【体験談】音楽が辛いつわりの対策に!探し方や聴き方を伝授
妊娠初期、つわりに悩む方は本当に多いと思います。私も異様な食欲や偏食・においに過敏・嘔吐・異様な眠気・眩暈…と、あらゆる症状に悩まされました。
私のかかっている病院では、つわりに薬を処方してもらえました。しかし、やはり「胎児に害が少ないもの=緩やかな成分のもの」のようで、あまり治まりませんでした。
もちろん私もできれば薬に頼りたくはなかったし、病院の方針で“つわりに薬はNG”とされている所も多いと聞きます。体に影響の少ないもので、何か良い対策があれば…。
そこからつわりと音楽の関係性を調べたり、いろいろ聴き比べをしてみた私。
感じた効果や体調の変化について紹介します。同じくつわりに悩む方の参考になると嬉しいです。
この記事の目次
きっかけは外出先のトイレ。リラックス音で吐き気が少し和らいだ
私のつわりは妊娠6週頃から少しずつ始まり、7~8週頃には「食べないと気持ち悪く、食べられるが吐き気がある。そして常に眩暈がする」という状態となっていました。
しかし、2人目の妊娠中ということで、誰にも頼れない時には上の子の送迎や日々の買い物は、最低限外に出なくてはなりませんでした。
気分がすぐれない時や人混みがつらい時は、フラフラと出先のトイレへ立ち寄ることも何度かありました。
また、同じことを産院でも過去(1人目妊娠中)に感じたことも思い出しました。
そのお店のトイレのBGMは、有線放送や歌謡曲・お店のテーマ曲等ではなく、無音や消音機の激しい音でもなく、川のせせらぎ・鳥のさえずりといった自然音。産院はやさしいオルゴールの音色。
個室という一人になれる環境で、この“リラックス系の音”を聴いている時、少しだけ気分の悪さが落ち着いていることに気づいたのです。
つわりに効く音は実際あるらしい!専用CDまであることを初めて知る!
もともとリラックス系の音やヒーリングミュージックが好きでCDを購入したことも多い私。
しかし、そのほとんどは、パソコン作業中に流しておく程度の活用法でした。
つわりが始まってからも、これをBGMに作業をしていましたが、気分は悪くなるばかり…。今思うと“目の酷使”や“画面酔い”が原因なのですが、そんな感じでその音楽の力に気付くことは家ではありませんでした。
すると、予想を上回る結果が出てきました。
そして、“つわり対策専用のCD”まで実際に販売されているということ!
同じ悩みを持っている方の多さや、そんな方面からも研究が進んでいることのありがたさを改めて実感しました。
つわり対策専用のCDは1つ!しかし特徴が似た音源は他にもあるので自分に合うものを探す
現在、つわり対策用として製造・販売されているCDは、世界でたった1商品のみのようです。
つわり対策専用のCD『モーニングウェル』
販売元:つわり対策グッズ専門店 Night Rainbow JAPAN(ナイトレインボージャパン)
この『モーニングウェル』というCDの特徴は、以下のように表記されていました。
- 吐き気の起こるメカニズムにアプローチしたCDである(つわり中の吐き気は、脳の嘔吐中枢から内臓器官にシグナルが発せられて起こるが、そこに働きかける)
- CDの独自の音波・音階を直接内耳に伝え、吐き気をブロックする仕組みである
- つわりの症状が出た際に、ヘッドフォンを装着し20分以上または落ち着くまでCDを聴くと良い
- このCDを正しく聴いた90%以上の妊婦さんに即効性があった(4日以内に吐き気が緩和された)
- 副作用が無く、安心して聴くことができる。他の治療法とも併用できる
このような特徴を持つ『モーニングウェル』は、つわりの他にも運動や乗り物等、動くことで吐き気を感じる症状にも効果があるようです。
キーワードは“バイノーラルビート”!
私は『モーニングウェル』が気になりながらも、ヘッドフォンがない、子供がいるので頻繁に20分も一人で集中などできない、視聴できるサイトが見当たらず価格も高め等の理由から、購入を諦めました。
しかし、このCDのサイトや説明をヒントに、吐き気と音の関係を自分なりに調べてみると、以下のことがわかりました。
“バイノーラルビート”という音が、吐き気や頭痛・不安・不眠等の不快症状を緩和してくれる可能性がある、ということです!
「バイノーラルビート」で検索をしながら、いくつか動画や音源を試聴してみましたが、私の場合は不思議なことに、ヘッドフォンなしでも目を閉じるとその不思議な音に吸い込まれていく感覚を覚えました。
リズムもなく聴いていて決して楽しくはないのですが、不思議と身体に沁み渡っていく感じがします。
私は元々自然で感じる音が好きだったので、後者の特徴があるCDはないかを探していると、以下のものを見つけたので購入してみることにしました。
私がつわり対策に頼りにしたCD3選!
ここからは、私が実際にバイノーラルビートやつわりの仕組み等を調べながら、また直観的な心地良さを求めて頼ったCDを3つ紹介します。
バイノーラルビートと自然音を組み合わせたCD
販売元:ヘミシンク JapanStore
調べてみると、このCDは自然音を聴きながら段階的(トラック順)に心地良い瞑想状態に導いてくれる作用のある、代表的なCDのようです。
「波音バージョン」・「雨音バージョン」があり、それぞれ試聴できるサイトもあります。好みで選ばれると良いと思います。
ちなみに、私はヘッドフォン利用なしで寝る前やしんどくて横になっている際にCDプレーヤーで流していました。それでも、幾分かつわりの落ち着きを感じたり、寝つきが良くなりました。
本来の効果はヘッドフォンで左右別の周波数の音を聴くことで得られると思うので、私がこの方法で効果を感じたのは、気持ちの面も大きいのかもしれません。
しかし、音のない状態でのつわりが10だとすると、CDを聞き続けることで4~6くらいの状態には緩和された(眠れて回復したり、深呼吸ができ落ち着きを取り戻せたり)という効果を感じることができました。
自律神経をリラックスさせるCD
ここからはバイノーラルビートとは関係がないのですが、つわりの不快感で神経が高ぶり、涙が出たりイライラしたりした際に、心を静めてくれたCDです。
ネイチャーサウンド、ヒーリングミュージックというカテゴリ―になるかと思います。
- 行ってみたい地に思いを馳せる、ネイチャーサウンドCD
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【屋久島癒しの清流音CDブック】
販売元:マキノ出版いわゆる、CDつきのムック本というものですが、屋久島の朝と夜、2タイプの自然音がそれぞれ約30分ずつ流れます。音楽や後付けの効果音はいっさいありません。
屋久島と言えば“生命力(生命の源)”・“パワースポット”等豊かな自然と力強さがイメージされる場所です。
その壮大な自然をイメージしながらお腹の赤ちゃんを感じてみたり、鳥のさえずりや清流音から(実際にはつわりで引きこもっていますが)外の心地良さをイメージしてみたり…。
好みにもよるかと思いますが、私はそのようにCDを活用しながら心を落ち着かせていました。実際行ってみたい場所でもあったので、付属の本で写真を眺めたりするのも癒されました。
このCDブックを始め、ネイチャーサウンドCDは老人ホームやサロン・寝具店等、リラックスして過ごせることを理想とするさまざまな施設でもBGMとして取り入れられているようです。
- コンセプトから心強い!自律神経を落ち着かせるヒーリングCD
監修:牧野真理子(医学博士)
演奏:広橋真紀子
心療内科・内科専門医監修の元、睡眠・疲労回復等、体と心の疲れを癒す目的でつくられたCDです。
不定愁訴(医学的な原因が特定できないが繰り返される不調、ある意味つわりもその一種)が繰り返されると“自律神経失調症”と呼ばれることがありますが、その自律神経失調症のつらさに優しく響く音楽です。
心身の緊張を緩和させることで、頭痛・眩暈・不眠等が和らぎます。
7曲収録されていて、こちらはサウンドではなく音楽ですので、作業・家事中にも聴いていて心地良いですし、胎教のつもりで赤ちゃんに効かせてあげるのも良いと思います!
つわりは気持ちの問題ではないけれど、音の力を前向きに捉えることで乗り切れた!
今回紹介したCDは、数あるリラックス系のCDのほんの一部ですし、私のライフスタイルや好みに合わせて選んだものです。
結局つわり対策専用のCDは買っていませんが、今思うと「多少でも楽になるなら買っても良かったかな…」という後悔と、「どんな音だったのだろう?」という関心もあります。
日頃からヒーリング等に関心が薄いけれど、この度「なにか一つだけ試してみよう!」と思われた方には、専用CDが一番効果的なのかな?という思いはあります。
しかし、一番大切なことは、CDの説明や口コミではなく、つわりでつらい妊婦さん自身が心地良いと感じたり、気分転換になると思えることですよね!
好きなアイドルの曲やアップテンポの音楽が合う方もいると思いますし、クラッシック等も一般的にはメジャーなのかもしれません。
つわりは病気ではありませんが、「気の持ちよう」と軽く考えて良いものではないと私は感じます。どんなにがんばりたくても立てなかったりトイレから出られなかったり、身体の反応が本当につらいですよね。
一部無料試聴もできますし、一般的な聴き方をしていたら副作用もなく家から出ずにすぐ活用できるのが、音・音楽です。
手軽で身近な音を取り入れた妊娠生活、ぜひ一度試してみてくださいね。苦しんでいる方々のつわりが少しでも軽くなりますように…!
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