妊婦が蕎麦を食べても大丈夫?アレルギーの心配とメリット

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2018/11/05

蕎麦はお寿司や天ぷらなどと並んで日本が誇る伝統的な食の一つで、昔から縁起の良い食べ物としても知られています。

細く長く伸びる事から末永くよろしくという意味の引っ越し蕎麦、よく切れる事から今年一年の厄を断ち切るという意味の年越し蕎麦は現代でも定着しているイベントの一つ!

妊婦が食べる蕎麦もお腹の赤ちゃんが細く長く生きるようにと、長寿の願いをこめるという縁起をかつぎたくなりますね。

ただ蕎麦を食べると食品アレルギー反応を起こす人もいるので、妊婦が蕎麦を食べたら赤ちゃんに影響があるのではという疑問もわくでしょう。

妊婦と蕎麦アレルギーの関係と、妊婦が蕎麦を食べる効果やメリットをお話しましょう。

蕎麦アレルギーってどんな症状?

食品アレルギーを引き起こす食べ物といえば、卵・牛乳・小麦・甲殻類・蕎麦・ピーナッツなどがあります。

その中で蕎麦アレルギーとは、たんぱく質に反応して起こる「蕎麦アレルゲン」が原因のアレルギーです。

そばアレルギーが発症すると以下の症状があらわれます。

  • 目の充血
  • くしゃみ
  • 舌がピリピリする
  • 口の周りが赤くはれる
  • のどのかゆみ
  • 皮膚のかゆみ
  • 蕁麻疹
  • 腹痛
  • 吐き気
  • 呼吸困難
  • アナフィラキシーショック
中でも恐ろしいのは「アナフィラキシーショック」で、発症すると急激な血圧低下を起こし呼吸が困難になり意識障害に…。

早めに適切な処置をしないと命にも危険が及ぶ可能性があると言われています。

蕎麦は他の食品よりもアナフィラキシーショックを起こす頻度が高めとされている為、蕎麦アレルギーの人はそばやそばを使って作られた食品には注意が必要です。

また直接口にすることだけでなく、蕎麦を茹でた鍋で調理した食品を食べたり、飛散したそば粉が体内に入るだけでもアレルギー反応を起こすこともあるそうです。

蕎麦アレルギーがある人は、日々の生活で蕎麦に近づかないようにしないといけません。

妊婦が蕎麦を食べて赤ちゃんへのアレルギーの影響は!

そんな恐ろしい症状を知ると自分が食べた蕎麦によってお腹の赤ちゃんが蕎麦アレルギーになったらどうしよう…と蕎麦好きなママは心配になることもありますね。

妊婦が食べたものは胎盤を通して赤ちゃんに届き、胎児の成長や発達に影響がありますが妊婦の食事と赤ちゃんのアレルギーの正しい知識を持つようにしましょう。

妊婦の食事が原因で赤ちゃんはアレルギーにならない!

赤ちゃんが蕎麦アレルギーになることを心配しているママ自身は蕎麦アレルギーを持っていますか?

妊婦がアレルギーを持っていないなら、妊娠中に蕎麦を食べたことで赤ちゃんが蕎麦アレルギーになることはないと厚生労働省でもその心配は打ち消しています。

妊婦の食事と赤ちゃんの食物アレルギーの関係を結びつける医学的根拠は見出されてないので安心してください。

蕎麦アレルギーだけでなく、卵アレルギーや甲殻類アレルギーなどのアレルギー抗体は遺伝が多く関与しています。

ただ妊婦に重度な蕎麦アレルギーがなくても妊娠中は普段より免疫力が低下している為、軽いアレルギーが重くなったり持っていないアレルギーが出る事もあります。

そのため蕎麦を食べたときに何らかの影響があった経験がある人は、妊娠中は蕎麦を避けたほうが良い場合もあります。

心配な人は食品アレルゲン検査を受けると良いでしょう。

蕎麦アレルギーが発症する主な原因は遺伝!

蕎麦アレルギーだけでなく子供がアレルギーになるのは、生まれたあとに何らかの因子で発症するか、ほとんどの場合は遺伝が原因です。

アレルギーがない両親から生まれた子供がアレルギー発症する確率は約10%。

両親共にアレルギーを持っている場合、子供に遺伝する確率は約50%、どちらか片方が持っている場合には約30%だと言われています。

両親のどちらかが蕎麦アレルギーであれば、生まれたあとに子供が蕎麦にアレルギー反応を起こす可能性はあるでしょう。

お母さんが蕎麦アレルギーを持っていなくてもお父さんが持っていたら赤ちゃんも蕎麦に反応を起こすことが考えられるので、妊娠中よりも授乳中は注意すべきですね。

蕎麦が持っている栄養素

妊婦が蕎麦アレルギーを持っていないなら、むしろ妊娠中は豊富な栄養素が含まれている蕎麦を積極的に食べるべきです。

美味しくのどごしが良いだけでなく穀物類の中でも栄養価が高いと言われ、妊婦に必要な良質な成分がこんなにたくさん含まれているのです。

①ビタミンB1
糖をエネルギーにする手助けをするため疲労回復効果が抜群。不足すると食欲低下やイライラの原因になります。
②ビタミンB3
ナイアシンとも呼ばれる栄養素で、たんぱく質を皮膚や内臓などに合成するために必要な栄養素です。
③ルチン
おそばの代表的な栄養素。ポリフェノールの一種のルチンは血糖値を下げ血液をサラサラにする働きがあります。
④鉄分
貧血予防・疲労回復・骨や歯を丈夫にする栄養素です。
⑤食物繊維
腸内環境を整え、便秘、大腸がんなど予防に効果があります。
⑥たんぱく質
リジンが豊富に含まれているため、成長ホルモンを合成したり体の組織の修復に効果があります。

蕎麦がもたらす妊婦への効果!

つゆと一緒に食べると体が温まるかけそば、暑い夏にもってこいの冷たいもりそばなど、一年中気分に応じて美味しく食べられる蕎麦は妊婦にも大人気です。

特につわりの時期にはツルっと喉に通る麺類を好んで食べるママも多く、中でも蕎麦は匂いもきつくなく油を使わないので蕎麦なら食べられたという声も聞きます。

蕎麦は食欲が低下している妊婦にとって食べやすいだけでなく、消化も良く妊娠ならではの悩みを解消してくれる効果もあるのです。

妊娠高血圧症候群の予防効果

妊婦が糖尿の傾向にあると妊娠糖尿病から妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)を引き起こす可能性があります。

妊娠高血圧症になると母体の血管障害や臓器障害が発生する恐れがあり、流産・早産にもつながってしまいます。

蕎麦に入っているルチンは、血糖値を下げる役割のインスリンの分泌を促す効果があり、妊婦の動脈硬化や高血圧を予防するメリットがあります。

貧血予防に効果的

妊娠中の特に妊娠中期から妊娠後期には、通常の1.5倍の鉄分が必要と言われています。

鉄分が不足すると鉄欠乏症貧血になりやすく、めまいや立ちくらみが起こることがあり大変危険!

貧血気味の妊婦さんには鉄剤を処方されることがありますが、鉄剤は便秘になったり動悸がするので、できるだけ食品から補充したいですね。

蕎麦は十分な鉄分が含まれている食品の一つです。

便秘が解消される

妊娠全般で便秘に悩む妊婦さんも多くいます。

つわりなどで十分に食べられていないことで排便が少なくなったり、便を出すためにいきむことが怖くて出したいのに出ないということもあるようです。

蕎麦に入っている食物繊維は、腸内環境を整え便秘の予防に効果的…蕎麦を食べ規則的にトイレに座る癖をつけましょう。

体重増加が防止される

体重増加は妊婦の天敵!出産までに10㎏増が上限とされています。蕎麦はカロリーが低いため、食べ過ぎても体重増加の心配が比較的少ない食品です。

ざるそば1杯260Kcalに対し、他の麺類のカロリー比較

メニュー カロリー
ざるそば 260Kcal
そうめん 360Kcal
カレーうどん 460Kcal
焼きうどん 540Kcal
和風キノコパスタ 510Kcal
ミートソース 720Kcal
ラーメン 450Kcal
冷やし中華 530Kcal
焼きそば 600Kcal
他の様々な麺類に比べ、蕎麦はカロリーが低いことが見た目にはっきりとわかります。

蕎麦にトッピングを加えると多少カロリーが増えますが、それでも以下の通りです。

  • 山菜そば 350Kcal
  • たぬきそば 390Kcal
  • とろろそば 340Kcal
  • 月見そば 430Kcal

妊婦の疲労回復効果

日に日に大きくなるお腹を抱え妊婦の疲労はたまる一方です。また様々な心配や不安もあり精神的にも不安定になりがち…。

ビタミンB1には疲労回復効果だけでなく、イライラを解消するなどの精神を安定する効能があります。

妊婦が蕎麦を食べるときに注意すること!

いくら蕎麦が妊婦の体に良い効果がたくさんあると言っても、気をつけるべき点はあります。

過度に神経質になる必要はありませんが、頭の中にとめておくと良いでしょう。

塩分に注意

蕎麦のつゆには塩分がたくさん含まれています。

妊娠中の塩分の摂り過ぎは妊娠中毒症を引き起こす可能性があるため、妊娠期間全般で塩分の摂取量には注意が必要です。

そばつゆは美味しいですが妊娠中は最後までそば汁は飲まないように、またつけつゆは濃い目の味なのでつけ過ぎには気をつけましょう。

蕎麦粉と小麦のバランスに注意

蕎麦は通常、蕎麦粉が8割と小麦粉が2割の二八蕎麦と言われています。

小麦粉の割合が高いほど血糖値が上がりやすいので、市販の蕎麦を購入するときは蕎麦粉と小麦粉の分量を注意して見るようにすると良いでしょう。

咀嚼回数(噛む回数)に注意

蕎麦はとても食べやすく、スルスルっと入っていくので咀嚼回数(噛む回数)が少なくなりがちです。

噛む回数が少ないと腹持ちが悪くなってしまい、すぐにお腹がすいてしまう傾向にあるので、急いで食べず少ない本数をよく噛んで食べるように心がけましょう。

噛む回数を多くする方法で、食べ過ぎを防ぐことができます。

蕎麦のトッピングに注意

蕎麦と麺類のカロリー比較でもご紹介したとおり、蕎麦は単体だとカロリーが低くヘルシーな食品です。

ただ蕎麦に天ぷらや揚げ玉など油や炭水化物を多く含んでいるトッピングを載せると、それだけカロリーは上がることになります。

蕎麦はヘルシーな食品だからとトッピングに注意せずにいると、他の食品と変わらないどころか逆にカロリーが高くなってしまうこともあるので気をつけましょう。

3日に一回蕎麦を食べるとしたら、そのうちの一回だけトッピングにこだわるなど決めておくことをおすすめします。

蕎麦だけの食べ過ぎに注意

蕎麦だけに関わらず言えることですが、それだけを集中して食べ過ぎる食生活は避けましょう。

つわりで蕎麦しか食べられない時期は仕方ありませんが、蕎麦が好きだから、蕎麦はヘルシーだからと蕎麦ばかりを食べていると、栄養が偏り栄養不足になります。

お腹の赤ちゃんのためにバランスよく栄養を摂ることを考え、野菜など色々な食材を食べるようにしましょう。

アレルギーがなければ、妊娠中は積極的に蕎麦を食べてみて!

蕎麦は好みや気分によって温かい蕎麦・冷たい蕎麦や、蕎麦だけを食べたり他の具材と合わせて食べたりと本当に色々な食べ方があり、飽きのこない食べ物です。

それでいて栄養もたっぷり!ダイエット効果もあり、特に妊婦には体に良い効能がたくさんあるなんて良いこと尽くしですね。

妊婦が蕎麦を食べたことでお腹の赤ちゃんが蕎麦アレルギーになることはないこともわかりました。

生まれてくる子が健康で長寿でありますようにと願いながら、細く長く伸びる蕎麦をいただきましょう。

お腹の赤ちゃんもそばが大好きな子供になるかも…妊娠中のことを思い出して子供と一緒に食べる日がきっと来るでしょう。

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