ブックスタートとは?効果は?赤ちゃんと絵本をつなぐイベント

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2018/06/13

ブックスタートしている赤ちゃん

出産前のプレママや赤ちゃんを育てているママで、「赤ちゃんが生まれたら本を読んであげたいな」「我が子には本好きになってほしいな」等と考えられている方は多いと思います。

しかし、いざ本選びをするとなると、「いつから、どんな本からスタートすれば良いのだろう?」と悩んで選びきれない…そんな方も多いでしょう。

実は、“赤ちゃんの絵本のスタート”に関しては忙しいママが自ら多くの情報から正しい情報・必要な情報を吟味していかずとも、自然とやってくる確かな機会があるのです!

それが、“ブックスタート”と呼ばれる取り組みです。

  • 子育て支援機関への赤ちゃんのお出かけデビューに
  • ママの気分転換やママ友づくりのきっかけに
  • 専門家の話を聞いたりアドバイスをもらう機会に
実施自治体に在住しているどの0歳児もが参加でき、絵本との出会いに親子で惹き込まれる“ブックスタート”の取り組みと、活用法や効果を紹介します。

おすすめ絵本の紹介も兼ねていますので、参考にしてください。

※NPOブックスタートを参考にしました。

ブックスタートは“赤ちゃんと絵本の出会い”を支援するNPOの取り組み

プレママの方や、赤ちゃんが生まれたばかりというママの方は、ブックスタートという言葉にまだ馴染みがないかもしれませんね。

ブックスタートは、「BOOK:本」「START:始める」という言葉の通り、赤ちゃんと保護者の方に絵本との出会い、絵本を通した触れ合いの機会を提供するというイベントとなっています。

この活動を行っているのは、「特定非営利活動法人 ブックスタート (NPOブックスタート)」で、活動範囲は行政等と協力し全国各地となっています。

2017年1月時点では、ブックスタートは全国983市区町村で自治体の取り組みとして実施されています。

全国の市区町村の半数以上の自治体が、この取り組みを導入している、“赤ちゃん向けの絵本イベント”として最もポピュラーな取り組みだと言えますね!

ブックスタートは新しい取り組み!行政と地域の皆での子育て支援の具体例!

今では案内や情報を得ることも増えてきたブックスタートですが、実はこの取り組みは、多くのパパ・ママが子供の頃にはまだ存在しなかった、比較的新しい取り組みです。

元は1990年代の英国で取り組みを受け、日本では2000年の「こども読書年」を機にブックスタートがまずは一部の地域で、そして翌年から活動地域を広げ、15年ほど経った今は、上の通り全国の半数以上の自治体が行う活動となったようです。

ブックスタートという一つの取り組みに対してですが、そこには、以下のようにさまざまな方々が関わっています。

  • 子育て支援課職員
  • 保健センター職員・保健師
  • 図書館員
  • NPO団体
  • 住民ボランティア

分野や立場の違う以下の方々が、いずれも“赤ちゃんの幸せ”を思う気持ちを共有して、より良い取り組みに向けて日々活動されています。

ブックスタートは、“親子での触れ合いの機会”・“本との触れ合いの機会”にとどまりません。

さらには、“行政と地域住民が協力してのまちづくり”の具体例としても、今後も期待されていく、“赤ちゃんを通してのまちづくりの具体例”でもあるのです。

ブックスタートの対象は主に1歳までの赤ちゃん

このようなブックスタートは、もちろん赤ちゃんとそのパパ・ママ等保護者の方を対象としたイベントです。

各自治体によって、主に対象とする赤ちゃんの月齢に差はありますが、0歳児の赤ちゃんが初めて絵本に触れ合う機会を提供するといったニュアンスのイベントが開催されます。

筆者の住んでいる自治体(A市とし、後の事例紹介でもこの呼称を用います)では、以下のような案内方法・対象月齢となっていました。

  • 自治体の3ヶ月健診の案内とともに自宅に届く
  • 各実施施設ごと毎月一回(日程は施設によりさまざま)実施、予約制
  • 1歳のお誕生日を迎えるまで参加可能

実施施設については後述しますが、まだ小さな赤ちゃんと参加することが大前提のイベントであるため、実施施設や時間(こちらも後述します)も配慮をされているため、安心して参加できます。

ブックスタートの目的 ~NPOブックスタートの願いから~

このように、0歳児の赤ちゃんを対象としたブックスタートは、どのような目的で行われているのでしょうか。

NPOブックスタートの公式サイトでは、以下のようにその“願い”が書かれています。

「絵本を開くことで、だれもが楽しく、赤ちゃんとゆっくり心ふれあうひとときをもてるように」
  • 赤ちゃんに愛情に満ちた言葉がけをすること
  • 絵本との触れ合いやその親子時間を通して愛情がより育まれていくこと
  • パパ・ママにとっても心安らぐ子育ての時間を提供すること
  • 抱っこのあたたかさのおなかで「愛情ことば」を語りかけ、赤ちゃんとその成長にたずさわる人たちみんなが幸せを感じられるようきっかけをつくること
これらの願いをこめて、NPOブックスタートのスタッフをはじめ、行政職員・保健師・図書館職員・ボランティア等さまざまな支援者が力を合わせ、イベントを行ってくれるのです。

おすすめ絵本を知るだけでなく、語りかけや子育てそのものへのアドバイスをもらえたり、ママ自身が子供の月齢の近いママ友・相談相手を作るきっかけにも活用できる“子育てイベント”なのですね。

なお、NPOブックスタートの公式サイトによると、非常に少数ですが「1歳6ヶ月」が対象年齢となっている自治体もありました。

基本的には0歳児対象のイベントということで、後述の説明もすべて0歳児向けの内容となりますが、このような例もあるので、実際に参加を検討する際にはお住まいの自治体の情報をチェックしてくださいね!

ブックスタートの実施時期・会場はさまざま!赤ちゃんのペースや予定に合わせて

ブックスタートの対象は0歳児ですが、何ヶ月頃が適齢期かは自治体によって考え方に差があるようです。

A市では、生後3ヶ月頃~(3ヶ月健診の案内とともに案内が届くので、実質参加者は4ヶ月頃の赤ちゃんが多かったです)対象となっていましたが、おすわりができたり生活のリズムが整ってくる8ヶ月頃~を推奨している自治体もあり、さまざまです。

また、会場は、A市の場合は以下のような複数会場がありました。それぞれの会場のメリットともに紹介します。

  • 図書館:イベント終了後さまざまな絵本に触れて帰りたい場合に適している
  • 子育て支援センター:ゆったりとしたスペースがあり、イベント終了後にママ同士が交流したり子供を遊ばせることができる
  • 認可保育園の一室:保育園の様子を感じたり、タイミングが合えば園見学や保育士さんに話を聞くことが可能な場合も
  • 役所:ついでに手続をしたり、保育園・地域イベント等子育てに関する情報収集もすることができる
  • 健診会場:3ヶ月健診の終了時刻頃に健診会場でそのまま参加できるコースもあり、忙しかったり各会場が遠方となる方にはありがたい日程設定
調べてみると他の地域では、ショッピングセンターやイベントホール等、自治体所有の会場以外で行われている場合もあり、会場の広さやその自治体に在住の子供の数等によって予約の要・不要も異なるようです。

ちなみにA市は待機児童も多い中核都市にあたるようで、各会場も十分な広さではないためか、原則予約制でした。

しかし、赤ちゃんが対象のイベントということで、機嫌や体調によって当日キャンセルやイベントに参加をせずに資料だけもらうとうやり方もOKであったり、空きがあれば当日参加OK等、ある程度の融通はきかせてくれていました。

生後数ヶ月の赤ちゃんとの生活やお出かけはママ自身も大変なので、参加に際してあまり気負わずママの行動のしやすい場所・タイミングを選んでくださいね。

会場は赤ちゃんが寝転んだりハイハイをしたりしやすいつくりであったり、ベビーカーのまま入室できるようになっている等、ママと赤ちゃんにやさしい環境になっているケースが多いです。

日程・会場は各自治体の公式資料で確認!実施状況まとめを参考に

基本的には授乳室やオムツ替えスペースが設けられている会場が設定されていますが、実施会場や会場設備に関しては、事前に各自治体のホームページや地域の子育て情報誌等で確認をされておくとより安心です。

赤ちゃんの状態や、自宅と実施会場の距離をはじめ、会場ごとのメリットや行きやすさ等も考慮しながら、日程・会場を選んでくださいね。

特に指定のない場合、持ち物は母子手帳と赤ちゃんのお出かけに必要なもの程度です。本や資料がもらえるので、帰りは少しだけ荷物が増えます。

以上、ブックスタートの実施に関しての基本情報をまとめると、下の表のようになります。参加する際の参考にしてくださいね。

対象年齢・月齢 ・0歳の赤ちゃん。参加推奨月齢は3~12ヶ月頃と自治体によってさまざま
・お住まいの地域の対象年齢を調べる際にはこちらをご覧ください:『NPOブックスタート 事例紹介』http://www.bookstart.or.jp/report/(※)
実施会場 ・図書館
・子育て支援センター(子育てサロン)
・認可保育園
・役所
・健診会場
・ショッピングセンター
・イベントホール 等
*会場を選べる場合、指定されている場合があります。自治体ごとにご確認ください。
案内・確認方法 ・案内が届く自治体、保護者が確認をする必要がある自治体等さまざま
・自治体のサイト等の公的媒体を活用
・実施予定地の掲示物等を確認
・各自治体の事務局は(※)に記載有り
申し込み・予約 ・予約の必要・不要は自治体による
当日の持ち物 ・母子手帳
案内や公式サイト等で指定された持ち物があればそれも持参。基本的には母子手帳のみでOKですが、赤ちゃんとのお出かけに必要なグッズと絵本等が入る大きめのバッグがあると安心です。

また、上表の(※)のリンクからは、各自治体のブックスタート実施時の会場の様子を写真つきで見ることができるので、参考にしてみてくださいね。

ブックスタートは絵本との触れ合い・人との触れ合いを楽しめる30分!

ブックスタートの基本情報法は、上の通りです。次に、ブックスタート当日の楽しみ方について紹介します。

各自治体や会場によって、規模や実施状況はさまざまではありますが、おおまかな当日の流れは以下のようになります。

  1. 受付
  2. 読み聞かせ、大型絵本等で初めての絵本を楽しむ
  3. ブックスタート・パックをもらい、ママと赤ちゃんの触れ合いタイム
  4. スタッフ・専門家、他の参加者の方々と談話・交流
  5. 解散

「2」(開始時)~「3」(ブックスタート自体の終了時)まででおよそ20~30分、そこで帰っても大丈夫ですが、「4」まで楽しんでいっても30~45分程度、と赤ちゃんにも負担の少ないコンパクトな時間設定となっています。

では、「2」~「4」について詳しく見ていきましょう。

優しい語りや大型絵本に興味津々!スタッフの読み聞かせは今後の見本にも!

受付を終え、時間になると、ブックスタートが始ります。各施設や関係スタッフの方による簡単なあいさつや自己紹介等ののち、読み聞かせが始まります。

赤ちゃんと絵本の初めての出会いの時が来ましたね!

A市では、スタッフの方が数名で前に出て大型絵本(紙芝居ほどのサイズと迫力のある、読み聞かせ用の絵本)をめくりながら、ゆっくりながらテンポよく、小さな赤ちゃんも食いつくプロの読み聞かせ技を見せてくれました。

初めて紹介される絵本は、「お話の内容が深いもの」ではなく、以下のような特徴を持つ絵本が多かったです。(具体的な絵本はのちに紹介しますが、絵本の特徴についてです。)

  • 繰り返しのリズムが楽しいもの
  • 擬音や動きがあるもの
  • 赤ちゃんにとって身近な人やものが登場するもの

このような、“初めてでも親しみやすい赤ちゃん向けの絵本”を数冊読み聞かせをしてくれます。

会場の規模やスタッフの人数、方針等によっては、親子1~3組ほどに1人スタッフの方が付き、目の前で赤ちゃんの目線に合わせて通常サイズの絵本を読み聞かせしてくれる場合も多いようです。

開始時は、知らない場所で知らない人の登場にとまどって泣いてしまう赤ちゃんも多いですが、時間を追うごとにだんだんと赤ちゃんも絵本の世界に惹き込まれていきますよ!

もちろん、途中で赤ちゃんを落ち着かせるための退出や、抱っこで後方へ移動しての鑑賞等、赤ちゃんのペースに応じてメリハリをつけながらの参加も可能です。

また、絵本の読み方に決まりはありませんが、たくさんの赤ちゃんに出会い読み聞かせを行ってきたブックスタートにたずさわる方々の読み聞かせや語りかけ法を、イベント終了後にママ自身の“子育て技”として見習い取り入れるのも良いでしょう!

ブックスタート・パックで絵本と情報をプレゼント!触れ合いタイムを楽しもう!

全体または小集団での読み聞かせが終わると、参加した親子にプレゼントがもらえます!

“ブックスタート・パック”とう、絵本と地域の子育てに関するしおりやパンフレット等がセットになったものです。

もらえる絵本は自治体や参加するタイミングによって異なりますが、0歳児の赤ちゃんが楽しめる、親しみやすい絵・心地よいリズムをベースとした赤ちゃん絵本が入っています。

冊数も自治体によって異なりますが(A市は1冊でした)、基本的には1~2冊のようです。

ブックスタートバックの一例はこんな感じです。(鹿児島市)

※画像はHPより引用しました。この自治体では、写真の3冊の中から1冊好きな本を選んでいただけるようです。

ママ向けの情報誌では、図書館やボランティア団体主催の「おはなし会」「絵本展」の案内等、ブックスタートの機会に親子の読書の習慣づくりに役立つ図書関係の案内が入っていました。

また、各自治体の子育て支援事業の取り組みに関する資料等、育児に役立つ情報も入っていました。

(絵本や資料は、多くの自治体では布バックや不織布の持ち運びに便利なバックに入れてプレゼントしてくれるようですが、ビニール製のもの等少し破れやすいバックの可能性もあるため、念のため大き目のママバックまたは布袋を一枚持参しておいた方が安心です。)

これらが入った、写真のようなブックスタート・パックを、図書館員の方や保健師さん、ボランティアの方等が、親子一組一組に手渡してくれます。

手渡された本は、赤ちゃんの初めての「わたし(ぼく)のえほん」ですね!しばらく、抱っこをして親子で絵本を通しての触れ合いタイムを楽しみましょう!

この触れ合いタイムの間に、保健師さんや役所の子育て支援課の方等が各親子の元を順にまわり、声をかけてくれたり交流タイムへとシフトしていきます。

特に相談や交流の目的が無ければ、ブックスタート・パックをもらって中身を確認したのち、帰ってもOKな場合が多いでしょう。ブックスタートに関するアンケートを記入していく場合もあります。

ブックスタートは専門家への育児相談やママ友作りのチャンス!

読み聞かせや絵本を通した触れ合いが終了し、ブックスタートのメイン目的は終了に近づいても、ブックスタートのイベント会場であるこの場は、実はもう一つ意義を持っています。

それは、人との交流です。

ブックスタートには、上に記載してきたような、さまざまな分野の専門家がスタッフとして来られています。

読み聞かせや本選び・読書の習慣づくりに関するアドバイスをもらったり、地域の子育てに役立つ情報を得たり、ママ自身の育児の悩みもこの場で相談してしまいましょう!

ブックスタートへの参加人数の少ない会場であれば、スタッフの方々が各親子の元を順番にまわって話を聞いてくれたり赤ちゃんに話しかけてくれたりという場合もありますが、大規模であると相談したいスタッフの方と話ができる順番を待つ、というケースもあります。

そして、話しかけてみるべき相手はスタッフだけではありません!

この場には、居住地域も子供の月齢も近い、たくさんのママ(パパ)の方々が来られています!

育児中はなにかとママ自身が孤独感を感じやすくなりますが、同じ境遇のママの方々に話しかけてみることで、我が子の月齢ならではの悩みの共有や情報交換ができる等、心強いママ友ができるかもしれません!

もちろんこれらの人との交流は強制ではありませんが、保育園に入ったり子育てサロンに出向いたりしない限り、なかなか同月齢のお友だちやママに出会えるチャンスはありませんよね。

専門家の方のアドバイスを受ける・子供の月齢が近いママの方々と交流する。これらも、ブックスタートに参加する楽しみの一つと捉え、積極的にイベントを活用しましょう!

どんな本が紹介される?気になる赤ちゃんの“初めて絵本”を7つ紹介!

次に、ブックスタートではどんな絵本を読み聞かせしてもらえるのか、ブックスタート・パックに入っているのか、といった、気になる具体的な絵本について紹介します。

こちらも自治体ごとにさまざまな赤ちゃん絵本が紹介されているようですが、A市で実際に紹介されたもの・調べた中で多く出てきたものを中心にお伝えします。

「居住地域ではブックスタートが開催されない」「ブックスタートを待たずに我が子に絵本を読んであげたい」という場合にも、ぜひ参考にしてください。

『がたんごとんがたんごとん』
作: 安西 水丸  出版社: 福音館書店
※A市では、ブックスタート・パックにこの本が入っていました!
『ぴょーん』
作・絵: まつおか たつひで  出版社: ポプラ社
※A市では、大型絵本を使って読み聞かせをしてくれました!
『はらぺこあおむし』
作・絵: エリック・カール  訳: もり ひさし  出版社: 偕成社
※A市では、こちらも大型絵本での読み聞かせがありました!
『くっついた』
作・絵: 三浦 太郎  出版社: こぐま社
『くだもの』
作: 平山 和子  出版社: 福音館書店
『いないいないばあ』
文: 松谷 みよ子  絵: 瀬川 康男  出版社: 童心社
『だるまさんが』
作: かがくい ひろし  出版社: ブロンズ新社

ブックスタートにおすすめの人気絵本作家まとめ!

る日本人の絵本作家でおすすめの方々をご紹介したいと思います。

いもとようこさん

「かちかちやま」や「ねずみのよめいり」などの古典的な日本昔ばなしにも、また現代のオハナシにも絶妙にマッチするイラストは、どれもとてもやさしいタッチになっています。見ているだけでとってもやさしくなれますよ。

樺山祐和(かばやまさちかず)

精密に忠実に物を描写しています。「かきごおり」(福音館書店)に登場する、シロップは写真と見間違えるほどです。ストーリは日常のシンプルな出来事ですが、絵を楽しむにはもってこいの作家さんです。

山崎克己(やまざきかつみ)

タイトルとストーリーが奇想天外で、子供の想像力をくすぐる作家さんです。日常のちょっとした事柄をテーマに、ほっこりする結末や、思わず笑顔になる展開があります。子供独自の視点を、大切に育むことが出来る絵本に出会えます。

柳原良平(やなぎはらりょうへい)

サントリーのハイボールのキャラクターで御馴染みのトリスおじさんは、この方の作品の一つです。

単純にさまざまな表情を収めた絵本は小さい子供さんに。家のなかにあるものの表情や、七福神をテーマに書かれたストーリーのある絵本は幼稚園~小学校低学年程度の子供さんに、と、幅広い年代で楽しむことが出来る作家さんです。

ブックスタートは絵本を楽しむきっかけに!たくさん本を読んであげよう!

ブックスタートは、自治体ごとに対象の月齢も異なっていたり予定が合わなかったりと、子どもが1歳に近づいてから参加するというケースも多いかと思います。

ブックスタートに参加する前に、赤ちゃんに絵本を読んであげたいという方も多いでしょう。

書店にはたくさんの絵本があり、「どれを読んだら良いか…」とパパ・ママが迷われる際には、ぜひ上の「ブックスタートで紹介される7つの絵本」も参考にしてみてくださいね。

ブックスタートで紹介されたりプレゼントされる絵本は、本や子育ての専門家が協議を重ね、「赤ちゃんへの影響や親子の触れ合いに適切」と考え選ばれている絵本です。

先に本を買ってしまうと、後で同じものをもらってしまうかも…という懸念もありますが、中には既に持っている本と被る場合は交換をしてもらえたり(A市はそうでした)、ブックスタート・パックの例のように、数冊の中から選べるといった自治体もあります。

もし被ってしまっても、赤ちゃんが大好きな絵本が2冊あるというのも、それはそれで素敵ですよね!

小さいうちからたくさんの絵本に触れる、パパ・ママと絵本を通してたくさん触れ合うということは、赤ちゃんの言葉や心の発達の面でもとても大切なことです。

ブックスタートは、そんな赤ちゃんと絵本をつなぎ、パパ・ママ同士も地域や同じ境遇の方々とつながれる、素敵な機会です。案内や情報を得たら、ぜひ活用してみてくださいね。

ブックスタートの機会を有効活用するとともに、日頃の赤ちゃんとの生活の中でも、赤ちゃんにたくさんの絵本を読んであげてくださいね。

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