生後9ヶ月の赤ちゃんの生活リズムと体重増加・離乳食の進め方
生後9ヶ月の赤ちゃんは、ますます目が離せない時期へと突入します。ハイハイやつかまり立ちが始まり、行動範囲はぐんぐん広がります。
脳の発達も目覚ましく、自分の名前を認識したり記憶力が発達しはじめます。それと同時に後追いが始まって、ママが困らされることもあるでしょう。
まだ夜泣きが続く赤ちゃんもいます。離乳食の進め方でも悩むママが多いですね。授乳との兼ね合いも難しいのではないでしょうか。
そんな生後9ヶ月の赤ちゃんの体重増加や生活リズムの付け方を中心に、成長や発達についてまとめてみました。
この記事の目次
生後9ヶ月の赤ちゃんの成長!体重増加や身長・発達をチェック
生後9ヶ月の赤ちゃんの成長を、体重増加や身長・運動能力や知能の発達など広い視野からチェックしてみましょう。
生後9か月の赤ちゃんの体重増加は1ヶ月200グラム程度!
生後9ヶ月の赤ちゃんの平均体重を男女別にみてみましょう。
- 生後9ヶ月の赤ちゃんの平均体重
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- 男の子…7.1~10.3キロ位
- 女の子…6.7~9.8キロ位
また、成長の推移がわかるように、前後3か月間の体重増加も見てみましょう。
- 生後8ヶ月~10ヶ月の体重増加推移
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- 男の子…6.9~10キロ前後~7.3~10.5キロ前後
- 女の子…6.5~9.6キロ前後~6.8~10キロ前後
1ヶ月に200~300グラム程度のゆるやかな成長が続いています。この時期はみるみるうちに体重が増えなくても心配はいりません。
そんなときは便秘気味になっていないかなど、排便サイクルや便の状態でチェックしてみましょう。
成長曲線(発達曲線)から多少上下に離れていても、同じようなカーブを描いて成長し続けているようなら心配はいらないでしょう。
生後9か月の赤ちゃんの体重とオムツの選び方をチェック
この時期の赤ちゃんは、コロコロと転がったりハイハイで逃げるなど、オムツ替えも大変です。また急に脚が太くなり、おむつが合わなくなることも。
まずは体重に合ったオムツのサイズをチェックしてみましょう。
- この時期のおむつサイズ
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- Mサイズ…6キロ~12キロ程度
- Lサイズ…9キロ~14キロ程度
ゴムの跡が赤く残るようになってきたら、そろそろサイズアップの時期ですね。
動きが活発になり、おむつ替えが難しい赤ちゃんにはパンツタイプがおすすめです。
- 赤ちゃんの足に新しいおむつを通す
- 汚れたおむつの脇を破いて素早く脱がせる
- さっと拭いて、おむつを上にあげる
この手順で素早く替えてみましょう。つかまり立ちするようになったら、立ったまま替えることもできるようになりますよ。
まずは臭いでうんちが出ていないかどうかを確認しましょう!うんちの場合も両足を素早く上にあげ、寝返りを防いでササッと拭きましょう。
生後9ヶ月の赤ちゃんの身長…60cm後半から70cmくらいに
生後9ヶ月の赤ちゃんの身長の成長はどうでしょうか。まずは生後9ヶ月の赤ちゃんの平均的な身長を見てみましょう。
- 生後9ヶ月の赤ちゃんの平均身長
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- 男の子…67~76cm程度
- 女の子…65~74cm程度
- 生後8~10ヶ月の赤ちゃんの平均身長推移
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- 男の子…66~75cm~68~77cm程度
- 女の子…64~73cm~66~75cm程度
3ヶ月で、女の子も男の子も2cm前後伸びることがわかります。1ヶ月で考えると1センチ未満のゆるやかな成長です。
また、体重と同じように身長も個人差が大きいものです。特にもともと大きく生まれた赤ちゃんと、小さめに生まれた赤ちゃんではまだ差が縮まらないこともあります。
この時期、洋服のジャストサイズは70~80程度です。次のシーズンも着せたい服は、80以上を購入すると良いでしょう。
生後9ヶ月の赤ちゃんの体の発達…つかまり立ちが始まる子も
生後9ヶ月の赤ちゃんの体は、筋肉や関節がますますしっかり発達してきます。またできることが増えます。
お父さんお母さんと遊べることも増えますし、ひとり遊びでできることも多彩になってきます。
- ハイハイ・ずりばいが上手になってくる
- ハイハイがはやくなる
- つかまり立ちする
- まんま、ブーブーなどの発音が上手になりよく声を出す
- 歯が生える赤ちゃんが増える
ハイハイやつかまり立ちがスタートしたり、喃語がますます発達して言葉の芽生えが感じられることもあるでしょう。
歯が生え始める赤ちゃんが多数派になってきます。よだれが多くなり、むずかゆくていろいろなものを噛んだりします。
本格的な歯磨きはまだ先でも大丈夫ですが、食後や寝る前などに歯ブラシを口に入れる習慣をつけておきましょう。
生後9ヶ月の赤ちゃんの心・知能の発達…後追いが始まる
生後9ヶ月の赤ちゃんの心や知能は、まさに伸び盛りです。日に日にわかることが増え、感情も豊かになってきますよ。
- 自分の名前を覚え、認識する
- 記憶力がしっかりしてくる
- 感情が豊かに、複雑になってくる
- ママに愛着を覚え、後追いが始まる
- 自己主張が強くなってくる
名前を呼ぶとこちらを見るなど、自分の名前を認識する子も出てきます。またママへの愛着が強くなり、後追いが始まる子もいます。
たそがれ泣きと同様、赤ちゃんの成長とともに落ち着きます。今は思う存分後を追いかけさせ、ハイハイでしっかり運動してもらいましょう!
生後9ヶ月の離乳食と授乳回数・授乳間隔のコツをつかみましょう
生後9ヶ月になると、赤ちゃんの離乳食は後期に進みます。進め方や授乳とのバランスのとり方について簡単にまとめてみました。
- 離乳食後期の進め方
- 1日の授乳回数・哺乳量
- 授乳と離乳食のバランス
離乳食は後期へ…3回食・カミカミ期!ごはんが栄養の中心に
離乳食はいよいよ後期に入ります。スタートが遅かった赤ちゃんも、3回食を目指して調整していきましょう。
- 1日の回数…3回(朝食・昼食・夕食)
- 1回のメニュー…主食(5倍粥)・タンパク・ビタミン食材(野菜)をバランスよく
- 離乳食の栄養の割合…1日の50%以上
- 食べ物の硬さの目安…バナナ程度
指ではさんで簡単につぶれる程度のものを、みじん切りから5ミリ程度~1センチ程度の角切りへと少しずつ大きくしていきましょう。
生後9ヶ月の授乳間隔…基本は離乳食の後に与えましょう!
生後9ヶ月の赤ちゃんは、半分以上の栄養を離乳食で補うようになります。でもまだ母乳やミルクでサポートする必要があります。
生後9ヶ月の赤ちゃんの授乳の目安をチェックしてみましょう。
- 1日の授乳回数…3回~4回程度(混合栄養・完ミの場合)
- 1回の授乳量…ミルクで100ml~200ml前後
- 1日のミルク総量…400~500ml程度
ただし、離乳食前の授乳は控え、しっかり食べてもらえるようお腹を空かせましょう。
授乳と離乳食のバランス…基本は食後!おやつ代わりにも
これまでは授乳だけの時間も重要でしたが、3回食になると授乳だけの回が無くなったり、飲みたがらなくなる子も出始めます。
基本的には授乳は食後に飲ませましょう。そろそろ哺乳瓶からコップ飲みに移行する練習をスタートしても良い時期です。
また、フォローアップミルクは9ヶ月から飲めるものもあります。ミルクを飲む量が減ってきたなと感じたら、フォローアップミルクに移行しても良いですね。
まだミルクをしっかり飲みたがる子の場合は、午後・午前のおやつタイムに授乳を組み込んでみましょう。
特に夜は遅くならないことが大切です。7時までには食べさせ、9時には寝かしつけられるようにしたいですね。
初めての食材にチャレンジさせるのは平日の朝食や昼食にします。万一アレルギーや下痢などの症状が出ても、すぐに病院に行けるようにしましょう。
9~10ヶ月健診を受けよう!自治体によっては公費負担に
生後9ヶ月の赤ちゃんの大きな行事は、9~10ヶ月健診です。どんな項目をチェックされるのかなど、知りたいポイントをまとめてみました。
9~10ヶ月健診でチェックされるポイントを知っておきましょう
まずは、9~10ヶ月健診にどんなチェック項目があるのかを知っておきましょう。
- 身体測定
- 体重や身長をはじめ、胸囲や頭囲などを測ります。
- 運動機能や神経などの発達のようす
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- パラシュート反射…赤ちゃんの両脇を支えた時、両手を前に伸ばすかのチェック
- お座りの様子
- ハイハイの様子
- たっちの様子
- 指先の神経の発達…小さなものを指先でつまめるかのチェック
- 歯の生え具合のチェック
- 乳歯が出始めているか、兆候があるかのチェックをします。
- 離乳食のチェック
- 離乳食が月齢に相応しい進度で進められているか、量は足りているかなどのチェックをします。
- 予防接種の接種状況
- 受けるべき予防接種を忘れずに受けているかどうかの確認を行います。
- 病気の有無のチェック
- 赤ちゃんが病気にかかっていないか、脱臼などのトラブルがないかなどをチェックします。
こういった質問やチェックがあると前もってわかっていれば、答えに戸惑わずにすむのではないでしょうか。
9~10ヶ月健診の費用…健診のお知らせが来れば無料が基本
生後9ヶ月を迎える時期に健診のお知らせが市町村から届けば、基本的に公費での受診になり、無料になることが多いでしょう。
お住いの市町村によって扱いは異なります。
個別受診であれば、対応している医療機関の一覧が届きます。かかりつけ医が指定されていれば、かかりつけ医で受けましょう。
- 市町村からお知らせが届かない
- 役所に問い合わせても実施していない
こういった場合は、任意での受診になります。任意で受診する場合は実費になります。お値段は医療機関によって異なります。
9~10ヶ月健診を受けるときに持っていくものや準備
9~10ヶ月健診を受ける時に持っていくものや準備などをご紹介します。
- 母子手帳
- 健康保険証
- 乳幼児の医療費の受給者証
- 市町村から届いたお知らせ・問診票
- おむつ
- 着替え
- おもちゃや絵本
- ミルク・授乳ケープ
- 離乳食期用のおやつなど
長時間待たされることもあり得ます。おもちゃなど、赤ちゃんの気がまぎれるものや授乳・食事の用意も一応持っていくと安心ですね。
生後9ヶ月の赤ちゃんの1日の生活リズムを確認してみましょう
生後9ヶ月の赤ちゃんの1日の生活リズム例を挙げてみます。参考にしてみてくださいね。
時間 | 行動タイムスケジュール |
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7:00 | 起床・オムツ替え・お着替え |
8:00 | 離乳食(1回目)・授乳(1回目) |
9:00 | 午前の昼寝 |
10:00 | 昼寝から起こす・オムツ替え 湯冷まし・麦茶で水分補給 |
10:30 | お散歩・児童館・買い物など外出 |
12:30 | 離乳食(2回目)・授乳(2回目) |
13:30 | 午後の昼寝 |
14:30 | 昼寝から起こす おやつ(授乳3回目) |
15:00 | お散歩・1人遊び・室内遊びなど遊びタイム |
17:30 | 入浴 |
18:30 | 離乳食(3回目)・授乳(4回目) |
19:00 | 1人遊び |
19:30 | パパとの触れ合いタイム(穏やかに) |
20:30 | 静かなお部屋に移動して絵本読みなど |
21:00 | おむつ替え・就寝 |
家庭によって大人の生活リズムやパパの帰ってくる時間・兄姉の帰宅時間・家族の食事時間との兼ね合いが違ってきます。
我が家のスケジュールやリズムに合わせて、赤ちゃんが早寝早起き生活にシフトできるタイミングを見つけましょう。
生後9ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの付け方をアドバイス
生後9ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの付け方のポイントをご紹介します。どうしても遅寝遅起き・食事の時間が後倒しになってしまうママはチェックしてみてくださいね。
1.睡眠のリズム…早寝早起きのリズムをつけましょう!
生活リズムを付けるうえで、重要なのが睡眠のリズムです。基本は【早寝早起き】です。
- 【朝のリズム付けの基本】
-
- 朝は毎日同じ時間に起こす
- 部屋のカーテンを開け、朝日をしっかり浴びさせる
- 手早く着替え・オムツ替えをして目をさまさせる
朝日という光をたっぷり浴びることは、体内時計をリセットするためにとても重要です。朝は好きなだけ寝かせているのではなく、時間を決めて起こしましょう。
- 【昼のリズム付けの基本】
-
- お昼寝は午前・午後の2回
- 午後の昼寝は3時以降に長引かせない
- 時間を決めて起こす
- 昼寝のあとは遊びや入浴など体を動かす
昼寝は、遅くまで長引かせると夜の寝つきに影響します。特に午後のお昼寝は1時間で切り上げ、ママが起こしてあげるようにしたいですね。
- 【夜のリズム付けの基本】
-
- 寝かせる1時間前にはテレビやスマホなどを切る
- 寝かせる直前には興奮する遊びはしない
- 穏やかに過ごし、毎日決まった時間に布団へ入れる
夜は9時前後までには寝かしつけたいものですね。最初は寝てくれないかもしれませんが、同じ時間に布団に入るという習慣づけが大切です。
赤ちゃんは、起こすよりも寝かしつけの方が大変ですよね。まずは朝早く起こし、お昼寝を時間で起こすことからスタートしてみてはいかがでしょうか。
2.離乳食のリズム…3回食になる!毎日決まった時間に食事を
離乳食は後期に入り、3回食になります。授乳だけだった時期に比べ、食事の時間が減るため、生活リズムにも生かしましょう。
生活リズムを整えるためには、毎日できるだけ同じ時間帯に離乳食タイムを組み込むことが大切です。
- 朝…7時半
- 昼…12時
- 夜…18時半
厳密に同じ時間に与えることは難しいと思いますが、前後1時間以内には食べさせられるように工夫したいですね。
朝が遅くなると、昼と夜も遅い時間になりがちです。やはり生活リズムを整えるには、朝きちんと早く起こし、早めに食事も済ませることがポイントですね。
休日にまとめて離乳食作りをして冷凍したり、ベビーフードを活用するなど上手に手を抜き、手間を省いて生活リズム付けに役立てましょう。
3.トータルなリズム付け…遊びを生活に組み込みましょう
一日の生活リズムをトータルに考える時、悩むママが多いのは遊びの時間ではないでしょうか。
しっかりたっぷり遊ぶことで赤ちゃんは適度に疲れてお腹も空かせてくれるので、素早い寝つきや良質な睡眠・きちんとした食生活にも結び付きます。
- どう遊べばいいのかわからない
- 外に遊べる場所がない
- 天候が悪く外遊びができない
こうした悩みを抱えているママもいるのではないでしょうか。
MARCHでは、月齢ごとの赤ちゃんとの遊び方を紹介する記事も掲載されています。参考にしてみてくださいね。
- ひとり遊びをさせる
- 児童館に遊びに行く
- 公園をベビーカーで散歩する
- ショッピングモールをカートで歩く
こういったことも赤ちゃんにとっては遊びです。生後9ヶ月の赤ちゃんは、ひとり遊びできる時間も増えてきますよ。
児童館などで遊ばせると、ママ友や先輩ママたちと知り合えたり、気の合う仲間ができる可能性もあります。
先輩ママからは育児体験談も聞くことができますし、同じ月齢の赤ちゃんを持つママたちと苦労を分かち合えることもあります。
生後9ヶ月前後の赤ちゃんの生活の困り事と解決策
生後9ヶ月の赤ちゃんは、ママを困らせてしまうこともたくさんあります。成長したからこその困り事と、トラブルの解決対策をまとめてみました。
1.夜泣き…生活リズムと入眠儀式の見直しをはかってみよう
生後9ヶ月に入ると、ほとんどの赤ちゃんが夜の授乳を必要としなくなります。しかし、一方で夜泣きに悩まされるママもたくさんいますね。
夜泣きは個人差が大きく、まったくしない子から数年続く子までさまざまです。
原因が乳児疝痛であれば、ロイテリ菌という乳酸菌の一種が効果を発揮するという説もあります。
しかし、乳児疝痛のような痛みや不快感を取り除いても、夜泣きがおさまらない赤ちゃんもいます。
そんな場合は、生活リズムの見直しをしてみましょう。
- 朝早く起こす
- 日中たっぷり遊ぶ
- お昼寝の時間を前倒しにする・短めに起こす
- 夜中の授乳や添い乳をやめてみる
こういった工夫で改善してくる場合もあります。
特に添い乳や抱っこが入眠儀式になっていると、夜中に覚醒したとき、抱っこやおっぱいを求めて大泣きする場合があります。
- 指しゃぶりやこぶししゃぶり
- タオルを舐める
- ママの体に触れる
こういった入眠儀式なら、夜中に求めて大泣きされずに済むことがあります。入眠儀式の見直しもあわせてやってみてくださいね。
2.病気…生後6ヶ月から病気のリスクが高くなる!予防接種も
赤ちゃんは母子免疫が切れ始める生後6ヶ月から、病気に感染するリスクが高くなります。
- インフルエンザ
- ロタウイルス感染症
- アデノウイルス感染症
- RSウイルス感染症
- 突発性発疹
特にこれらの病気には注意が必要です。
インフルエンザは、生後6ヶ月から予防接種を受けることができます。感染や重症化を防ぐために、予防接種も活用しましょう。
普段からお着替えや授乳の際は赤ちゃんによく触れ、食欲やご機嫌もチェックし、ちょっとした不調を見落とさないよう、重症化する前に小児科医に診せるよう心掛けたいですね。
3.事故…行動範囲が広がるからこそ高まるさまざまな事故のリスク
生後9ヶ月の赤ちゃんの生活には危険がたくさん潜んでいます。普段の生活の中で起きる可能性がある事故についてチェックしておきましょう。
- 落下
- ハイハイやつかまり立ちができるようになると、玄関から土間に落ちたり、窓から屋外へ落ちる事故が増えてきます。
ベッドの柵を乗り越えてしまうこともあります。もう一度家具の配置を見直し、ベッドやソファを窓のそばに置かないなど工夫しましょう。
- 誤飲・誤食
- この時期の赤ちゃんは、なんでも舐めたり口に入れて感触を確認します。電池や薬・タバコ・洗剤・キャップ類など危険なものはたくさんあります。
今日届かなかった場所でも、明日は届いてしまうこともあります。危険なものは絶対に手の届かない場所を選び、赤ちゃんの目につかないように保管しましょう。
- 衝突・脱走
- テーブルの脚や角・窓ガラスなど、赤ちゃんが高速でハイハイやゴロゴロしている間に衝突してしまうこともあります。
角に装着するクッション材を活用するなどしましょう。ベビーゲートやベビーロックは脱走防止や階段からの落下防止に役立ちます。
- 感電・やけど
- コンセントにおもちゃを突っ込んだり、キッチンに入り込んでやけどをすることもあります。
コンセントはふさいでおく・キッチンにはベビーゲートを設けたり料理中はおんぶをしないなど注意したいですね。
- 水の事故
- お風呂にお湯をためっぱなしにしておき、いつの間にか赤ちゃんが浴室に入り込んで落ちてしまうことがあります。
お風呂は赤ちゃんから目を離す時は必ずお湯を落としておくようにしましょう。
- 窒息
- ひも状のものやコードなど、遊んでいるうちにからまってしまうことがあります。
フード付きの服も注意が必要です。おさがりをもらったときなど、引っ掛かりに注意しましょう。
4.後追い…1ヶ月くらいでおさまる子が多い!一時的なもの
生後9ヶ月前後から、ママの後追いを始める赤ちゃんが増えてきます。個人差が大きく、激しく泣く子もいます。
- トイレにゆっくり入れない
- 洗顔・メイクもできない
- キッチンまで追ってくる
こんなケースだと、生活にも支障が出てしまいますよね。
もう少し成長・発達し、ママはすぐ戻ると学習すればおさまってきます。1ヶ月前後で終わる子が多いので、少しだけ我慢してあげましょう。
パパがいる時間を活用したり、トイレはドアをあけておくなどちょっとした工夫でかなりおさまることもありますよ。
5.発育・発達の差…個人差が大きい!我が子なりの成長を待とう
同じ日に生まれた赤ちゃんでも、成長には差が出ます。体の大きさから発達の度合いまで、赤ちゃんの成長は千差万別です。
あくまでも目安は目安。ハイハイをせずにいきなりつかまり立ちしたり、おすわりは下手なのにハイハイは上手な子もいます。
不安な場合は、かかりつけの小児科で相談してみましょう。また9~10ヶ月健診で医師に相談しても良いでしょう。
この時期におしゃべりができなかったり、よその子ができることができなかったりしても、発達に障害が出るとは限りません。
赤ちゃんと目を合わせてたくさんコミュニケーションをしてみて、ママのことがわかっているようであればあまり心配はいりません。
職場復帰するママのための、生活リズムの付け方をチェック
そろそろ育児休暇を終え、お仕事を再開するママも出てきます。保育園に預け、ママもフルタイムで勤務…となると、生活リズムもこれまでとは変わってきます。
まずは、ママも赤ちゃんも新しい環境に慣れる事を最優先しましょう。環境が変わり、体調を崩すこともあり得ます。
最初からすべてを完璧にこなそうとすると、どうしても無理をしがちです。最初はスロースタートを目指しましょう。
夜は離乳食を作る時間が取れないのであれば、冷凍ストックやベビーフードを活用して乗り切りましょう。
乾燥機や食洗器など、機械の力もフルに借りることでママのイライラを解消できることもありますね。
また職場復帰に向けて、パパの意識を変えていくことも大切です。少しずつ家事を分担してもらい、ママだけに負担がかからないように理解を得ましょう。
生後9ヶ月の赤ちゃんは活発です!たくさん遊んで心身を育てて
生後9ヶ月の赤ちゃんは、活発に遊ぼうとしたりコミュニケーションをはかろうとします。ママのことや自分の名前などもわかってきます。
それは、赤ちゃんの心と体がすくすくと成長しているからです。夜泣きや人見知り・後追いなどを経て、体も心も成長していきます。
でも心配な変化や困ったこともありますよね。そんな時はひとりで悩まず、身近な保健師さんや保育士さん・かかりつけの小児科などで相談してみましょう。
また9~10ヶ月健診は、こういった発達の不安や離乳食の疑問を解消するよいチャンスです。忘れずに受けて確認してくださいね。
赤ちゃんの発達には個人差があります。大きい子供と小さい子どもを比べると、体重で3キロ、身長で10センチほど違うこともあります。
早く成長した方が良いというわけではありません。我が子なりのペースをつかみ、日々の成長を見守りたいですね。
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