簡単!昔ながらのおもちゃ「けん玉」を廃材で手作りしよう!
最近昔ながらの遊び、けん玉が世界的にブームになっているのをご存知ですか?子供にもやらせてみようかな?と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
でもいきなり本物のけん玉を使うのは結構難しく、振り回すと顔や手に当たって痛い思いをすることもあるので「楽しくない」と子供は嫌になってしまうかも。
そこで簡単にできるけん玉を作ってみませんか?保育士ママでけん玉大好きな著者が、廃材を使った3種類のけん玉の作り方をご紹介します!
作るのも遊ぶのも簡単!紙コップけん玉
まずは紙コップを使ってできるけん玉を作っていきましょう。これは作り方をわざわざ書く必要もない程簡単にできてしまいます。初めてのけん玉遊びにぴったりです!
- 紙コップ 2つ
- ひも(今回は毛糸を使いました)
- 玉になるもの(新聞紙を丸めたものでOK。今回は毛糸で作った玉を使用)
- ガムテープ、はさみ
- 飾りつけに使う色紙やペン、両面テープなど(なしでもOK)
まず紙コップ2つの底同士を合わせてガムテープで巻いて固定します。このままではガムテープがむき出しなので、今回は千代紙を上から貼りました。コップは両側へ広がっているため、千代紙をキレイに貼るために少し工夫をしています。
まずガムテープを巻き付けたつなぎ目の上から両面テープをぐるっと一周貼り付けます。写真の千代紙の下に少し茶色いガムテープと白い両面テープが見えますよね。
その両面テープに当たらないように、貼りたい千代紙を一周させて、ちょうどいい場所を決めたらギュッと握るようにして千代紙を貼り付けます。すると写真のように少ししわが寄った感じでキレイに貼ることができます。
このままではペラペラとはがれてくるので、千代紙の端の部分を両面テープで貼っておきましょう。あとは玉にするものにひもを付けて、紙コップの真ん中のくびれた部分に巻き付けて結べば出来上がり!
比較に私の愛用のけん玉(日本けん玉協会のオフィシャルけん玉TK16masterです)と並べてみました。
毛糸の玉は子供のままごと用のブドウを作った時の余りのものです。中に綿が入っていて軽いので、もう少し重い方がいいかもしれませんね。玉の大きさもお好みで変えてみてください。
新聞紙で作る輪っかけん玉
次にこちらもすぐにできる新聞紙を使ったけん玉です。
- 新聞紙 見開きの大きなもの5枚
- ガムテープ、はさみ
- ひも
まず新聞紙4枚を上下半分に分かれるように切ります。それをくるくると巻いて筒状にします。
写真は半分に切った新聞を縦長になるように置いた状態。矢印の方向に巻いていき、両端にガムテープを巻いておきます。新聞の上半分、下半分で1本ずつ作ります。
それを十字になるように重ね合わせ、ガムテープで固定します。この時いきなりガムテープでは少しやりにくいので、まず紐を巻き付けて固定してからガムテープを巻くといいですよ。
次に残りの一枚の新聞を切らずに先ほどと同じ縦方向で、今度は巻くのではなく棒状になるようにまとめてからねじり、輪っかにしてガムテープでとめます。輪に紐を結びつけたものを十字にした新聞に巻き付ければ完成です!
ご覧のとおりかなり大きくなりますね。お子さんの年齢が低い場合はもっと小さくしてみるとか、十字ではなく一本だけでもOKです。輪っかの大きさも変えると難易度が変わって面白いですね。
カップで作った本物寄りなけん玉
最後に見た目は少しけん玉に近いかな?というものをご紹介します。
- プリンやヨーグルトなどのカップ 2つ(大きさの違うものが良い)
- トイレットペーパーの芯(以下トイレぺ) 1本
- ラップなどの芯(トイレペの芯より細いもの。以下ラップ) 1本
- ひも
- 玉になるもの(今回はガチャガチャのカプセル)
- 両面テープ、はさみ
- ビニールテープ(なくてもOK)
- 飾りつけの色紙やペンなど(なくてもOk)
まず持ち手になるラップの芯をトイレペに差し込んでいきます。ラップの大きさをだいたいでいいのでトイレぺに書いておき、それより一回り小さい円でくり抜きます。そこから印をつけたところまで放射状に切込みを入れておきます。
最初は少し小さいかな?というくらいの切込みにしておいて、ラップを差し込みながら微調整していってください。突き抜けるように反対側も同じように切込みを入れ、ラップを差し込みます。
この時切込みの部分がトイレぺの内側にくるようにした方がキレイです。やりにくいですけどね。差し込めたらラップを少し出すくらいにしてトイレぺの内側にビニールテープを貼り固定します。
面倒な場合にはトイレぺが動かなければいいので外側をお好きなテープで貼っていただければOKです。
次にトイレぺの両端にカップを貼り付けていきます。そのままではトイレぺの部分が長すぎるのでラップから外2cmくらいのところで切り取っておきましょう。それから端にぐるっと一周切込みを入れていきます。
この切込みの部分に両面テープを貼ってカップの底を貼り付けます。反対側も同様に。あとは玉になるものに紐をつけて十字になっている部分に結び付ければ完成!
今回はカプセルを使ったので穴の部分に毛糸を通して結んであります。このままでも十分遊べますが、中に粘土などを入れれば重さを変えるのも簡単でいいですね。
遊んでみました!
我が家の子供たちと一緒に遊んでみました。けん玉好きの私にはどれも余裕かな?と思っていたのですが、新聞で作ったものが意外と難しいです。輪を真っ直ぐ上げにくいんですよね。少し前に振り上げるようにして輪に刺すようにするとやりやすいです。
一番簡単なのは紙コップ。片方に玉を入れて反対側に移し替えるのもそんなに難しくありません。本物のけん玉で玉をクッと上に上げる感覚もつかみやすいのではと思います。簡単過ぎる場合には玉をもっと大きくしてみてください。
カップのものはラップの部分にも乗せてみようとやってみましたが、玉が軽すぎて至難の業です。もう少し太いラップで玉を重くすれば出来るかもしれませんが。
けん玉がほとんどできない息子は紙コップのもので遊んでいました。それでもほとんどできていませんでしたが…。一緒に持ってやってみて成功した時にはとても喜んでいましたよ。
けん玉で大皿に乗せるくらいはできる娘はカップのものが一番楽しいと言っています。本物に近い感覚で、でもとても簡単。入った時の音もいいので確かにいいかも。
同じ「手作りけん玉」ですが遊んでみた感じはかなり違い、それぞれに楽しさがあるなという感想です。玉までのひもの長さ(今回は全て40cm位にしてあります)を変えたり玉を変えたりしても楽しそうです。
まずは簡単・安全なものから
やはり手作りのものですから本物のけん玉とは程遠いのですが、いきなり本物を渡すのではなくこういった簡単にできるものから遊ばせてみてください。
作る過程からお子さんと一緒にできれば愛着が湧きますし、簡単に成功するので何度も遊びたくなりますよ。意外と体全体を使う遊びですし、動体視力もUPします。昔ながらの遊びに気軽に挑戦してみましょう!
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
まだデータがありません。