赤ちゃんの人見知りの時期。始まりと終わりの目安

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2017/10/10

赤ちゃんが人見知りをしている様子

赤ちゃんの人見知りの程度には個人差があります。

人見知りが激しい赤ちゃんは、見知らぬ人だけではなく、これまで平気だったパパ・おじいちゃん・おばあちゃんに対しても「ギャアアー!」と大泣きしてしまうことも多く、泣かれる本人は寂しいです。

また、赤ちゃんのお世話を誰にも任せられなくなってしまうママも、人見知り時期はかなり辛い…ですよね。

「一体、いつになれば人見知りって終わるの…?」と思いながら育児をがんばっているママに、人見知りの開始時期とおさまる時期について、目安をお伝えします。

早ければ生後3~4ヶ月、生後6ヶ月頃が開始の目安

赤ちゃんの人見知りが始まる時期は、平均で生後5~6ヶ月頃だとされています。

このタイミングで人見知りが始まる理由は、「周りの人とママとの区別がついてくる」とされる説が有力でしたが、現在では赤ちゃんは生後間もないころから母親を判別しているとされているため、そうした理由ではないと考えられています。

反対に、0歳の時期には目立った人見知りがなく、1歳を超えてから人見知りの様子が見られる赤ちゃんもいるため、「必ずしも生後6ヶ月前後で人見知りが始まる」というわけではありません。

生後3~4ヶ月の赤ちゃんが泣く理由は「アタッチメント」

発達が早い赤ちゃんでは、生後3~4ヶ月頃から人見知りが始まる子もいます。

しかし、多くの赤ちゃんが、生後6ヶ月頃から始まる人見知りと同じ理由では泣いているわけではありません。

生後3~4ヶ月の赤ちゃんが人見知りのような泣き方をしはじめる理由のひとつが、赤ちゃんとママとの「愛着(アタッチメント)」です。

赤ちゃんは、新生児期~生後3ヶ月頃までの間は、誰に対しても見つめたり微笑んだりします。

この時期の赤ちゃんは、「とにかく世話をしてくれる人」を必要としているからです。

しかし、生後2~4ヶ月頃の赤ちゃんは、笑いかけてくれる大人に対して笑い返す「社会的微笑」をし始めます。

発達時期には差がありますが、この時期になると、赤ちゃんは明確な意思を持って、ママやパパなど特定の人に向けて笑いかけるようになります。

においや声で、ママやパパを「特別な相手」だと認識し、「この人は自分にとって大切だ。愛着を深めたい!」という感情が生まれ始めるのです。

アタッチメントを強めていくことは、赤ちゃんの発達にも大切なことです。ぜひいっぱい抱っこしてあげてくださいね。

愛着のみが理由ではない人見知りの場合ももちろんありますが、赤ちゃんの泣く理由がどちらであっても異常ではありません。安心してくださいね。

1歳頃には落ち着く傾向。2歳頃まで続く子も

人見知りの開始時期と同様、人見知りの終結時期にも個人差があります。赤ちゃんの時期に始まる激しい人見知りは、多くの子が1歳頃には落ち着きを見せることが多いです。

長い子の場合でも、2歳頃には収まると考えていてよいでしょう。

しかし、大人にも人見知りの人がいることと同じように、生まれ持った性格・性質として人見知りである赤ちゃんも中にはいます。

成長とともに外の世界と関わる機会は増えていきます。無理のない程度で他の人と関われる機会を自然と持てると良いですね。

「この人は安心して大丈夫な人だ」と赤ちゃんが思えることで、パパやおじいちゃん・おばあちゃんなど、よく関わっている人に対する人見知りが軽くなる可能性もありますよ。

なお、赤ちゃんの時期の人見知りが激しかったり、長かったりすることが、成長後の性格にそのままつながるケースばかりだとは限りません。

あまり心配しすぎることなく、落ち着く時期まで過ごしていきたいものですね。

赤ちゃんの人見知りは成長過程で必要な一過性のもの

赤ちゃんの人見知りは、開始時期にも終わる時期にも違いが見られる一過性のものです。

  • 「早く終わってくれないかな…」
  • 「ちょっと激しすぎるんじゃないのかな」
  • 「みんな収まりだしたのに、うちの子だけは全然終わらない」

など、気になることはあるでしょう。

しかし、こうしたことは赤ちゃんの「個性」だと考えて、おおらかに過ごしていきましょう。

パパやママが赤ちゃんの頃の人見知りがどうだったかを赤ちゃんのおじいちゃん・おばあちゃんに尋ねてみることも、気持ちが楽になるきっかけになるかもしれませんよ!

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