祖父母と孫との室内遊び!体力的に辛い祖父母におすすめの遊び方
可愛い孫のためなら無理してでも一緒に遊んでくれるおじいちゃんおばあちゃん。
でも年には勝てず体力的に結構辛い思いをしているかもしれません。
一日だけならまだしも、冬休み、夏休みなど長期のお泊りなどで子供を預ける場合は気を使います。
疲れるから孫とは遊べない…と悩む祖父母に教えたい、おうちにある新聞紙を使ったゲームや指遊びなど、孫と一緒でも疲れない簡単なゲームをご紹介します。
この記事の目次
若々しい祖父母でも孫と遊ぶのは疲れるもの
近頃のおじいちゃんおばあちゃんは見た目にも若々しく、アクティブな皆さんが多いように思いますが、年々体力の衰えや足腰が弱ってくるのを自覚しておられます。
可愛いさかりの幼少期の子どもは、動きもちょこまかと良く動きますし、道路に飛び出したり迷子になったりして目が離せません。
孫の相手をして翌日ぐったり…抱っこしたからか腰が痛い…なんてことはよくあることですね。楽しいけれど疲れるといったところでしょうか。
特に結婚した娘は実家の両親には気兼ねなく子どもを預けたりすることが多いと思いますが、自分たち子育て世代と違い年齢的に考えても気遣ってあげる必要があります。
ママパパとは違い、子どもの扱いにも不慣れですし体力的にも厳しいことを忘れないでくださいね。
体力に自信がなくても大丈夫!身近なもので楽しめるゲーム
人気遊園地やお出かけスポットなどに孫を連れていくのは難しいけれど、屋内で一緒に遊ぶくらいなら大丈夫といった場合のためにいくつかゲームをご紹介しましょう。
きっと大人も子どもと一緒に盛り上がると思いますよ。身近にある新聞紙やチラシを使ったり手や指を使って遊びます。
足腰が悪ければ、椅子に座ってでもできますよ。新聞さえあれば出来ますのでお金もかからず経済的です。その分で食事をご馳走してあげれば祖父母も喜んでくれますね。
家族みんなで出かけると出費もかさみます。育児にお金がかるだろうといつも両親が支払いをしてくれているのであれば、お金のかからない遊びもおすすめです。
祖父母VS親子どっちが勝つかな?【新聞紙・チラシ編】
新聞やチラシを用意すればそれでOK。特別準備するものはありません。チームに別れて得点制にすればワイワイ盛り上がりますよ。
- 新聞白羽取り
- ブラックホール
- たたんでたたんで
- バランススティック
- 紙てっぽう
落ちてくる新聞をパッと受け止める【新聞白羽取り】
時代劇でよく見られる「真剣白羽取り」の新聞バージョンですね。空中で刀を受け止めるように新聞を両手でキャッチします。二人ひと組で勝負です。
- 広げた新聞紙1枚を2回たたんで、4分の1のサイズにします。
- 向かい合って一人は立ち、受ける方は椅子に座ります。
- 新聞を縦に上から落とし、座った人が両手で挟むようにキャッチします。
10回勝負にしたり、落とすふりをしてフェイントをかけたりして駆け引きするのも楽しいですね。
二人で息を合わせてバランス感覚を競う【ブラックホール】
広げた新聞紙の穴に、丸めた新聞紙のボールを落とさないよう転がします。落とすまでの時間の長い方が勝ちです。このゲームも二人ひと組です。
- 新聞紙を2枚用意し、1枚は丸めてボールにします。
- もう1枚はボールが入る穴をあけます。
- 二人で新聞の両端を持ち、ピンと広げます。
- 乗せたボールが落ちないように転がします。
穴を大きめにしたり、2つ穴を開けたり、ボールを2個乗せたりしてアレンジすると難しくなります。集中力とバランス、二人の息が大切ですね!
どこまで小さくなるかな?【たたんでたたんで】
指先に力を込めて、折り目をキツくたたみましょう。半分に折ってまた半分に折ってどんどん半分にしていくとどこまで小さくなるでしょう。
- 新聞紙を一人1枚ずつ配ります。
- 一斉に1枚を広げて半分に折りたたみます。
- さらに半分に半分にと小さく折りたたんでいきます。
一番小さくなった人が勝ちです。折り目をきちんと折るのがコツです。子供は力が足りず少し難しいかもしれませんので手伝ってあげてください。
全員参加で挑戦!【バランス・スティック】
子供の頃傘を使って遊んだ経験ありますよね。手のひらに棒を載せて倒れないようバランスをとります。手のひらは伸ばしましょう。ズルは無しですよ。
- 新聞紙を一人1枚ずつ配ります。
- 新聞紙を丸めてセロテープで止め、棒を作ります。
- スタートの合図で手のひらに棒を立てて乗せ、倒さないようバランスをとります。
長い時間乗せていた人の勝ちですが、手のひらを丸めたりするズルは反則ですよ。両手に乗せて何秒キープできるか競っても面白そうです。
意外に大きな音にびっくり【紙てっぽう】
新聞紙でも出来ますが、少ししっかりしたチラシを使うと「パンッ!」といい音が鳴ります。
勢い余って「パンッ!」と手を振り下ろしたとき手をぶつけないよう気をつけてくださいね!作り方は紙てっぽうの折り方の動画を参考にご覧下さい。
愛らしい小さな孫の手が実感できる!【指遊び編】
可愛い小さな孫の手を実感できる指遊びもレパートリーに入れておきましょう。高齢者にも幼児にも手指の遊びは脳の発達にいい刺激になります。
ある脳生理学者は「手を使うことは脳そのものの発達を促す」と話しています。手指を動かす時、大脳の運動野から「動かせ」と命令が出て筋肉に伝達されます。
「手を使う⇒頭で考える⇒手に命令を送る⇒手が動く」こういうメカニズムになっているので、手と脳が連動していて脳の発達にとてもいいのです。
- この指何本?
- あいこでキャッチ
- あっちむいてホイ
- スカーリング
- おちゃらかほい
背中に触れてスキンシップ少しこそばゆいこの指何本?
後ろにも目があればいいのに!とじれったい、背中の感覚が頼りの指ゲームです。
背中に意識を集中して何本の指かを当てましょう。二人ひと組で行います。
- どちらか一人がもう一人の背中に指を当てます。
- 何本の指が当たっているか当てます
- 交代して当てっこをします
事前に練習してみましょう。背中で感じる指の感触を確かめておきましょう。難しければ「グー・チョキ・パー」の3種限定でやると簡単かもしれません。
すばしっこさで勝負!【あいこでキャッチ】
このゲームは反射神経が試されますよ。片手ではじゃんけん。
もう片方は素早い判断で逃げるか捕まえるか…素早い動きができるかな?このゲームも二人ひと組で行います。
- 一人が右手でグーを作り、一人は右手人差し指をグーの上から差し込みます。
- そのままの状態で左手でじゃんけんをします。
- あいこがでたら人差し指の人は素早く抜きます。グーの人は捕まえます。
- 捕まえられたら負けになります。
お孫さんとする時は、小さな指を強く握りすぎないよう気を付けてくださいね。
両手の動きが違うので少し難しいかもしれませんがゆっくりやってみましょう。
定番中の定番、孫とやれば楽しい【あっちむいてホイ】
言わずと知れたあっちむいてホイ。
相手の指の動きにつられないように頑張って!
- じゃんけんで勝ったほうが「あっちむいてホイ」で左右上下に指をさします。
- 負けたほうは指さした方向を向いてしまったら負けです。
上級編として、「あっちむいてホイ・ホイ」さらに「ホイ・ホイ・ホイ」と連続ホイホイに挑戦してみましょう。目が回らないよう気を付けてくださいね。
机の上で消しゴムをはじき飛ばす【スカーリング】
机の上で消しゴム(なければおはじき、コインなど)を指ではじいて距離を競う「スカーリング」は力の入れ具合が勝負の分かれ目です。
- 机の端に消しゴムを置きます。
- 机の反対側を狙って指ではじきます。
- 下に落とさないで、より端に近い方が勝ちです。
単純な遊びですが、形がいびつな消しゴムは転がり具合が予測できないので思うようにいきません。消しゴムの他にもはじくものを変えてやってみましょう。
歌に合わせてポーズを決める【おちゃらかほい】
昔遊びの一つ、歌いながらじゃんけんする「おちゃらかほい」は、祖母世代は子どもの頃よく遊んだはずです。
懐かしい思い出がお孫さんともう一度よみがえります。
幼稚園の先生がお手本の動画をあげておきますので、これを参考に歌を思い出してくださいね。
▼ともべ幼稚園「手遊び・歌遊びVOL.68 おちゃらかほい」
仲良く「おちゃらか」を歌っておばあちゃんの気持ちも若返りますよね。徐々にスピードアップしていくとなぜだか笑えてきます。
気を遣う義両親宅では「孫が主役」が楽でいい!
お正月など親族が集まる機会、義父母や長男夫婦、次男夫婦、親戚の子どもたちと、諸々大勢が集まると話題にも困りますし、とにかく気を遣います。
そんな時は子どもを主役にしておくのが一番楽です。ご紹介したようなゲームを子どもにマスターさせておけば、大人を巻き込んで遊んでくれます。
また、お嫁さんの立場でお姑さんに子どもを預ける時も気を使いますよね。前もって義母義父の前で、さり気なく親子でこれらのゲームをして見せましょう。
子どもにも遊び方を教えておいて、おじいちゃんおばあちゃんに教えてあげてとしておけば、お孫さんから誘ってもらえてうれしいんじゃないでしょうか。
子どもたちが笑って遊んでくれると周りの大人たちも笑顔になります。場所も選ばず身近なもので遊べるゲームをいくつか覚えておくといいですね。
孫の相手が大好きな祖父母ばかりではない
ひとつ注意しておきたいのが、孫は可愛いけれど、相手することが苦手だったりあまり好きではないおじいちゃんおばあちゃんもいるということを理解しておきましょう。
中にはスマホの待受をお孫さんの写真にしていたり、迷惑に感じるほど週に何度も孫に会いにこられたりする熱烈孫フィーバーな祖父母の皆さんもおられますが、そうでもない場合もあります。
私の知り合いには、生後1ヶ月の赤ちゃんを祖父母にあずけて海外旅行に行った夫婦もいます。急にあずかる羽目になった祖父母は仰天したということです。
祖父母も子どもをあずけられると昔の子育てしか知らず戸惑ってしまうのです。そこを察して上手に言葉がけしましょう。
自分の子育てが終わり、第二の人生を謳歌している…仕事が忙しい…体力気力的に無理など、孫への考え方・関わり方にも個人差があります。悪意はないけれど、自分の息子・娘に関係なく孫を連れて帰ってもあまり嬉しそうでないなんてこともあるかもしれません。
子どもの方もなんとなく察するもので、孫と遊びたい祖父母とそうでない祖父母に対して接し方を変えているようなところがあります。
みんなが笑顔で過ごしたい大切な時間を工夫しよう
親族が集まる機会は、短時間であっても数日であっても大切な時間です。子どもたちの成長ほど笑顔の元になるものはありません。
もし、おじちゃんおばあちゃんが孫の相手が負担になりお疲れ気味のようでしたら、体力のいらない遊び方を勧めてみてください。
外へ出かけるばかりではお金も使わせてしまいますし疲れます。ケースバイケースですがぜひ参考になさってみてくださいね。