夏は自然の草花でのびのび遊び!子供の探究心や創造力を刺激
夏は普段の公園遊びの他にも、キャンプやバーベキュー、里山遊びなど外遊びをする機会がぐっと増える季節ですね。
もちろん遊具遊びやスポーツをして楽しむのもいいですが、身近な草花を使って親子で遊んでみてはどうでしょう。
ママにとって懐かしい遊びも、子供にとっては新鮮!親子でたっぷり遊んで自然と仲良くなりましょう。
簡単に遊べる草花遊びをまとめました。
この記事の目次
子供の好奇心を刺激する草花遊び
細長い葉っぱ、丸い葉っぱ、ギザギザの葉っぱ、白っぽい葉っぱ、濃い色の葉っぱ…草の葉一つにも、様々な色や形がありますね。
自然物には全く同じ形というものはありません。
- 「どうしてこの葉っぱはこんな形なのかな?」
- 「どうしてタンポポの綿毛は飛ぶのかな?」
- 「この葉っぱは、振ると音がするぞ!」
- 「いろんな花の色があってきれいだな。」
草花遊びを通じて、子供たちはたくさんの驚きや不思議と出会い、もっと知りたい、もっと遊びたいと探求心や好奇心が刺激されます。
五感をフルに使って自然と親しむことができる草花遊びは、子供たちが自然の豊かさや多様性を知るきっかけになります。
また、繊細な草花を使って遊ぶことは、子供たちの手先の器用さもつながります。
「やさしく触らないと、葉っぱがやぶけちゃう。」子供たちは遊びの中で、失敗や試行錯誤を繰り返し力加減をコントロールすることを覚えていきます。
失敗しても、材料となる草花があるかぎり何度でもチャレンジできるのも草花遊びの魅力です。
アイディアと工夫をこらせば、身の回りの草花が素敵なおもちゃに大変身します。
懐かしの伝承遊びを子供と楽しんでみて!既成おもちゃにはない新鮮さ
草花遊びには、ママやパパが子供の頃よりずっと前から伝わってきた伝承遊びがたくさんあります。
シロツメクサやタンポポなど身近な草花を使った遊びに懐かしさを覚えるママも多いのでは?中にはママも知らなかった遊びもあるかもしれません。
既製品のおもちゃにはない素朴さを草花あそびで楽しみましょう。
気分はお姫様!シロツメクサでアクセサリー作り
シロツメクサは4月~12月にかけて咲く多年草で、道端や畦道、芝生などに見られます。別名クローバーと呼ばれ親しまれていますね。
このシロツメクサを使ったアクセサリー作りを紹介します。
【シロツメクサの指輪】
- シロツメクサを1本使います。
- 指の太さの輪にします。
- 残った茎を輪にくるくる巻き付けて完成です。
【シロツメクサの花冠】
- 長めのシロツメクサを3~4本束にして持ちます。
- その花の下に、新しいシロツメクサを巻き付けます。
- また、さらに下に新しいシロツメクサを巻き付けていきます。
- これを繰り返します。
- 好みの長さになったら、丸めて、初めのシロツメクサの花の根元部分に引っ掛けるようにシロツメクサを巻き付け閉じます。
※長く作ればネックレス、短く作ってブレスレットにしてもいいですね。
シロツメクサの花だけでなく、葉っぱも使ったり、アカツメクサや違う花も使ったりすると素敵なアクセサリーになりますよ。
沢山作って身に着けて、女の子であればお姫様に変身!もきっと喜んでくれますね。
オオバコで引っ張り相撲
オオバコは高地から平地までの野原や道端に自生する多年草で、楕円形か匙のような型の葉っぱをしています。4月~9月にかけて緑色の穂のような花をつけます。
この花の部分を使って、引っ張り相撲をして遊ぶことができます。
【オオバコで引っ張り相撲】
- 花の茎を一人1本ずつ持って、お互いに交差するように絡めます。
- 力を込めて引っ張り合って、茎が切れたほうが負け。
オオバコの葉の根元に爪を立ててちぎると、糸のようなスジが出てきます。
このスジが何本あるか数を競い合ったり、0本なら大凶、1本なら凶、2本なら吉、3本なら中吉、4本以上なら大吉というようにおみくじごっこもできます。
投げて!くっつけて!的当て遊び
草むらを歩いていたら、いつのまにか草の実が洋服にたくさんくっついていた…という経験はありませんか?
草花の中には、洋服や動物の体に付着して、種を拡散させる性質をもつものがあります。代表的な植物を紹介しますので、その特徴を生かして的当て遊びをしましょう。
- ヤエムグラ
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ヤエムグラは道端の雑草としてよく見られる越年草で、茎に節があり、節ごとに8枚の葉っぱがついています。茎には毛のような棘があって、それが衣服につきます。
- オナモミ
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オナモミはキク科の一年草で日本各地に分布し、道端や空き地などに生えています。8月~10月にかけて花を咲かせ、その後に、トゲトゲした実をつけます。
1人が的になって、その人の洋服をめがけて投げたり、タオルやハンカチなどをつるして、それに向かって投げたりして遊びましょう。ただし、オナモミはヤエムグラよりも実は固く、チクチクしているので目に入ると危険です。顔に向かって投げないよう注意しましょう。
草花で楽器が作れちゃう!鳴らして遊ぼう
草花の中には、振ると音が鳴ったり、笛のように吹いたりして遊べるものがあります。鳴らすのにコツのいるものもありますが、上手に音が出るととても楽しいですよ。
- 【ナズナのマラカス】
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多くは2月~6月にかけて、田んぼや畦道、道端などに生えるナズナ。別名ぺんぺん草やシャミセン草とも呼ばれています。
- ハートの形をした実の部分を切れない程度に下に向かって引っ張りブラブラした状態にします。
- 耳元で振ると実がぶつかり合あってシャラシャラとささやかな音が聞こえます。
- 【タンポポの茎笛】
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春の花として有名なタンポポですが、身の回りに咲く多くのセイヨウタンポポは3月~10月が開花時期で、長く楽しめる花です。タンポポの茎では、笛が作れます。
- タンポポの茎を4cm~6cmくらいに切り取ります。
- どちらか片方を軽くつぶします。
- つぶした方をできるだけ深く口に加え、吹きます。
タンポポの茎に亀裂が入ると上手く音が出ません。タンポポはハサミを使って切り取るか、指でちぎるように両端を引っ張るときれいに切りとることができます。
- 【カラスノエンドウの実笛】
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3月~6月に花を咲かせ、その後実をつけるマメ科の植物。道端などに生えていて、その実は食べることもできるそうです。実を使った笛が作れることからピーピー豆とも呼ばれています。
- なるべく太った実を選んで採ります。
- ヘタの所から背中側の筋を取ります。(サヤエンドウの筋を取る要領。)
- 筋を取った側から中を開いて、豆を全部取り出します。
- 中の筋も指でしごく様にしてキレイに取ります。
- 豆のヘタがあった端を斜めに数ミリ程度切り取ります。
- 開いている側を上にして、ヘタと反対側を深くくわえて吹きます。
- 【笹笛】
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笹は竹に似た植物で、山地の他にも河川周辺や道端にもよく生えています。笹の葉には防腐効果があるのでちまきなど料理を包むのにも使われていますね。
- 笹の葉の先端にある笹の葉っぱの赤ちゃんを引っ張って採ります。
- ぐるぐる巻かれている状態の葉っぱの赤ちゃんを静かに広げます。
- 一番中心になっていた部分を一筋切り取ります。
- 再び元のように巻きます。
- 太い方(葉の根元の方)を口にくわえて吹きます。
上手に回るかな?くるくる風車作り
いろいろな植物の形の特徴を生かして、風に回る風車を作ることができます。
- 【タンポポの風車】
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- タンポポの茎を4cm~5cm程度切り取ります。
- 茎の両端に4~5本切り込みを入れます。
- しばらく水につけておきます。
- 切り込みの部分が外側にむかってクルンと丸まったら出来上がり。
- 串か細い棒などに通して、息を吹きかけ回して遊びます。
小川など水の流れのある所に沈めると水車のように回ります。
- 【コスモスのプロペラ】
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- コスモスの花の下10cmくらいの所で切り取ります。
- 花びらを指で引っ張り、1枚おきに取っていきます。
- 対角線上に4枚の花びらが残ります。
- 手を放すとクルクル回りながら落ちていきます。
- 上手く回らない時は、花びらを4枚とも同じ向きにねじってみましょう。
水辺で遊ぶなら!笹船づくり
小川など流れのある水辺で遊ぶなら、ぜひ笹船を作って流してみましょう。花などを乗せて流してもいいですし、親子で作って、誰の船が早いか競争しても楽しめます。
【笹舟の作り方】
- 笹の葉を1枚採ります。
- 笹の葉を縦に置き、上の葉の先端部分を手前に折ります。
- 折った部分に二か所切り込みを入れます。
- 切り込みに挟まれた中心の部分を残して、左側を右側の輪になっている部分に通します。
- 葉の反対側(下の部分)も同様にすると完成です。
不思議に釘づけ!科学のはじまりにふれる草花遊び
さまざまな草花の特徴に触れることで「どうしてこうなるのかな?」と、子供たちは多くの疑問を抱くと思います。
それは、科学のはじまりに触れる貴重な体験です。
ここでは、子供たちが驚いたり、興味をもったりするような、科学的な草花遊びを紹介します。
生物学のはじまり~触っただけで弾けちゃう!びっくり草花
草花の中には軽く触れただけで、弾けるように種を飛ばす特徴をもつ植物があります。
クラッカーやびっくり箱のように飛び散る様子に、きっと子供ならドキドキわくわくすることでしょう。
代表的な草花を紹介します。
- カタバミ
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ハートのクローバーのような形をした葉に黄色い花をつけます。空き地や道端など多くの場所で見られます。
春から秋にかけて花を咲かせて、その後、円柱状の実をつけ、実が成熟すると、軽く触れただけで赤い種を飛ばします。
- ゲンノショウコ
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7月~10月にかけて、白、赤、紫などの丸い5枚の花弁の花を咲かせる多年草で、草地や道端などで見られます。
花の後にできる実は、熟すと下の部分が裂けて、くるんとひっくり返るような形になって5つの種を飛ばします。
- ツリフネソウ
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帆掛け船をつり下げたような袋状の花の形から名づけられました。多くは紫色の花で、ギザギザした楕円形の葉っぱをしている野草です。
低山や山地の日陰や水辺など湿った所に多く見られます。
8月~10月に花を咲かせ、その後、緑色の実をつけ、熟すと飛び散ります。飛び散ったあとの実はクルクルねじれて面白い形になります。
- ホウセンカ
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7月~9月に咲くツリフネソウ科の植物で、白、ピンク、赤、紫など色々な花の色があり、実は熟すと飛び散ります。
花を爪にこすりつけて染めるマニュキア遊びもできる植物です。
これらの草花は、種をより遠くに飛ばして、自分の子孫を広範囲に残そうとしています。
これについて子供に「どうしてこんな風に種が飛ぶんだと思う?」と聞いてみて!子供らしいおもしろい解答が返ってくるかもしれません。
力学のはじまり~まるで毛虫みたい!動かしてみようエノコログサ
ネコジャラシとも言われるエノコログサ。その姿はまるで毛虫のようですね。
穂の向きを利用して、本物の毛虫のように動かすことができます。お子さんと一緒にやってみてください。盛り上がること間違いなしです。
【簡単!エノコログサで毛虫に見せかける方法】
- 穂先の部分を切り取ります。
- 逆さまに優しく力を入れたり緩めたりして握ります。
- すると、本物の毛虫のように動いて掌から出てきます。
穂先を反対にすると、今度は掌の穴に入っていきます。
化学のはじまり~10円玉がピカピカに!カタバミの不思議
弾ける草花として紹介したカタバミの葉や茎には、シュウ酸水素ナトリウムなどの水溶性シュウ酸塩やクエン酸などが含まれています。
この特徴を生かして、カタバミの葉で10円玉磨きをしてみましょう。
【シュウ酸やクエン酸でピカピカな硬貨を見せてあげて】
- 黒くなった10円を用意する。
- 10円玉をカタバミの葉っぱでこする。
- 葉っぱは柔らかいので、何枚か使ってよくこする。
- ちり紙で葉の汁などを拭き取ると、新品の10円のようにピカピカに!
化学のはじまり~まるでジュースみたい!朝顔で変身色水づくり!
夏の代表的な花、朝顔は7月~10月に花を咲かせます。もし、お家で育てているなら、その花を使った色水遊びができます。
【朝顔で色水遊び】
- 花を摘み取ります。
- ポリ袋に花と水を入れて、よく揉みます。
- こい色水になったら出来上がり。
- レモン汁などの酸性のものを入れると色水がピンクになります。
- 逆に、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性のものを入れると、青色に変わります。
朝顔にはポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれているため、まわりのphによって色が変化するのです。
ちぎって!くっつけて!組み合わせて!創作遊びを楽しもう
葉っぱのいろいろな形を生かして、創作遊びを楽しみましょう。葉っぱの特徴を捉えることで観察力が身に付きますし、じっくり作品を創ることで集中力もUPします!
葉っぱを組み合わせてお面を作ろう
フキやイタドリ、ホウノキなど顔が隠れるくらい大きな葉っぱを見つけたら、お面を作ってみましょう。
【草木でお面の作り方】
- 大きめの葉っぱを1枚用意します。
- 目の部分をちぎって切り取ります。
- 他の草花を差し込んで、飾りをつけます。
- 顔に当てて遊びます。
お面づくりが完成したら、今度は目隠しをして、葉っぱの目や鼻のパーツを並び替える「福笑い」遊びをしても楽しいですよ。
葉っぱだけでなく、石や砂、枝など他の自然素材も一緒に組み合わせて工夫すると遊びの幅も広がります。
シールをプラスすれば遊びが広がる
葉っぱの形をよく見てみましょう。創造力を働かせて…何かに似ているなと思いませんか。
100円ショップなどで売っている、丸いカラーシールと葉っぱを組み合わせて動物や車などに変身させてみましょう。
【葉っぱとシールで物に見立てる方法】
- 好きな形の葉っぱを用意する。
- 丸いシールで目をつけたり、耳をつけたり、タイヤにしたりする。
- 窓ガラスなどにセロテープで貼り付けて飾ると可愛いです。
どんな形がみえてくるかな?葉っぱのこすりだし
いろいろな形の葉っぱを見つけたら、クレヨンや色鉛筆でこすりだしをしてみましょう。
「ギザギザしているよ。」「何だかスジがいっぱいあるな。」こすりだしてみることで、新しい発見があるはずです。
【葉っぱのこすりだし】
- コピー用紙などの白い紙とクレヨンや色鉛筆を用意します。
- 下敷きの上に葉っぱを乗せて、上に白い紙をかぶせます。
- 白い紙の上からクレヨンなどでこすると、葉っぱの形が出てきます。
- 色々な形をこすりだしたら、ハサミで切り取って飾ったり、貼り合わせて工作してみましょう。
遊んで捨てるだけじゃもったいない。飾って楽しもう
たくさん遊んだ草花。最後に捨てるだけではもったいないですよね。たとえ雑草でも、飾ってみるとかわいいインテリアになります。
摘み取るだけでなく最後まで飾って楽しむことは、生き物を大切にする姿勢を子供に伝えることにも繋がりますね。
気分は花嫁さん!雑草のブーケ
子供はお花摘みが大好きです。タンポポやシロツメクサなど摘み取るだけで楽しいものです。
子供がたくさん草花を摘んできたら、ブーケのようにまとめてあげましょう。お花屋さんや花嫁さん気分で盛り上がれます。
【雑草ブーケの作り】
- 雑草などの草花をひとまとめにします。
- まわりをフキなどの大きな葉っぱでくるむようにします。
- エノコログサなどの茎で根元をしばって、リボンのように結びます。
そのままコップなどに入れて飾ってもかわいいですよ。
飾り方に一工夫!食器や空き瓶を使って
お花を摘んできたからといって、わざわざ花瓶などを用意する必要はありません。
食器や、空き瓶、空のペットボトルなどで十分代用できます。
草丈の短い雑草は、空き瓶などの方が収まりがよく、可愛く飾ることができます。ぜひ、お子さんと一緒に飾ってみましょう。
たくさん遊んでクタッと元気がなくなったお花は、花の部分のみをハサミで切り取って、水を張った広口の食器などに浮かべてあげると、水を吸って元気を取り戻します。
数種類の花や葉っぱを浮かべると素敵ですよ。
子供と草花遊びをする際の注意点!ケガなどに繋がる危険ポイント
楽しい草花遊びですが、野外活動は気をつけないと思わぬケガにつながることがあります。
毒や棘のある草・害虫には気をつけよう
草花の中には、毒のあるものや棘のある植物、近づいただけでもかぶれる植物もあります。子供が遊びの中でさわったり、口に含んだりすることのないよう気をつけましょう。
- ウルシ・ハゼノキ
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触ったり近づいたりするとかぶれることのある植物です。羽状複葉(羽のような形に複数の葉っぱがついています。)が特徴で、野山の草木の中でもいち早く紅葉します。
赤くなった葉がきれいだからと言って、決して触らないようにしましょう。
- スイセン・スズラン・アジサイ
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庭や花壇などで育てている方も多いかもしれませんが、これらの植物にはどれも毒が含まれています。スイセンの葉っぱはニラと似ているので注意が必要です。
その他にも、毒を含んだ植物は多いので、むやみに口に含むのは止めさせましょう。
- イバラ・ススキ
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幹や枝に棘が多いイバラは、日本各地の山野に多く自生しています。ススキはお月見などで飾ったりとなじみのある植物ですが、葉っぱの縁にはギザギザした棘がついていて、手を切ったりすることもあります。
草むらには、蚊やアブ・ブヨ、ハチなど刺されると危険な虫もいますし、蛾の幼虫の中には、触るとかぶれる毛虫もいます。さらには、ヘビやムカデなどに遭遇することも。
虫よけスプレーをしたり、長袖・長ズボンなど手足が隠れる格好をするなど工夫し、むやみに草むらに入らないように、ヘビなどを見かけても触らないようにしましょう。
特にスズメバチを見かけたら、静かに低い姿勢になってその場を離れるようにしましょう。大声で叫んだり、手で払いのけたりすると逆にハチを興奮させ、攻撃されることもあります。
ハチは黒い物を狙う性質がありますので、森や山に行く際には、黒い服をさけ、頭は帽子をかぶるなどして保護しましょう。
マナーを守って遊びましょう
子供が小さいうちは雑草と花壇に植えられている草花の違いが理解できません。
他のお宅の庭の草花や公共の花壇の花などは勝手に摘んだりしないよう「ここのお花は大切に育てている人がいるからとっちゃダメよ。」などと声がけして教えてあげましょう。
また、遊び終わった草花を歩道や道路先に散らかしたりしないようにも教えてあげましょう。遊び終わったら、片付けるのはおもちゃも自然の草花も同じです。
「道路はみんなが歩くところで、きれいに使わないといけないから片付けようね。」などと声がけするといいですね。
景色・景観を汚さないような心配りをしましょう。
草花遊びにあると便利なアイテム
草花遊びをするときに、必ず準備したほうが良いもの、あると便利な道具を紹介します。
- 虫よけスプレー
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虫刺され予防に必ず準備したほうが良いでしょう。スプレータイプの他に、クリーム状の塗れるものや、腕にはめるだけの虫よけリングなどもあります。
お子さんの年齢に合わせて、良いものを選びましょう。特に、お子さんが小さい場合は、ハーブを使用した口に入っても大丈夫なものが安心です。
- 絆創膏
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草の縁で指を切ることもあります。準備しておくと安心ですね。水遊びもする場合は、防水タイプの絆創膏があるといいです。
- はさみ
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手で摘み取るのが難しい硬い草などを切ったり、工作するのにあると便利です。子供が持ち歩く場合は、キャップつきのものだと、思わぬケガ防止に安心ですね。
ただし、キャップの紛失には注意しましょう。
- 小さいバケツ
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雑草は摘み取るとすぐにしおれてしまいます。特に飾って楽しみたい時は少しだけ水を入れたバケツを準備しておくと、生き生きした状態で家まで持ち帰れます。
ペットボトルを半分くらいに切って、縁にテープを張り、穴をあけて針金や紐を通すとミニバケツが簡単につくれます。
ママが楽しむ姿を見せるのが、自然と仲良くなる近道!
小さいうちから自然と親しんで遊ぶためには、その橋渡しをする役をママが担ってあげることが大切です。
草花の名前や特徴、遊び方を教えてもらうことで、子供たちはさらに楽しく生き生きと遊ぶことができます。
まずは、ママ自身も童心に帰って楽しんでみましょう。ママと一緒に楽しく遊んだ経験が、自然に親しみ、自然を大切にする心を育みます。
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さいらんさん
最近学校の校庭にお花がいっぱい咲いているので遊んでみたいと思います!ありがとうございます😊