折り紙遊びは子供に嬉しい効果が!親子で遊びながら知育
折り紙遊びは幼児でも理解しやすく、雨の日や病気などで外に出られずに退屈な日にも、親子でできる室内遊びの1つです。
特に3歳以上になると幼稚園や保育園、周りのお友達がやっているのをみて、興味を持つお子様が多いようです。
折り紙は子供の知育教材としても注目されています。折り紙が子供に与える嬉しい効果についてお話しますね。
折り紙遊びをすることで嬉しい7つの知育効果
知育教材として折り紙を取り入れている幼稚園や保育園も多いですが、過去には型通りに折らせる作業に意味はなく、創造性に欠けるなどの意見も出ていました。
戦前は複雑な形の折り紙を園児たちに実践させていて、小学校の教科書(図工)にも掲載されていました。
戦後の小学校の教科書からは折り紙は消えて指導されなくなったと、椙山女学園大学理事 大森隆子さんの「遊戯折り紙研究考」に著されています。
最近は創作折り紙や、かわいいデザインの紙などを用いて楽しくできるように工夫され、さまざまな知育効果にも注目されています。
- 【色彩感覚】色を選んで組み合わせることで育つ
- 【空間認知能力】折った先に変わる形を想像することでつく
- 【思考力と集中力】折り方を理解して進めようとすることでつく
- 【根気】完成するまで続けることで強くなる
- 【指先の柔軟性】細かい作業を丁寧にこなすことで器用に
- 【創造力と工夫】自分で形を考えて折ることができる
- 【達成感とチャレンジ精神】最後までやりとげることで身につく
この7つの知育効果について注目してみました。
【色彩感覚】色を選んで組み合わせることで育つ
折り紙にはたくさんの色があり、子どもたちがいろんな色の折り紙の中から、自分の作りたいもののイメージに合うものを選んでいきますよね。
色の名前を覚えるきっかけにもなるので、小さいお子様と一緒に、「これは何色?」などとクイズ形式で遊んでみるのも良いですね。
【空間認知能力】折った先に変わる形を想像することでつく
折り紙は、約600年もの間受け継がれてきた、日本の伝統文化の一つです。試行錯誤しながら作られた、多種多様な折り紙本も多く発行されています。
折り紙は折るだけでなく、作ったものによっては、そのままおもちゃとして遊ぶことができます。
折り紙の折り方を書かれた図解を見ながら作るのは読解力が必要です。
図解を見ても作り方が分からずに、次の項目に書かれた形をみながら、折り方を考えていくこともあります。
久しぶりに図解を見ながら折り紙を進めた私も、思った以上に難しいので解読に時間が掛かって、子どもに何度も急かされました。
最初は分からなくても、慣れてくると折ったあとの形の変化を想像できるようになり、図解をみて折り紙を折れるようになります。
2次元から3次元へと折っていくたびに形を変える折り紙遊びは、回数を重ねるごとに、空間認知能力を高める効果が期待できます。
空間認知能力は図形の解読だけにとどまらず、文字認識やスポーツ、車の運転などの様々な能力にもつながっています。
【思考力と集中力】折り方を理解して進めようとすることでつく
絵と文字を自分で読み解くをいうのは、幼児には難易度が高い作業です。
折り紙は一度完成させると、形を作ることにハマってしまう子どもが多いです。自分が作りたい形を見つけると、試行錯誤しながら集中して作業することができます。
もちろん出来ないことの方が多く、大人を頼ることだってあります。そんな時はパパやママも一緒にやってあげてくださいね。
図解を見ながら、折り紙を進めていくことで、考える力と集中力が身に付きます。
【根気】完成するまで続けることで強くなる
もうできない!止めた!と何をやっても投げ出してしまう子どもも、自分がやりたいことは別ですよね。
多少、難しくても完成したいという目標と、折り紙の面白さにハマってしまうと、出来るまで頑張りたいという思いが出てきます。
大人はあまり口を出し過ぎずに、出来ないところだけさりげなく手伝ってあげて下さいね。また、出来たところを褒めてあげると最後まで頑張れます。
【指先の柔軟性】細かい作業を丁寧にこなすことで器用に
折り紙はこまごまとした作業が多いですよね。指先でアイロンをかけながら端まできれいに折る作業の繰り返しですが、指先を器用に使わなくてはできません。
折り紙を丁寧に折ろうとすることで、指先の柔軟性が備わってきます。日本人は手先が器用と言われますが、昔に比べると手先の不器用な人が増えて来ていますよね。
全国国公立幼稚園・こども園長会(東京)が2016年3月に公表した調査によると靴ひもを結ぶ、雑巾を絞るなどの、手を使った作業が苦手な子どもが多くなっているようです。
最初から器用な人は少ないです。手先を使う回数が増えれば、少しずつ出来ることは増えていきます。
【創造力と工夫】自分で形を考えて折ることができる
折り紙を教えてもらったり、本を見て理解していくうちに、子どもたちはその形から別の物へ変えていく力を備えていきます。
最初は言われたとおりに…。でも、折っていくうちに完成図にはないものを折りたくなって、実施したりすることもあります。
大人からみたら「なんだこれ?」というものが出来ることもありますが、とらわれない子どもの創造力に感心してしまうことも…。
男の子だといろんな形の飛行機を工夫して作ったり、女の子だとかわいい形のお花をたくさん作ったりして、自分のイメージをどんどん膨らませていきます。
【達成感とチャレンジ精神】最後までやりとげることで身につく
折り紙の難易度は様々です。自分の能力にあったものから始めることができ、完成すると達成感を味わうことが出来ます。
少し難しいものはパパやママ、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒に挑戦することで、子どもも張り合いが出て、チャレンジ精神が磨かれます。
折り紙遊びを好きになる!パパ・ママが出来る工夫
折り紙には子どもの知育効果があると言っても、楽しくないと好きにはなれないですよね。
- 最初から1人では折れない…ママ・パパも一緒に挑戦
- 子供が折ったものを否定しないで…出来たものから想像遊び
- 折り方を理解する方法…折り紙解説本や折り方アプリも活用
- アイロンがけを大切に…丁寧に折ることで成功へ導く
折り紙が好きになるためにパパ・ママが出来る工夫について説明します。
最初から1人では折れない…ママ・パパも一緒に挑戦
近くにいる大人が折り紙に夢中になっていると、子どもも自然に興味を持ってくれます。パパやママも折り紙に挑戦してみることが大切です。
カラフルな折り紙でいろんな形になっていくのを見ると、子どもも一緒にやってみたいと思うようになってくれます。
子供が折ったものを否定しないで…出来たものから想像遊び
図解を示し、口や手で説明して折ろうと思っても、なかなか思い通りに折ってくれない場合もありますよね。
そんな時も子どもの折ったものを否定せず、「○○ちゃんは何作ったの?」と問いかけて答えさせる、想像遊びに転じてみて下さいね。
または、大人が作ったものを子どもに当てさせるのも良いですね。基本通りに折ることも大事ですが、ちょっと横道にそれて遊ぶのも楽しいですよ。
折り方を理解する方法…折り紙解説本や折り方アプリも活用
「やまおり」、「たにおり」くらいは分かるのだけど、「かぶせおり」や「なかわりおり」など、分かりにくい場合があります。
折り方の説明が書いてある折り紙の解説本を探したり、折り方を示した携帯やスマホの無料アプリなども活用すると、折り方が理解しやすくなりますよ。
アイロンがけを大切に…丁寧に折ることで成功へ導く
折り紙は一つ一つの作業を丁寧にしないと、難易度があがってくると完成しなくなってきます。
三角形や四角形を作る時など、指でアイロンをしっかりかけて折り目をきちんとつけるように教えてあげて下さいね。
「指でアイロンは大切だからね。」と声をかけて、丁寧の折るように…。小さなお子様が最初から丁寧には難しいですよね。
折り紙の魅力は無限!でも、親子で楽しめるのが一番の効果
折り紙を子どもと一緒にすることは、ママやパパにもとっても良い効果があります。子どもと一緒に考えて、会話することで親子の大事なスキンシップの時間にもできます。
逆に、子どもが集中してやってくれている間は、ママも家事をしたり、本を読んだり、自分のやりたい作業もできます。
一枚の紙(3枚くらい使うときもありますが…)から、出来る折り紙ですが、真剣に始めると大人もハマってしまいます。子どもへの知育効果は、大人にも適応されます。
自然に頭を使うのでパパやママ、おじいちゃん、おばあちゃんの脳の活性化にもなります。単に子どものため、子どもの遊びと考えるのはもったいないですよ。
折り紙を通じて、親子の会話やスキンシップができる充実した時間を楽しんでくださいね。
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