赤ちゃんや子供用ダイニングベビーチェアのおすすめの選び方
首が座ってお座りできるようになった赤ちゃんは、ようやく家族で食事ができます。
でも子供用ダイニングチェアは、テーブルがついているものやついていないものなど、様々な種類が売られています。
おっぱいやミルクばかり飲んでいた赤ちゃんも、5~6ヶ月になると離乳食を食べ始めます。ようやく家族で食卓を囲めて楽しい限りです。
けれどこんなによく動き、ふごふご座っている赤ちゃんはどういう食卓でご飯を食べさせればいいの?と困っている方もいるのではないのでしょうか。
お子様が食卓で食事をするのにぴったりのダイニングチェアの選び方のコツをご紹介します。
この記事の目次
普通のチェアと子供用ダイニングチェアは何処が違う
普通のチェアと子供用のダイニングチェアは以下の点が違います。
- 食事中に赤ちゃんが椅子から出にくい設計になっている
- 赤ちゃんが暴れても椅子の脚が倒れないようにしっかりとしている
- 食べこぼしても綺麗に掃除しやすい
また折り畳むことができるチェアや成長しても使えるチェアなど、他の付加価値が付くダイニングチェアもあります。
これらの普通のチェアとの違いは、子供用ダイニングチェアを選ぶ上でも重要な点なのでしっかりと確認するようにしましょう。
食べこぼしが付いても簡単に拭けるものを選びましょう
ダイニングチェアは特に子供が一日に三回も思い切り汚す場所ですので、掃除がしやすい物を選ぶようにしましょう。
特に注意したいのは以下の点です。
- 分解して洗うことができるのか
- 食べこぼしが入って掃除しにくい隙間やネジ穴はないか
- しみや傷などできにくいか
できれば台拭きでさっと拭ける程度の掃除ですむぐらいがいいですね。
木と布と塩化ビニール、素材の違いで掃除が変わる
子供チェアを選ぶ上で、椅子の素材も考慮に入れてみてください。
- 木のチェア
-
さっと拭くことができます。木の毛羽立ちはないか、傷が付きやすくないかよく見ましょう
- 布のチェア
-
座り心地が良い。布は拭くことができる素材か。もしくは布が取り外して洗えるかチェックしましょう
- 塩化ビニールのチェア
-
拭きとりしやすい。作りに不備はないか、穴などが空きやすくないかチェックしましょう。
掃除のときに特別な道具が必要になる椅子はやめたほうがいいでしょう。
安全性もよくチェックして
子供は食事中に、椅子から抜け出したり立ち上がったり暴れたりすることがあります。
大人用の椅子と違って、そのような事態が起こっても安全かどうか確認をしましょう。
- 椅子の脚に安定感はあるか
- 立ちあがったり、脚でテーブルを押したりしたときに、後ろに倒れるようなことはないか
- 椅子の背もたれが短すぎないか。後ろに体がそるようなことはないか
- ベルトがきつくないか、脚に当たって痛いような設計になっていないか
ハイチェアの場合は特に椅子の脚の安定感を確認しましょう。
椅子を購入する前に、食事をする状況をよく考えてみましょう
椅子を購入する前に、どういう場所で食事をするときに使いたいのかを考えておけば、椅子を選ぶときの参考になります。
- 床材
-
食事をする床材がもし畳や石、フローリングなどの場合は、傷が付かない脚のものを選びましょう。絨毯の場合は問題ありません。
- 外出
-
外出時にも使用したい場合は、持ち運びが便利なものを選びましょう。日常用とは別に外出用をほかに一脚買ってもいいかもしれません。
- テーブルの高さ
-
座卓なのかハイテーブルなのか。テーブルが高すぎる・カウンターなどの場合にはサイズが変更できるものか、テーブル取り付け型の椅子がいいでしょう。
どういう状況で子供のダイニングチェアを使いたいのかをよくまとめておきましょう。
6種類の椅子をチェックしてみましょう
よく使用されている子供用ダイニングチェアをおおまかに6種類あげ、いいところや気になるところをまとめてみました。
- 塩化ビニールのハイチェア
- 高さ調節ができる木製ハイチェア
- テーブルに取り付けられるチェア
- お食事用クッション
- バンボチェアテーブル付き
- チェアベルト
1.塩化ビニールのチェアは安くて掃除がラク
背もたれと座面が塩化ビニールで、脚がスチールでできているハイチェアは昔からあるポピュラーなもの。
安く購入でき、テーブルや脚がさっと台拭きでふくだけでお手入れできるというのも、とても魅力的です。
長く使える椅子ではないが子供時代なら十分
プラスチックや塩化ビニールで出来ている椅子はほとんど高さ調節ができません。離乳食開始の6カ月頃から3歳ぐらいまでは使えるものが多いです。
長く使うと付属のテーブルについたミートソースの色などが落ちなくなってきます、しかし小さい頃だけの椅子と割り切って使うには十分活躍してくれます。
うちでは子供が大きくなると、自分だけ赤ちゃんチェアに座っているのが嫌だと言って座ってくれなくなったということもあり、赤ちゃん時代は安い塩化ビニールのチェアで十分でした。
ただし、折り畳みができないので狭い我が家のダイニングでは少し邪魔になったという側面もあります。
高さ調節できる木製ハイチェアは長持ち
木製ハイチェアは頑丈で長く使えるため、予算に余裕があれば高さ調節できる物を選びましょう。
6か月ごろから5、6歳。ものによっては大人になっても使える椅子もあります。
高さ調節できる部分は背もたれや脚置き板、椅子の高さなどあり、調節できる部分によってどれぐらいの間使えるかが変わってくるのでよく確認しましょう。
値段は高いがインテリアも損なわない
高さ調節できる部分が多かったりデザインが良い物になるほど、お値段は少し高めになります。
しかし大人になっても使える椅子なら、少し高い物を買ってもかえって経済的!とも考えられます。
また子供の来客が来ても年齢問わず対応できるので、いつまでも役に立つというメリットもあります。
木製のチェアはずっと部屋に置いておいても家のインテリアを損なわないという点も魅力的です。
テーブルに直接取り付けられるチェアはコンパクトさが魅力
テーブルに直接取り付けるタイプのチェアもお食事用の椅子としてはよくみかけます。
特別な道具はいらず、くるくるとねじを回転させるだけで簡単に取り付けができます。
こちらのダイニングチェアを使用した感想としては、掃除の点で、座面の布の隙間やテーブルと椅子の連結部に食べ物のカスがつまり、拭き掃除だけではなかなかとれないということもありました。
布をはがして水洗いすれば綺麗になりますが、はがすのが面倒くさい私には少し掃除はしづらかったです。
一方で椅子の脚がないので、下に落ちた食べこぼしを拭くのはとてもカンタンというメリットもあります。
ルンバを使用している家なら椅子の脚がないこのタイプだと掃除にも便利でしょう。
コンパクトなので場所を取らず、掃除する部分も少なくすむ点も魅力的です。
子供が椅子に座ってくれない場合に、自ら抜け出せない設計なので防げる
テーブル取り付け型のチェアに座ると、こどもは足が地面につかないので、椅子から抜け出すと言うことがないのがいい点です。
すぐに食事中に立ちあがってしまうなどの問題がある場合に使用すると、立ち上がれないので座って食べてくれます。
ただし食事中に脚が地面についていないと落ち着いて食べられないのではないかと心配する親御さんもいるかもしれません。
その場合には、椅子に脚が付いていて、脚のせ板のあるハイチェアをおすすめします。
カウンターキッチンなど高さのあるテーブルにも対応
カウンターキッチンなど、高さのあるテーブルにも関係なく取り付けられるのも良い点です。
祖父母の家やレストランなどに持ち運んだり、家でも使いたいと言う場合には一台で家用にも持ち運び用にも役に立ちます。
お食事用クッションはどんな場所でも対応できるしコスパもいい!
お食事用クッションは大人用の椅子に取り付けられる高めの座布団で、家のダイニングチェアに子供も座らせるることができるようになる優れものです。
大人と同じ椅子で食べたい!というお子様にオススメです。
拭きとりしやすい素材でできているので、単体だと掃除も楽です。2、3千円で買えると言うお手軽なお値段も魅力です。
ただし、注意点が2点あります
- イスの形状やサイズによっては使用できない場合があります
- 子供の体の固定はされないので、子供の転落などには気をつけましょう
お食事クッションは子供が暴れるうちは使用できないので、3歳ぐらいからの使用がいいでしょう。
他のダイニングチェアを卒業した後に使用するのにオススメです。
子供のお友達が来た時にも役に立つ
クッションは場所を取らないので、子供の友人が来た時にも役立ちます。子供のお客さんが多い家なら1つは買っておくと便利でしすよ。
おばあちゃん・おじいちゃんの家にも一つあるとありがたいですね。
バンボチェアテーブル付きは3歳頃まで!
バンボチェアは赤ちゃんのお尻にすっぽりとはまり、赤ちゃんが抜けだしにくい設計になっています。
子供のファーストチェアとして購入することはもとより、この抜け出しやすさが食事椅子にもピッタリで、バンボチェア用のテーブルも一緒に売られています。
バンボチェアを購入している場合には、テーブル料金を足すだけで赤ちゃんの食事用スペースができるのもうれしいですね。
またバンボチェアは一体型になっていて、釘も連結部もありません。そのため掃除は拭きとるだけで、すごくラクです。
バンボチェアにテーブルは必要なのか
バンボチェアは首が座れば3ヶ月ごろから使える椅子で、3歳頃まで座ることができます。
赤ちゃんは1歳頃から手づかみ食べを開始するので、その頃になるとバンボチェアにテーブルをつけてあげた方がいいでしょう。
しかし、足がむちむちと元気に育った赤ちゃんの場合は足を通す部分がきつくなり、1歳ごろまでしかバンボに座れなくなったという声も聞きます。
また、自由自在に動けるようになってくると、抜け出してしまう…という難点も。我が家の息子も1歳頃になるとバンボチェアから抜け出すことを覚えました。
子供の成長にもよるのですが、赤ちゃん時代はテーブルなしでバンボに座らせてご飯を食べさせ、手づかみ食べが始まったら別のダイニングチェアを買って座って食べさせるという方法もあります。
もちろん1歳以降もバンボチェアを気に入っていたり、座っていることができるようであればテーブルをとりつけてそこで食事をさせるのいいと思います。
ただしテーブルを取りつけてご飯を食べさせるのも2、3歳までということにはなりそうです。
チェアベルトは持ち運び便利だが、赤ちゃん時代だけ!と思っていて
チェアベルトは、大人用の椅子に取り付けることで、赤ちゃんを座らせてホールドさせることができるグッズです。
小さく畳めて持ち運びにも便利で、外出先に子供用のチェアがない場合に重宝します。
ママの腰にベルトをつけて、赤ちゃんを膝の上に座らせながら食事をするという使い方もできます。
赤ちゃんがママの膝の上で食事するのが大好きという場合にはあると便利です。
ベルトに抵抗がある赤ちゃんもいる
うちでは旅先でチェアベルトがあると便利かと思って買いましたが、子供がベルトに抵抗があって入ってくれないということがありました。
つけてくれると便利なのですが、そもそもつけること自体を嫌がってしまうという子供もいますので購入の際は気をつけましょう。
また対象年齢は1歳から3歳頃というものなので、長く使える物ではありません。
家族の食事スタイルに合った椅子を選びましょう
ではいままでの6つの椅子の特徴を、下記に一覧としてまとめましたのでご確認ください。
椅子 | 安さ | 使用時期の長さ | 耐久性 | 持ち運び便利 | 掃除しやすさ |
---|---|---|---|---|---|
塩化ビニールのハイチェア | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
高さ調節可の木製ハイチェア | × | ◎ | ◎ | × | ○ |
テーブル取り付け型のチェア | ○ | ○ | △ | ○ | △ |
お食事用クッション | ○ | △ | △ | ◎ | ○ |
バンボチェアテーブル付き | △ | △ | ○ | ○ | ◎ |
チェアベルト | ◎ | △ | △ | ◎ | △ |
家で使うのなら掃除のしやすさや使用時期の長さや耐久性を、他でも使用したい場合は持ち運び便利かどうかをご確認ください。
そして、購入の際は出来ればお店にお子さんを連れて行って、実際に座らせたり装着したりをしてからにすることをおすすめします。
赤ちゃんと楽しい食事を心がけて
子供はご飯を食べるときに、時間をかけて作ったものでも食べなかったり、ポイポイあたりになげちらかしたり、べーっと出したり、食事させるだけでも大変です。
掃除のしにくいダイニングチェアを選んだり、子供が暴れやすい椅子を選ぶと、食事の際に毎日ちょっとだけ憂鬱になってしまいます。
ぜひ掃除のしやすい椅子や、子供が気に入っていて喜んで座ってくれるような椅子を選んでください。
それだけで、毎日のお食事タイムが楽しみな時間にかわりますよ。
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
まだデータがありません。