【タイプ別】骨盤ベルトの選び方と巻き方とおすすめベルト9選
妊娠中や産後に多くのママが使っている「骨盤ベルト」にはたくさんの種類があります。
私も長男の妊娠・出産時はどの商品を使えばいいのか、選ぶのに苦労した思い出があります。そこで今回は骨盤ベルトのタイプ別にメリット・デメリットや正しい装着方法をまとめました。
私の周りの先輩ママ達に評判の良かったおすすめ商品もピックアップしましたので、使用目的や生活スタイルに合わせてぴったりの商品を見つけてくださいね。
この記事の目次
骨盤ベルトは大きく分けて2タイプ
骨盤ベルトは大きく分けて2タイプあります。それぞれの特徴を理解した上で目的に合わせて選びましょう。
【ベルトタイプ】妊娠中から産後まで使える万能選手
骨盤ベルトというと一般的にイメージするのがこのタイプ。骨盤の周りにベルトを巻き付けて、マジックテープなどでしめて固定します。妊娠中から産後まで長く使える商品が多いのもうれしいポイント。
トイレの時は一回ごとに外さなくてはいけない物が多いので、少し手間がかかります。
【ガードルタイプ】産後の引き締めを手軽に。帝王切開手術のママにも
産後の体型戻しに使われるのがガードルタイプ。ポッコリ下腹やむくんだお尻もキュッと包み込んでくれます。トイレでの着脱もスムーズです。
帝王切開手術のママが傷をいたわりながら使うにはこのタイプがおすすめ。デザインがかわいく、一見すると骨盤ベルトには見えない物も多いです。
選ぶ時に注目したいのは、素材・サイズ・形状
実際に選ぶ際に注目すべきポイントは3点あります。「失敗して買い直すはめになった…」なんてことにならないよう、事前にしっかりチェックしましょう。
素材
素材は着け心地に直結します。ナイロンや綿などのように固い素材はがっちり固定してくれますが、動きづらかったり、ずれやすかったりします。
柔らかい素材は服装に響きづらく長時間の使用に向いていますが、ホールド力は弱めです。ゴムなど伸縮する素材はサイズ調節が幅広く行えるので、いつもジャストサイズで使えますが、伸びれば伸びるほどホールド力は弱くなります。
それぞれの素材のメリットを活かして、異素材を組み合わせた骨盤ベルトも多く市販されています。
サイズ
妊娠・出産で体重や体型が大きく変化するため、サイズ選びは慎重に行いましょう。産後に購入する場合はその時に計測すればいいのですが、難しいのは妊娠中に購入する場合です。
しかし妊娠初期~中期では、最終的に体重がどれくらい増加するかは分からないですよね。
とりあえずは妊娠前と同じサイズを買っておいて、必要に応じて買い足すのがおすすめです。産後にサイズダウンすれば妊娠前に合わせた骨盤ベルトがぴったりになるので、無駄になることはありませんよ。
ベルトの太さ・形状
ベルトタイプの場合、ベルトの形状は太いほど固定力が高くなります。細いタイプだと帝王切開出産したママも傷に当たらないように使えるケースも。
ベルトは直接肌に触れると跡がついたり、かぶれたりする場合もあるので、下に腹巻をするのがおすすめ。その際はマタニティ用腹巻でヒップまでしっかりと覆うようにして肌を守りましょう。
正しい巻き方を覚えて効果が出るようにしよう
骨盤ベルトの巻き方には少しコツがあります。誤った巻き方をしてしまうと、逆に骨盤を歪ませるように力が加わったり、血流が悪くなったりするなど悪影響も。ポイントをしっかり押さえて、効果的に使いましょう。
①位置:恥骨と大転子のラインを確認
着ける位置は「恥骨」と「大転子」という骨を両方とも通るライン上です。お腹というよりはお尻を支えるイメージになります。
それより上の位置に巻いてしまうと、骨盤の上側にかかった力を逃すように下側が開いてしまい逆効果。緩んだ骨盤が歪んだ状態のまま固定されてしまうかもしれません。
恥骨は骨盤の前面下部にある左右一対の骨で、左右の骨盤をつなぐ役割をしています。
恥骨痛がある方は、骨盤がゆがんでいるサインです。
全身が見える鏡の前に立ち、まっすぐ背筋を伸ばして立って位置を確認しましょう。太ももの付け根あたりに巻かれるのが正解です。
②姿勢:「骨盤高位」で装着
骨盤が緩んでいると内臓も下垂して代謝が落ちてしまっています。骨盤ベルトの装着時には「骨盤高位」の姿勢になり、内臓を正しい位置に戻した状態にしましょう。
妊娠中の方も、赤ちゃんの位置が上がると骨盤への負担が軽くなるのでおすすめ。逆子体操にも利用されている姿勢だそうです。
1.まずは仰向けに寝て、立膝をします。頭には枕などは敷かないようにする
2.お尻の下にクッションや座布団を入れて、床から15~20cmの高さにお尻がキープされるよう調節する。
3.そのまま力を抜いてリラックスした状態で約10分過ごす。
4. 骨盤高位の姿勢を続けていると、内臓が正常な位置にゆっくり戻っていく
5.その状態になってから骨盤ベルトを正しいラインに着けて、ゆっくり立ち上がる
6.鏡を見ながらしめ具合を微調整して完成!
時期・タイプ別!おすすめ商品9選
私の周りのママ達に口コミで評価が高かった骨盤ベルトをご紹介します。使える時期とタイプ別に人気の9商品をピックアップしたので、選ぶ際の参考にしてくださいね。
【妊娠中~】ベルトタイプ3選
- 青葉「トコちゃんベルトⅡ」(税込6480円~)
- 妊娠中の腰痛や尿漏れ、「切迫早産の予防にも効く」と口コミでの評価が高いロングセラー商品。アンダーウェアの下に着用するので、トイレのたびに取り外す手間がかからないのもポイントです。専用の腹巻や就寝時用のずれ防止パーツなど付属品も充実しています。
- コナミスポーツクラブ「産前産後骨盤ベルトforマタニティ&ママ パワフルギアF」(税込7020円)
- お尻にあたる部分に4つのベルト通しがあり、力を入れなくてもしっかり巻けます。生地にズレ防止加工がされていて、立ったり座ったりしても安心です。フリーサイズなので体型の変化にも対応してくれます。
- ワコール「産前・産後兼用 骨盤サポートベルト マタニティ MGY620」(税込7020円~)
- 大手下着メーカーと日本助産師会が共同開発したこの商品は、ベルトが特殊な立体Y字構造になっていてお尻をぐるりと環状に包み込みます。丁寧な縫製で凹凸が少なく、肌あたりが優しい作りになっているのは下着メーカーならではの気遣いです。
【産後すぐ~】ベルトタイプ3選
- ピジョン「助産師推奨骨盤ベルト」(税込3996円)
- リーズナブルなので、「とりあえず試してみたい」という方にもおすすめ。ダブルベルト構造になっていて、本体ベルトでしめた後に外側の補助ベルトでしっかり固定します。腰部がメッシュ素材になっているのもむれなくてうれしいですね。
- 犬印本舗「産後骨盤ケアベルト」(税込4104円~)
- 肌にあたる部分は綿になっているので素肌に直接着用OK。アンダーウェアの下に巻けば、トイレの時に着脱する手間がかかりません。上下に2つの補助ベルトが付いていて、骨盤の形にぴったりフィットしてずれません。
- ダッコ「産後用骨盤ベルト キュッとベルト」(税込4320円~)
- 付け方が簡単なので、初めての方もトライしやすくなっています。下腹部にあたる部分が一段低い形になっているので座った時のズレあがりを防止。着用感は「標準」と「強め」の2種類のラインナップがあります。
【産後1カ月~】ガードルタイプ3選
- ワコール「シェイプマミーガードル」(税込15120円)
- ウエスト9センチ上から太ももまでしっかり覆ってくれますので、パンツスタイルの時も重宝します。同じシリーズのブラジャーがあっておしゃれにこだわることができるのも下着メーカーならではの強み。
- アイマーク「トピナガードル・ショート」(税込11880円)
- 独自開発の高機能繊維を使った3層構造で、体幹部から体温を上昇させることでダイエット効果をアップ。痩せて体型が変わったらサイズ補正を何度でも無料でしてくれるなど、アフターサービスもばっちりなので安心です。
- 犬印本舗「産後ママのオールインワンガードル」(税込4860円)
- ニッパー・ガードル・骨盤ベルトの機能が兼ね備えられているお得な1枚。リーズナブルな価格がうれしいですね。3段階に分かれたベルトで締め具合を微調整できます。立体裁断でヒップラインをきれいに見せてくれます。
ぴったりの骨盤ベルトを見つけて快適に過ごそう
妊婦さんや産後ママのデリケートな体に直接身に付ける「骨盤ベルト」慎重に選びたいですね。
実際の肌触りや重さなどは試着して確かめるのが一番!直営店やベビー用品専門店では骨盤ベルトの試着ができるところも多くあります。
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