを飼い始めた子供を比較すると、前者の方がアレルギーを発症しにくいというデータがあるそうです。
何らかの免疫がつくのでしょうか。1歳までの子供を動物園に連れて行くと、空中の「エンドトキシン」という物質によって、免疫系統が成熟するという効果が見られるということも聞きました。それと同じことなんでしょうね。
子供が成長してくると、「今日は猫の調子がおかしいよ」「泣き声が変だよ」などと、ペットを思いやり様子を観察する事をするようになりました。
勿論、情操面では良い影響となるでしょう。まだ寿命には時間のある猫達ですが、永遠ではありません。いざというときに、子どもたちは何かしら心に響くものがあるでしょう。
また、部屋の掃除を心がけるようになる点も良い点だと思います。
うちは、喘息持ちの息子が2人いるので、空気清浄機をかけ、ホコリはためないように気を配り部屋は比較的綺麗に保てています。
寝室だけはペットを入らせないことがおすすめ
喘息をもつお子さんの場合、急な発作が起こりえます。
ペットとの共存は良い影響がいっぱい
わたしたち親の心がけ、準備、ケア、思いやりで、ペットとの共存を子供にとって良い物にできるか悪いものになってしまうかが変わってきます。
ただし、どう頑張っても赤ちゃんと共存できないペットも居ると思います…。そういった場合は、ペットとお別れをしなければなりません。
ペットの個性を見極め、いざという時に信頼できる人に飼ってもらう事が出来るように普段からきっちりとしつけておきましょう。
▼赤ちゃんと猫は同居できるのか?についてはコチラも参考にしてみて!
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