子供とカタカナの練習を始めるタイミングと練習方法はこうする!

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2015/03/31

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ひらがなの読み書きができてくると、今度はカタカナに興味を持つ子が増えてきます。カタカナはひらがなの“あ”や”ね”のように複雑な書き順もほとんどないので、すぐ覚えられそうに感じます。

しかし、簡単でどことなく無機質な見た目ゆえにどのカタカナも似ているように見えて、思ったよりも識別するのが難しいと感じる子が多いようです。

また、どこまでひらがなで書いて、何をカタカナで書けばいいのか、といういたって当たり前のことでも子供たちには難しいもの。

そこで、子供とおうちでカタカナをスタートするタイミングや楽しいカタカナの覚え方についてご紹介します。

カタカナを始めるタイミング

子供が興味を持ち始めたとき

カタカナを始めるベストなタイミングは、ズバリ子供がカタカナに興味を示したときです。

買い物に行ったときに「これなんて読むの?」やお菓子の箱を見て「これクッキーって書いてあるの?」など、子供が大人に質問し始めたらそれはもうカタカナに興味津々という証し。

また、お友達のお手紙の中に少しでもカタカナがあると、それがきっかけになってカタカナに興味を示すことがあります。

ひらがなの読み書きができている

ひらがなの「ぱ」や「ば」、「しゃ」のような、濁点などの区別がついてきたときもカタカナを始めるいいタイミングです。

ひらがなの読み書きがある程度クリアされているとカタカナも頭に入りやすいですので、「しゃ」=「シャ」とイメージしやすくなります。

ひらがなで自分の名前を書いているときに「○○ちゃんの名前をカタカナで書くとこうなるんだよ。」と見本を示してみましょう。

子供自ら興味を示すことが大切ですが、親がそのきっかけを作ることもアリだと思います。ただし、あまり無理強いしないようにしましょう。

カタカナを読もう!

まずは読みから

まずは読むことから始めましょう。ひらがなを覚えるときにすでに実行されている方もいると思いますが、お風呂の壁にお湯で貼れる表はやはりオススメです。

ひらがなの横に一緒にカタカナがついているタイプの表もありますが、個人的にはカタカナのみか、カタカナがメインでひらがなが端っこのほうに小さく記載されている表をオススメします。

なぜなら、読めるほうのひらがなばかりが気になってしまい、カタカナがなかなか目に入らないからです。

とはいえ、いきなりカタカナだけの表では子供もびっくりしますし、読むことができなくて自信をなくしてしまいます。

最初のうちはカタカナとひらがなの両方の表をお風呂の壁に貼っておきましょう。2つの表を見比べながらだと「これも“あ”なの?」と興味を示します。

カタカナが読めてきたなぁと思ったら、ひらがなの表を外してみましょう。そうすることで、あまり抵抗なくカタカナを学ぶことができます。

カルタやごっこ遊びの中で覚える

カタカナを読む練習の1つとして、カルタやレストラン屋さんごっこやおままごとなど遊びの中で自然にカタカナに触れることです。

子供たちの大好きなハンバーグやオムライスなどはほとんどがカタカナで表記されていますよね。

手作りのメニュー表を作ってみたり、おもちゃにカレーライスやラーメンなどと札を付けてあげたりしてみましょう。

カタカナを書いてみよう!

好きなものから

カタカナを書く練習をするときは「ア」から順番に始める必要はありません。また、画数が少ないものから練習するといい、ということも聞きますが、個人的にはそれもあまりオススメしません。

なぜなら、親からすればどれが子供にとって簡単でそれが難しいのか区別しにくいからです。教育のプロならわかるのだと思いますが、一般人には難しいですよね。

私がオススメするのは、子供の好きなモノを書き出していく方法です。例えば、子供や家族の名前、好きなメニューなど何でもOKです。

書くことが楽しいと思う事が大切なので、そのきっかけとして子供の好きなものというテーマで書くと子供は楽しみつつ、いつの間にかカタカナを覚えてしまいます。

それでは書けない文字が出るのでは?と思う方もいると思いますが、色々書いていると知らず知らずのうちにほぼすべてのカタカナを書いているのでご心配なく。

ドリルでなくとも大丈夫

本屋さんでよく幼児向けのドリルを見かけますが、ドリルで勉強しなくても十分覚えられます。もちろん、ドリルのほうが向いている子もいるのでドリルを使うのもアリです。

おうちで手軽にできる練習法は、ノートでも自由帳でもプリントの裏でもいいので、ページの1番上にカタカナをおうちの方が書いてお手本を書きましょう。

もうお分かりだと思いますが、小学校でやった漢字ドリルみたいに上に見本があると子供がそれを見ながら書き始めます。

ちなみに用意する鉛筆はBか2Bだと子供には書きやすいようです。

直すのは後からでも大丈夫

最初から正しくキレイに文字を書ける子はあまりいませんが、どうせ覚えるなら最初から正しいものを覚えた方が効率がいいように感じますよね。

しかし、最初から間違いを指摘してしまうとせっかく楽しく書いていたのに気分を損ねてしまうことがあります。

うちの子を例にしてみますと、「ス」が少しはみ出て「ヌ」となりやすい傾向がありました。「ここ、はみ出ているよ」と指摘したところ、「わかっている!けど、少しはみ出ちゃったんだもん!」と怒られました。

子供としては「ス」と書いているつもりでも、イメージに指先の力加減がまだ追いついてない年なので、わかっていても間違えることがよくあります。

最初はどんなにヘタでも書いていくうちに上達していきますし、こちらが指摘しなくても子供が自分で手本と違うということに気が付きます。

思わず「ここ、違うよ」と口をはさみたくなりますが、ここはグッと堪えて子供が一生懸命書いている間は話しかけないようにしましょう。

絵本を活用しよう!

日本の場合、カタカナは外来語などを表記するときに使いますよね。ケーキやモノレールなどいろいろあります。

大人にとってあたりまえのことでも子供たちにはどの単語をカタカナで書けばいいのか難しいもの。しかし、その使い分けが上手にできるようになるのは小学校に入るころ。今すぐできるようにはなりません。

今できることは絵本を読むことです。オールひらがなの絵本もありますが、4,5歳向けの絵本だとだいたいがひらがな+カタカナの文章です。

絵本を読むたびに自然と文字も目に入ります。それを繰り返しているといつの間にかカタカナで書くべきところはカタカナで書いています。是非絵本の読み聞かせを続けて下さい。

ここまでカタカナについて色々書いてきましたが、早いうちにカタカナが書けることがいいとは限りません。周りのお友達が書けているのを見ると焦ると思いますが、そのうち書けるようになります。

大切なのは子供が書いてみたい!という気持ちだと思うので、焦らず見守っていきましょう。

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