幼稚園の身支度で毎朝イライラ!子供と楽しく準備するポイント
朝が来るたびにドタバタ!自分の支度は後回し…子どもの保育園や幼稚園の支度と家事に追われるママたち!
この状態が毎日続くとママもお子様も朝が来るのが億劫になり、「園に行くのが嫌」っていう気持ちにまでなったら大変ですよね。
そうなる前に楽しく支度できるように工夫してみましょう。
この記事の目次
ママのイライラ!子供がだらだらする原因
育児は理想通りにはならないことが多いですよね。朝、子どもの準備が思い通りにならないときにイライラしてしまうママも多いと思います。
- 子どもの支度が間に合わず遅刻しそうになる
- 登園の直前にうんちに行きたがる。
- テレビをみたり、おもちゃで遊んだりしてしまう。
- イヤイヤ期でさせようとすることを全て嫌がる
何故、朝の支度がうまくいかないのかその原因について考えてみましょう。
子どもの起床時間は重要!支度の時間を考慮して
朝、子どもを少しでも長く寝かせておくと、自分の支度がスムーズにできると考えているママもいると思います。
でも、結局子どもの準備に時間が掛かりハラハラしてしまうこともありますよね。
登園しはじめたばかりのお子様の場合は、準備時間は余分に掛かるので少し早めに起こしてあげましょう。できれば、お子様が自分で起きられるように寝る時間も調整してあげて下さい。
時間に余裕があれば、子どもと余裕をもって接することができるかもしれませんよ。
子供の排泄リズムを作る!コツはやっぱり早起きと朝ごはん
朝出かけようと思ったら「うんち~」なんてこともありますよね。時間はないし、それでもうんちを我慢させるわけにもいかず、「もーっ!」って思ってしまいますよね。
ママが慌てていると子どもにもそれが伝わるのか、トイレに座ってもうんちが出ずに余計にイライラしてしまい悪循環です。
毎回そうであるならば、もう10分で良いので早く起こしてあげましょう。
排泄はご飯を食べることや朝コップ一杯のお水、体を動かすことで促されます。ギリギリでうんちに行きたくなるのであれば、「その時」なんでしょうね。
お子さまの「その時」に合わせて準備をしてみましょう。
玄関から出ようとする条件も必要なら、家を出なければいけない10分前に家を出ようとしてみてお子様の様子を確認してみるのも良いかもしれませんね。
要確認!リビングにある子どもの気が散るアイテム
子どもの準備がなかなかはかどらないのには、子どもの準備スペースに気が散るものが多いことも考えられます。
- TVがつけっぱなしになっている
- 遊びかけのおもちゃがそのままになっている
- 子どもが見たことがないものがおいてある
テレビはどうしてもチェックしたい部分だけをみて、子どもの支度が終わってからつけるようにしたいですね。
パパがどうしてもTVを見てしまう場合は、子どもの着替えなどはテレビのついていない部屋でやるなど工夫をしてみましょう。
イヤイヤ期は自立の準備ができる時期!
子育てをしているとぶち当たるのが、1歳半~2歳半くらいから始まり4歳くらいまであると言われているイヤイヤ期。
昔は第一次反抗期とも呼ばれていましたが、親が支持すること全てに「いや!」「だめ!」って否定する時期を示すようですね。
そんな時期にママもイライラしてしまって、対応していると子どもとのバトルになってしまいますよね。
母親の立場からすると今までなんでもやってあげていたのに、急に反抗的になったわが子に戸惑い、「ああ、これがイヤイヤ期なのか…。ついに来てしまった。」なんて不安になりますよね。
でも実は子どもの自立のためのイヤイヤはもっと前から始まっています。離乳食を食べさせようとしても、嫌いな味だと吐き出したり、渡したおもちゃが気に入らないと投げてみたり…。
子どもが言葉を発するようになり自分でやりたいことが増えてくるという成長過程で、イヤイヤが増えてきた多くのママが感じてくる時期を「イヤイヤ期」と呼びます。
- 自分でやりたいけどママがやらせてくれない
- 自分でやりたいけどできない
- 自分でやりたいこととママがやってほしいことが違う
お子様の気持ち、目線になって考えてみたらこういうことなのではないでしょうか?
幼稚園や保育園に通い始める時期が、この”イヤイヤ期”と被ってしまうご家庭だと、朝の支度は余計に大変ですよね。
子どもにとってママから離れなければいけないのが最大の「イヤイヤ」なので、反抗も最大限になってしまうのも想像できますよね。
園に通い始めたばかりのお子様は不安でいっぱいです。ちゃんと幼稚園や保育園で過ごせたということをしっかり褒めてあげてくださいね。
園にも慣れ、自信をもってできることが増えてくれば、子どものイヤイヤも少しずつ収まってくると思いますよ。
とはいえ、ママも余裕がないときもありますよね。イヤイヤ期は子どもの成長するポイントだという事を時々、意識するだけでも違ってくると思いますよ。
支度を子どもにわかるように明文化!支度をスムーズにする工夫
いつもと違う順序での準備など子どもが適応できずに、ぐずぐずしてしまう可能性もありますよね。子どもにわかるように書いておくとスムーズに支度ができますよ。
- 子どもの支度の手順を書き出してみる。
- 子どもと一緒に手順を確認しながら準備をする。
- 子ども主体で準備をすすめ、ママはチェックをする。
支度を自分でできるようにシフトしていってみましょう。その手順について詳しく見ていきましょう。
やることの手順を書いてみるとわかりやすい!子どもの支度
園に子どもを通わせるようになって一月たったころに驚いたのは、文字と絵をみて自分で支度をしようとしていたことです。
子どもは手順を示されることで自分のやることを認識できるんですね。
- といれにいって、てをあらう
- かおをあらう
- ごはんをたべる
- はみがきをする
- くちゅくちゅっぺをする
- おきがえのじゅんびをする
- おきがえをする
- かばんのなかみをじゅんびする
- うんちをする
- いってきますをする
日付が過ぎて不要になったカレンダーの裏側などを利用すると良いですよ。
子どもと一緒に手順を確認しながら準備
もちろん、最初はひらがなも読めないお子さまの方が多いですよね。ママやパパが指さして読んであげましょう。
大人が新しい文字や言葉を覚えようとしたら、時間がかかるか覚えられない場合が多いですよね。でも、子どもの記憶力は想像以上です。
毎日見ていたらシンボルとして文字を覚えて、何が書いてあるのか分かるようになります。文章が連想できる絵もつけてあげると分かりやすくなりそうですね。
慣れて来たら子ども主体で支度をチェック
紙に書いた内容はやることが分かってきたら、子どもがチェックできるシートを作ってあげて、シールを貼らせたり、スタンプを押したりするとお子さまも準備が楽しくなりますよ。
- 準備する項目を書く
- 日付を一週間分書く
- 曜日を書く
子どもが自分でチェックして「できた!」を実感するためのアイテムです。できたら褒めてあげてくださいね。
【食事の遅い子】時間を認識できるアイテム投入!
どんなに早く起きても食事がなかなか進まず、登園時間ぎりぎりになってしまうお子様もいますよね。
食事時間の目安がわかるアイテムを使う方法と、食事自体に工夫をする方法を考えてみましょう。
- だらだら食べているだけの子には、時間を視覚化すると効果的。
- もともと朝あまり食べられない子の場合は食事の量を調整する。
- 箸で食べ始めたばかりの子の場合は食べやすいメニューに工夫する。
- ゆっくりよく噛んで食べている子の場合は食事の時間を長めにとる。
上記内容について、1つずつ見ていきますね。
【30分砂時計】で時間を視覚化してみよう!
30分砂時計を使って、「砂が全部落ちる前に食べられるかな?」って声をかけてチャレンジさせてみましょう。
競争心を刺激することによって、食べることに集中してくれる可能性があります。30分はこのくらいという時間感覚を身に着けるのにも良いですよね。
お子さまが使いたがらない場合は、使ったり使わなかったりしても大丈夫です。実は私の子どもも食事が遅いのでこの砂時計を使っています。
最初は使いたいとワクワクした感じで言っていたのですが、たぶん私があまりに急かしたので逆に嫌になったのか使わなくなってしまいました。
仕方がないかと使わずにいたら、自分から使って食べる!と集中して食べてくれることもあります。
気合を入れて使わなくても、徐々に集中して食べられるようになれば良いかと思っています。
【動かない時計】を使って時間を指示してみよう!
動かない時計を目標時間に合わせて、「時計の針がこの時間になるまでに食べれるかな?」と30分砂時計と同じ使い方をしてみてください。
続けていると時計も読めるようになるかもしれませんね。
食事の量は適量かも考えて!
最初は勢いよく食べているのだけど、だんだんスピードダウンする場合は、集中力が続かない場合もありますが、その子にとっては食事の量が多すぎるのかも…。
食べたくないのに無理に食べさせるということは朝食を採る時間自体が苦痛になるかもしれません。
もし、おなかいっぱいになっているのであれば、無理強いせずに片付けましょう。幼稚園や保育園の昼食までにお腹が空いて持たないという経験を重ねることも大切です。
お昼までにお腹空いてしまったなんてことがあれば、「お腹すいちゃうから、もう少しだけ食べてみる?」と聞いてあげて下さい。
朝食は大事ですが、朝食が苦手なお子さまもいると思います。まずは朝食を採る習慣をつけるだけと考えてみてはいかがでしょうか?
朝食のメニューは食べやすい工夫を
箸を使い始めて間もないお子様だと朝食から箸で食べるというのは、どこか面倒だと感じているのかもしれませんね。
- 主食はおにぎり、サンドイッチなど手で食べられるもの
- メインは一口で食べられるもの(魚の場合も一口大に分けてあげてください)
- 野菜も一口で食べられるもの
- 味噌汁・スープは具だくさんでも量は少なめに
大人と同じメニューをと思いますが、食べられないとママの機嫌が悪くなり、子どもはますます朝ごはんが億劫になってしまうかもしれませんよ。
前の日に明日の朝は何が良い?とたまには聞いてみてあげるのも手かもしれませんよ。
ゆっくりよく噛んで食べる子には長めの食事時間の設定を!
お腹いっぱいなわけではなく一生懸命食べているのに食事が遅い子もいますよね。
考えてみれば、日本人の食事にかける時間は短すぎるとも言われています。
少し早めに寝て、早めに起きて食事の時間をゆっくりとってあげるのも良いですよね。
きっと園では時間が決められているため、ゆっくり食べるわけにはいかないですものね。朝ごはんくらいはゆっくり食べるのも良いかもしれませんよ。
【着替えでぐずぐずな子】着やすい服の工夫を!
着替えに手間取ってしまうお子様もいますよね。園に生きはじめるとなんとなく、お子様が急になんでもできるようになっていると必要以上に思ってしまっていませんか?
お子さまが着替えにぐずぐずする原因は…。
- 着替えにくい服が用意してある
- 自分が着たくない服が用意してある
- 今、着替える気分でない
- ママに着替えさせてほしいと思っている(甘えたい)
- テレビや他のものが気になって着替えに集中できない
お子さまの様子を見ていたらなんとなく理由も分かりますよね。
時間に余裕があるときにボタンかけの練習を
制服にボタンがある場合は、ボタンかけの苦手なお子様だと時間が掛かってしまいますよね。
自信がつくまでは朝は一緒にやってあげてくださいね。出来たときはしっかり褒めてあげてください。
自信がついてくれば、喜んで着替えてくれるようになりますよ。
前日に子供と一緒に着替えを準備
園に制服がない場合は、前日にお子さまと一緒に準備をしてみましょう。
園に着て行ってもよさそうな服を2~3着ママが予め選んでおいて、そこからどれが良い?って、聞いてみましょう。
自分で選んだ服であれば納得して次の日は着替えてくれやすくなりますよね。
忙しい朝は、ママがイライラしているのを感じて、自分の思っていることが言いにくいなんてこともあるかもしれませんよ。
着替えさせてほしいという甘えの対処法
大人はすぐにできる着替えもお子様はがんばってやっているんだと思います。
園に行くようになったら急にママから突き放された気がして甘えたい気持ちがでてくることもありますよね。
「手伝ってほしい」と言われたら、「自分でできるでしょ!もう○歳なんだから!」なんて言わずに、少し手を貸してあげても良いと思います。
自分で着替えなくちゃいけないことは、お子様もきっと理解していますよ。
納得すれば、ママはいつでも甘えさせてくれるから大丈夫という安心感から、自分でやろうとする気持ちも生まれてくるかもしれません。
【準備に時間がかかる子】役割を分担する!
園のカバンにお弁当や水筒、ハンカチ、帽子…。ママがすべて用意してあげている場合もありますよね。
すべてママしてあげると自分で準備をしなくてはいけないという認識が無くなってしまいます。
子どもが準備をすると時間が掛かりますが、その間 ママは他の準備に時間をとることもできます。
最初はカバンに何を入れるか書き出して一緒に準備
カバンの中に入れるものを書き出しておいて、それを見ながらお子様と一緒に準備をすることから始めましょう。
最初は手間と思われるかもしれませんね。余計に時間が掛かる気もしますよね。
通園バックに持ち物を入れるのは子供の役割!最終チェックはママ
何度か一緒に準備をしてみて、お子様が理解してきたら紙をお子様に渡して自分で準備する練習をしましょう。
「今日は自分で準備がんばってみる?」と聞いてあげてくださいね。お子様が「わからない!」と匙を投げるまでは見守ってあげてください。
出来ていなくても「出来てないじゃない!」なんて声を荒げないようにしてあげてくださいね。
「タオル以外は全部入っていたよ。すごいね!」って自信をつけさせてあげましょう。
【寝起きの悪い子】朝日を浴びてすっきり目覚めに!
睡眠がしっかりとれてないと、起きていても子どもはまだ目覚めていないのでは?といった行動をとることもあります。
すっきり目覚めていないと、ぼーっとして準備にも時間が掛かってしまいがちです。
お子様の睡眠がどのくらい必要なのかはやはり、朝すっきり目覚められているかが重要ですよね。
ご家庭によってはどうしても夜、子どもを寝かせるのが遅くなってしまうこともあると思います。
それでも、子どもが朝すっきり目覚めていない状態で園へ行くというのは良くないですよね。
夜しっかり眠るためのポイント
子どもを早めに寝かせて睡眠時間をしっかりとることは、心地よく目覚めるために必要な条件です。
お子様がしっかり眠れるための環境を整えてあげましょう。
- 昼間はしっかり体を動かす
- できるだけ夜ごはんを早めに食べる。またはお風呂の時間を早める
- 夜寝る前は刺激の強いTVや遊びはせずに絵本など読んで静かに過ごす
- 寝る部屋は真っ暗にする
- 朝は寝ている部屋に朝日が入るようにカーテンを開けるか、照明を明るくする
- 起きてトイレに行ったあと手を洗うついでに顔を洗う
- サーガディアンリズム
- 人は太陽が昇って明るい時に活動し、日が沈み暗くなって夜は休むという地球の自転のリズムに合わせて生きています。朝日をあびて目覚め、夜暗くなったら寝るというのは人にとっては自然なことなのです。これを「サーガディアンリズム」といいます。
- 子どもの準備は子ども自身でさせる
- 子どもが準備に集中できる環境を整える
- 子どもがママにやってほしいと言ったらやってあげる
- 子どもがやろうとしているときは手をださない
- 出来たことは褒めてあげる
- 出来ていないことは明日はきっとできるから大丈夫と励ます
子どもはお腹がいっぱいになると眠くなります。夜ごはんの前にお風呂に入れておくというのも良いかもしれません。
ママが晩ご飯を作っている間にパパにお風呂に入れてもらったり、ママがご飯を作る前に先に子どもだけお風呂を済ませるとか、ご家庭にあった最善の方法を考えてみてくださいね。
ご飯を食べると汚すので、お風呂が後のほうが都合が良い場合もありますよね。食事の時はエプロンをつけるなど工夫をしてみてくださいね。
目覚めを良くするための工夫
睡眠時間を十分にとることに加えて、朝の目覚めを良くする工夫もしましょう。
お子さまが目覚めたら一緒に顔を洗ってみてください。ママのすることを真似してくれますよ。すっきり目覚めやすくなりまうよね。
サーガディアンリズムと睡眠の重要性
睡眠は体を休めるだけでなく、神経を休める処理もしています。眠りの間にノンレム睡眠(大脳と体の休息)レム睡眠(体は休息しているが大脳は働いている)を繰り返しています。
必要な睡眠時間は人それぞれ違います。それでも、大人よりもたくさんの新しいことを体験している小さな子どもは、大人よりも睡眠時間は多く必要です。
そういえば、私たち大人でも新しい環境に置かれたとき、ひどく疲れてしまいますよね。
ママ・パパの事情もあると思いますが、すっきりした目覚めのために生活リズムを見直して、お子様の睡眠時間は確保してあげてくださいね。
子供主体で楽ちん準備!ママは余裕でフォローに
子どもたちも新しい環境に慣れるためにたくさんのことを覚えなくてはいけません。
ママたちは、子どもたちにきちんとさせたいあまりに、急ぎすぎてイライラしているのかもしれませんよ。
イライラして叱ってしまう場合もあると思います。でも、ゆっくりですが子どもは自分でやろうとしていますよ。時には甘えて「やってほしい」と思う時もありますよね。
他人と比べなくても一年前より確実にできることは増えています。
とはいえ、仕事を持っているママはご自分の準備、家事、子どもの支度でバタバタしてしまい朝のストレスは計り知れません。
園バスに乗り遅れたり、子どもの準備が遅れて自分自身が遅刻しそうになったりなどの経験をすると、余計にイライラしてお子様に怒りすら感じてしまうこともあるでしょう。
二人目、三人目、複数のお子様がいるママの朝の準備も大変ですよね。一人ひとりが「自分の支度は自分できるようになる」を目標にすればママも少しは楽になりますよね。
記事の内容を全部実行しようなんて思わなくても大丈夫です。完璧にやろうとすると、かえってプレッシャーになってしまいます。
子どもの支度がスムーズになって、笑顔の多い気持ちの良い朝が迎えられるようになると良いですね。