子供用キックボードの種類や選び方!ルールを守って安全に遊ぼう
3歳を過ぎた辺りから、近所でキックボードを使って遊んでいる子どもを見るなどして、キックボードに興味を持ち始めるお子様もいます。
キックボードは幼少期から始めることで、バランス感覚を鍛えるなどの効果も期待できます。
誕生日やクリスマス、記念日などにお子様にキックボードを購入される方も増えてきています。
キックボードの種類、いつからいつまで遊べるのか、注意点や遊び方などキックボードについてお話しします。
この記事の目次
【種類】2輪・3輪が主流。4輪、開閉式や変形できるものも
キックボードはキックスケーター、キックスクーターとメーカにより呼ばれ方に違いがありますが、一般的にはキックボードと呼ばれることが多いです。
キックボードもメーカーの商品名で、日本ではキックスケーターという名前が公式文書に示されています。
- キックボードの種類
-
- 2輪タイプ
- 3輪タイプ…前2輪後1輪(ほとんどのメーカー)
- 3輪タイプ…前1輪後2輪(JDRazor)
- 3輪タイプ…前1輪で後が2枚板で開閉して動かす
- 4輪タイプ…1枚板前後とも2輪
- 4輪タイプ…前2輪、後2枚板で開閉して動かす
1番多いのが2輪タイプと3輪のなかでも前2輪、後1輪のタイプが多いです。前後2輪ついた4輪タイプは自立ができ安定性が高いです。
キックボードの車輪の数と特徴。幼児には3輪タイプがお勧め
キックボードでも数・種類が多い、2輪・3輪タイプです。開閉して移動できるタイプ以外の特徴についてお話しします。
- 3輪(または4輪)タイプの特徴
-
- 自立できる
- 小さい子供でも操縦しやすい
- メーカーによっては曲がりにくいので、まっすぐ運転に向いている
- 体重移動で左右に曲がることが出来るタイプもある
- 安定性があるのでキックボードに初めて乗る幼児にお勧め
- 2輪タイプの特徴
-
- 自立できない
- バランス感覚が優れた子どもに向いている(年長~小学生にお勧め)
- ハンドル操作によって自転車のように進みたい方向に進むことが出来る
- 3輪か2輪どちらを購入するか迷ったら
-
3輪から2輪に変更できるタイプがお勧めです。
- JDRAZOR MS-500…有料ですが、3輪から2輪に変更するサービスもあります。
- フェラーリ 2in1…前輪部分を替えるだけで、3輪から2輪にすることができます。
1歳から使える変形するキックボード!サドルをつけれるタイプも
購入するなら、なるべく長く使えるタイプを選びたいと、考えられている方もいますよね。中には1歳から大人まで使えるタイプのものもあります。
- 1歳…座って乗れるタイプ
- 3歳以上…3輪のキックボードとして
- マイクロスクーターのミニマイクロ
- 別売りですがサドルをつけることができ、1・2歳ではサドルをつけてライディング、3歳~7歳まではキックボードとして使えます。
- GLOBBER(グロッバー)のエヴォ5in1
- 名前の通りライドオンからキックボードとしてまで5つの形に変形するタイプです。
その他にも2way以上のものを選べば、キックボードとしてだけではなく、長く遊ぶことが出来ます。
【選ぶポイント】年齢や成長に適した安全なものを選ぼう
キックボードは車輪の数だけでなく、メーカーによって扱いやすさなどずいぶん異なります。キックボードを選ぶポイントを紹介します。
【ホイルの大きさ・重さ】小さいと小回りが利くが安定性が悪い
ホイルの大きさは4インチ~6インチまでありますが、重量や安定性を考慮した上で実際に製品をみて選びましょう。
- 4インチ…小回りは効くが安定性が悪く、つまずきやすい
- 5インチ…安定性がありスピードが出やすいが重量がある。つまずきにくい。
スピードを出して遊ぶようになる小学生以上は5インチ、ホイルが大きいと重くなるので、幼児から小学生低学年は重量の軽い4インチを選ぶのが一般的です。
【耐荷重・耐久性・性能と値段】安価過ぎると曲がりにくいことも
性能や値段千円台~3万円くらいするものと差がありますが、安全面を考えるとある程度キックボードのメーカーとして定評のある製品を選ぶ方が良いでしょう。
- 幼児用の安価なものはスピードがでにくく、滑れるようになると飽きる
- 幼児から使えて性能の良いスクーターは、長く使えるが値段が高い
3輪タイプは体重移動で曲がるようになりますが、製品によっては体重移動で曲がりにくいものもあります。
耐荷重が低いものは安価なものが多いですが、お子様の体重が増えると買い替えが発生する可能性があります。
【ブレーキの有無】後ブレーキがついているものを選ぶ
キックボードにはブレーキが無いタイプ、板の後ろ側にブレーキがあるタイプ、前ブレーキが付いているタイプがあります。
前にブレーキがあるとつい前のブレーキで止まろうとしてしまいますが、自転車と同じで前側だけブレーキをかけると転びやすいです。
【折りたたみ】子どもが小さいと指を挟む可能性も
2輪タイプは折り畳みが出来るものが多いですが、お子様が小さいうちは折りたたむことで指を挟む可能性もあります。
- 折りたためると持ち運びや収納がしやすい
- 小さなお子様が折りたたむと、指を挟んで怪我をする可能性がある
【ハンドルの高さ】高さが調節できるタイプがベスト
ハンドルの高さはもちろん、お子様の慎重にあったものを選ばなくてはいけませんが、中にはハンドルの高さを調整できるタイプもあります。
【時期】デビューは3歳くらい。小学校高学年で飽きることも
キックボードは遊具の中では、比較的長く遊べるものです。遊ぶ場所があるか、お子様の性格にもよります。
3歳くらいから3輪タイプのキックボードで遊んでいたら、2輪タイプに移行する時も比較的感覚を掴みやすいです。
- キックボード初心者、補助輪なしの自転車は乗れない…3輪タイプ
- バランス感覚が良い。補助輪なしの自転車が乗れる…2輪タイプ
【遊ぶ場所や注意点】遊ぶ場所は購入前に考えて安全に使用
キックボード(キックスケーター)は、スピードの出る遊具ということも頭にいれて購入前に遊び場所やルールを決めておくことも大切です。
公道でのキックボードの使用について
公道でキックボードが乗れるかどうかについては、日本キックスケーター協会のホームページには下記のように書かれています。
- キックボード(キックスケーター)の扱い
-
- 国土交通省の定める道路運送車両法…軽車両扱い
- 道路交通法…「人を搬送する目的で設計していない」、「社会通念上、移動目的と認められない」製品は遊具で交通の頻繁でない公道のみ使用できる
- メーカー・機種により構造が異なるため、公道使用についてはメーカー・販売店に確認する事
- 公道で使用する場合
-
- 公園や空き地で十分に練習する
- ヘルメットなどの安全装置を取り付ける
- 傷害保険(個人賠償責任付)に加入する
安全に遊ぶルールを決める!スピードが出ないうちに練習は必須
キックボードの楽しさはある程度、スピードが出ることです。最初の内は恐る恐るで危ない時は大人が静止できますが、スピードが出てくると追いつけません。
- 人通りの多い場所や、車の出入りがある場所では遊ばない
- ヘルメットや膝あてをつけて練習する
- 坂道では遊ばない
- ブレーキを踏んで止まる練習をする
- いつでも止まれる速度で遊ぶ
安全性の高い製品を選ぶ。ルールを守って遊ぶことが大切
キックボードはバランス感覚や運動神経を発達させる効果が期待でき、何よりスピード感があり乗って楽しい製品です。
スピードが出てくると、車・人との接触、転倒など重大な事故を引き起こす可能性も高いです。
特に小さいお子様の場合は楽しくなると周りが見えなくなってしまい、危険性が増すので大人が付き添って遊ぶことようにしましょう。
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪