ママが悩む赤ちゃんの歯ぐずり…7つの解消法と他の病気の可能性
生後5、6ヶ月頃になると多くの赤ちゃんに初めての歯が生えるようになります。小さな下の歯が2本並ぶ様子はとても可愛らしいですね。しかし、可愛いだけではないこの時期特有のぐずり問題。
私も日記を見返して、ちょうど歯が生える時期の5ヶ月と7ヶ月に原因不明のぐずりがあったことに気付きました。その時は理由がわからないので対策もせず親子でぐずりと向き合いました。(笑)
いつ始まっていつ終わるんだろう?という疑問や、実際に歯ぐずり中の赤ちゃんへの有効な対策をまとめました。また、歯ぐずり以外の可能性についても見ていきましょう。
この記事の目次
生え始めのサインと歯ぐずりの症状
赤ちゃんの歯が生え始める生後5、6ヶ月くらいからサインが出てきます。早い子だと4ヶ月頃、遅い子だと8ヶ月頃になってから生える場合もあるのでお子さんの様子をみて判断してください。
- よだれが多くなる
- 指や物を噛む
- 食欲がなくなる
- 以前よりも甘える
- 日中機嫌が悪い
- 夜泣きをする
- 熱が出る
- 奇声を上げる
- タオルをガジガジ噛む
- 耳を引っ張る
ずっと不機嫌な赤ちゃんは可哀ですしママも疲れてしまいますね。
歯が生える時期と順番
生え始めの時期を知ることで歯ぐずりに早く気付き、適切な対応をすることができます。
- 生後6ヶ月~8ヶ月:下の前歯が2本生えてきます
- 生後10ヶ月~1歳:上の前歯が2本生えてきます
- 1歳~1歳2ヶ月:前歯の横の歯が生えて上下8本になります
- 1歳半~2歳:手前の奥歯が4本生えてきます
- 2歳~2歳半:隙間が空いていた前歯と奥歯の間に歯が生えてきます
- 2歳半~3歳:一番奥の歯が生えそろいます
ですが、生えてくる時期と順番がこの通りにならないことがあっても問題ということは全くありませんので安心してください。だいたいの目安としてお考えください。
ぐずりが酷い時期は子どもによってさまざま
歯ぐずりの時期はお子さんによって違ってきます。
- 初めの歯が生えるとき一番歯ぐずりした
- 奥歯が生えるときが酷かった
- 生え始めから数ヶ月間ずっと酷かった
- 歯の先が見えるまでがかゆそうだった
- 歯が半分くらい生えるまでかゆそうだった
- 数本の歯が生えそろうまでずっと・・・
歯ぐずりを解消する7つの方法
0歳~2、3歳になるまで起こる可能性がある歯ぐずりです。解消法を知ることで早めの対処ができるといいですね。
むずがゆさが解消されるグッズや解消法をご紹介します。
- ガーゼで拭く
- 濡らしたガーゼを指にくるんで歯茎を軽くマッサージしてあげます。力は入れずに少し擦れる程度で十分です。
- 歯固め
- たくさんある歯固めですが、形は丸型と棒状の2種類に分かれます。丸形の歯固めの方が種類が多いように思いますが、どちらがつかみやすいか、カミカミしやすいかは正直使ってみなければわかりません。
うちの歯固めは、初めに丸型を買ってつかみにくそうだったのでバナナ型の歯固めを買いましたが、バナナは全く使ってくれませんでした。
お友達はバナナがお気に入りだったので個人差があるようですね。ママがいいなと感じた歯固めを一つ買ってみて様子を見るのがいいと思います。
また、普通の歯固めではむずがゆさが収まらない場合は冷やしてから使うことをおススメします。冷やす際は冷凍庫ではなく冷蔵庫を使うようにしてください。冷たさでかゆみが緩和されますが冷たすぎると負担になります。
- ゴム製歯磨き
- 歯固めはつるつるした部分が多いのに対して、ゴム製の歯磨きは突起が多いのでよりマッサージ効果があります。
毛の歯ブラシではなくてゴム製の歯ブラシですので間違えないように気を付けてくださいね。
おススメなのですが、始めから歯磨きを買ってしまうと赤ちゃんがうまく口に運べないことがあります。
まずは口に入れる面積が多い歯固めを使用して様子をみてから追加してあげるといいですね。
- 離乳食フィーダー
- 少し大きめのおしゃぶり型の容器に穴が開いている商品で、中にフルーツや野菜を入れてくわえることで穴から食べ物が少しずつ出てくる仕組みです。
容器に冷やしたフルーツを入れることでしばらく冷たさを感じることができるので歯のかゆみが緩和されるようです。
フルーツは冷蔵庫で冷やした物にしてください。冷凍させたフルーツは冷たすぎて赤ちゃんには負担になります。
気分や場所を変えて気を紛らわせる
大人も気分を変えたり場所が変わることで不快な感情が緩和されることがありますね。赤ちゃんも同じように気分転換をさせてあげましょう。
- 音や動きで興味を引くオモチャ遊び
- 生え始めだとお座りやハイハイができる頃だと思います。動くオモチャや音の出るオモチャを渡してあげると興味をしめして気が紛れる可能性があります。
- テレビを見せる
- 生後半年になると少しの時間テレビを一人で見ることができるようになります。
ママがひと休みしたい時、ぐずっている時、家事をしたい時はテレビを見せておくのもひとつの手ですね。
ただし、楽しんで見るというより、まだ切り替わる画面に目が釘付けになる感じですので見せる時間は加減してあげてください。
- 体を使って遊ばせる
- ハイハイの時期から公園遊びをさせるママもいます。お外遊びは少しハードルが高いというママは、児童館や子育て支援施設にお出かけして、いろんな遊びをさせてあげるのもいいですね。
少し歩けるようになったら公園で体を使って遊ばせることでお昼寝をぐっすりしてくれるようになります。またお昼寝の後にもお外遊びをすると夜も疲れてぐっすり寝やすくなります。
夜泣きはママにとっても負担になるので、日中は疲れさせる遊びをすることで夜のママの負担が減ることに繋がります。
原因は歯ぐずりではない!他の可能性について
歯ぐずりだと思っていたものが実は違う理由のぐずりの可能性があります。
- 部屋が暑くてぐずってしまう
- 赤ちゃんの体温は大人よりも1度前後高いと言われます。大人が心地いい温度でも全身を使って動く赤ちゃんにとってはさらに暑く感じられることもあります。
多少暑くても気にならない子もいるので全体に当てはまるわけではありませんが、ぐずったら部屋の温度を確認してみましょう。
- 実は中耳炎だった
- 0~3歳までの約7割が中耳炎にかかると言われています。中耳炎の症状は、熱が高くなる、耳が痛い、聞こえにくい、耳垂れ、他には耳や首当たりを触る仕草をするそうです。
原因は、1歳未満は免疫力がないために全体としてかかりやすく、その他に保育園に通っている場合や親が喫煙者の場合も同じくかかりやすい環境であるそうです。
耳のあたりを触るという仕草は歯ぐずりでも見られるそうなので、どちらかわからないときは小児科へ、完全に耳がおかしい時は耳鼻科へ行くようにしてください。赤ちゃんにミルクをあげている方は母乳に比べて免疫力が下がると言われます。可能性のひとつとして考えてください。
酷いぐずりや発熱した場合は小児科で診察を
ぐずりが酷い、歯茎が赤く腫れている時は小児科で診察されてみてはどうでしょう。歯の痛みや発熱に対してはお薬も処方してもらえます。
また、補足になりますが海外では歯ぐずり用の薬が売られていて一般的に使用されているそうです。
Oragelと言って歯茎のむずがゆさや痛みを取るベビー用の塗り薬になります。残念ながら日本では購入ができないそうです。海外に行く予定の方は使ってみるといいかもしれません。
歯ぐずりは成長の証
歯が生えることは成長している証拠でもあり、また食べられるものがどんどん増えていくのでママの食事作りが楽しくなることも喜ばしいですね。
大変な時は小児科に駆け込んで相談してみるのもお薬を使うのもアリだと思いますよ。歯ぐずりはずっと続くものではないのでストレスを溜めずに3歳まで見守っていきましょう。
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