生田緑地!子連れで楽しい神奈川県のオススメお出かけスポット
神奈川県川崎市にある生田緑地は都心の真ん中にぽっかりと残された広大な自然緑地です。でも、ただの緑地ではありません。
緑地とはいえ山あり谷ありの地形なので、縦断するのはたーいへん!生田緑地の中でもお子さん連れでオススメのスポットと坂や階段などについてもご紹介します。
生田緑地への入場は無料です
生田緑地の入り口であるビジターセンターは
- 年末年始以外は年中無休
- 入場料は無料
- 8時半から17時まで
ただし、中に点在する各施設は休館日や入場料が異なるのでホームページで事前に確認をしてください。
まずは歩いて行ってみよう!小田急線 向ヶ丘遊園駅からスタート
広大な敷地なのでいくつもの駅からバスでアクセス可能ですが、お子さん連れでベビーカー使用だからできたら徒歩で…と思う人もいるかもしれません。
徒歩の場合は小田急線向ヶ丘遊園駅南口からが一番近いです。生田緑地には東口と西口があって、駅から徒歩で一番近いのは東口です。
そこここに看板があり簡単に行けます。府中街道は車通りが激しいので気を付けて渡りましょう!
駅から子どもを連れて徒歩20分はかからないといったところでしょうか。大人がさくさく歩けば10分程度で到着です。
まずこの東口ビジターセンターで生田緑地MAPをもらいましょう。敷地が広大すぎて、地図がないと困ります。
またイベントをビジターセンターでしていることもあります。親子で一緒にできるものも充実しているので参加したいものがあれば事前にHPでチェックするといいです。
子連れの方に最初にオススメしたい!枡形山広場
東口ビジターセンターの右脇に「枡形山入口」というひっそりした山道があります。お子さんが3,4歳以上で歩ける場合、この道を登っていくのがオススメです。
階段が多いですが、車が通ることのない山道なので子どもは自由に登っていきます。複数の子ども連れの場合は山道でおにごっこが始まったりして楽しいです。
階段で「グリコ」(チョコレイト、などと言って一歩ずつ進むゲーム)なんかもできちゃいます。
ママが付き合うのはちょっと大変かもしれませんがお友達と歩かせるには最高の道です。
山頂に複合遊具があります。枡形山は地層がはっきりしてて、よく観察することができます。
年長さんくらいになると土が層になっているのも不思議に思うようでじっと見ている子もいます。興味があっても緑地内の植物、土の採取は禁止なので気を付けましょう。
どんなに暑い日でもこの道は木陰で涼しく、一歩踏み込めば都心では聞かない野鳥の声が重なりあって聞こえてきます。まるで長野県あたりの山に来たかのようですよ。
ホトトギスの声は「ホーホケキョ」と本当にくっきり聞こえるので子どもは大喜だし大人にとっても新鮮なもので「ママも初めて聞いた!」など会話が盛り上がります。
口笛が吹ける子は鳥の声をマネして吹いてみたりして、楽しそうにしています。そうこうしているうちにあっという間に頂上に着いてしまいます。
階段が多いのでベビーカーには向きませんが、歩ければ途中休憩するところもあり、鳥の声を聴いてるとちょっと楽しく登れます。15分程度で山頂の入り口「枡形門」です。
頂上は自動販売機がありますが、食べ物は売っていません。ここでお昼を食べたい場合は持参しましょう。広場なのでシートをひいて食べられます。
食べたあと遊ぶ遊具もあるし広い敷地なので大きな声を出して走り回っても問題ありません。楽しくお昼ご飯を食べられます!
周りには桜の木が植えてあるので親子でお花見もいいですね。ゴミ箱はありません。ゴミ入れの袋を忘れずに持っていきましょう。
ベビーカーでも枡形山に登れます
ベビーカーで来た場合、別ルートで枡形山に登れます。東口ビジターセンターからプラネタリウムのある中央広場まで5分くらい歩いていきます。
そこから伸びる坂道を登ります。桝形山展望台という看板に沿って進みましょう!坂が急なところもありますが、さきほどの山道と違って舗装されているのでベビーカーでも大丈夫です。
生田緑地の中心地、中央広場
緑地のちょうど真ん中に位置するのが「中央広場」です。ここには「かわさき宙とみどりの科学館(プラネタリウムもここ!)」があります。
プラネタリウムでは子ども用のプログラムを組んでいる日もあります(朝いちばんが多い)。季節によって投影内容が変わるのでHPでチェックしてみましょう。
おしゃれな「café 星めぐり」がプラネタリウムに隣接しています。キッズメニューや子どもが喜びそうな星をモチーフにしたデザートもありますよ!
外のテーブルで食べることもできます。お昼はここで食べるもよし、お弁当を広げて芝生で食べるもよしですね!
芝生にもテーブルが点在しているのでみんなで座って食べて、お昼のあとはすぐまた散策にでかけることができるのでウレシイ場所です。
注意点は芝生は季節によっては養生中のことがあります。でも周りに食べるところは沢山あるのでこまりません。
中央広場に鳥の巣箱?!森の小さな図書館
中央広場の芝生のところには巣箱のようなものがあります。中には本が入っていて、ここから好きな本があれば借り手敷地内で読めます。
気に入ったらもって帰ってもOK。ただし自分の持っているほかの本を後日ここへ入れておいてくださいね。交換システムです。
中には大人向きの本が入っていることが多いですが「今度来るときに読み終わったうちの絵本を入れておこうか!次はいつ来る?!」なんて会話も子どもとはずみます。
中央広場には2台の電車が子どもに大人気!
見るだけで大興奮の機関車D51や、実際に座席に腰かけられる青い客車もあり、電車好きなお子さんなら大喜び、大人もちょっと嬉しいです。
この電車は74歳なのでこんな内容の張り紙があります。「僕は年寄りだから中でドアをガタガタさせると体が痛むんだよ。ボクの中で遊ぶときは静かにね!」
ちょっと字の読める子なら「この電車そんなおじいさんなの?!」とびっくりし、ママも「だからあんまり走っちゃダメなのよ」と諭しやすくなりますね。
中央広場から歩いて10分、生き物のオアシス「奥の池」
緑地は自然にあふれていて、野鳥のさえずり(ホトトギスもたくさんいます)、かえるの鳴き声と都会とは思えない雰囲気が続きます。
すぐ近くにいるから声がはっきり聞こえるのによーく見てもなかなか姿を確認できないので、お子さんと一緒に探しっこも楽しいですね!
カエルはよく都会にいるウシガエルではない鳴き声がしていますから発見したらきっと親子で大喜びです。幼児が大好きなカモや亀が甲羅を干している姿も目撃できますよ!
大きな「母の塔」に圧倒される!岡本太郎美術館
奥の池からさらに奥へ歩いて10分もしないところに岡本太郎美術館があります。この美術館は入らなくても階段脇に水が流れてたり彫刻があったりと面白いです。
ベビーカーの方はエレベーターがちゃんとあるので安心です。奥まで抜けられるので西口の方から入ってちょっと散歩する目的地にいい場所です。
着いたら併設のカフェでお昼ご飯もいいですね(美術館入場なしで入れます)!
親子でビックリ母の塔
美術館の敷地の突き当たりに「母の塔」というタイトルの大きな作品があります。美術館と同じくらいかそれ以上の高さがあり、大人も子どももびっくりです。
母の塔の下はくぐり抜けることができますので、ただくぐって遊ぶだけでも面白いです。母の塔の奥には芝生が広がっており、そこで走り回るのも楽しいですよ!
藍染体験ができる伝統工芸館
岡本太郎美術館からは伝統工芸館がすぐ近くです。ちょっと登りますが、景色もよく、気持ちよく歩けます。
入場は無料です。また有料ですが初心者でも楽しくハンカチなどの藍染が体験できます。土日は予約をしたほうがよいです。
規模は東口より小さいけど充実の西口サテライト
伝統工芸館のちょっと先が西口のサテライトです。東口ビジターセンターより小ぢんまりしていますが、地図や資料は同じようにあってスタッフさんも常駐しています。
このときはまつぼっくりを持ち帰れたり、草で作った本物そっくりの虫の展示もしていたりして子どもが喜びそうでした。トイレも出てすぐのところにあるので安心です。
西口付近でちょっと休みたいときは、、、生田緑地整備事務所「森の図書館」へ!
子連れでちょっと座って休みたいときは、西口サテライトから歩いて5分ほどのところにある「緑地整備事務所」がオススメです。
小さな図書室があって、お子さんと一緒に絵本を読みながら屋内で座って休むことができます。こちらは館内にトイレがあります。
回るのは一日がかり!日本民家園
東口から西口までに点在する古民家はまとめて日本民家園の中に入っています。こちらも敷地が広大なので全部回ろうと思うと一日がかりです。
休日ともなるとお団子やが出たり、民家の囲炉裏で火をたいてるところへ上がらせてもらえたり(小さい子は十分注意しましょう)します。
季節によってはボランティアの人に本物そっくりな草バッタを作ってもらえたり、ベーゴマなど昔遊びの体験があったりと年中イベントも盛りだくさんです。
うちの子ども達はちょうど草バッタを作ってもらえて、その精巧なつくりにとにかくびっくり!家に持って帰ってきても1か月くらいは大事にとってありました。
東口ビジターセンターのすぐ近くに日本民家園の正門があります。先ほど紹介した伝統工芸館は日本民家園の西門でもあります。
お昼休憩にぴったり!そば処白川郷
このお蕎麦屋さんは椅子ではなくて床に座るので、赤ちゃんも寝かせられますし、スタッフさんたちもみんな優しくしてくれます。
2階は展示スペースになので食事がすんだらお子さんと登ってみてください。展示内容にもし興味がなくても2階からの景色もいい上に、木の階段を上るもの楽しいです。
外にはお団子やもあって、腰かけられる椅子もあるのでお子さんと一緒にホクホクできますよ!
毎年楽しみにする人がたくさん!生田緑地ばら苑
生田緑地のばら苑は多摩丘陵に囲まれ、大自然の真ん中に位置しています。春と秋の年2回、ばらの開花時期に合わせて毎年開苑期間が設定されます。
生田緑地の中でも高い位置にあって、子連れで登っていくのは少し大変かもしれませんが、開苑期間であればこちらに焦点を合わせてもいいほどの素敵なところです。
秘密の花園といわれるほどちょっとわかりにくい位置にあるので、どのくらい坂が急なのか、歩いていけるのかなど小さい子連れ目線で道のりを紹介します。
みどりの中を登っていくと突如現れる、かつて東洋一と謳われた生田緑地ばら苑へ行ってみませんか?見るだけではなく、広い敷地で駆け回ることもできます。今回は5月春のばら苑の様子をご紹介します。
生田緑地ばら苑の開苑時間
期間限定のばら苑の開苑時間をご紹介します。いつ開苑するのかはばらの開花状況で変わります。バラ苑のブログもあるのでチェックしてみましょう。
- 開苑時間:平日10時から16時半、土日は9時から16時半(最終入苑は16時まで)
- 期間中の休苑日:なし
- 入苑料:無料
入場料は無料です。春と夏に約400から500種の4000株以上が咲く頃に合わせ年2回の公開です。
行き方は2通りあります。生田緑地東口ビジターセンターからはちょっと歩ける3,4歳児にオススメです。もう一つは小田急線向ヶ丘遊園駅から直接ばら苑を目指すルートです。
高いところにアクセスするため、どちらも登っていくのですが、お子さんがバギーなしで行動できるようになっていれば東口ビジターセンターから登るのがオススメです。
注意!ばら苑に着くまでトイレがありません!
東口からばら苑まで子どもと一緒にのんびり登って30分程度かかります。トイレはビジターセンターで済ませていきましょう。バラ苑内にはトイレがあります。
東口を出て少しだけ駅方向へ戻ると看板が出ています。そこから住宅街を抜けて山を登っていくのですが、行く先々に「ばら苑」の看板が立っているので迷うことはありません。
道端にもきれいな花や珍しい虫が潜んでいて、生き物が好きなお子さんにはたまらない道です。たまに見たことないツヤツヤした虫が出てきたりしてびっくりします。
住宅街を抜けて緑地の山道に入ります。山と言っても階段が整備されていますのでお子さんでも安心です。ただし急なところも多いです。親子で息を合わせて登りましょう。
途中途中で看板があるのですが、もしわからなくなった場合は人に聞いて確認しましょう。期間中は必ずばら苑へ向かう人が多くいます。毎年来るような人も多いのですぐ教えてもらえます。
バラ苑の入り口の前には子どもの遊具もあります。その先の入り口に入る前からもうバラが咲いています。
思いもかけないような場所にあるので広大なバラ苑が目に入ってきたときは感動しますよ!
もうひとつの向かい方小田急線向ヶ丘遊園駅から直接ばら苑へ
ベビーカーの場合で、最初からばら苑と決めている場合は駅から直接向かうルートがオススメです。
小田急線向ヶ丘遊園南口より徒歩20分程度の平坦な道です。こちらも途中途中で道しるべがあるので迷うことはありません。
入り口には目立つ看板があります。こちらは観光バスなども利用できるよう登り道も整備されて、係りの人も立っているので
ベビーカーはどうしたらよいかや、ここからどのくらい登るかなど気になることは確認できます。
割と急な坂ですが、ベビーカーでかなり上まで登れます。こちらの入り口は「藤子・F・不二雄ミュージアムのすぐ隣です。
駅から歩くのがしんどい場合は周辺駅から発車するミュージアム行きのバスに乗り下車が一番効率的です。でも坂はどうしても登らないといけないのでがんばりましょう!
坂を登りきると今度は階段です。急ですがその階段ひとつだけなのでベビーカーをたたんで登りましょう。1分程度で登れます。
ばら苑では別世界を感じられます。
登りきるとそこはバラ苑です。1つ1つ丁寧に世話されていてとてもきれいです。無料ですが少しでも寄付ボックスにお金を入れると係の人が花の種をくれます。3種類から選べるのでお子さんに選んでもらうのも楽しいですね!
周りを多摩丘陵に囲まれていて、本当にぽっかり空いたところにあるひみつの花園という感じです。抜けるような青空があって、本当に素敵ですよ!
ロイヤルコーナーで世界のプリンセスのバラを鑑賞
プリンセスの名前のバラを集めたコーナーもあります。色と形と「なるほどおー」と思えるものばかり。
「プリンセス ドゥ モナコ」や「クイーンエリザベス」、「プリンセス アイコ」など日本のプリンセスも!ママが楽しいエリアです。
赤いバラの後ろにテントの屋根がちょっと見えています。芝生の上で飲食できるように大きな屋根が張ってあるので、日陰でゆっくりお昼を食べることもできます。
このばら苑は芝生が多く、ふっかふかです。芝生に入っちゃダメということもなく、子どもが走り回って楽しくできます。転んだってここならぜんぜん問題なし!
ばら苑には期間中キッチンカーがいてポテトや焼きそばなどの軽食、バラアイスやばらジュースなどの「ならでは!」のものや、おにぎりと汁物のセットなどが売られています。
こどもも食べられるラインナップなので、食べるものを持っていかなくてもここで済んで楽チンです。
芝生の上も気持ちがいいし、至る所にベンチがあるのでそこで座ってお昼も楽しいです。こどもにとっても芝生でこんなに自由にできるところはなかなかありませんね!
名残惜しいなあと思ったらバラのお土産もあります。たくさんの種類が売っているのでバラ好きにはたまりません。
帰りはすぐ隣の藤子・F・不二雄ミュージアムを目指し、来たバスにのれば楽に近隣の駅まで連れて行ってくれます。期間限定の生田緑地ばら苑、ぜひ遊びに行ってみてください。
天気がいい日は生田緑地で思いっきり歩こう!
生田緑地は自然の宝庫です。あまりみかけない花や面白い虫などがたくさんいます。子どもは細かいものをよく見つけるのであっという間に時間が過ぎてしまいます。
お子さん連れならただ入って一緒に歩くだけでも楽しいもの。お昼を食べてくればお金もかからず1日の遊びとしては十分です。
東口から出ている市バスでさくっと最寄駅まで出てることもできるので安心です。バスもパーマンやドラえもんなどのキャラクターバスなので楽しいですよ。
ぜひお子さんと一緒に行ってみてくださいね!
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