本陣痛の間隔や時間。初産婦と経産婦との違いや母子の状態

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2017/07/05

赤ちゃん誕生の瞬間

陣痛は、正しい知識と心構えを身につけることで必ず乗り越えられる、ゴールのある痛みです。

初産婦、経産婦で間隔が違うなど少しややこしい部分もあります。

ママと赤ちゃんにとって良いお産となるように、本陣痛の痛みの間隔やについて今一度復習しましょう。

本陣痛を理解しよう!

「規則的」な子宮収縮が始まったら本陣痛です。

  • 初産婦: 10分間隔、もしくは1時間に6回以上の痛みの伴う収縮
  • 経産婦: 15分から20分間隔、もしくは1時間に4から5回以上の痛みの伴う収縮

陣痛に気づくか不安に思う妊婦さんも多いですが、出産の準備が整った事は自分の身体がしっかりと教えてくれます。

時計を確認しながら子宮の収縮間隔を計り、規則的な痛みの波が来ているかを冷静に確認しましょう。

特に初産のお母さんの中には「これが陣痛?」と本陣痛を判断しかねる場合があります。

感覚的にそれほど強い痛みがなくとも、時間や回数を基準に捉え病院に連絡をすることが大切です。

▼前駆陣痛と本陣痛の違いの見極め方についてはコチラも参考にしてみて!

陣痛間隔とお産の経過

陣痛の間隔や陣痛の痛みの時間で、お産の進み具合が大体わかります。

「分娩第一期」の所要時間(陣痛開始から子宮口開大10cmまで)

  • 初産:約10~12時間
  • 経産:約4~6時間
[子宮口開大0~3cm]

  • 陣痛間隔: 8~10分(痛みのない状態)
  • 痛みの時間: 平均して8~10時間程度続く
  • ピークの連続した痛み: 20~30秒
  • ママの変化: 下腹部・腰や背中の痛み・吐き気や足の付け根のつり・破水する場合も
  • ママの過ごし方: 食べたり歩いたりして体力をつける
  • 胎児の進み方: 骨盤の入り口に、横向きになって入り始める
[子宮口開大4~7cm]

  • 陣痛間隔: 5~6分
  • 痛みの時間: 平均して2~5時間程度続く
  • ピークの連続した痛み: 30~40秒
  • ママの変化: おしりの痛み・背中の痛み・腸圧迫による便意・会陰圧迫
  • ママの過ごし方: 楽なポーズを探し、パートナーにマッサージや指圧などをしてもらう
  • 胎児の進み方: 顎をひき骨盤にもぐりこむ
[子宮口開大8~10cm]

  • 陣痛間隔: 1~3分
  • 痛みの時間: 平均して1~2時間程度続く
  • ピークの連続した痛み: 30~60秒
  • ママの変化: おしりの痛み・下半身激痛・手足のつり・発刊・いきみたい衝動
  • ママの過ごし方: 肛門を押したり、呼吸でいきみのがしをする
  • 胎児の進み方: 肩が骨盤に入る。※骨盤下まで頭が着た時点:子宮口全開大)

「分娩第二期」の所要時間(子宮口全開大から赤ちゃん誕生まで)

いよいよ分娩台に上がる時です。

  • 初産:2~3時間
  • 経産:1~2時間
[子宮口開大10cm]

  • 陣痛間隔: 1~2分
  • ピークの痛み: 45~90秒
  • ママの変化: いきみたくなる
  • ママの過ごし方: しっかり水分補給し、助産師さんの指示で呼吸を整える(無理にいきまないように注意)
  • 胎児の進み方:赤ちゃんの頭が確認できる

「分娩第三期」の所要時間(赤ちゃん誕生から胎盤がでてくるまで)

  • 初産:10~15分
  • 経産:10~15分
[子宮口開大10cm]

  • 陣痛間隔: 1~2分
  • ママの変化: 軽い陣痛のような痛みと共に胎盤が剥がれ、後陣痛へ。(経産婦の方がより痛い!?)
  • ママの過ごし方: 会陰切開部の縫合・分娩台の上で安静に・感染防止のための抗生物質の服用・カテーテルでの排尿
  • いきみとともに赤ちゃん誕生)

▼陣痛の痛み方についてはコチラも参考にしてみて!

本陣痛から出産までの流れをつかんで心構えを!

本陣痛がくるといよいよ出産間近です。

痛い・怖いなど不安な要素が頭をよぎると思いますが、赤ちゃんとのかけがえのない対面へ向かっていく大事な時間です。

なかなか余裕はないかもしれませんが、今この段階かしら?赤ちゃんと会えるまでもう少し!と頑張ってみてください。

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