赤ちゃんが急に食事を嫌がったら口内炎かも!原因となる病気は?
子供にしっかり食べさせたい!というのは親なら誰でも思うこと。でも子供ってあんまり食べてくれないこともあるものです。
その理由はいろいろと考えられますが、いつもと違って食欲はありそうなのに口に入れると泣く、熱っぽいなんていう場合には口内炎が原因かもしれません。
口の中にトラブルを起こす病気は意外とたくさんあるんですよね。早く気付いて正しい対処をするために知っておきたいことをご紹介します。
赤ちゃんにも口内炎?
自分の子供が病気にかかって初めて口の中に症状が出る病気があると知る方は少なくないですよね。高い熱が出たり他の部位に発疹が出たりという症状があって病院へ行ってから口内炎に気付くこともあるかもしれません。
痛みがあることで刺激の強いものは食べられず飲めないので脱水の心配もありますね。何かいつもと違うと気になったら口の中をチェックすることも大切なんですね。
ウイルス感染
ではまずウイルスが原因となり口内炎を起こす病気を見ていきましょう。
ヘルパンギーナ
特に4歳以下の子供がかかりやすく夏に流行することの多い病気です。39度以上の高熱とのどの痛みが特徴で嘔吐があることも。
高熱が数日続くことも多いため水分も摂れない状態が続くと脱水が心配です。点滴をしてもらう必要があるかもしれませんので早目に受診するようにしましょう。
夏には保育園でよく流行しますがウイルスをやっつける特効薬はないため、手洗いうがいをしっかりして、栄養の高い食事とたっぷりの睡眠を取らせることで抵抗力をつけておきましょう。
ヘルペス性口内炎
大人でも悩まされる方の多いヘルペス性の口内炎ですが、子供が初めての感染した時には症状が強く出ます。大人になってからの口内炎は子供の時のウイルスが体内に残っていて体力が落ちている時に出てくるものです。
39度近い熱が出ることも多いので、こちらも脱水に十分注意しましょう。抗ウイルス薬を使うことで治すことが出来ますが、受診が遅れるともう既に口内炎は潰れてしまっていて薬を使っても治りは早くならないようです。
手足口病
文字通り手足口に症状が出る主に子供が感染する病気です。園で夏に流行することが多く手のひらや足の裏や甲に水泡が出来ます。
熱はあまり高くならず何日も続くようなこともないことが多いですが、脱水には気をつけましょう。発疹は手足に限らず腕や脚全体に広がってくることもあります。特効薬はなく対症療法になります。
口の中にカビ?!
が口瘡(がこうそう)は口の中で「カンジタ」というカビが繁殖して白い斑点ができてしまう病気。性病の原因となることでカンジタという名前は聞いたことがあるかもしれません。
そんな菌が口の中に…とショックを受けてしまいますが、実はこのカンジタは体の表面や消化管に普通に存在するものなんです。ただそれが多く繁殖してしまうことで悪さをするんですね。
が口瘡は主に赤ちゃんがなる病気ですが、風邪などで体力が落ちていたり不衛生な哺乳瓶を使ったりすることが原因となります。
抗真菌剤を飲み哺乳瓶もしっかり消毒することで数日で治っていきます。長引く、何度も感染するようであれば再度受診して相談してみましょう。
その他の原因によるもの
口内炎ってポツッと一個だけできることも珍しくありませんね。口の内側を噛んでしまった、ビタミン不足など原因がはっきり分からないことが多いものです。
一つだけで他に熱などの症状もない場合は自然に治ることがほとんどですから様子を見るようにします。トマトや柑橘系の果物、しょっぱい物や酸っぱいものは痛いのでほんのり甘くて食べやすいものを食べさせましょう。
安心させてあげて
楽しいはずの食事の時に口の中に痛みがあるというのはとても辛いものです。特にまだ小さい赤ちゃんだと何がなんだか分からないので可哀想ですよね。
薬を使っても症状が良くならない場合も多いですが、イヤだね、辛いね、でも良くなるから大丈夫だよと優しく話しかけてあげることで安心させてあげましょう。
食べない、飲まないからと無理矢理口に入れるようなことをしてしまうことは出来るだけ避けましょう。そして治ってからも「痛いかも…」と食事に対する恐怖心が湧いてしまうことがないように、温かく見守ってあげてくださいね!
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