【体験談】ベビーサインで赤ちゃんとイライラなく楽しく過ごせた話
少子化・核家族化が進む現代。自分の子供が「人生で始めて接する赤ちゃん」である人も多くなっています。
生まれたての赤ちゃんはふわふわしていて小さくて、よく泣き、たまに笑ったような顔に癒されて…新米ママの毎日はあっという間に時が流れていきます。
しかし、楽しいばかりではないのも育児。
- なんで泣いているのかわからない
- 赤ちゃんがどうして欲しいのかわからない
- 育児で家にこもって、赤ちゃんと一緒にいるにも関わらず、どうしようもない孤独感
新米ママのみならず、そんな思いを経験したことのあるママも多いのではないでしょうか。
ベビーサイン育児にはたくさんのメリットがあります。私と娘のエピソード、そして今日から取り入れるコツをお伝いします。
ベビーサインは赤ちゃんとコミュニケーションがとれる育児法!
筆者である私も、生後10ヶ月頃から、娘とベビーサインを使ってコミュニケーションを楽しんできました。
毎日、赤ちゃんが泣き出すたびに、おっぱいかな?おむつかな?おもちゃかな?と慌てふためいて疲れていませんか?
それら全部、赤ちゃんから伝えてくれるようになりますよ!
- 毎日、赤ちゃんが泣き出すたびに、おっぱいかな?おむつかな?おもちゃかな?と慌てふためいて疲れていませんか?
- 突然泣き出すのが赤ちゃん。なんとか泣き止まそうと、必死になってママひとりがバタバタしていませんか?
なんで泣いちゃうのか、赤ちゃんの伝えたいこと、赤ちゃんから伝えてくれるようになります。
「もっとミルクちょうだい!」と赤ちゃん本人が伝えてくれたなら、きっとママも笑顔で「そっか~!たくさん飲めるようになったんだね!」と、応えることが出来るでしょう。
子供を産むまで赤ちゃんという存在との関わりがあまりなかった方は、急にママになって、おしゃべりのできない子供とどう接していいかわからず、不安でいっぱいになってしまうことも。
一生懸命なママは、そんな不安や焦りから育児ノイローゼになってしまうケースも増えています。
しかし、小さな赤ちゃんにもしっかりと考えがあり、世界があり、具体的な欲求があります。
ベビーサインを使うようになれば、泣き出すより前に、その小さな手で「こうしたい!」と教えてくれるのです。
- おっぱいが欲しい時は「おっぱい」のサイン
- まだ足りないよ~!というときは「もっと!」のサイン
- くまのぬいぐるみが欲しい時は「くま」のサイン
私も、我が子が人生で初めて接する赤ちゃんでした。
第1子の時は育児書で読んだ通りに離乳食を食べさせ、決めた量のミルクを飲ませ、口コミの良いおもちゃを買い…必死でした。
▼ベビーサインとは?についてはコチラも参考にしてみて!
ベビーサインのメリットを感じた瞬間
私がベビーサインをおすすめする理由はたくさんありますが、その中でも特に声を大にして言いたいのが以下の4つのメリットです。
- 育児のイライラが減る
- 赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しめる
- 家族の絆が深まる
- 将来、子供の言語能力に関するIQが高くなる
なんで泣いてるの?から解放されてイライラ軽減!
私自身、「お母さんは、赤ちゃんの泣き声で理由がわかる」という産前に聞いた話とは裏腹に、何をしても泣き止んでくれない我が子にグッタリしてしまったことも多々あります。
しかし、そういう時にイライラしているのはママだけではないのです。泣いている本人も、「なんで分かってくれないの!?」とイライラしているかもしれませんよね。
そんな時に、親子で意思疎通のできるコミュニケーションツールがあればどうでしょう。「ミルクじゃなくてお水が欲しいよ!」と伝えられる方法があれば…
そんな赤ちゃんの要求を赤ちゃん本人からダイレクトに受け取れるのがベビーサインでした。
ママのイライラも、赤ちゃんのイライラもグッと減らすことができるんです。
赤ちゃんからの話題提供が面白くて毎日が楽しく過ごせた!
赤ちゃんの頭の中では、大人では想像もつかないような、もっと面白いことが繰り広げられているかもしれませんよ。
娘が1歳頃、洋服のタグに、グレーの逆三角形をしたものがありました。それをとても大事そうに持っている娘。
何がそんなに気に入ったんだろうを思っていると、ふと私の方を見て、「ゾウ」のサインをしたんです!
ただのグレーの逆三角形が、娘にはゾウさんに見えていたのです。
もちろん娘はまだ言葉ではお話できませんので、この時ベビーサインがなければ、私はそんな娘の世界を知る由もなく、「ヘンなタグを気に入っちゃたわ~」と笑っているだけだったかもしれません。
- 赤ちゃんから「ママ!これって〇〇に見えるね!」と教えてくれるエピソード例
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- 電信柱にある黄色と黒のポールを見て「キリン」
- 反ったサンマを見て「月」(三日月)
- 掃除機を見て「ゾウ」
- おじさんの毛むくじゃらの足を見て「犬」
「なるほど!」と感心してしまうものから、思わずプッと笑ってしまうものまで。
いつもママが「ほらほら、見てごらん!」と会話の主導権を握っていた赤ちゃんとのコミュニケーション。しかし日々の疲れが溜まっているとしんどくなることもありませんか?
こんな風に赤ちゃんから話題提供されて、思いがけない世界が覗けたり、私も一人の話し相手として向き合うことができました。
毎日がより楽しく過ごせるようになり、親子の笑顔も倍増しました。
いつもオロオロしちゃうパパも安心!自信を持ってお世話に参加できた!
通称イクメンでも「出来るパパ」の影で、泣く・嫌がる・言葉が通じない小さな我が子を前に、どうしていいかわからず常にオロオロしちゃうパパだってたくさんいます。
まさに私の旦那さんも、一人目の時、そんなオロオロパパでした。
自分のコーヒーをいれにキッチンに行ったパパを「ミルク~!」とサインしながら、よちよち歩きで追いかける娘。
また、2歳年の離れたお兄ちゃんにとっても、ベビーサインは妹とコミュニケーションをとれる楽しい遊びだったようです。
絵本を広げて、「犬さんだよ!」「鳥さんだよ!」とサインをしながら、妹に読み聞かせをしていた3歳のお兄ちゃん。
妹にサインを見せたくて、誰よりも一生懸命色々なサインを覚えたお兄ちゃんのおかげで妹も、お兄ちゃんの真似をしながらたくさんの新しいサインを覚えました。
ママと赤ちゃんだけでなく、パパや兄弟とも、サインがあることでコミュニケーションが増え、みんなの関わりがぐんと増えるベビーサイン。
まだおしゃべりが出来なくても、新しい家族をみんなで囲んで、楽しく絆を深めることができますよ。
▼パパっ子にするためのコツについてはコチラも参考にしてみて!
赤ちゃんのIQが高くなる!?アメリカで研究されているベビーサイン
最後にベビーサインのメリットとしてよくメディアなどでも話題にされる「ベビーサインをするとIQが高くなる!」という点についてもご紹介しておきたいと思います。
ベビーサイン発祥の地、アメリカの研究にて、幼い頃にベビーサインを使っていた赤ちゃんは、数年後、そうでない子に比べて言語能力に関するIQスコアが高かったそうです。
実際にベビーサイン育児にどっぷり浸かっていた私からしても、他の子がまだ会話に関して受身の赤ちゃんの頃から、この子はたくさんおしゃべりをしてきたのだから当然だろうとも感じます。
- 勘違いが生じてしまうことも…注意して!
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- ベビーサインをしていたら賢くなる!?
- ベビーサインは受験対策になる!?
- 難関中学、難関大学にも合格できる!?
これらははっきり言って赤ちゃんにとって重すぎる期待です。過度な期待は、親にとっても子供にとってもストレスの原因に。
確かにベビーサインから始まって親子の絆を深め、将来の勉強に繋げられる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ベビーサインをすればOK!というような、単純なものではないので注意が必要です。
リアルに感じた子供の成長への影響
- ベビーサインをすると他人に自分の気持ちを伝えることに積極的になる
- 家族とのコミュニケーションが増えることで好奇心旺盛になる
- 将来、おしゃべりな子供になる!
以上の三つは、私自身はもちろん、周りのベビーサイン育児を実践したママの多くがリアルに感じたことです。
「言語能力に関するIQ」という難しい言葉よりも、「コミュニケーション力」という言葉がしっくりきます。
- 我が子が将来、他人とのコミュニケーションがちゃんと取れるようになるか
- 自分の気持ちを周りにちゃんと伝えられるようになるか
どれも親として気になること。我が子のコミュニケーション力を育むために、ぜひベビーサインを活用したいですね。
ベビーサイン育児にデメリットは思いつかない!
私自身も、ベビーサイン育児実践者であり、ベビーサイン教室の講師もしておりましたので「ベビーサインをしたら話し言葉が出なくなるって聞いたけど本当?」という類の質問は、よく受けました。
はっきり言います!答えは「NO」です!
古い考えが話すのが遅くなる…という勘違いの原因に!
ベビーサインは今でこそ、多くの芸能人が自らの育児に取り入れたり、メディアでも紹介されるようになりましたが、まだまだ日本に入ってきてからは十数年の浅い歴史。
おばあちゃんの世代はもちろんベビーサイン育児なんて育児法は聞いたこともないでしょう。
そういった方が、赤ちゃんが手話やジェスチャーでコミュニケーションをする様子を見れば当然、びっくりされます。
そして、そのビックリが「そんなことしてたら、喋らなくても伝わるから言葉の発達が遅れるんじゃない!?」という疑問に繋がってしまうことが多いようです。
むしろ真逆!コミュニケーション好きな子供になる可能性大
サインを通して大好きな家族とたくさんのコミュニケーションをとる赤ちゃんは、人とコミュニケーションが大好きになります。
「もっとコミュニケーションをしたい!」そう赤ちゃん本人が思うからこそ、赤ちゃんはグングンとその術を習得します。
赤ちゃんの中では最初のうちは「家族とだけコミュニケーションが取れていれば安心」なのです。
しかし話し言葉が出始める2歳頃になると、より広い、周りの世界へと好奇心が湧き始め、家族以外ともコミュニケーションを取りたいと思うようになっていきます。
そんな時に、近所のおばちゃんやスーパーのレジのお姉さんなど、ベビーサインをしない人とのコミュニケーションにはやっぱり話し言葉が便利です。
そこでコミュニケーションが大好きな赤ちゃんは意欲的に、そして楽しんで話し言葉を習得していくのです。
まだ知らない人が多いからこそ、ちょっとした誤解がそのままになっていることも多いかもしれません。
しかし、ベビーサイン育児実践者は口を揃えて「ベビーサインにデメリットなんかある?」と言います。もちろん私も、思い浮かばないのです。
ベビーサインで楽しい育児を!
目の前にいる我が子と『ベビーサイン』を通じて、しっかりとコミュニケーションがとれたおかげでイライラ育児や慌てふためく育児から脱することができたと思っています。
▼ベビーサインのやり方やサインの種類についてはコチラも参考にしてみて!
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