男性不妊が妊娠できない原因かも…サプリを取り入れて生活習慣改善!

コメントを見る0
2016/10/12

%e7%94%b7%e6%80%a7%e4%b8%8d%e5%a6%8a%e3%82%82%e8%a6%96%e9%87%8e%e3%81%ab%e5%85%a5%e3%82%8c%e3%81%a6%e5%a6%8a%e6%b4%bb%e3%82%92%e9%80%b2%e3%82%81%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%82%ab%e3%83%83%e3%83%97

現代では、不妊治療が必要とされるカップルは10組に1組ともいわれています。

妊活を続けているカップルにとって、なかなか妊娠できないということは、とても辛いですよね。

不妊といえば女性に原因があると思われがちですが、不妊症の原因の半分が男性にあるというデータもあります。そのため、男性もしっかりと不妊治療に目を向けていく必要があるのです。

妊娠に近づくため、女性だけでなく男性もサプリ摂取などを協力していきましょう。

また、生活習慣を改善していくことで、精子数や運動率、精液量など少しずつ向上させていけるようにしましょう。

まずは毎日の生活から!生活習慣を見直す

劇的に検査の数値が向上する魔法のような薬があれば嬉しいのですが、男性不妊を改善する特効薬や特別な治療法はありません。

漢方やサプリメントで不足しがちな栄養素を補うことは大切ですが、それ以前に生活習慣をみなおすことが重要です。

  • バランスのとれた食事で健康な身体を目指す!
  • 適度な運動で身体機能を向上させる
  • ストレスは不妊の大敵!ストレスをためないようにしよう
  • 精子の数や運動率に悪影響が…子どもを考えて禁煙を!
  • 飲み過ぎは男性ホルモンの減少につながる…お酒はほどほどに
  • 精子は熱が苦手!サウナやバイク・自転車には気を付けて!
  • 定期的な夫婦生活を心がけましょう

男性不妊改善のため、どんな生活習慣を意識していけばいいのか見ていきましょう。

バランスのとれた食事で健康な身体を目指す!

男性不妊の原因として主なのが、精子の問題です。

1998年に日本不妊学会が発表した説では、コンビニ弁当やインスタント食品、ファストフードなどの添加物や油分が多い食事をしている男の精子には、奇形が多いということが挙げられています。

この事からも、食生活による影響がいかに大きいかが分かります。

私たちの身体は、毎日の食事から作られ、精子もその一つです。健康に過ごせるように、バランスのとれた食事を3食きちんと食べるように心がけましょう。

適度な運動で身体機能を向上させる

適度な運動は身体の機能を向上させ、精子をつくる能力や性欲、その他の男性能力を高めます。

運動不足はよくありませんが、過度な運動も禁物です。

過度な運動を行うと、活性酸素が大量に発生してしまい、逆に精子の産生に悪影響がでてしまいます。無理なく、継続して運動をするようにしましょう。

無理なく効果的な運動が有酸素運動です。水泳、散歩、ジョギングなどがおすすめです。

また運動を行うことで肥満の解消や、不妊の大敵のストレス発散効果も期待できます。それぞれの体力に合わせた運動量で、定期的に体を動かすようにしましょう。

ストレスは不妊の大敵!ストレスをためないようにしよう

精液検査の結果にショックを受ける人もいるかもしれませんが、一度の検査結果では、精子の正しい状態は分からないので検査を複数回行ってみるようにしましょう。

複数回行うと、中には検査結果の数値が大きく変動するという人も出てきます。それは、採精時のコンディションが精液検査の結果に大きく影響を与えているからなのです。

男性の生殖機能はとても繊細です。仕事のストレスや肉体的な疲労感、プレッシャーなど精神的なものが、精子量や精子の質に影響してくるのです。

仕事でのストレスを適度に発散し、家庭ではリラックスできるように、環境を整えていきましょう。

精子の数や運動率に悪影響が…子どもを考えて禁煙を!

たばこを吸うと、精子数や精子運動率に悪影響をあたえます。また、精子が劣化してしまうので、質の低下にもつながります。

禁煙したことで検査結果の数値が上がり、子どもを授かることができたという人もたくさんいます。喫煙しているのであれば、すぐに禁煙するようにしましょう。

また、タバコは妻や赤ちゃんにもよくありません。これから増える家族のためにも、早いうちから禁煙できるようにしていきましょう。

飲み過ぎは男性ホルモンの減少につながる…お酒はほどほどに

仕事の付き合いやストレス解消の意味で、飲酒をしている人も多いですが、飲み過ぎは禁物です。

お酒を飲みすぎると、男性ホルモンのテストステロンが減少し精力の減退や倦怠感などの症状が引き起こされます。

また、精子の形成に問題がおきたり、男性能力不全などが引き起こされる場合もあります。

ただし、ホルモンや精子に悪影響があるとはいえ、お酒を飲むことでストレスを発散しているという人もいると思います。

飲み過ぎは禁物ですが、少量であれば問題はありません。お酒はほどほどに、たしなむ程度しましょう。

精子は熱が苦手!サウナやバイク・自転車には気を付けて!

精子が作られる精巣は熱に弱く、温められることで造精機能が低下してしまいます。

サウナや長風呂など、精巣を熱にさらすことは、避けるようにしましょう。

またバイクはサドルの先端部分で圧迫されたり、肌に密着したトレーニングウェアによって体温が上昇したりすることで、生殖機能へ影響がでることがあります。

自転車に乗るとEDに繋がるという研究もあるので、なるべく控えるようにしていきましょう。

定期的な夫婦生活を心がけましょう

妊活を頑張っている夫婦ほど、排卵日での夫婦生活を重視しすぎてしまい子どもをつくるための義務的なものになってしまいがちです。

排卵日をぴったり当てるということは、プロの医師でさえパターンをつかむのに時間を必要とするものです。

月に1度の排卵日を無駄にしないためにも、定期的な夫婦生活を心がけましょう。

義務的な行為になってしまったり、排卵日にこだわりすぎたりすると、男性はプレッシャーを感じてしまいます。その結果、性行為に積極的になれなかったり、排卵EDになってしまったりするのです。

効率にこだわりすぎず、夫婦でのスキンシップの時間としても、夫婦生活の時間を大切にしていきたいですね。

男性不妊に有効な成分とサプリメント

生活習慣の改善に加えて、毎日の栄養補給として摂っていきたいのがサプリメントです。

  • 生殖器官の発達と維持に効果あり!亜鉛
  • 精巣の機能を向上させるビタミンE
  • 滋養強壮効果のあるマカで精子の生成を促進!
  • 精子濃度や運動率への効果が確認されているコエンザイムQ10
  • 抗酸化作用が精子を守る!セレン(セレニウム)
  • 精子の奇形リスクを減らす葉酸

ここでは、これらの男性不妊に効果があるサプリメントを紹介します。

食べ物からなるべく摂りたいという人のために、各成分が含まれている食材も載せておいたので、参考にしてください。

生殖器官の発達と維持に効果あり!亜鉛

亜鉛はミネラルの一種で、タンパク質の合成や骨の発達には欠かせない成分です。

新陳代謝を高めたり、味覚や聴覚を正常に保ったり、男性の生殖器官の発達と生殖能力の維持にも働きます。

亜鉛は別名セックスミネラルとも呼ばれ、生殖器官と深い関わりがあります。EDの症状を改善するだけでなく、精子の生成を促す効果が期待できます。

亜鉛不足に1度なってしまうと、回復するまでに時間がかかります。継続して摂取するようにしましょう。

【亜鉛が多く含まれる食材】 牡蠣、レバー、ホタテ、牛肉、うなぎ

精巣の機能を向上させるビタミンE

老化や生活習慣病は、活性酸素によって細胞が酸化されることによって引き起こされます。

脂溶性のビタミンEによって、細胞膜や血中脂質が活性酸素により酸化してしまうのを防ぐ働きがあり、老化や生活習慣病の改善につながります。

毛細血管の血行をよくする働きもあるので、冷え性や肩こりなどの緩和の効果もあります。

男性不妊においては、精巣の機能を高め、精子数の増加、精子の運動性を上げてくれる効果があります。

ビタミンEを毎日200㎎ずつ投与したという実験では、精子数は4ヵ月後から増えはじめ、10ヵ月後には10倍近くになったという報告もあります。

【ビタミンEが多く含まれる食品】 アーモンド、落花生、アボカド、かぼちゃ、ほうれん草

滋養強壮効果のあるマカで精子の生成を促進!

マカは南米のペルー原産の植物で、精子の生成に必要なたんぱく質や、アルギニンなどのアミノ酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいます

精子をつくる機能が向上するので、精子の数を増やし、運動率をアップさせる効果があります。

マカには滋養強壮効果があり、天然のバイアグラとも呼ばれます。男性能力不全や精力減退などの改善にも効果が期待できます。

精子濃度や運動率への効果が確認されているコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は、細胞の中にあるミトコンドリアの中にある成分で、消化や代謝で働く酵素を助ける役割があります。

体内の臓器や筋肉を動かす原動力となり、生活習慣病や老化の予防に役立つと言われています。

男性不妊においては、男性の精子濃度、運動率、正常精子形態率の改善に効果が確認されています。

臨床試験により、コエンザイムQ10の摂取で、原因不明の男性不妊の男性不妊患者の精液の質が改善されたということです。

長く服用した方が改善効果が高まるので、継続して服用する必要があります。

【コエンザイムQ10が含まれる食材】牛肉、豚肉、鶏肉、いわし、さば、さけ、ほうれん草、ブロッコリー、キャベツ、大豆、ピーナッツ、チーズ、ごま油

抗酸化作用が精子を守る!セレン(セレニウム)

セレンは必須ミネラルのひとつで、酵素やたんぱく質を構成する成分です。身体のサビともいわれる活性酸素から身体を守り、病気や老化に負けない身体を作ってくれます。

セレンの抗酸化作用で精子は守られていています。このセレンが不足すると、精子の奇形率が上がったり、精子数が減少したりする原因になります。

病気や老化から身体を守るセレンは、ビタミンEと一緒に摂取すると更に効果的に働きます。

【セレンが多く含まれる食材】 かつお、わかさぎ、うに、いわし、ネギ

精子の奇形リスクを減らす葉酸

葉酸は、タンパク質と核酸の合成に働き、細胞の分裂や発育を促進します。

また、赤血球の生産や、抗体の生産にも働く成分なので、抵抗力の向上、貧血の予防などにも効果があります。

胎児の先天性の障害や流産のリスクを軽減することができるので、妊活中の女性なら意識して摂取していると思いますが、この葉酸は女性だけでなく、男性にも効果があるんです。

妻だけが葉酸摂取をしているケースよりも、夫婦そろって摂取している方が妊娠率が高くなるという研究もあります。

男性が葉酸を摂取すると、精子の分裂を助け、奇形リスクを減らすことができます。厚生労働省からも、男性で1日240μgの摂取が推奨されています。

また、葉酸は、ビタミンB6、B12、ビタミンCがなければ十分に働くことができません。葉酸不足を心配するだけでなく、その他の栄養素もしっかりと摂りましょう。

【葉酸が多く含まれる食材】えだまめ、アスパラガス、ケール、ブロッコリー、ほうれん草

サプリメントの摂取量は適切に!

それぞれのサプリメントは摂取量を守ることで、妊娠力を高める手伝いをしてくれます。

目安の量なので、過剰摂取でも問題ないものもありますが、中には、内臓や血液に異常をきたすものもあります。

サプリメントのラベルや外袋に、1日の目安摂取量が記載されているので、自分の食事と照らし合わせながら、摂取していくようにしましょう。

ステップアップも視野に入れて

男性の精子の量や質を改善することができれば、精子と卵子が出会う確率が高くなるので、妊娠しやすくなります。

男性がサプリや漢方、ハーブなどをつかって身体づくりをすることは、心身ともに健康に過ごすことに繋がるので決して無駄にはなりません。

しかし男性の不妊症では、生殖機能そのものに欠陥や障害があると治療によって機能を回復させるということが難しいことが多くあります。

女性の年齢のこともあるので、男性の治療を進めながら人工授精や体外受精、顕微授精などのステップアップも視野にいれていくようにしましょう。

お互いを尊重する気持ちを大切にしましょう

赤ちゃんは、1人では産まれてこられません。男性と女性がいて初めてこの世に生まれてくることがきるのです。

乏精子症、精子無力症と診断された時、男性はとても大きなショックを受けると思います。

相手の気持ちに寄り添って、今できることからコツコツ始めていきましょう。子どもをあきらめたころに、自然妊娠したという夫婦もたくさんいます。

お互いのことを尊重し悔いの残らない選択ができるように、毎日の生活でのコミュニケーションも大切にしていきたいですね。

妊娠しなくては!というストレスをなるべく溜めず、生活習慣改善などできることからコツコツと始めてみてくださいね。

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ


マーチについて

MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪

マーチの人気記事だよ

まだデータがありません。