気になるシミを食べ物で消す!育児中は美肌を作る食事や薬でシミ対策
ある日鏡に映った自分の顔を見て「あれ?こんなところにシミ!?」なんて思ったことはありませんか?
「薄々気づいてはいたけれど、なんだか前より濃くなっているような気が…」という人もいるかもしれません。
妊娠、出産、子育てを経験中のママたちの多くが悩んでいるお肌のシミ・くすみ問題。それは時間の経過と共にじわじわと私たちのお肌に浮き出てくるのです!
長い時間をかけて出来上がったシミを消すためには、やはりある程度の時間が必要です。シミを消すのに効果のある食べ物を日常的に摂取する方法なら、続ける負担も軽くなります。
シミ対策、美肌を保つために効果的な食べ物や、それを取り入れるコツを紹介します。
この記事の目次
シミ・そばかすができる原因は大きく分けて3つ
鏡で顔を見た時に気になるシミやそばかすはありますか?また、顔でなくても体や腕、背中などに気になる症状が出ている方もいるかもしれません。
シミやそばかすができる原因と言えば「日焼け」だと思っている方は多いと思います。けれども実はその原因は日焼けだけという訳ではありません。
シミの元になるのは「メラニン色素」という色素です。聞いたことがある方も多いと思います。そしてこのメラニン色素を作り出しているのが「メラノサイト」という表皮に存在する細胞です。
顔や体にシミができる原因、つまりメラノサイトが刺激される原因は主に3つあります。
- 妊娠中のホルモンバランスの乱れによるもの
- 肌の炎症によって引き起こされるもの
- 体内に発生した活性酸素によるもの
ひとつずつ見ていきましょう。
妊娠中はホルモンの影響でシミ・そばかすが突然増える
妊娠中は女性ホルモンが大幅に増加します。「エストロゲン」や「プロゲステロン」という名前を聞いたことがあるママもいるかもしれません。
重要なのはこのシミが妊娠を終えると消えるのか?ということですが、出産後ホルモンのバランスが整うと、基本的には数カ月ほどで消えると言われています。
けれども妊娠中に紫外線の影響も受けてしまったシミは、ホルモンバランスが整った後も消えることなく残ってしまうことが多いのです。
その結果、産後も消えない紫外線のシミが残ることになるのです。妊娠中はいつもよりも日焼け・紫外線対策を丁寧に行った方が良いということですね。
シミを増やす原因になる肌の炎症は「日焼け」だけではない
皮膚に炎症が起こると、そのダメージを回復させるために細胞が活性化します。その際メラノサイトも一緒に活性化し、結果的にメラニン色素を生成してシミを作り出します。
日焼けが最も有名で分かりやすい皮膚の炎症ですが、他にもちょっとした傷の痕が茶色くなってずっと残っていたり、虫刺されを掻いてしまうと長い間痕が残りやすかったり…という経験がある方も多いと思います。
私の友人は乾燥肌で痒みがあり、「いつも同じお腹の部分を掻いていたらそこが黒ずんでしまった!」という苦い経験をした話を聞きました。
細胞が活性化するのは皮膚を炎症や日焼けなどから守るためであり、とても大切なものです。日焼けでメラニン色素を生成して肌の色を黒くするのは、紫外線から肌の細胞たちを守るために必要な働きです。
そのようにして生成されたメラニン色素のほとんどは新陳代謝と共に徐々になくなっていきます。
体内でメラニンが作られる原因になる「活性酸素」
「活性酸素」というのは人間の身体の細胞たちを健康的に保つために必要なものです。呼吸で体内に取り入れた酸素のうち、およそ2パーセントが活性酸素になると言われています。
増えすぎた活性酸素によってダメージを受けた細胞は老化が早まるので、どんどん衰えていきます。それが原因で息切れや生活習慣病が引き起こされるとも言われており、シミやシワなど老化によるお肌のトラブルも引き起こします。
活性酸素が増えすぎてしまう原因はいろいろありますが、主なものは以下の通りです。
- 息が切れるほどの激しい運動
- 喫煙や飲酒
- 強いストレス
- 紫外線を浴びる
見るからにダメージの強そうなものが並んでいますよね。そのことからも分かるように、強すぎる体へのダメージはそこから細胞を守るために必要以上に活性酸素を生成することになり、結果的に自分自身も攻撃してしまうという悲しい結果になるということです。
体や精神に辛い生活を続けていて、知らない内に細胞の老化を早めてシミを増やしてしまう…という行為は避けたいものですね。
食べ物対策と一緒に取り入れると効果的な医薬品ってあるの?
シミ・そばかすを消すために効果的な食材についての紹介の前に…。
美白やシミ対策に効果のあるサプリメントはいくつかありますが、その中で最近話題になっている「ロスミンローヤル」という医薬品があります。ロスミンローヤルの最大の特徴は、シミだけではなく小ジワにも効果のある医薬品だということ。
また配合されている生薬の効果で、冷え性や肩こり、腰痛など女性に多い悩みも改善が期待できます。
血行を良くして新陳代謝を整えることでシワになりにくい肌質を作り、できてしまったシミ・そばかすも薄くしてくれる「産後のママの強い味方」です。
もちろん授乳時に飲んでも大丈夫!ラベルにもしっかりと「妊娠授乳期」という文字があり安心です。(必ず担当医に相談してからにしてください!)
錠剤は小さめです。飲みやすさもしっかりと考えられていますよ。
シミの改善に効果的な果物4つ
シミを防ぐのに効果的な栄養素と言えば、何と言ってもビタミンCです。ビタミンCにはメラニン色素の生成を抑制したり、色素の濃さを薄めたりする働きがあります。
また体内でコラーゲンを合成する際に必要な栄養素でもあるので、お肌のシワを予防する効果もあり、また鉄の吸収を高める働きもあります。
そのような栄養素を多く含み、美肌効果が期待できるフルーツでおすすめのものはこちらです。
- いちご
- レモン
- すもも
- バナナ
効率よくビタミンCをとるのに一番適している「いちご」
例えば同じビタミンC含有量の多い果物にレモンもありますが、レモンは丸ごと食べることやそのままたくさん摂取することは、酸味の強さなどもあって難しい方がほとんどです。
手軽にビタミンC接種をするのはいちごをまるごと食べるのが最も効率がいいと言えるでしょう。
ビタミンCの特徴として、「摂取後数時間で体外に排出される」ということがあります。そのためビタミンCの効果を持続させるために、毎食継続的に食べた方が良いということが言えます。
中くらいの大きさのいちご6粒ほどで一日のビタミンCの摂取量がまかなえると言われています。毎食後2~3粒をデザートとして頂くと効果的です。
いちごには他にも美肌効果を期待できる成分がたくさん含まれています。代表的なものは「ペクチン」と呼ばれる水溶性の食物繊維、そしてミネラル成分である「カリウム」です。
お料理に効率よく追加すると効果的な「レモン」
いちごの説明のところでも触れましたが、レモンもビタミンC含有量がとても多い果物です。けれどもレモンはそのまままるごと食べる訳にはなかなかいきませんよね。
お子さんのいる家庭なら夕食などに出番の多いから揚げなどの揚げ物。それを頂くときに、ママはレモンを絞ってかけてからいただきましょう。酸味とレモンの香りの効果で油物を美味しくさっぱりといただくことができます。
他にも焼き肉やステーキなどのお肉類、焼きさんまや鮭のムニエル、サラダのドレッシングに加えるなど、レモン汁を利用してよりおいしく食べることのできるお料理はたくさんあります。私はベトナム料理のフォーにレモン汁をたっぷりかけて食べるのが好きです。
レモンはクエン酸由来の強い酸味と、リモネンと言う香りの成分が特徴です。このリモネンにはリラックスの効果があると言われています。レモンの香りがすると「いい匂いだな」と感じたり、すっきりした気分になる方もいるでしょう。
この香り成分は、果物や野菜のジュースを手作りする時に上手に利用しましょう。朝、ジューサーミキサーやブレンダーなどでフレッシュジュースを作る方もいると思いますが、その時にぜひレモン汁もプラスして下さい。
また時間があればぜひレモン汁と共にレモンの皮もすって加えることをおすすめします。リモネンはよりレモンの皮に多く含まれているので香りが高くなるのと、主に皮に多く含まれる「エリオシトリン」という成分を摂取することが出来るからです。
老廃物の排出には「すもも」
すももはプラムとも言われ、甘い香りと可愛らしい赤いコロンとした見た目が特徴です。昔から老廃物の排出など解毒作用があると言われています。
ビタミンCでシミのメラニン色素に直接働きかけることも大切ですが、美肌のためには体の中からきれいな状態を保つことがより重要になります。
不溶性、水溶性両方の食物繊維を含むすももには他にもクエン酸やリンゴ酸、ペクチンやカリウム、ビタミンCやビタミンAなどが多く含まれています。
すももを剥いてそのまま食べる方もいると思いますが、解毒作用をより活発にするためにジュースにして飲むのもおすすめです。
すもも3個とセロリ20センチほどを両方荒く刻み、種を除いたブドウ50グラムと一緒にジューサーに入れ撹拌します。ぜひレモン汁も加えて飲んでみましょう。
美容に効果的なビタミンB群が豊富「バナナ」
私にはバナナとシミの関係で忘れがたい経験があります。60代の父が体調を崩して病院に行った時、先生から普段の生活で毎日かかさず果物を取るようにと言われました。
実は父は果物全般があまり得意ではなく、普段から果物を口にすることがほとんどなかったのです。果物を苦手な父は考えた結果、バナナなら毎日食べられると判断し、それから毎朝バナナを一本食べることが習慣になりました。
二カ月ほどたったある日、父が私に「バナナを食べて一番変化があったのは俺の手だよ」と言って両手の甲を私に差し出して見せてくれました。
父は仕事柄日によく当たるので、全体的によく日焼けをしているタイプでした。その影響か歳のせいか、手の甲にはかなり目立つシミがたくさんありました。それが今では間近で良く見ても、何も見えないくらいきれいに消えてしまいました。
父の例はたまたまで極端な例かもしれませんが、バナナは美容に良い成分を多く含む果物だということは紛れもない事実です。
これは野菜・果物を合わせた中で見てもトップクラスです。そしてこのビタミンB群は「若返り」の効果が期待できると言われているビタミンです。
皮膚の新陳代謝を促し、紫外線によるダメージの修復に必須の成分だからです。皮膚の抵抗力も高めます。
バナナは甘みが強いので子どもでも大人でも食べやすく、そのままでもバナナジュースなどにしても美味しくいただけます。時間がない朝などでも、とりあえずバナナを一本食べるという時間位なら持てるかもしれません。
キッチンに常備して、ぜひ普段から家族みんなで食べることを習慣付けたい果物ですね。
ビタミンCの効果が期待できる野菜5つ
果物の次は野菜の中で美肌に効果的なものを紹介します。
- キャベツ
- トマト
- ジャガイモ
- パセリ
- アボガド
独特の成分を持つ優秀な野菜「キャベツ」
実はキャベツは他の緑黄色野菜と比べた時に、栄養価の面ではあまり高いとは言えません。けれどもキャベツにはいくつかの独特な成分が含まれていて、とても優秀な野菜だと言われています。
また緑色の外葉に多く含まれるのがビタミンCとビタミンKで、美肌の効果はもちろんのこと、骨を強くする効果などもあります。
キャベツに含まれる成分には過熱に弱く水に溶けやすいものが多いので、キャベツの千切りやサラダなど生のままで食べられる食事の方がより効果的に成分を摂取できます。
活性酸素を除去するなら「トマト」
トマトにはビタミンAとビタミンCが豊富なので、粘膜の健康や、シミ、肌荒れなどに効果があります。
人間の血液中のリコピンは年齢と共に減ってしまうので、歳を重ねるほど意識して取っていきたい成分でもあります。
トマトの成分を手軽に摂取したい場合にはトマトジュース缶をお家に常備するのもおすすめです。飲みたい時に簡単に飲むことが出来ますし、トマトソースやミネストローネなどお料理に利用することも可能です。
自分でジュースにする場合には、リンゴやキャベツ、レモンなどをぜひ混ぜて下さい。これらはお互いの栄養素を引き出しあうのでとても効果的と言われています。
またトマトに火を通す場合、リコピンは油と一緒に取ることで吸収が良くなります。油で調理するお料理を心がけるとより効率的になります。
熱に強いビタミンCをもつ「ジャガイモ」
ジャガイモは主な成分がでんぷんです。そのためジャガイモに豊富に含まれるビタミンCはでんぷんに守られていて、加熱に強く壊れにくいという特徴があります。ジャガイモを食べる時は加熱調理することがほとんどだと思いますが、それに適している野菜と言えます。
ジャガイモはカレーやシチューに入れることもできますし、ポテトサラダやじゃがバター、フライドポテトなどでも食べられますね。お肉と一緒に調理することも可能です。他の果物や野菜と違い、加熱してもビタミンCが壊れにくいので積極的に取り入れましょう。
栄養成分トップクラスの野菜「パセリ」
パセリはとても栄養価が高いのが特徴で、ビタミンB群とビタミンE以外の含有量は野菜の中ですべて上位に入ります。
当然ビタミンCも豊富ですし、活性酸素を抑制する働きも強いです。鉄やミネラルも豊富なので貧血防止や解毒作用など、さまざまな効果があります。
またパセリ独特の香りを思い浮かべられる方も多いと思いますが、その香り成分のひとつアピオールには保湿作用があるので、お肌のトラブル防止や美肌に役立ちます。ちなみにもうひとつの香り成分であるピネンには口臭予防の効果があります。
一度パセリを買ったら一度で使い切るのは難しいので、残った分を冷凍してしまいましょう。そこから使いたい時に使いたい分だけを取って刻んでお料理に利用します。
マヨネーズに混ぜたり、揚げ物の衣に混ぜたりもできます。スープに浮かべるのはもちろんですが、ご飯に混ぜてパセリご飯にするとカレーや洋風のお肉料理にも良く合います。
美肌作りと言えば「アボガド」
森のバターとも言われるアボガドは最も栄養価の高い果物としてギネスにも認定されているそうです。そのためさまざまな栄養成分が豊富ですが、シミ対策、美肌に効果的で注目したいのはビタミンEが豊富だということです。
ビタミンEは抗酸化作用がとても強いので、摂取することで若返ると言われるほどです。またアボガドのビタミンEを摂取する時の特徴として「アボガドは脂質が豊富」ということが挙げられます。
他にも必須アミノ酸やコエンザイムQ10など豊富な栄養成分を含みます。シミ、そばかすを改善して美肌を保つ食材として活躍が大いに期待できると考えて良いでしょう。
シミの改善・美肌を保つためには日々の対策を続けることが大切!
美肌を作り、保つための食材などを紹介してきました。
せっかく肌に良い成分を取り続けても、紫外線対策を怠ってしまっては効果も半減です。また、食べ物で体の中からきれいにするのと同様、体の外側からもお肌をいたわってあげることが重要。
きちんと洗顔し、お化粧水やクリームなど自分のお肌に合ったケアを怠らないようにしましょう。もちろん美白化粧品を使ったりするのも効果的です。
途中であきらめずに根気よく続けることがどんなお肌のケアでも一番大切なことです。
いつまでも透明感とハリのあるきれいなお肌でいるために、さっそく今日からシミのケアを始めてみましょう!
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