子供と新幹線に乗って旅行の注意点!気を配りたい6つのこと
子供も成長し、そろそろ新幹線デビューをしてみようかなと考えていらっしゃるママもいると思います。今度の連休で利用してみようと決めたものの、初めてのことで不安に感じているかもしれませんね。
また、過去に新幹線デビューはしたものの子供が泣き出して大変だったというママもいらっしゃることでしょう。
子供と乗車する際に注意すべき6つの点をご紹介しますので、新幹線の旅をぜひ楽しい時間にしましょう!
子供と乗車する際に気をつけたい!6つのポイント
それでは、具体的にどのような点に気をつければ良いのでしょうか?6つのポイントを挙げてみます。
- 日程を決めたら、早めに切符を取りましょう
- 座席は指定席を!ママの負担も軽くなります
- グズって泣き出すのは眠いから!睡眠は事前にたっぷりとりましょう
- 子供のお気に入りの鉄板グッズを忘れずに!
- 手軽に食べられる、軽食と飲み物も準備しましょう
- トイレが不安なら思い切っておむつにしましょう
これらのポイントについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
1.日程を決めたら、早めに切符を取りましょう
まずは、切符を取ることから始まります。新幹線の乗車券は、乗車する一ヶ月前の午前10時から発売されます。
切符は以下の4つの方法で購入することができます。
- JR駅のみどりの窓口
- JR駅の自動券売機
- JRのインターネットサイト
- 旅行会社の窓口
これらの中で、小さな子供がいらっしゃるママに優しいのが「みどりの窓口」だと思います。自宅で簡単に購入できるインターネットサイトが便利なんじゃないのー?と思われるかもしれませんね。
でもこの場合のママの強い見方は窓口の「職員さん」なのです。様々な悩みについて親身に相談に乗ってくれて、最適な席を手配してくれるのです。(混雑時などは希望の席は取れない可能性も多々ありますが…)
「小さな子供がいるので、座席は通路側がいい」とか「ベビーカーを持参するので、スペースが取りやすい最後尾がいい」などの具体的なママの要望を聞き入れてくれます。
また、ママに知識が乏しくても「〇〇なのでこうしたい」などの希望を伝えれば、それに基づいた座席を調べてくれます。
自動券売機やインターネットでは、あらかじめ知識がないと希望通りの座席を確保することは難しいものです。
旅行会社の窓口でも良いのではないかと思いますが、JRの職員さんの方がより詳しいのは一目瞭然ですよね。
2.座席は指定席を!ママの負担も軽くなります
どこで購入するかが決まったら、次は指定席か自由席かを選択します。ある程度子供が大きくなれば自由席でもかまわないと思いますが、子供がまだ小さいうちは指定席がおすすめです。
自由席ですと、乗車する新幹線が駅に到着する前に並ぶ必要があります。特に大型連休ともなるととても混み合いますので、早いうちに並んでおかないと座席の確保は難しくなってしまいます。
たとえ前の方に並べたとしても、乗車する駅がその新幹線の始発駅でなければすでに乗客が座っていますので、確実に座ることはさらに難しくなってしまいます。
また、子供は長い時間並んで待つことが苦手ですので、じっとはしていられません。すぐに飽きて歩きまわったり、中には走り出してしまう子供もいるでしょう。
ホームはとても混雑しますので、思わぬ事故につながる可能性も考えられます。ママも列に並びながら、子供が危なくないように注意しなければならず、とても大変です。
旅行ともなれば荷物も多いと思いますので、いざという時に子供を追いかけて制止することができないかもしれません。
これらのママの負担や危険を少なくするためにも、ぜひ指定席を利用しましょう。
3.グズって泣き出すのは眠いから!睡眠は事前にたっぷりとりましょう
新幹線では、子供が眠ってくれればママはとても助かりますよね。ママも少しの間、一緒に眠ったりして身体を休めることができるかも!という考えにもなりますよね。
しかし、それは思い違いだということが分かりました。
先日、子供を連れて初めて新幹線に乗った時のことです。発車してまもなく子供が眠りましたので、私自身も朝早かった疲れもあり少しの間一緒に眠りました。
しばらくして子供のグズる声で一瞬で目が覚めました。子供は寝起きのようでしたが、いつもとは違う車内の様子にびっくりしてしまったようです。
それからしばらく泣き止まず、どんどん泣き声も大きくなっていきました。
私は他の乗客へのことも考え、すぐにデッキに移動しました。デッキで子供を抱っこしながら外を眺めてあやし続けました。約30分くらいして、ようやく子供も落ち着きましたので座席に戻りました。
子供が眠ってくれるとその場はとても助かるのですが、ひとたび起きて寝起きが悪かったりまだ寝たいーとごねられると、むしろママは大変になってしまいます。
新幹線に乗車する前日は、早めに就寝して睡眠をたっぷり取らせるようにしましょう。子供がグズってしまう原因の1つに、眠気もあるように思います。
また、泣きすぎた子供は汗をびっしょりとかいていたので、簡単に衣服が脱ぎ着できるよう上着が1枚あると便利だと思いました。
車内は空調の関係もあり、子供の体温の管理も難しいものです。
4.子供のお気に入りの鉄板グッズを忘れずに!
いざという時のために、お助けアイテムを1つ持参すると安心です。どんなグッズが最適なのでしょうか?選ぶ際の最低基準を挙げておきます。
- 音が出ない物
- 極端に大きすぎたり、小さすぎたりしない物
- 先が尖っていたりせずに安全な物
これらは車内でのマナーを考えれば、当然避けなければならない物ですよね。極端な大きさな物はかさばってママが持ち運ぶ際にはもちろん、隣りの乗客にも迷惑になります。
あまりにも小さすぎる物は誤って落としてしまったり、万が一失くしてしまっても他に乗客がいる車内では満足に探すことができませんので、子供のお気に入りであってもなるべく避けましょう。
おすすめはある程度小さくて持ち運びしやすいサイズの絵本やシールブックなどです。 特にシールブックは子供が集中しやすく、ママが読み聞かせる必要もありませんので静かに過ごしてくれる確率が高いと思います。
5.手軽に食べられる、軽食と飲み物も準備しましょう
空腹時は大人でも機嫌が悪くなってしまうものです。食事を済ませてから乗車したとしても、子供はまだ胃が小さいのですぐにお腹が空いてしまいます。荷物にならない程度に、軽食を持参しましょう。
ねだられた時にすぐに与えることができるような、一口サイズのおにぎりやゼリーがおすすめです。一口おにぎりは、一個ずつラップで茶巾のように包むと手を汚さずに食べることができます。
お菓子類と違ってお米は腹持ちがいいので、子供も少量で満足します。また、ゼリーは冷凍しておくと保冷剤の代わりにもなりますし、冷えている状態で食べることができます。
カップタイプのゼリーよりも、棒状になっているゼリーの方がスプーンもいらず手を汚すこともないので最もおすすめです。
また、飲み物は捨てる時のことを考えてペットボトルの小さいサイズを準備しておくといいでしょう。
水筒では空になっても荷物になってしまいますが、ペットボトルでしたら捨てられるので荷物になりません。
子供が飲みにくい場合には、ストローを持参して使用しましょう。
子供がまだ小さいうちでしたら、ペットボトルではなくお気に入りのストローマグがあれば便利ですね。普段から使い慣れている物は、子供の心を安心させてくれます。
6.トイレが不安なら思い切っておむつにしましょう
家を出る際と新幹線に乗る前には、必ずトイレに行くようにします。子供がまだ小さいうちでしたら、忘れずにおむつを交換しておきましょう。
初めて新幹線に乗る子供にとっては、トイレに入るのも緊張するものです。
車内のトイレは狭いですし、揺れることで不安に感じてしまうかもしれません。行きたくなくて我慢してしまう可能性もあります。子供にトイレを我慢させてしまうことはとても可哀想です。
我慢できずにもらしてしまってはもっと大変ですよね。混雑している車内での後始末も大変ですし、何よりも子供の心を傷つけてしまわないかが心配です。
おむつがはずれたばかりの子供には、この際思い切っておむつをはかせておくと安心です。ある程度慣れている子供でも、嫌がらなければ念のためおむつにしてもいいと思います。
その場合は、子供に「初めての場所のトイレは緊張するよね。どうしても行けなかったらおむつにしてもいいし、もし行けるようなら教えてね。一緒に行こう」というふうに分かりやすく伝えるといいでしょう。
今回は初めての新幹線ですので、ママが安心できないようなら、不安材料をあらかじめ取り除いてしまうのが得策です。
開き直りは絶対に避けて!子供がぐずったらデッキを活用しよう
それでも子供がぐずってしまったら、どうしたらいいのでしょうか?周りに迷惑にならない策を講じましょう。
周りにとって迷惑なのは事実!まずは子供の気持ちを受け止めて
「まだ子供なんだから、しょうがないじゃない!」というママの気持ちは同じ親として分かるのですが、そういった態度をあからさまに出してしまうのはNGです。
車内には、子供がいる人ばかりが乗っているわけではありません。
お互いに相手の身になることは、社会人として当然のこと。まずは周囲に「すみません」と一言謝り、それから子供の心に寄り添いましょう。
子供がぐずるには必ず理由があります。いきなり怒るのではなく、「どうしたの?」と優しく聞いてみましょう。
デッキに速やかに移動して、ママも心を落ち着かせましょう
それでもおさまらなかったり、泣き出したりした場合は、速やかにデッキに移動しましょう。車内では人の目がありますので、泣く子供を落ち着かせるために、ママも焦ってしまうものです。
子供も場所が変わることで、落ち着く場合もあります。 たとえ泣き止んだとしても、しばらくはそのままデッキにいて、窓からの景色をゆっくりと眺めましょう。
子供が落ち着いたら、眺めを楽しんでママも休憩してくださいね。
困ったら、積極的に乗務員さんに助けを求めましょう
意外と盲点となってしまっているのが、乗務員さんの存在です。乗車する新幹線によって車掌室の場所は決まっていますが、ぐずる子供を連れてそこまで移動するのは困難ですよね。
どうしても困ったら、車内販売員の方に相談してみましょう。取り次いでくれたり、対処してくれます。
場合によっては席を融通してくれたり、ママと子供にとって良い案を出してくれるかもしれませんよ。
人の優しさにふれることができる!新幹線の旅はおすすめ
子供が泣き出してしまったらどうしよう…という不安要素ばかり考えてしまいがちですが、実際に乗車してみるとそれほどではないことが分かります。
今回ご紹介させていただいた6つのポイントをご参考に、事前に対策をあれこれ用意していれば、事態をきっと収拾できます。
また、他の方の優しさにも触れることができるかもしれません。
例えば、乗車している車内で他の子供が泣き出した場面に出くわした時、どうするでしょうか。子供と一緒に移動することの大変さをよく分かっているので、冷たい態度は取れないですよね。
実際に、声をかけたり手助けはできなくても、きっと心の中では子供とそのママにエールを送っているはずです。
同じように感じる周りの人達が、優しい言葉や手を貸してくれることもあるかもしれません。
家族だけでの自家用車の移動では味わうことができなかった経験や思い、素敵な出会いが待っているかもしれませんよ。