バリエーション豊富で楽しい!子供が夢中になる「雪遊び」大公開
冬になって雪が降ると、子供たちは普段とは違った真っ白な白銀の世界に目を輝かせ、雪で遊べると大喜びしますよね。せっかくなので思いっきり遊ばせてあげたいものです。
ただ雪を使った遊びというと、雪合戦や雪ダルマ作りなどを思い浮かべますが、あまりバリエーションがないので他の遊びを思いつきにくいというママもいるでしょう。でも難しく考える必要はなく、工夫次第ではもっと色々な雪遊びができます。
そこで定番の遊びからちょっと変わった遊びまで、雪を使った遊びのバリエーションを紹介していきます。参考にしながら雪が積もった日は、是非お子さんと思いっきり雪遊びをして楽しみましょう。
雪遊びがより楽しくなる!廃材など遊びに使える道具や材料
何も道具がなくても雪遊びはできますが、遊びのバリエーションを増やしてより楽しむためにあると便利な道具や材料などをまず始めに上げていきます。
これから紹介する遊びに使うので、どの遊びで必要になるかチェックしながら、公園などに雪遊びに出かけるときは忘れずに持っていきましょう。
- 砂あそびの道具(スコップやバケツ、型など)
- 枝や木の実、野菜(にんじんやきゅうりなどを小さく切って)
- プリンやゼリーのカップ
- ペットボトルとそのフタ、空き缶
- 小さな袋菓子やマスコット
- 絵の具やスポイド(あらかじめ軽く水で溶いて密閉容器になどに入れる)
- 小さめのボール数個
雪遊びは「雪で作る」&「雪を使ったゲーム」で楽しもう!
雪遊びは意外とバリエーションが豊富です。物作りが好きな子なら雪ダルマなど何かものを作ってみる遊び、動いたり競い合ったりするのが好きなら雪を使ったゲームなどがおすすめです。
子供が興味を持ちそうな遊びをいくつかピックアップしてみましょう。
雪遊びの定番で誰でも簡単にできる「雪ダルマ&雪うさぎ作り」
雪遊びというと、やはり雪ダルマ作りを思い浮かべる人も多いですよね。簡単なので小さな子でも作りやすく、雪が少なくてもできるのでおすすめです。
葉っぱや枝、木ノ実や石などを拾ったり、小さく切った野菜で目や鼻をつけたり、バケツやペットボトルのフタなどを頭に載せたり、手袋に木の枝を指して腕を作るなどしてオリジナルの雪ダルマを作ってみましょう。
手のひらサイズの雪だるまをたくさん作って、それぞれ表情を変えて並べてみるのも楽しいものです。また、雪玉を転がしてできるだけ大きな雪だるまをみんなで協力して作り上げるのも、達成感があります。
更に、雪だるまを動物の顔にしてみるのも面白いです。例えば雪だるまの頭に雪を乗せて、三角の耳を2つ作り、鼻の部分にも雪を盛って楕円形にして上に2個穴を作ればブタになります。
他にも、雪うさぎは簡単で作りやすいので是非挑戦してみて!トレイなどの上に、雪を盛って楕円形を作り、葉っぱ2枚を耳のようにさして、赤い木の実や大きめのビーズを2個耳の下に差し込めば可愛らし雪うさぎが完成します。
自分の体を使ってできるから面白い!「顔型や手型作り」
雪で動物などを作るのが まだ難しいという場合は、手や顔などをまだ誰も触れていない積もりたての綺麗な雪の上に押し付けて、手型や顔型を作るのも面白いですよ。
雪の冷たさやフワッとした柔らかさを肌で感じることもできます。積雪が多いなら、うつ伏せや仰向けで思い切って全身で雪の上に倒れてみると、とても爽快感があるし自分の全身の型ができてとても楽しいものです。
また、せっかくなので手や足の形などを使って生き物を作ってみるのもおすすめです。例えば、両手の親指を立てた状態で、右手は右へ左手は左へ横に倒して雪におしつけます。
左右の親指と人差し指の間にハサミの形で雪を押し当てればカニの出来上がりです。他にも、両手の指を広げた状態で親指の側面同士をあわせて雪に押し付ければ、ちょうちょになります。
絵の具を使ってカラフルに仕上げる「ケーキ作り」
ゼリーなどのカップを使うと雪でケーキ作りもできます。せっかく雪が白いので、絵の具で色をつけて見た目もカラフルでキュートなケーキを作ってみましょう。
あらかじめ自宅で絵の具を水に溶いて液体状にし、空のペットボトルや密閉容器に入れて持ち運びできるように準備しましょう。ピンクやブルー、チョコレート色など子供が好きな色を何色が作っておきます。
まずカップやミニバケツなどに雪をつめて固め、ひっくり返します。その上に、容器から絵の具を垂らしたり、スポイドを使ったりして雪に色をつけます。その上にカップなどに詰めた雪をまた重ねて同じように色をつけると、2段3段の豪華なケーキを作ることもできます。
最後に、大きな木の実や枝、葉っぱなどでデコレーションしてみましょう。赤い実はいちご、細い枝はローソクに見立てることもできます。更に小さく丸めた雪をケーキの上に並べたり、側面につけていくと生クリームのデコレーションに見立てることもできます。
絵の具を使ったケーキ作りは遊んだ後にそのままにしておくと、雪が溶けて絵の具が残るので汚れます。近所の公園やグランドなどでは、ビニール袋を持参して遊んだ後は色がついた部分の雪だけでも袋に入れて持ち帰り、自宅で処分するようにしましょう。
また公共の施設など雪遊びの場所によっては絵の具の持ち込みがNGとなっている可能性が高いので、事前に確認しておきましょう。
固めやすく崩れにくいので、実は砂より作りやすい「お城やトンネル」
プリンカップやミニバケツなどに雪を詰めて、地面にひっくり返しながら上手に積んでいき、お城を作ってみましょう。
また、雪を積んでお山を作り、山が崩れないように気をつけながら、シャベルでちょっとずつ山の斜面の雪を削ってみましょう。そして傾斜がつくように穴を掘っていき、トンネルを開通させてみましょう。
トンネルの出入り口から雪を少しずつ掻き出すように彫り進めると、道を作ることもできます。
トンネルができたら、中にボールを転がして遊ばせてみると更に盛り上がりますよ。
みんなで競争しながら楽しめる「宝探し」「雪つみ」「的あて」
雪の中にあらかじめ子供が好きな小さめのお菓子や、濡れても大丈夫なマスコットなどを穴を掘って隠しておいて、探して見つけ出す宝探しも子供がワクワクする遊びです。
隠す範囲を決めて、落ちている枝や紐などで囲いをしておくと、探しやすいし見つからなかった場合も掘り起こしやすいでしょう。兄弟や友人同士で競争すると盛り上がります。
更に、できるだけ雪を上に高く積み上げていく雪つみゲームもお互いに競い合ってできるので盛り上がります。
やり方は簡単で、時間を決めて地面から雪を積んで固めながらどんどん高くしていきます。途中で崩れてしまったら、またやり直します。最後により高く積んだ人が勝ちです。
また、周りの木などを的にして、雪玉を作っていくつ当てられるか競争する的あても楽しめます。空き缶や水に入ったペットボトルを地面やベンチの上などに並べて、雪玉で倒していくやり方もおすすめです。
スリル満点で子供が大はしゃぎする「そり滑り」
近所の土手などに雪が積もれば、そり滑りもできます。ホームセンターやおもちゃ屋などで販売されているプラスティック製のものが一般的ですが、浮き輪のようなタイヤチューブのゴム製や、昔ながらの木製のものなど色々なタイプもあります。
また、数回滑ると破れるかもしれませんが、大きめのスーパーのビニール袋でもそりの代用ができます。できれば、ビニール製の米袋をとっておけば、耐久性にも優れているので破れる心配もなく、大きいのでお尻がはみ出すこともないでしょう。
急な土手などではスピードが結構出ることがあるので、くれぐれも怪我だけはしないように十分注意してあげましょう。
小さな子は「雪に触れる」&「雪おとし遊び」がおすすめ
まだ雪の中を走り回れない、モノづくりにもちょっと早いという小さな子はどうやって遊んだらいいかなと悩むママもいるでしょう。
また雪が初めてだとびっくりしたり、怖がったりする子もいるかもしれません。そんなときは、焦らないで雪を少し手にとって触らせ、雪の感触や冷たさを肌が感じさせてあげるだけでも小さな子にはよい刺激になります。
また、公園の滑り台などに積もった雪を手で払いおとしたり、木の枝を少し引っ張って雪を落とすといったことも楽しい遊びになります。
慣れてきたら、雪の上でお座りしたり、足跡や手型をつけるなどの遊びもおすすめなので試してみましょう。
【番外編】雪を利用してボール蹴りをしながらのアイスクリーム作り
雪を利用してボール蹴りをしながらアイスクリームを作ってみるのも、雪の日ならではの楽しいイベントになるのでおすすめです。
- 蓋がしっかり締まって密閉できる空き缶などの容器1個
- ガムテープ
- 丈夫なスーパーのビニール袋2枚
- 塩
(アイスクリームの材料)
- 卵黄1個
- 生クリーム大さじ2杯
- 砂糖大さじ3杯半
- 牛乳100ミリリットル
※容器はコーヒー豆や粉ミルクの缶、100均の密閉容器や保存用のタッパーなどがおすすめ
【作り方】
- 密閉容器にアイスクリームの材料を全部入れてよくかき混ぜる
- フタをしっかり締めて、容器を横や逆さにしても中身がこぼれないかを確認
- フタと容器の境目をガムテープで3重位に巻く
- ビニール袋に容器を入れて、周りに雪と塩をたっぷり詰め込む
- ビニール袋の口をしっかり縛ってから、もう一枚ビニール袋をかぶせて縛る
- 更に、回りをガムテープでぐるぐる巻きにして補強する
- 大体20分間位ボールのように、容器をひたすら地面で蹴りながら転がす
- 20分後に中を見で、しっかり固まっていればバニラアイスの出来上がり
※ビニール袋には、容器に直接触れる部分に塩を多めに入れるとよく冷えます。
材料の入ったボールを蹴りながら、まだかな?もう少しかな?とアイスクリームの出来上がりをワクワクしながら待つのも子供にとっては楽しいものです。
中の材料を固めるには、ほぼ休みなくボールを雪の上で転し続けることが大事なので、蹴り続けるのはちょっと大変かもしれません。
子供が疲れたら交代してあげたり、蹴るのが辛かったら、親子で相向かいになってボールを転がすだけでもいいので頑張って続けましょう。
20分後に、容器を開ける時がこのイベントで最も盛り上がる瞬間です。始めは液体状だった中身が、固まってアイスクリームになっていれば大成功となり、子供の歓声があがること間違いなし!
早速食べてみるとボールを転し続けて、少し疲れた体にアイスの甘さと冷たさが染みわたるでしょう。何より子供には自分で作り上げたという達成感があり、市販のアイスよりも数倍美味しく感じるかもしれませんね。
雪遊びは暖かく濡れない服装で&子供の体調に気をつけよう
雪は冷たくて陽が出ると溶け易く、軽装で遊んでいるとすぐに体が濡れて冷え、風邪をひいてしまうという子も結構います。
少しだから大丈夫だろうと思っていると、予想以上に子供が雪遊びに熱中し、気づくと体が濡れて冷たくなっていたり、くしゃみをしているなんてこともあります。雪遊びの服装は防寒や防水に優れ、かつ子供が動きやすく疲れにくいものがおすすめです。
また、雪遊びで体調を崩さないように、気をつけたいこともあります。そこで、雪遊びでの服装や注意点などを説明するので、しっかり読んで参考にしましょう。
服装は防寒・防水に優れたカバーオールのスキーウェアがおすすめ
雪遊びをする時は、雪で体が濡れて風邪をひかないように撥水、防水タイプのビニール製のジャンバーやズボンを身につけさせましょう。
できればカバーオールタイプになったスキーウェアだと、雪の上に寝転んでもお腹から雪が入りにくく、冷えにくいのでおすすめです。
インナーは、しっかり防寒しないと体が冷えてしまうので、ヒートテックのシャツの上に温かいフリースを着せたり、ズボンの中に毛糸のパンツなどを履かせましょう。
また、雪遊びは結構運動量が多く、日差しが出てくると体がポカポカして汗をかきます。下着が綿素材だと汗で濡れた時に乾きにくく、汗で体を冷やしてしまいます。
下着はポリエステルなどの化学繊維でできた、速乾性のあるものを身につけさせるようにしましょう。
厚手の靴下や毛糸の帽子、スノーブーツなどの小物も忘れずに!
足には厚手の膝丈位のソックスを履いて、長めのタイツやレギンスをうえから重ねて足が出ないようにしっかり保温しましょう。
手袋は、毛糸や薄手のタイプだと直ぐに雪で濡れてベタベタになってしまい、指先が冷たくなってしまいます。防水加工のある雪遊び専用のものを準備し、指は5本に分かれているタイプのほうが、雪をつかみやすいのでおすすめです。
あとは、頭が冷えないように温める毛糸の帽子も忘れずに用意しましょう。更に雪の上で転倒しても大丈夫なように、すこししっかりとした作りのクッション性のある帽子が好ましいでしょう。
そして、足元は長靴でも大丈夫かな?と思われがちですが、長靴は滑りやすく、防水性には優れてても防寒性はイマイチなので足が冷えてしまいます。
足を冷えから守り、クッション性があって足が疲れにくい雪遊び専用のスノーブーツを準備することをおすすめします。
運動量が多いので休憩をとる&汗をかくのでこまめな水分補給を
雪の中を歩いたり、走り回るだけでも雪の負荷があるので普段よりも足が疲れます。また、重たい雪だるまを運んだり、雪をつめたバケツをひっくり返すなど力を使う場面も増えるので、いつもの遊び以上に体力の消耗が激しいものです。
また、汗をたくさんかくので脱水になる可能性もあります。子供は遊びに夢中になって時間を忘れてしまうので、ママやパパが声をかけて途中で休憩を入れましょう。
お茶で水分補給したり、少し軽めのおやつを持参して糖分補給もしてエネルギーを充電させましょう。疲れた様子を見せたら無理をさせずに、帰宅を促して体を休めるようにしましょう。
子供の意思を尊重しながら、体調管理とケガ予防は忘れずに雪遊びを!
色々な雪をつかった遊び方を紹介してきましたが、特に初めての遊びだと上手に遊べないこともあるでしょう。ママが手を貸して一緒に作っていても気に入らなかったり、ゲームで負けてしまってぐずるといった場面もあるかもしれません。
雪を上手く扱えなくて、もどかしい思いをしているかもしれません。そんな時は叱りつけたり、無理強いをするのではなく子供の意思をできるだけ尊重しながら、見守ってあげましょう。気分を変えるために、違う遊びに切り替えると機嫌が直ることもあります。
ただ、雪の塊を小さな子に向かって投げつけるなど人にケガをさせたり、大きな雪玉をもって高いところに登るなど、逆に自分がケガする可能性があるときは危ないのでやめさせましょう。
また小さい子だと、雪の深いところも入り込んで埋まってしまうこともあるので目を離さないようにしましょう。
そして、雪遊びは思った以上に体力の消耗が激しく、汗をかくと体が冷えて風邪をひくなど体調を崩す場合もあります。時間を決めて遊ばせ、帰宅したら着替えをし、忘れないように手洗いうがいをするなど体調管理にも気をつけてあげましょう。
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