言い訳ばかりする子どもへの対応法は?子は親の鏡…親自身の行動を見直そう!
どんなときにでも「だって」「でも」言い訳の言葉を並べる子どもがいますよね。自分が悪い場合でも謝ることができない子どもに対して、頭を抱える親も多いでしょう。
そのなかには、自分の育て方が良くないのか?と考えてしまう親もいるかもしれません。
子どもがなぜ言い訳をしてしまうのかということや、子どもが素直になるための親のあり方についてお話します。
子育て中のみなさんの参考になれば嬉しいです。
子どもが言い訳をするのはなぜ?
子どもが言い訳をしてくると、「どうして素直になれないの」「どうして言い訳ばかりするの」と親はついイライラしてしまうことが多いのではないでしょうか。
まずは、子どもが言い訳をしてしまう理由について考えてみましょう。
自分への保身
子どもが言い訳するときには、このような心理が隠れています。
- 叱られたくない
- 嫌われたくない
- 愛されたい
本当のことを親に言うことで、叱られたり問い詰められることを避けるために言い訳を考えます。頭ごなしに叱ることを続けていくと、子どもも言い訳がどんどん上手になっていくと考えられます。
また、どの子どもでも親に認められたい、愛されたいという気持ちを持っています。自分をよく見せるために言い訳をすることもあります。
親は自分の行動を振り返ろう
言い訳をする子どもに育つ理由は、親の接し方が大きく関係しています。自分の普段の行動を一度振り返ってみましょう。
自分自身が矛盾した行動を取っていないか?
子どもに対しては言い訳をしてはいけない、と言っておきながら、自分はそれができていなければ意味がありません。
子どもに対して「宿題をしなさい」と伝えても子どもが「だって…」と言い訳をしてなかなか行動をしないとします。
しかしそれを言っている自分はソファに腰かけてテレビを見ている…となると、子どもが宿題をしようとは思えないですよね。
子どもに自主的に宿題をしてほしいなら、自分も何か一生懸命に物事に取り込む姿勢を見せるようにした方が良いでしょう。
「だってママは大人だから勉強はもうしなくて良いの!」などと言ってしまうと、子どもも言い訳ばかりがうまくなって、自ら行動することはないでしょう。
なぜ?と問い詰めていないか?まずは子どもの気持ちを受け止める
「なぜ言い訳ばかりするの!」などと追いつめるように言ってしまっていないでしょうか。子どもに執拗に問い詰めると逆効果です。
言い訳されたことに腹を立て、子どもを責めたくなる気持ちも出てくるでしょうが、そうするのではなく子どもの気持ちを一旦受け止めてみると効果的です。
子どもの行動を否定するだけでは、子どもは自分自身を否定されたような気になります。それでは、素直になれません。
子どもがどんな屁理屈を並べても、まずは話を最後まで聞いてあげてください。
親の気持ちを伝える
子どもが言い訳をしたとき、親の気持ちを伝えることも大切です。
「ママはこう思うよ」などと親がどう思っているかということを言うようにしてみてください。
例えば、おもちゃが片付いていないときには「(あなたは)なんでおもちゃを片付けられないの」と言うよりも、「(私は)片付けてくれたら嬉しい」と伝えると良いですよ。
このときの親の気持ちとして、自分で使ったおもちゃは自ら片付ける自主性のある子どもになってほしい、というのが背景にあるのではないでしょうか。
伝えるときは、あなたが主語である「YOUメッセージ」ではなく、私を主語にする「Iメッセージ」にすると、子どもは親の気持ちに耳を傾けやすくなるでしょう。
日ごろから居心地の良い家庭環境を作る
言い訳する理由のひとつに、親に対して恐怖感があるということも考えられます。言い訳などしなくてもいつでもあなたの味方よ、と伝えてください。
親から愛されていると分かると言い訳の必要がなくなりますし、素直な性格を育むことができるでしょう。
子どもの行動は親の鏡
子どもがお手本にするのは親の行動です。子どもの気になる行動というのは、親自身の行動でもある、といえるのではないでしょうか。
また、子どもは普段の夫婦の会話もよく聞いているものです。お父さんとお母さんがお互いを思いやって「ありがとう」と言葉をかけたり、間違いがあったときには素直に「ごめんなさい」と言っていると、それは確実に子どもの心に届いています。
親の会話を聞いて、「この言葉はこういうときに使うんだ」と使い方を吸収していきます。
普段の会話が子どもの心を育てています。素直な子どもに育ってほしいなら、まずは親も素直でいたいですね。
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