ヒップシートキャリアはママにも赤ちゃんにも優しい抱っこ紐!

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2018/09/06

最近、ちょっと変わった形の抱っこ紐をしているママやパパ、見かけませんか?それは、もしかしたらヒップシートキャリアかもしれません。

「ママ・パパも子どももラク!」な抱っこ紐として、ここ数年、口コミでじわじわと人気を集めているのが『ヒップシートキャリア』です。

その特徴や使い方、おすすめブランドをご紹介します。

「初めて抱っこ紐を買うけど、どんなものがあるんだろう?」「子どもが重くなってきて抱っこがつらい…もっとラクな抱っこ紐、ないかな?」そんなママ・パパはぜひ参考にしてみてくださいね!

ヒップシートキャリアは「おすわり型」の抱っこ紐

ヒップシートキャリアとは、腰ベルトに椅子のような台座(ヒップシート)がついており、そこに子どもを座らせて抱っこするタイプの抱っこ紐です。

肩や腰への負担が軽い画期的な抱っこ紐として、2010年頃から海外で人気を集め、2013年にBABY&Me社が日本で初めてヒップシートキャリアの販売をスタート。

その後、国内でも口コミでじわじわと愛用者が増えています。

4か月頃から使用OKのブランドが多いが、別売りパーツと組み合わせて新生児でもOKのものも!

ヒップシートキャリアは子どもを台座に座らせて使う形状ですが、首がしっかり座った生後4か月頃から使えるブランドが多いです。

心配な方は、おすわりが安定する7か月頃から使うのが安心かもしれませんね。

別売りの新生児用インサートがあったり、ヒップシートを外して一般的な抱っこ紐のように使えるブランドもあるので、生後すぐから使いたい!という方は、そういった物を選ぶとよいでしょう。

製品ごとに対象月齢が定められているので、購入前に必ず確認するようにしましょう。

抱っこの仕方は6通り。ヒップシート単体でも使える!

ブランドによって多少異なりますが、基本的に6通りの使い方ができます。

  • 対面抱っこ
  • 前向き抱っこ
  • おんぶ
  • ヒップシート単体で対面抱っこ
  • ヒップシート単体で前向き抱っこ
  • ヒップシート単体で横抱っこ

上3つの使い方は、一般的な抱っこ紐でも対応しているものが多いですね。「前向き抱っこができる」抱っこ紐も増えていますが、製品によっては足が開きすぎてしまうことも…。

しかし、ヒップシートキャリアならそんな心配はありません。前向き抱っこが好きな子も、足が開き過ぎずに安心して抱っこできますね。

ヒップシートキャリアの大きな特徴は、下3つの使い方です。キャリア部分(肩紐や背当ての部分)を外して、ヒップシート単体で使うこともできるのです。

1歳を過ぎて歩くようになると、抱っこ紐を嫌がり自分で歩きたがったり、歩いてもすぐ疲れて「だっこ!」、今度は抱っこに飽きて「おりる!」の繰り返しになることも…。

ヒップシートを腰につけっぱなしにしておけば、抱き下ろしはとってもラク。子どもが大きくなって抱っこ紐を嫌がるようになっても、ずっと活躍してくれます!

ママ・パパにうれしい、ヒップシートキャリアのメリット3つ

一般的な抱っこ紐とは違う、ヒップシートキャリアのメリットとは何でしょうか。ここでは3つのメリットをご紹介します。

ママ・パパの体がラク!

ヒップシートキャリアの最大のメリットは、抱っこするママ・パパの体がラクなこと。

赤ちゃんを抱っこしたとき、パパ・ママの背骨は左右に曲がった状態になってしまいますが、ヒップシートキャリアを使えば、背骨をまっすぐに保った状態で抱っこすることができます。

また、腰ベルトが太くしっかりしているので、子どもの体重がバランスよく分散し、腰や肩への負担が軽くなります。

特に、一般的な抱っこ紐からヒップシートキャリアに乗り換えた方は、そのラクさに驚くことが多いようですよ。

足が開き過ぎず、密着し過ぎず子どももラク!

まだ子どもが小さいと、一般的な抱っこ紐では足が開きすぎて、股関節に負担がかかってしまうことがありますが、ヒップシートではその心配は無用。

子どもの体にも優しい抱っこ紐なのです。

暑い時期の抱っこはママ・パパと赤ちゃん、どちらにとっても大変…。でも、ヒップシートキャリアは子どもと密着し過ぎず適度に余裕があるので、暑がりな子どもも安心です。

無理なく長く使える!

一般的な抱っこ紐の場合、対象年齢は4か月~36か月、適応体重は20㎏までとなっている物が多いです。ヒップシートキャリアの対象年齢・適応体重も、一般的な抱っこ紐とほぼ同じです。

しかし、1歳を過ぎて歩くようになると、抱っこ紐でじっとしていてくれることは少なくなり、登場回数はぐっと減ってしまうのではないでしょうか。

ヒップシートキャリアであれば、キャリア部分を外してヒップシート単体でも使えるため、抱き下ろしが頻繁になる1歳以降もしっかり活躍してくれます。

新生児用インサートを使えば0か月から、「だっこ!」「おりる!」を繰り返す3歳頃まで、長く使えるのがヒップシートキャリアの大きな魅力です。

購入前に知っておきたい、ヒップシートキャリアのデメリット3つ

画期的な抱っこ紐でメリットも多いヒップシートキャリアですが、デメリットもあります。購入を検討する際の参考にしてくださいね。

かさばるため、収納や持ち運びに不便

ヒップシートキャリアは、腰ベルトに小さな台座がついたような形のため、一般的な抱っこ紐と比べるとかさばり、持ち運びにはやや不便です。

しかし、最近では台座部分をたためるものや、ヒップシート部分をコンパクトに設計したものなど、持ち運びしにくいという欠点をカバーする製品も登場しています。

見た目がややゴツい

子どもが座る小さな椅子を腰に巻いているような状態になるので、一般的な抱っこ紐スタイルよりも見た目がややゴツい印象になるのは否めません。

スタイリッシュさを求めるパパママは、この点しっかりと検討してから購入を!

寝た子どもを下ろすのが難しい

ヒップシートがあるので、一般的な抱っこ紐やスリングのように、寝た子どもをそのまま布団に下ろす…という使い方には向いていません。

ヒップシートキャリアのおすすめブランド3選

ヒップシートキャリアのブランドとして定評ある3ブランドをご紹介します。

  • BABY & Me(ベビーアンドミー)
  • POGNAE(ポグネー)
  • POLBAN(ポルバン)

どのブランドもヒップシートキャリアの販売・製造元として定評があるので、初めて抱っこ紐を買う方でも安心ですよ。

BABY & Me(ベビーアンドミー):日本人の体型にフィット

2013年に国内で初めてヒップシートキャリアの販売を始めたBABY&Me。日本におけるパイオニアとして、ママ・パパにも子どもにも優しい製品づくりを追求しています。

2016年に発売された「BABY&Me One」は、人間工学に基づき、日本人の体格に合わせて設計されており、子どもを自然な体勢で抱っこできます。

生活防水生地を使った「LIGHT」シリーズや、SGマーク取得の「SG」シリーズなど、製品バリエーションも豊富。カラーは、コーラルピンクやドット柄などのかわいいものから、パパでも使いやすいデニムやブラックまで、14種類から選べます。

別売りの新生児用パッドをセットすれば0か月から使え、同じく別売りのベビーキャリアパーツを使用すれば、腰ベルトタイプの抱っこ紐としても使うことができます。

【Oneシリーズ】

  • 対象年齢:4か月~36か月
  • 適応体重:20㎏まで
  • サイズ:ウエスト112㎝まで
  • 重さ:約830g(LIGHT・SGシリーズは約730g)
  • カラー:14色
  • 価格:19,960~25,920円(税込)

最新モデルの「One-S」

ベビーキャリアパーツが最初からセットになっているほか、子どもの成長に合わせて足の開きを調整できる「マルチポジション」機能をプラス。

さらに多様なシーンに対応できるようになっています。

【One-Sシリーズ】

  • 対象年齢:4か月~48か月
  • 適応体重:20㎏まで
  • サイズ:ウエスト114㎝まで
  • 重さ:約820g(LIGHTシリーズは約720g)
  • カラー:10色
  • 価格:21,060~22,140円(税込)

POGNAE(ポグネー):レンタル制度やパパママに嬉しい工夫満載!

2005年に韓国で誕生したポグネー。現在はベビーキャリア専門ブランドとして、世界20か国のママ・パパたちに愛されています。

ポグネーのヒップシートキャリアは、

  • 子どもが滑りにくいようにシリコン加工されたヒップシート座面
  • 腰をしっかりと支える「腰ベルトコルセットボーン」
  • 寝ている子どもを腰ベルトのマジックテープを剝がす音で起こさないための「サイレントファスナー」

など、パパ・ママにうれしい工夫がたくさん(「オルガ」を除く)。

初めて使う人のために、7日間の無料レンタル制度が用意されているのもうれしいですね。

「ORGA(オルガ)」「ORGA PLUS(オルガプラス)」シリーズは北欧風カラーの3色展開で、フロントカバーの柄がアクセントになっています。フロントカバーはリバーシブルなので、気分によって無地と柄の面を使い分けることができます。

【ORGA・ORGA PLUSシリーズ】

  • 対象年齢:4か月~36か月
  • 適応体重:15㎏まで
  • 重さ:【ORGA】約860g 【ORGA PLUS】約940g
  • カラー:3色
  • 価格:【ORGA】19,980円 【ORGA PLUS】27,540円(税込)

「NO5NEO(ナンバーファイブネオ)」・「NO5 PLUS(ナンバーファイブプラス)」シリーズ

デニム生地などパパでも使いやすい3色が揃っています。

各シリーズの「プラス」はキャリアパーツも付属しているので、腰ベルトタイプの抱っこ紐としても使用可能です。別売りの新生児インサートを使えば、0か月から使うこともできます。

【NO5NEO・NO5PLUSシリーズ】

  • 対象年齢:4か月~36か月
  • 適応体重:15㎏まで
  • 重さ:【NO5NEO】約860g 【NO5PLUS】約940g
  • カラー:3色
  • 価格:【NO5NEO】24,300円 【NO5PLUS】28,620円(税込)

POLBAN(ポルバン):国内老舗ブランドで価格もお手頃!

国内抱っこ紐メーカーの老舗、ラッキー工業が手がけるヒップシートブランドです。ポーチ本体(ヒップシート部分)とキャリアパーツが別売りになっていて、子どもの成長やライフスタイルに合わせて組み合わせて使います。

キャリアパーツには、両肩に肩紐を掛けるダブルショルダーパーツと、片方の肩だけに肩紐を掛けるシングルショルダーパーツがあります。

両手をフリーにできる抱っこ紐として使いたいときはダブル、ある程度子どもをホールドしておきたいけど、抱き下ろしは簡単にしたいというときはシングル…というように使い分けることができます。

ポーチ本体とダブルショルダーパーツで1万円、さらにシングルショルダーパーツを揃えても1万3000円程度と、価格が抑えめなのもうれしいポイント。サブの抱っこ紐としてもおすすめです。

【ポーチ単体(ヒップシート部分)】

  • 対象年齢:7か月~36か月
  • 適応体重:15㎏まで
  • サイズ:ウエスト62〜105㎝まで
  • 重さ:約450g
  • カラー:10色
  • 価格:7,020円(税込)
【ダブルショルダーパーツ】

  • 対象年齢:4か月~24か月
  • 適応体重:13㎏まで
  • 重さ:約350g
  • カラー:11色
  • 価格:3,780円(税込)
【シングルショルダーパーツ】

  • 対象年齢:7か月~36か月
  • 適応体重:15㎏まで
  • 重さ:約150g
  • カラー:10色
  • 価格:2,160円(税込)

ヒップシートキャリアで抱っこライフを快適に!

パパ・ママの抱っこの負担を軽くする頼もしい味方、ヒップシートキャリア。

最近は店頭で見かけることも増えてきましたし、ネットからお試しサービスを申し込めるブランドもあります。

一般的な抱っこ紐だと体がつらくて…という方は、ぜひ一度試してみて、その“ラクさ”を体感してみてはいかがでしょうか。
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