子供の発表会や運動会の緊張を和らげる!親ができるサポート
お子さんの運動会や発表会!とっても楽しみにして見に行ったのに、下を向いてしまったり全然声が出せなかったり…ということってよくありますよね。
親としては、大事な場面で堂々としっかり実力を発揮できる子になって欲しいものですよね。この子は緊張してしまうから仕方ないと諦めることはありません!親にできることを考えていきましょう!
この記事の目次
まずは根本的なことを知ることから!なぜ緊張するのか?
そもそもなぜ緊張するのかというところから少し解説していきます。
例えば危険な動物から自分の身を守らなくてはいけないような状況の時、リラックスしていては簡単にやられてしまいますよね。
そうならないために交感神経の働きが活発になることで、筋肉が収縮して呼吸が速くなり心臓がドキドキしてきます。これが「緊張している」状態。
まさに体が「臨戦態勢」になることで自分の身を守ろうとしているんですね。気合が入っているような状態とも似ていますね。
確かに「よし、頑張るぞ!」と思ったり失敗出来ないような大事なことが後に控えていたりする時ほど、心臓がドキドキしてきますよね。
実力を発揮するためには適度に「緊張する」ことは必要なことのようです。
緊張するのは悪いことじゃない!
緊張から恐怖心を感じるのは自信のなさの表れです。でもいつか「沢山練習したのだからきっと大丈夫!」と子供が自信を持つことが本番中に自分を助けてくれる!という事に気づく時が来ます。
スポーツ選手が「いい緊張感の中で試合ができた」「うまく集中できていなかった」などと”集中”についてコメントしているのを見かけますが、これは一流のスポーツ選手に限ったことではありません。
子供の場合でも緊張からすごい集中力が発揮されて、普段の力以上出せたという場合もあると思います。ですので緊張すること自体は悪いことではないと子供に教えてあげましょう。
「緊張してきちゃった…」と不安がる子供に、「緊張してもいいんだよ。」「緊張しても大丈夫!もしかしたら、いつも以上の力が出せるかも!」と伝えてあげましょう。
緊張すること自体をいけない事としてしまうと、子供の気持ちは焦り不安・恐怖になってしまいます。
「緊張してもいい!」と思わせることで、気にしすぎず、きっと開き直ることができるはずです。
本番に強い・弱いというタイプの分かれ目
ではその緊張感を味方にして本番しっかり実力を発揮出来る子とそうでない子では何が違うのでしょうか。
本番に強い子の特徴を知り、それに近づけてあげられるとベスト!
本番に強い子の特徴を挙げてみましょう。
- 今までに成功した経験がある
- 「大丈夫」と思えるだけの準備や練習をしてきた
- 落ち着いていて多少のハプニングにも慌てない
- 自信を持っている
いかがでしょうか。大人の場合でも同じですよね。これらに当てはまる人は、大勢の人の前でも落ち着いて話をすることが出来るでしょう。誰かの顔を思いつきましたか?
自分は出来るんだという自信を持っているために、落ち着いて本番を迎えることが出来てしっかり実力を発揮出来るんですね。
本番に弱い子は親が作り出している可能性も…
では反対に本番に弱い子の場合はどうでしょうか。
- 今までに大きな失敗をした経験がある
- その失敗を責められたり笑われたりした経験がある
- 親が失敗するなとプレッシャーをかけすぎる
- 自信が全然ない
こうして並べてみると「これじゃ本番に弱くもなるな」と思えてきますね。なんでうちの子はいつもちゃんと出来ないの?と思ってしまう方、お子さんはこの条件に当てはまりませんか?
子供の本番に向けて親がしてあげられること3つ
まだ小さな頃は緊張してしまっても大丈夫ですが、そのまま大きくなって受験や就職に向かって行く時に実力が発揮出来ないようでは心配ですよね。
今親に出来ることってあるのでしょうか?
練習から自信を持ってできるようにする
まずできるだけ緊張しないようにするには、練習の段階からしっかりと自信を持たせてあげることが大切です。
そのためにはどんな小さなことでもいいから褒めることが大切です。
子供が運動会でこんなことするんだよと踊って見せてくれたら大げさに褒めましょう。走る様子を見て「速くなったね!」と驚きましょう。
発表会で劇をするという場合には「こんな練習をしたよ」「ここが難しいよ」というような話もしっかりと聞きましょう。親に自分の話を聞いてもらえる、自分の気持ちを受け止めてもらえることは自信につながっていきます。
「ちゃんとセリフ覚えたの?」「もっと大きな声で言わなきゃ!」というような声掛けはよくありませんね。
出来ていないところに目が行きがちですが、まず出来ているところを褒めていきましょう。
本番前の声掛けも大事!応援の言葉ではなく、リラックスできる言葉とスキンシップを!
親からの「頑張ってね!」「しっかり見てるからね!」という応援の言葉にプレッシャーを感じてしまう子はとても多いです。自信のない子にとってはさらに緊張させる言葉になってしまいます。
「いつも通りに出来るといいね」「間違えちゃっても大丈夫だからね」と声を掛けてあげることで、子供はフッと肩の力を抜くことが出来ます。
あとは声掛けよりもギューッとハグする、手を握るなどのスキンシップがとても効果的です。「ママがついてるんだ!」と心強く感じられることでしょう。
緊張をほぐす方法を3つを伝授します!
それでもやっぱり緊張してしまうものですよね。ちょうど良いくらいに緊張を緩和していく方法をお子さんに教えていきましょう。
- 子供が緊張しているということを受け入れられるような声掛けを!
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小さなお子さんの場合、緊張するという状態に慣れていないので自分でコントロール出来ずに気分が悪くなったり頭が痛くなったりしてしまうことも。
そうならないためにはま緊張を抑え込むのではなく「緊張するね。ドキドキしちゃうよね」と受け入れるようにしてみましょう。すると意外と落ち着けるものです。
- 深呼吸をする
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緊張すると交感神経が活発になり筋肉が収縮し心拍数が上がり呼吸が速くなると上で書きましたが、その中で簡単にコントロール出来るのが呼吸ですよね。
ゆっくり深呼吸することで、副交感神経の働きを高めて緊張を和らげることが出来ます。
一緒に呼吸してあげるとよりリラックス出来ますね。
更に、緊張しても大丈夫!という気持ちを伝えるべく、「いい感じに緊張しているね~!うまくいくという神様のお告げだね!」と言葉がけをしてあげて!
子供はきっとそんな親の言葉にすがって暗示にかかろうとしますよ。
- 大きく口を開けてあくびをさせてリラックス!
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犬は緊張するとあくびをするというのをご存知ですか?超ビビりの我が家の犬はよくあくびをしています。犬ではないけれど緊張するとあくびが出ますという方は結構多いですよね。
また試合前のスポーツ選手が大きく口を開けているのを見たことがある方もいらっしゃるでしょう。
緊張するとあくびが出るというのは、過度に緊張が高まった状態を自分でリラックスさせようという働きが無意識に起こっているようです。
自然にあくびが出ていればいいですが、そうでない場合は大きく口を開けることで緊張をほぐすようにしましょう。
焦らず一歩ずつ!そしてしっかりとアフターフォローをしてあげて
少し自信がついたようだし緊張のほぐし方も分かった!さて本番。あれ…?やっぱり駄目だ…。ということも十分にありえます。
でも少しずつ前に進んで行っているはず。前は泣いてしまったけど泣かなかった。前よりも姿勢が良かった。少しだけ前を向いて立っていられた…。
褒められるところが少しでもありますよね。まずはそこについてしっかりと褒めてあげましょう。
緊張するという経験を小さいうちから体験してきた子ほど強いです!緊張になかなか慣れられなくても、「緊張しても何とかできた!」「がちがちで震えてでも何とかやり遂げられた!」という経験がとても大事です。
あーあ、駄目だったか…。で終わらずにその後にしっかりとアフターフォローも忘れずに。これを続けていけば「そんな時期もあったね」と親子で笑って話せる日がやってきますよ!
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マロンさん
私は、小学4年です。今年は運動会のリレーでアンカーで私は、とっても緊張するタイプでこの文を読みそういうことか‼︎と思いました。今年のリレーは絶対一位になります?
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ひひママさん
生まれつき神経質な子供4歳には、大丈夫、失敗しても良いと声かけしてもダメな時はダメでした。プライドが高く自信が無い事を人前でする事にとても消極的で。練習して上手く出来たり自信が持てるようにしたら何とか乗り越えられる事が分かったので、いかに自信が持てるかに注力しようと思いました。
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