【ママ必見】赤ちゃんが摂取すると頭が良くなる栄養成分があった
妊娠後期から生後2年ぐらいまでの間に、赤ちゃんの脳は著しく発達します。実はその時期に摂取しておくと、赤ちゃんの頭がよくなる魔法のような栄養成分があります。赤ちゃんの頭を良くする魔法の栄養成分「DHA」と「アラキドン酸」について知りましょう!
「DHA」と「アラキドン酸」について知ろう
DHAとアラキドン酸は、オメガ脂肪酸です。オメガ脂肪酸の仲間には、「DHA」や「EPA」、「アラキドン酸」などがあります。
脂肪酸とは、脂質の主成分です。脂肪酸の中には善玉と悪玉があり、健康に役立つ善玉脂肪酸の代表といえるのが、オメガ脂肪酸です。
脂肪酸はいくつかの種類に分けられますが、オメガ脂肪酸は、「常温では固まりにくい」という特徴を持っており、健康に大変役立つ働きをする成分としてとても注目されています。
DHAについて
DHAとは、主に魚(マグロやサバ、イワシなど)に豊富に含まれる脂質のことです。脳内に最も多く存在する成分で、赤ちゃんの脳や神経組織の発達に欠かせない成分です。
アラキドン酸について
アラキドン酸は、肉(特に豚レバー)、卵、魚などの動物性食品に幅広く含まれる脂質のことです。アラキドン酸が脳に占める割合はDHAについで多く、DHAと同じく、脳の成長や発達に重要な役割を担っており、特に記憶をつかさどる海馬の細胞の成熟を促します。
赤ちゃんはDHAとアラキドン酸をどうやって摂取するの?
それでは、実際に赤ちゃんにDHAとアラキドン酸を摂取させるにはどどうすれば良いのでしょうか。答えはとても簡単です。母乳を飲ませてあげることです。
母乳に含まれる栄養成分のなかで、特に脂質についてはママが食べたものの影響を受けやすいことがわかっています。日本人は世界の中でも魚を食べる習慣が多いので、母乳のDHAの含有量が高いと言われています。
また、アラキドン酸は動物性食品のほかに、母乳に多く含まれている栄養成分です。つまり、母乳を与えることによって、赤ちゃんの脳の発達を促すことができるのです。母乳ってすごいですね!
赤ちゃんがDHAとアラキドン酸を摂取すると頭が良くなる!
生後18ヶ月になる赤ちゃんを対象とし、DHAとアラキドン酸を含む粉ミルクを飲んだ赤ちゃんのグループと、そうでない赤ちゃんのグループを比べた結果、前者の赤ちゃんグループのほうが神経発達指数が高いという調査結果があります。
DHAとアラキドン酸を十分に摂取した赤ちゃんは、記憶や問題解決能力、言語能力など、精神発達のレベルが高くなることがわかっています。また、アラキドン酸が不足した赤ちゃんは、体重や身長が増加しにくくなることも確認されています。
また、未熟児で産まれた赤ちゃんを、母乳で育った赤ちゃんと通常のミルクで育った赤ちゃん(母乳と通常のミルクの混合も含む)の2グループに分け、小学校に入学するころの脳の発達にどのように影響するかという研究もされています。
まず生後4週の頃に採血し、赤血球の細胞膜に含まれるDHA濃度を調べたところ、母乳で育ったグループのほうがDHAレベルが高く、脳のDHA量も多い可能性が考えられました。
さらに、この2グループが5、6歳になった頃に、頭の良さを調べる2種類の発達テスト(知的な課題をやり遂げる能力を評価する検査、及び新しいルールに適応する能力を評価する検査)を行いました。
すると、母乳で育ったグループが通常のミルクで育ったグループよりも高いスコアを出しました。生後4週の頃にDHAを十分に摂取すると、5、6歳の頃の脳の発達レベルが高くなるということわかります。
赤ちゃんの脳の発達に重要な魔法のような栄養成分、「DHA」と「アラキドン酸」。母乳に含まれているなんて、やっぱり母乳はすごいですね!特に生後間もない頃は母乳をどんどん飲ませてあげましょう。
母乳がなかなか出ないママや、忙しくて母乳を与えられないママは、粉ミルクにDHAとアラキドン酸が含まれているものが販売されていますので、買う際に成分表を確認し、DHAとアラキドン酸が含まれている粉ミルクを選ぶようにしてあげましょう。
▼参照にさせていただいた記事
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リンリンさん
子供二人いて、まだ知らない知識もあり、目から鱗でした。次の更新も楽しみです。
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