眠りつわり対策方法!仕事や家事が手につかない…という悩み解消
眠りつわりになるとどんなに寝ても眠気が取れず、頭がぼんやりして何をするにも億劫になってしまうのが特徴です。
眠気は突然やってくることもあるので、車を運転している時に眠ってしまうこともあり危険です。妊娠中にも働いている方にとっては、仕事中に寝てしまって会社に迷惑をかけてしまうということも。
そんな眠りつわり、どんな対策が可能なのでしょうか。妊娠生活を安心して過ごすための方法を探って行きましょう。
この記事の目次
つわりへの対策はメンタル面のケアが重要
眠りつわりに限らず、妊娠中のつわりの原因の多くが女性ホルモンの変化によるものだと考えられています。
眠りつわりの場合主な症状はこちらです。
- 意識がもうろうとする
- 日中の眠気が取れない
- 夜なかなか眠れない
- 記憶力、判断力が低下する
- 体のだるさが取れない
つわりというと吐き気が代表的な症状と考えられがちですが、このような症状に見舞われる妊婦さんもいます。
どんなつわりの時も一番に考えなくてはならないのがメンタル面のケアです。妊娠すると女性の体は妊娠を維持しようとする働きが活発になります。
そのために女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌が通常よりも多くなり、そのことが精神面にも影響します。
眠りつわりの時も同様です。眠い眠いと悩んでるばかりでは体も心もつらくなるばかりなので、自分なりの方法で気分転換してみてください。
眠りつわりの時は出来るだけ体を休める
眠りつわりは妊娠初期の間に治まってしまうこともありますが、重症化してしまう方は妊娠中期、後期までずっと眠気に悩まされます。
妊娠しているという状態が体に大きな負担を強いているからです。お腹はどんどん大きく重たくなっていきますし、それを支えるママの体がSOSを出しているのですね。
こうした場合は思い切って体の声に素直に従うのがいいでしょう。酷い眠気への対策について解説します。
眠気を感じたら無理せずに寝てしまう
一番の対処法は、5分でも10分でもいいので寝てしまううことです。この短い時間だけでも寝てみることで体の疲れが取れて頭がすっきりします。
学校や会社でも、仕事の効率を上げるために10~15分ほどの昼寝を実践しているところもあります。
昼間に熟睡してしまうと逆に体がだるくなって、夜の睡眠の質が悪くなり、結果眠れなくなって昼間にまた寝てしまうという悪循環に陥ります。
周囲に理解してもらって、昼寝しやすい環境を作る
仕事をしている方が日中に職場で眠気と戦うのはちょっと難しいかもしれません。お昼休憩や、ちょっとトイレに行ったときに1分間目を閉じるなど工夫してみてください。
それでも眠くて仕方がないと言う時は、「つわりの症状で眠くなっているんだ」ということを上司や同僚に方にきちんと説明してみましょう。
男性はつわりにならないので理解を求めるのは難しいです。しかし、男性の育休取得や女性の社会進出は未来への大きな課題です。職場としても理解する義務があります。
もしきちんと話しても状況が改善しない場合には、思い切って安定期に入るまで休職手続きを取るということも考えてみてください。
特にパパはこれから一緒に子育てをする大切なパートナーです。つわりの時でも理解を示してくれるようにアプローチすることも重要ですよ。
どうしても起きなくてはいけない時は目を覚ます工夫をしましょう
それでも、どうしても寝ていられない状況というものはあります。食事を作ったり、仕事で重要な役を任されていたりなど。
そんな時は何とかして眠気を晴らしたいものですね。眠りつわりの時に目を覚ます効果的な方法を紹介します。
- 軽く体を動かす
- 体を動かす事は眠気を払うのにとても効果的です。仕事中に軽くストレッチをする、席を立ったついでに軽く足踏みをする、モップ掛けなど体を使う家事に取り組む。
この様な方法で体を動かしてみてください。血の巡りが良くなって気分が変わって頭がすっきりしてくるでしょう。
- 清涼感のあるタブレットや歯磨きを使う
- 眠気を覚ますために清涼感のあるマウスウォッシュを使ったり、ミントのフレーバーを使ったタブレットなどを試してみましょう。
口元がすっきりすると意識もはっきりしやすくなります。ただ、カフェインが入っているものはお腹の中の胎児の発育に影響が出る可能性があります。
タブレットなどの中にもカフェインが使われているものがあります。使用する際には成分表をよく確かめてからにしましょう
- マッサージ
- 目をすっきりさせるためにはマッサージも効果的です。マッサージで血流を良くすることによって、目の周りがすっきりすると自然と眠気も解消できます。
おすすめなのが首の後ろ側のポイント、調度うなじの辺りを親指で揉むことです。これは肩こりにも効くマッサージなので疲労感が抜けない時に効果的です。
- 冷たい水で顔を洗う
- 最も手軽に出来る眠気さましです。冷たい水の刺激が目の周りをすっきりさせてくれます。
昔受験の時による勉強していて眠くなったら、洗顔してすっきりしませんでしたか?眠気が我慢できなくなったらまず水道の水で顔を洗ってみましょう。
時間もかかりませんし、思いついた気にすぐ出来るのが利点です。
- 声を出す
- 一人でボぼんやりしていると余計に眠くなってしまいます。そんな時は電話で誰かと話すなどして声を出してみましょう。
会話することで頭の中も理路整然としてくるので、次第に眠気が解消されていきます。話する相手がいない場合は、歌を歌ってみるなどして自分の声を聴きましょう。
自分で自分の声を聴くと言うのは重要です。「ああ。眠ったらいけないのにどうしても眠い。」と呟くと、脳が「今は寝てはいけない時」と理解してくれます。
- ツボ押し
- 眠気に効果的なツボがあります。
眠気に効くツボ
- 攅竹(さんちく)…目頭から真っ直ぐ上に上がり眉頭とぶつかるあたり。親指で5秒ほど押します。
- 晴明(せいめい)…目頭の内側。目が疲れた時に押してしまうところです。
- 中衝(ちゅうしょう)…手の中指、爪の生え際より少し上の人差し指側
- 合谷(ごうこく)…手の人差し指と親指の骨がぶつかるところから少し人差し指側。
ツボは痛気持ちいいくらいのちょうどいい加減で押すようにしましょう。
他にも百会といって、左右の耳を繋い腺が頭の真上の来るポイントを抑えると、自律神経を刺激して気分をすっきりさせると言います。
また耳にも眠気に効くツボが集中しています。なので眠くなったら耳を引っ張ったり耳たぶを抑えたりすると意識がしゃんとしてきます。
このような方法が眠気に効くツボ押しとされています。これらは特に目をすっきりとさせるツボでもあるので、仕事中にオフィスで試すのにおすすめです。
- 温湿布と冷湿布
- 保冷剤や蒸しタオルなどを使って、目の周りを冷やしたり、温めたりを交互に繰り返します。
冷やす時は傷みを感じるほど冷やさないように気を付けます。温冷を繰り返すことによって目の周りの血流が良くなって眠気に効果的です。
まだ蒸しタオルを首の後ろに当てることも気分をすっきりさせる効果が高いです。
眠気の対策にコーヒーはNG!胎児の発育に影響が出ます
眠いときの対処法としては、まずコーヒーを思いついてしまいますが、これには注意が必要です。
眠気さましの項でも触れましたが、妊娠中のカフェインの摂取はお腹の中の胎児の発育に大きな影響を与えます。
カフェインには神経を興奮させる作用があるのですが、体から排出されにくく長く体内にとどまってしまいます。
さらにカフェインは胎盤を通して赤ちゃんの体にも届きます。妊娠中にコーヒーを飲む習慣をやめられないと、赤ちゃんの体にまでカフェインが蓄積されてしまうのです。
そうなると赤ちゃんの神経は大きく刺激を受けて、正常な発育を阻害してしまうという研究結果があります。
胎児の内臓はまだ未熟なので、カフェインを分解、消化するとが出来ません。その結果低体重児や流産、死産の可能性が高くなるのです。
妊娠中のコーヒータイムは、原則一日1回と言われています。これでは眠気対策にはならないでしょうから、カフェイン以外の方法で眠気に対処してください。
眠気が酷い時は「ずぼら」を心がけることも大切
眠気を取る工夫も大事ですが、妊娠中と言うこともありますから何よりも無理をしないことが一番です。
仕事はあまり立て込まないようにスケジュールをしっかり組んでおいたり、急ぎでないものは出来るだけ後回しにするなどしましょう。
家事も毎日完璧にこなさなくても大丈夫です。最低一日に一つは何か片付くくらいにとどめておきましょう。
一番心配な料理ですが、包丁や火を使わなくても出来るように、レンジを使った蒸鍋や炊飯器を使ったピラフがおすすめです。
こうした食材や調理法で、ずぼらでも妊娠中に栄養素がしっかりと取れますし、一度にたくさん作って冷凍することも出来てとても便利です。
眠りつわりは体からのサイン。しっかり眠ることも大切
妊娠中に我慢が出来なくなるくらい眠くなるのは、それだけ妊婦さんの体が消耗しているからに他なりません。
体力には個人差があるので眠りつわりにならない方もいらっしゃいますが、大きなお腹を抱えて過ごすということはママにとって大変な負担です。
日中に眠ってしまうのは体が「休んで」というサインを出しているのです。だから素直に眠ってしまうことも大切です。
仕事をしている方は日中になかなか寝る時間を取れなくて大変ですね。その分夜の睡眠の質をよくするために、就寝1時間前からはIT機器の使用を止めましょう。
また怠けているんじゃないということを周囲に知ってもらうためにきちんと話し合う時間を持つことも大事です。
その前段階として、眠気について検診の時に病院の先生に相談しておくのもいいでしょう。病院に行けない時は自治体の保健センターで相談に乗ってくれます。
これから赤ちゃんが生まれると子育てで大忙しになります。休めるうちにしっかりと体力を養っておくのも、ママの大事な仕事です。
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