気持ちの切り替えが苦手な子供…親がしてあげられる事あります!
公園から帰るときや遊びを終わらせるとき、時に子供がグズグズになってしまったことはありませんか?
いつまでも大声で泣かれると、「泣きたいのはこっち!」という気持ちになってしまうことも。楽しいはずの日だったのに、最後がそれでは、親としても辛いところ。
気持ちの切り替えが苦手な子供の場合、親もそれなりの対応が求められます。ここでは、気持ちの切り替えが苦手な子供に対して、親ができるサポートをご紹介します。親が持ちたい心構え、ちょっとしたコツをご紹介します。
切り替えが苦手な子供に、効果的なスケジューリングと声掛け法
まずは、子供が気持ちを切り替えやすいようなスケジューリングと声掛けのポイントからご紹介しましょう。
子供自身が分かるように、見通しを立ててあげよう
言い聞かせが効くくらいの年齢になれば、気持ちを切り替えるために大切なことのひとつが「見通しを立ててあげること」です。
「公園で遊ぶ」「○時になったら出て、スーパーに行くよ」「そのあとはお昼ごはん」など、子どもにもわかりやすいように、説明しましょう。
いきなり「もうおしまい!」と好きな遊びを切り上げるのは、子供にとっては大きなストレス。ですが、その後に何をするのかが分かっていれば、すんなり動けることも多いはず。
時間に余裕を持たせて、こまめに声掛けする
前述のとおり、「これをして」「あれをしたらおしまい、お家に帰る」など、細かく見通しを立ててあげることは、気持ちを切り替えるためにとても役立ちます。ただ、時間に余裕がなければ、それがうまく行かないと親も焦ってしまいますよね。
そのため、切り替えが苦手な子供なら、常に時間には余裕を。余裕さえあれば、ちょっとうまくいかなくても、「じゃあ、あと○回ね」など、落ち着いて対処できます。
また、親の「焦り感」は子供に伝わりやすいもの。ゆったりと構えた方が成功率は高まります!
切り替えたあとには「楽しいこと」を用意する
いつも切り替えに苦労するなら、その後の予定に「子供が喜ぶこと」を用意してあげるのもコツ。切り替えた後に「自分の好きなこと」「楽しいこと」が待っていれば気持ちを切り替えやすい子は多いです。
小さなお菓子などをあげるのも一つですが、公園からの帰り「スーパーに寄ってチーズを買おうね」「わんわん見てから帰ろうか」など、子供が喜ぶアイデアはたくさんあるはず。その子の好みに合わせてアレンジしてみてくださいね。
「言い方」に気をつけてみて!コミュニケーション法もチェック
同じことを言っているにしても、言い方ひとつで子供の受け取り方も違いますし、言い聞かせがスムーズに進むことも。ここでは、切り替えが苦手な子供に対するコミュニケーションの方法を考えてみましょう。
こじらせないように!「頭ごなしに言わない」
子供がグズってしまうとき、たいていは親のストレスも大きく余裕がないもの。つい怒鳴ってしまったり、頭ごなしに叱って無理やり連れて帰ったりしたことはありませんか?多くの方が気づかれていると思いますが、やはり「頭ごなしは逆効果」です。
「もうおしまいって言ったでしょ!」「駄目!」を、「あとどれくらいでおしまいにできる?」「○回で終わりって約束したよね?次のお約束に間に合わないよ」ときちんと話すだけで、子供の納得しやすさは変わってきます。
こじらせないための方法を考えてみてくださいね。
「切り替えられない気持ち」を受け止めてあげよう
子供が気持ちを切り替えられないとき、ただ「駄目!」「もう帰るよ!」というだけではなく、「うんうん、もっと遊びたいよね」「滑り台大好きだもんね」と、子供の気持ちを代弁しながら反応してあげましょう。
子供の気持ちを代弁してあげるだけで、その子は「気持ちを受け止めてもらえた」という満足感を得ることができます。それと同時に、自分の気持ちが整理される効果もありますので、子供自身の落ち着きにも効果があります。
周りを気にしすぎない
子供が泣きながら騒ぐとき、親にも余裕がなくなって、子供にきつい言い方をしてしまい、かえって子供が泣く…そんな悪循環、誰だって経験したことがあるのではないでしょうか。
気持ちの持ち方として大切なのは、周りを気にしすぎないこと。親の焦りや「ピリピリ感」を、子供は敏感に感じ取ります。その結果、普段よりグズってしまうこともありますので、親がゆったりと構えることはとても大切です。
子供は多かれ少なかれ、グズる時期があります。自分の子だからこそ焦ってしまいがちですが、特に親子連れの多い場所では、周囲の人も「うんうん、あるよね」と見守ってくれる場合が多いです。
周囲を気にするよりは、あくまで子供にしっかり向き合うことが一番大切。忘れがちですが、大原則ですので気を付けたいですね。
絶対うまくいく方法はその子によって異なる…アレンジしてみて!
以上、子供の気持ちの切り替えについて、コツや心構えをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
いくつかのポイントをご紹介しましたが、これらが絶対「うまくいく」という方法は、あくまでその子の好みや性質によって異なります。ですが、ポイントを押さえた言葉がけや親の余裕で、子供が見通しを持ってスムーズに動ける場合も多いです。
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